ベース初心者の多くは、教室などに通わず独学で練習しようと考えているでしょう。
そんな時には、一人でも練習方法や音楽理論を学べるように教則本を使うのがおすすめです。
しかし、世の中にはたくさんの教則本が売られており、どれを買えばいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ココがおすすめ
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ベースの教則本の使い方
単に教則本といっても、使い方によってベースの上達の早さは変わります。
最大限ベースを楽しむためには、効率的に練習することが重要です。
ベースの教則本の正しい使い方を知って、練習に活かしていきましょう。
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正しい基礎や基本を身につける
ベースはバンドの低音とリズムを担当し、バンドサウンドの要となります。
ベースが上手いだけで自然とバンド全体が上手く聴こえる程、重要な役割を担っています。
他の楽器ををしっかりと支えるために、確かなリズムキープや音色の向上など、基本、基礎をしっかりと身につけましょう。
読んだだけで満足して終わらない
教則本はとてもためになりますが、もちろんただ読んだだけでは上達しません。
本を読んでベースの弾き方や知識が頭に入ると、練習しなくてもベースを弾けた気になってしまう人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
教則本の練習フレーズなどを参考に、地道な練習を毎日少しずつ繰り返しましょう。
何度も読んで復習する
教則本の内容をしっかりと理解するためには、何度も読んで繰り返し復習することも重要です。
一度読んだだけではどうしても見落としてしまう部分もあり、教則本の細かい部分まではなかなか習得できません。
ある程度ベースを練習した後でも、改めて教則本を読むと新たな発見があります。
一度で満足せず、同じ教則本を何度も読んで練習しましょう。
インターネットの動画も活用する
教則本に加えて、インターネットの教則動画なども参考にしながら練習しましょう。
YouTubeなど、動画サイトには無料のベースレッスン動画がたくさんあります。
動画を見ることで教則本の文章だけではわかりづらいポイントを理解しやすくなります。
ただし、動画サイトには素人からプロまで様々な人がいるので、プロのミュージシャンやベース講師など信用できる投稿者の動画がおすすめです。
ベース初心者向けの入門書
初心者向けのベース入門書には様々あります。
ベースの基本的な知識や、練習法を幅広く扱っているもの、練習曲を多数収録しているものなどから、自分に合った本を選びましょう。
ここでは、色々なタイプのおすすめのベース入門書を紹介します。
これからはじめる!!エレキ・ベース入門
ベースを始めたての人におすすめな入門書で、もっとも売れている教則本です。
CD・DVD付きで、本だけではわかりづらいフォームや音色をわかりやすく解説しています。
この本は完全な初心者向けですが、この教則本には続編があります。
ある程度練習しベース中級者を目指したい方には、続編の「これからはじめる!エレキ・ベース入門 evolution」がおすすめです。
DVD+CD付 これからはじめる!! エレキ・ベース入門 Evolution (~これだけは知っておきたい すべてが見て・...
1週間で完全習得!ウォーキングベース超入門
この本はベースが担当するフレーズやリズムの組立てについて、初心者向けに詳しく説明しています。
初心者の方がコード譜を見ても、ベーシストがどのように弾くべきかいまいちわからないこともあるでしょう。
そんな人も、この本を読めばコードの構成音を重要度別に分けたりその中からベースが弾くべき音、ベースラインを作ったりできるようになります。
オリジナル曲を作る場合や、フレーズの引き出しを増やしたい人にもおすすめの入門書です。
ベース基礎トレ365日
リットーミュージック出版のこの教則本は、ベースの基礎トレーニングをたくさん紹介しています。
ベースを始めたての時から、少しづつ難易度を上げて練習できます。
毎日違った練習フレーズが登場するため、飽きずに練習できます。
また、一つ一つのフレーズが短いので、空いた時間にサクッと練習できる点も魅力です。
仕事や学校などで忙しく、毎日まとまった練習時間が取れない人は、この本を買ってスキマ時間に少しづつ練習してみてはいかがでしょう。
エレキベースの教科書
CDとDVD付で、スマホにも対応している動画もある、初心者にとってとても嬉しい入門書です。
前ページオールカラーでわかりやすく、動画も演奏する人の目線でとてもわかりやすいです。
基本的なベースの弾き方からエフェクターの知識まで幅広く網羅しているので、右も左もわからないベース入門者にぴったりです。
音楽理論のおすすめ本
ベースを練習するときはフォームや技術を学ぶことも重要ですが、同時に音楽理論も学んでおくと練習効率が上がります。
なぜなら、オリジナル曲を作るときのアレンジにはもちろん、耳コピやソロフレーズ作りに役立つからです。
音楽理論は奥深く難しいところもあるので、初めは初心者向けに解説された本がおすすめです。
マンガでわかる!音楽理論
音楽理論といっても、何から学べばいいかわからない…という人におすすめの教則本です。
漫画なので初心者でもとっつきやすく、楽しく勉強することができます。
この本で初歩的な知識をつけておけば、後にさらに踏み込んだ音楽理論を勉強するときにも役に立ちます。
ギター・マガジン 最後まで読み通せる音楽理論の本
音楽理論を解説した本ですが、CD付なので実際に音を聴きながら理論を学ぶことができます。
手書きのような親しみやすい絵とともに、基礎の基礎を徹底的に解説しています。
初心者向けの本なので、省略されがちな細かい部分までしっかりと説明されているのも魅力です。
最後まで読み通せるジャズ理論の本
初心者向けの音楽理論入門書の中でも、ジャズに特化して解説している本です。
ジャズといえば難しそうなイメージですが、CD付きなのでわかりやすく、初心者でも理解できるよう書かれています。
ジャズが良くわからないけれど触れてみたいという人は、これを読んでジャズベースに挑戦してみてくださいね。
究極の歌うベースラインネタ帳
この本は、その名の通り様々なベースラインを紹介しています。
初心者向けの音楽理論を学んだら、実際に使えるベースラインの引き出しを増やすのも重要です。
基礎的なベースラインに飽きてきた人は、この本に載っているベースラインを参考にしながら、印象的なフレーズを作ってみるのもいいかもしれません。
なるほどベース理論ゼミナール
「ゼミナール」の名の通り、音楽理論を会話形式で楽しく学ぶことができます。
講師、中級者、初心者の3人が登場するので、音楽理論を学び始めたばかりの人だけでなく、ある程度音楽理論を学んだ人にもおすすめです。
音楽理論書の中でもベースに特化しているため、練習に挫折したらこの本を読んでリズムやコードをもう一度しっかりと学びなおしましょう。
スラップのおすすめ教則本
「派手なスラップがかっこいい!」と思ってベースを始めた人も多いのではないでしょうか。
基本的には、縁の下の力持ちのことが多いベースが目立てるスラップは、ベーシストなら誰もが憧れるテクニックです。
初心者でもかっこよく弾けるように、ベースのスラップの練習に効果的な教則本を紹介します。
はじめてのスラップベース
DVD&CDでよくわかる! はじめてのスラップ・ベース (DVD、CD付) (ベース・マガジン レベルUPコース)
スラップの様々なテクニックを、写真を使ってわかりやすく紹介しています。
RADWIMPSやレッチリなど、プロの有名ベーシストのスコアも収録されているため、初心者から中級者までためになる教則本です。
スラップの引き出し271
スラップのフレーズがたくさん収録されている教則本です。
この本に載っているフレーズは、リズムやテクニック、音使いなど様々な面でスラップの引き出しを増やしてくれます。
プロ風の手癖やスラップフレーズも紹介しているので、よりプロに近いスラップをしてみたい人にもおすすめです。
スラップ・ベーススパルタ合宿
その名の通りスラップベースをスパルタで鍛えてくれる教則本です。
スラップの教則本の中ではかなり難易度が高いので、初心者には難しいかもしれません。
しかし、上のレベルに挑戦したい、自分を追い込みたいと思うなら、あえてこのスパルタな本を買うのも良いでしょう。
有名なベーシストのフレーズを細かく分析したり、超絶なフレーズまで収録されていたりと、内容が満載のこの教則本。
中級者から上級者にとっても満足できる一冊です。
スラップ・スタイル
とにかくスラップのテクニックを細かく解説している教則本です。
「これさえあれば他のスラップの教則本はいらない」といってもいいほど、スラップについての内容が詰まっています。
有名ベーシストのスラップスタイルの解説などもあるので、好きなベーシストになりきることもできます。
CDも2枚組で付属しているので、本だけではわからない部分は、実際に音を聴きながら練習するのがおすすめです。
教則本を読んだだけでは上達しない!教則本で得た知識は練習で活用しよう
今回紹介したベースの教則本は、初心者でも挑戦しやすいようにわかりやすく解説してくれています。
しかし、教則本をただ読んだだけではもちろんベースは上達しません。
教則本をしっかりと読んで、付録のCDや動画サイトも活用しつつ楽しくベースを練習すれば、独学でも自然と上達していくでしょう。
何度も根気強く練習し、時には教則本も復習しながら、頼れるベーシストを目指してくださいね。
この記事のまとめ!
- 教則本を活用すれば正しい知識を学べるが、読むだけでは上達しない
- 教則本を何度も復習し、動画サイトも上手く使えば効率的に上達する
- ベース入門書にも、スタンダードなものやフレーズ集など様々
- ベースを練習するなら、同時に音楽理論も学ぼう
- スラップに特化した教則本もある。易しいものからスパルタなものまで様々