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【入門編】ダイアトニックコードの役割とは?覚え方や定番のコード進行を紹介! 2021年3月

2021年2月4日

ダイアトニックコード

作曲やアドリブなどの音楽理論を学んでみたいけど、分からない言葉が多くて悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

その中でもコード理論の基本であるダイアトニックコードは、コツや仕組みを理解するまでが大変なので挫折する人も多いです。

Live編集部
この記事では、ダイアトニックコードの役割や仕組み、覚え方を紹介します。

 

ダイアトニックコードとは

ダイアトニックコードとはポップスやロック、ジャズなどを含めたポピュラー音楽と呼ばれる音楽に使用される音楽理論です。

代理コードや転調などの応用理論と違い複雑な響きはありませんが、ダイアトニックコードだけでも十分に素敵な曲が作れます。

ダイアトニックコードの概要や見つけ方、コードの成り立ちについて紹介するので、コードを深く知りたい人は参考にしてみてくださいね。

 

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キーとダイアトニックスケール

キー ダイアトニックスケール

ダイアトニックコードは、キーの主音を出発点としたダイアトニックスケールから作られるコードです。

キーとは主音、もっとも安定する音を表したもので、ダイアトニックスケールは主音から決められた間隔で並べられた「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の音階を指します。

Cメジャーキー(ハ長調)の場合には、ダイアトニックスケールはCメジャースケールと同じ「C・D・E・F・G・A・B・C」となりますよ。

このダイアトニックスケールの各音に、ルールに沿った音を2~3個積み上げ、コードを作るとダイアトニックコードの完成です。

 

トライアド(3和音)

トライアドは3つの音から成り立つコードです。

CやDmなどアルファベットのみで表記されるコードで、Bm(♭5)という5度が半音下がった特殊なトライアド以外は、右側に数字は記載されません。

コード音は、

  • ベース音を表す1度(ルート)
  • 音の明るさに影響する3度
  • コードに力強さを与える5度

の3音構成です。

「度」は音の距離を表す単位で、音同士の関係やコード内の音の役割を表す時に使われます。

トライアドはコードの最小単位と言われており、サウンドもシンプルで使いやすいコードなので、まずはトライアドのダイアトニックコードから覚えるのが良いでしょう。

 

例:Cメジャーの場合

Key=C ファ
コード名 C Dm Em F G Am Bm(♭5)
音階位置 Ⅱm Ⅲm Ⅵm Ⅶm(♭5)

Cメジャーの場合

トライアドはダイアトニックスケールの各音をベースに、同じスケール内の音を3度ずつ積み上げて作られます

ポイント

  1. ドの音はCメジャーコードのベース音になる。
  2. 次に「ド(1)レ(2)ミ(3)」で数えた3番目のミの音に。
  3. その上にミから「ミ(1)ファ(2)ソ(3)」と数えて3番目のソを積むとCのトライアドの完成。

他のコードも同じ方法で作られますが、ミとファ、シとドの間は半音なので、

  • DやE、A⇨3度が半音低いマイナーコード
  • B⇨3度と5度がフラットしたマイナーフラットファイブコード

になります。

 

セブンス(4和音)

セブンス 4和音

セブンスコードは、トライアドに7度の音を積み上げて作った4和音です。

トライアドよりも深みのある響きで、ポップスやジャズでよく使われます。

作り方はトライアドと同じで、5度から3つ数えた音を積むとセブンスコードの完成です。

  • ⅠとⅣのコード⇨ベース音より半音低い長7度
  • Ⅱm・Ⅲm・Ⅴ・Ⅵm・Ⅶm(♭5)⇨ベース音よりも1音低い短7度

がそれぞれ積まれます。

キーCメジャーを当てはめると、CMaj7、Dm7、Em7、FMaj7、G7、Am7、Bm7(♭5)となりますよ。

 

ダイアトニックコードの役割

ダイアトニックコード 役割

ダイアトニックコードには、各コードごとに役割が決まっています

この役割を生かして作られるのがコード進行で、コードの使い方次第で曲の雰囲気が大きく変わるのです。

コードの役割は単体で鳴らすよりも、他のコードと交互に鳴らしたり組み合わせた方が分かりやすいので、ギターやピアノなどのコード楽器を使いながら学ぶと良いですよ。

ダイアトニックコードの役割や基本的なコード進行、関連する用語を紹介するので、コードを深く知りたい人は参考にしてくださいね。

 

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スリーコード

音階位置がⅠとⅣ、Ⅴの3つのコードは、ダイアトニックコードの中で重要な働きを持っているのです。

スリーコード(主要三和音)と呼ばれ、それぞれが個性的な響きや役割があります。

ブルースやロックの名曲にはスリーコードだけで作られた曲もあるので、シンプルながらも奥が深いコードです。

全てのコード理論の基本となる部分でもあるので、コード進行を深く学びたい人はスリーコードを覚えることからはじめてみましょう。

 

トニック:T

トニックは主音を表す言葉であり、主音をベース音に作られたコードがトニックコードです。

英語の「Tonic」をカタカナ表記したもので、頭文字を取って「T」のみで記載されることもあります。

スリーコードではⅠメジャーⅠMaj7が当てはまるため、CメジャーキーではCやCMaj7がトニックコードとなるのです。

コード進行のはじめや最後など、落ち着きが欲しい場面で使われるケースが多く、曲中で長く伸ばしても違和感がありません。

 

ドミナント:D

ドミナントは主音の完全5度上にある音で、ドミナント音をベースにして作られたコードをドミナントコードと呼びます。

ドミナントコードは不安定で、トニックに帰ろうとする響きが特徴です。

スリーコード上ではⅤやⅤ7が該当し、キーがCの場合にはG、またはG7となります。

Gコードだけでも雰囲気は出せますが、3度のシと7度のファが不安定な響き方をする4和音のG7を使うとさらに不安定になり、トニックに帰ろうとする響きが強くなりますよ。

 

サブドミナント:SD

主音の完全5度下にある音が、サブドミナント(下属音)です。

Ⅰから見るとⅣの音が該当し、Ⅳの音をベースに積み上げられたメジャーコード、メジャーセブンスコードがサブドミナントとなります。

キーがCメジャーの場合にはFコードFメジャーセブンスコードがサブドミナントコードです。

浮遊感のある、少し不安定な響きが特徴なので、

  • トニックに向かってゆるやかに進行させたい時
  • 段階的に不安定にさせてドミナントを際立たせたい時

に使うのが良いでしょう。

 

カデンツ

カデンツ(ケーデンス)はコード進行の最小単位で、コードの展開からトニックへの解決までを表した言葉です。

2小節から4小節ほどの長さのものが多く、楽曲のコード進行はカデンツを組み合わせて作られています。

ダイアトニックコードを使ったシンプルなものから、理論を応用した複雑なカデンツまで数多くあるので、コード理論のなかでも奥深く楽しい分野ですよ。

 

定番のコード進行例:Cメジャーの場合

カデンツを使いこなすには、まず定番のコード進行を覚えるところからはじめましょう。

基本形には

  • 「T→D→T」で解決するシンプルな進行
  • 「T→SD→D→T」のストーリー性のある進行
  • 「T→SD→T」の浮遊感のある進行

の3種類があります。

キーがCメジャーの場合だと最初の進行が「C→G→C」、次の進行が「C→F→G→C」、浮遊感のある進行が「C→F→C」です。

基本形に慣れてきたらトニックの役割を持つ

  • ⅥmやⅢm
  • サブドミナントの機能を持つⅡm
  • ドミナントのⅦm7(♭5)

などを使って色々な進行を作ってみましょう。

 

ダイアトニックコードの覚え方

ダイアトニックコードの仕組みは分かったけど、覚えられるか不安という人も多いのではないでしょうか?

丸暗記する方法もありますが、スケールや音の位置と関連付けながら覚えていくと記憶に残りやすく、応用する時にも役立ちますよ。

コードやスケールの成り立ちが一緒に学べる、ダイアトニックコードのおすすめの覚え方を紹介します

 

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キーからメジャースケールを割り出す(キー=E)

ダイアトニックコードはスケールを元に作られたコードなので、キーやメジャースケールから割り出す方法がおすすめです。

12音のうち7音をルールに沿って並べた音階がメジャースケールであり、キーが違っていてもルールと音の間隔は変わりません。

キーを表すアルファベットを鍵盤のドの位置に当てはめ、ルール通りに調節すると正確なメジャースケールが作れるので、C以外のメジャーキーを使って練習してみましょう。

 

一番目の音から並べる

E 音

メジャースケールを割り出すために、まず主音であるEの音を鍵盤に当てはめましょう。

メジャースケールは1オクターブを7つに分けた音なので、オクターブ上のEまでを記載しておくと良いですよ。

 

Cメジャースケール

Cメジャースケールをイメージしながら、#や♭をつけずに音を埋めます

この時に

  • 「次の音は1音なのか?」
  • 「半音なのか?」

を考えながら黒鍵、白鍵に割り当てましょう。

上記の図では、DとEが1音の幅になっていますが、次のステップで修正するのでそのままで大丈夫です。

 

F#

主音のE音から始めて、次の音と1音の間隔になるようにF#とします。

F#の音から1音の間隔になるように次の音をG#と、全ての音が白鍵の上に来るように調節しましょう。

このように、主音のEから1オクターブ上のEまで全音(1音)、全音、半音、全音、全音、全音、半音の関係になるように#をつけるとEメジャースケールの完成です。

また、キーがEメジャーの楽譜を持っている人は

  • ト音記号の横に付いている#の個数
  • 付いている音階

を確認すると答え合わせができますよ。

 

マイナーコードを確認する

Eメジャースケールが完成したら、マイナーコードを確認してコードのパターンを把握しましょう。

各音に位置を表すローマ数字を振り、

  • Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ⇨マイナーコード
  • ⇨マイナーフラットファイブコードにします。

キーが変わってもマイナーコードの位置、音の間隔などは一緒なので、ローマ数字表記に慣れていると簡単にマイナーコードが見つけられますよ。

 

ダイアトニックコードに変換する

ローマ数字に変換したものに各音のアルファベットを当てはめると、ダイアトニックコードが完成です。

  • キーがE⇨E、F#m、G#m、A、B、C#m、 D#m(♭5)
  • 4和音にする⇨EMaj7、F#m7、AMaj7、B7、C#m7、 D#m7(♭5)

になります。

4和音の時はドミナントの役割を持つⅤだけが短7度のドミナントセブンスコードになるので、コードに変換する時は気をつけてくださいね。

 

ダイアトニックコードの一覧表

ダイアトニックコード 一覧表

ここで紹介する一覧表は、

  • 素早くキーを知りたい時
  • 自分好みのキーを探す時

に便利なのでぜひ使ってみてください。

Key
C C Dm Em F G Am Bm(♭5)
D D Em F#m G A Bm C#m(♭5)
E E F#m G#m A B C#m D#m(♭5)
F F Gm Am B♭ C Dm Em(♭5)
G G Am Bm C D Em F#m(♭5)
A A Bm C#m D E F#m G#m(♭5)
B B C#m D#m E F# G#m A#m(♭5)

表には音の位置や役割を表すローマ数字ローマ数字に対応するダイアトニックコードが各キーごとに記載されています。

#の位置や数は楽譜のト音記号、ヘ音記号の横に付いているものと同じなので、演奏する曲のキーを知りたい時にも便利ですよ。

 

ダイアトニックコードを使えばコード進行が分かる!まずはメジャースケールから理解しよう

ダイアトニックコードの仕組みや役割が分かると、好きな曲のコード進行が分かったり、作曲する時の参考にすることができます。

まずは基本のメジャースケールから覚えると、

  • 3度や6度
  • 7度がフラットしたマイナースケール(KEY=Cだとミb、ラb、シb)
  • マイナーキー

などの発展系も簡単に理解できますよ。

コード進行は難しいイメージがありますが、取り組んでみると楽しい分野なので、ぜひ今回の記事をコードについて学ぶきっかけにしてみてくださいね。

 

この記事のまとめ!

  • ダイアトニックコードはキーの主音から作られた、ダイアトニックスケールを元にしたコード
  • ダイアトニックコードには、トライアドやセブンスコードがあり、各コードに役割や響きなどの特徴がある
  • キーの主音を鍵盤のドの位置に当てはめると、簡単にメジャースケールが作れる
  • 主音からはじまるスケールを使ってコードを組み立てると、ダイアトニックコードになる

 

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