BUMP OF CHICKENは詩的な歌詞とストレートなメロディが多くの人を魅了する大人気のバンドです。
有名アーティストにもファンを公言する人が多く、バンドの音楽性はリスナーだけでなくアーティストにも新しい世界を見せ続けています。
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この記事のもくじ
BUMP OF CHICKENとは?
BUMP OF CHICKENは千葉県出身の幼馴染4人で結成され、幅広い世代から愛されているロックバンドです。
テレビ出演が少ないため、曲は知っているけどメンバーのことはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
バンド名「BUMP OF CHICKEN」の由来
バンド名「BUMP OF CHICKEN」には「臆病者の一撃」という意味が込められています。
結成当初は「ハゲバンド」というバンド名でしたが、バンドの大会に出場する際に「BUMP OF CHICKEN」へと改名しました。
「BUMP」には一撃「CHICKEN」には英語のスラングで弱虫や臆病者という意味があり、この2つを合わせて「臆病者の一撃」という意味になっています。
バンド名を変更する際に「自分たちのような臆病者でも何かできることを示したい」という想いがきっかけとなり「BUMP OF CHICKEN」というバンド名が生まれました。
結成のきっかけ
BUMP OF CHICKENの結成のきっかけは、ドラムの升秀夫さんが中学2年生の時に同級生の藤原基央さんに声をかけたことから始まります。
当時の升さんは何かやらないといけないという切迫感にとらわれていたと語っており、「ロックを変えようぜ!」と藤原さんに声をかけたそうです。
翌年、学園祭に出演するために藤原、升、直井と他1名でバンド活動を始めます。
その後、受験が終了したタイミングで1名と入れ替わりに増川さんが加入し現在のメンバー編成となりました。
BUMP OF CHICKENといえば「天体観測」
2001年に発売された3rdマキシシングル「天体観測」の大ヒットにより、BUMP OF CHICKENは多くの人に知られることになりました。
発売以前もバンド音楽が好きな人からは話題になっていましたが、「天体観測」のヒットによりバンプの人気は加速します。
ストレートで心に響くメロディ、リアリティがある詩的な歌詞は多くの人を魅了し、BUMP OF CHICKENを代表する楽曲として愛されています。
テレビ出演は少ない
大人気ロックバンドのBUMP OF CHICKENですが、地上波のテレビ番組への出演は少なくライブやラジオ、雑誌などのでのプロモーションが中心です。
「曲が伝わるようなパフォーマンスをすることが一番重要」というバンドのポリシーが影響しており、メディアでの演奏よりもライブ活動を大切にしています。
2015年の「NHK紅白歌合戦」に出演した時にライブ中継映像で出演したことから、BUMP OF CHICKENがライブでのパフォーマンスを重視する姿勢が見られました。
BUMP OF CHICKENのメンバー紹介
BUMP OF CHICKENのメンバーはアニメやゲームが好きという共通点がありながらも、それぞれに個性的な一面も持っています。
バンドをもっと知り、楽曲を深く理解するためにもプロフィールやエピソード、使用機材なども知っておきましょう。
メンバーのことを知って気になった人は、ぜひラジオや雑誌などもチェックしてみてくださいね。
ギターボーカル:藤原基央
誕生日 | 1979年4月12日 |
出身地 | 秋田県秋田市 |
血液型 | O型 |
身長 | 176cm |
愛称 | 藤くん |
BUMP OF CHICKENのギターボーカルを担当している藤原基央さんは、ほとんどの楽曲の作詞作曲を担当しており、そのメロディセンスや鋭い感性で書かれた歌詞は多くの人を魅了しています。
生粋のミュージシャン気質であり、学生時代のころから気がつけば音楽を口ずさんでいたと藤原さんはインタビューで語っています。
また、個性的な感性を持っていたため周りと折り合いがつかないことも多かったとも語っており、その鋭い感性は幼少のころからすでに発揮されていたようです。
ニコル
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「ニコル」は藤原さんがよく描いているキャラクターの名前です。
マフラーを巻いた白猫のキャラクターであり、公式サイトや歌詞カードなどにもよく登場しています。
母親が描いていたネコがモデルとなっており、現在では「ニコル」の缶バッジやぬいぐるみなどのグッズも販売されています。
また、公演の際に藤原さんがぬいぐるみをステージに持ち込むというエピソードもあることから、「ニコル」はファンだけでなくメンバーからも親しまれているキャラクターなのです。
使用ギター
藤原さんは「Gibson Historic Collection ’60 Les Paul Special Reissue 2001」というエレキギターを使用しています。
「Historic Collection」はGibsonの最上位シリーズであり、ヴィンテージギターの仕様を一流の職人が再現したシリーズです。
藤原さんはこのシリーズの中でも見た目が特徴的なレスポールスペシャルを長く愛用しています。
レスポールスペシャルは個性的な見た目と繊細な響きを持つギターで、藤原さんはメインとサブ、カポ用の計3本をライブで使用しています。
アコギでは広がりのあるストローク音が特徴の「Gibson J-45」、繊細な音が特徴の「Martin OO-15M」を愛用しており、楽曲によって使い分けています。
ギター:増川 弘明
誕生日 | 1979年12月20日 |
出身地 | 千葉県佐倉市 |
血液型 | A型 |
身長 | 178cm |
愛称 | ひろ、ホセ、増川くん |
BUMP OF CHICKENのギターを担当している増川弘明さんは、左利きですが右利き用のギターを使用しています。
ギターを始めたのは小学6年のころで、最初のギターはお姉さんの友人から購入したアコースティックギターだったそうです。
BUMP OF CHICKENのギターを担当している増川弘明さんは、優しい性格でファンやメンバーからも親しまれている人物です。
ギターを始めたきっかけは藤原さんが増川さんの自宅にギターを隠していたことであり、高校受験後に正式にバンドメンバーとなります。
本来は左利きの増川さんですが、最初に触れた藤原さんのギターが右利き用だったため現在も右利き用のギターを使用しています。
使用ギター
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増川さんの使用ギターは「Gibson Historic Collection ’59 Les Paul Reissue 2003」という、「Historic Collection」シリーズの1959年のレスポールを再現したモデルです。
芯のある太い音が特徴的なギターであり、ロックなプレイをする際に使用しています。
また、有名ギターブランドであるFenderの「Fender Custom Shop 30th Anniversary Stratocaster」もツアーやレコーディングで使用しており、クリアなコードやアルペジオなどを演奏する時に使用しているギターです。
ベース:直井 由文
誕生日 | 1979年10月9日 |
出身地 | 千葉県佐倉市 |
血液型 | A型 |
身長 | 167cm |
愛称 | ちゃま |
BUMP OF CHICKENのベースを担当している直井由文さんは、時には激しく動き、静かな場面ではしっかりとバンドサウンドを支えてくれる、バンプのムードメーカーです。
小学生のころに友人数人にジュースをおごった時に「おぼっちゃま」といわれたことをきっかけに、メンバーやファンからは「ちゃま」と親しみを込めて呼ばれています。
また、写真撮影が得意で6thシングルの「ロストマン/sailingday」や8thシングルの「オンリーロンリーグローリー」のジャケット撮影は直井さんが手掛けているのです。
楽曲「ベストピクチャー」を作曲
これまでに発表されているBUMP OF CHICKENの曲の中で、直井さんが単独で作曲した曲が「ベストピクチャー」です。
「ベストピクチャー」はインディース作品2枚目のアルバムである「THE LIVING DEAD」に収録されています。
作詞は藤原さんが担当しており、他のBUMP OF CHICKENの楽曲とは少し雰囲気の異なった、ミドルテンポでギターの演奏が個性的なロックナンバーです。
使用ベース
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直井さんは「Fender Custom Shop Jazz Bass Custom Built by J.Smith」を使用しています。
増川さんが使用するストラトキャスターと同様にFender社の一流の職人が制作したベースであり、芯がはっきりとした粘りのある音が特徴です。
ブリブリとした音から、優しい音まで綺麗に鳴らせるベースで、BUMP OF CHICKENの楽曲に深みを与えています。
ドラム:升 秀夫
誕生日 | 1979年8月10日 |
出身地 | 宮城県角田市 |
血液型 | A型 |
身長 | 165cm |
愛称 | 秀ちゃん |
BUMP OF CHICKEN結成のきっかけを作り、長年バンドサウンドを支え続けているのがドラムの升秀夫さんです。
升さんは、藤原さんの小学校の卒業文集をみて友達になりたいと思ったことが2人が仲良くなるきっかけとなりました。
藤原さんは升さんのことを「堅実で真面目な性格」と語っており、普段から楽器の練習も熱心に取り組んでいるそうです。
一人練習のためにメンバーの誘いを断り続けていたため、ラジオで藤原さんに怒られるという真面目エピソードもあります。
当初はベースをやりたかった
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現在はドラムを担当している升さんですが、当初はベースをやりたかったそうです。
バンド結成以前に友人からゴミ捨て場にドラムが捨ててあると聞き、そのドラムを拾ったことがきっかけでドラムを担当することになりました。
メンバー全員が「彼がドラムを拾わなかったらこのバンドは結成されなかった」と発言しているため、このゴミ捨て場のドラムがBUMP OF CHICKEN結成のきっかけとなったといえるでしょう。
BUMP OF CHICKENのおすすめ曲
人気曲やタイアップ曲も多いBUMP OF CHICKENは、現在もバンドの個性を保ちながら新しい音楽にチャレンジし続けています。
日本のロック界の第一線を走り続ける彼らの楽曲にはどのような曲があるのでしょうか。
最後にBUMP OF CHICKENの魅力が満載のおすすめ曲を紹介するのでぜひ聴いてみてくださいね。
記念撮影
「記念撮影」はBUMP OF CHICKENの9作目の配信限定シングルであり、カップヌードルCM「HUNGRY DAYS」シリーズのタイアップソングです。
青春時代の心の動きをリアルに表現した歌詞となっており、未来への不安や希望を爽やかながらもノスタルジックな歌と演奏で表現しています。
なんでもない青春の日常と当たり前の日常が終わることに対する複雑な思いが丁寧に歌い上げられている楽曲です。
K
インディース時代の2枚目のアルバム「THE LIVING DEAD」に収録されている「K」は、歌詞が上手く書けなかった藤原さんが新しい楽曲に挑戦しようと物語調の歌詞で書いた楽曲です。
他人を信じることができず孤独を望んでいた黒猫と若い絵描きの物語であり、2人の関係の深まりや絵描きの死、絵描きの恋人へ必死に手紙を届ける様子が歌われています。
2人の関係が深まるごとに絵描きと黒猫の呼び名が変化しており、最後に黒猫の名が「Holy Night((聖なる夜)」から「K」の1文字を足した「Holy Knight(聖なる騎士)」に変わり物語は幕を下ろします。
Hello,world!
「Hello,world!」はBUMP OF CHICKENの通算24枚目となるシングル「Hello,world! / コロニー」に収録されている曲です。
テレビアニメ「血界戦線」のオープニングとして書き下ろされた曲であり、歌詞では日常で感じる苦悩と憤り、前を向いていこうという気持ちが表現されています。
藤原さんは歌詞の最初の4行は当時の自分そのものだと語っており、誰もが日常で感じるであろう複雑な感情を疾走感のあるメロディで歌っています。
宇宙飛行士への手紙
果のない時間を宇宙と表現し、愛する人と共に歩いていきたいという気持ちを歌った曲が「宇宙飛行士への手紙」です。
愛する人へ語りかけながらも、自分に「今この瞬間を全力で生きる大切さ」をいい聞かせるように書かれた歌詞は、切なさの中に希望を感じさせる内容となっています。
この曲のリリース後には宇宙飛行士の野口聡一さんがコメントを寄せたというエピソードもあり、コメントの中では「宇宙という言葉を使わずに広がりを感じさせる歌詞」と絶賛しています。
ray
人気楽曲の「ray」はBUMP OF CHICKENの通算7枚目となるアルバム「RAY」の収録曲です。
シングル曲としてリリースされた「ray」は初音ミクとのコラボ楽曲となっており、ファンやミュージシャンの間でも話題となりました。
爽やかな演奏にのせて、別れの悲しみを感じながらも思い出を大切に歩いて行こうという強い意志が歌われています。
BUMP OF CHICKENのメンバーは結成時からほとんど変わらない!メンバーを知れば曲の理解も深まる
BUMP OF CHICKENは過去1人のメンバーの脱退と増川さんの加入以外は、メンバーの変更や脱退はありません。
また、メンバー全員が幼馴染であり、共通の趣味もあるので仲が良いエピソードも数多くあります。
このようなメンバーのエピソードや性格などを知ることで、曲に対する理解も深まったのではないでしょうか。
曲や歌詞だけでなくメンバーが出演しているラジオや雑誌などもチェックして、もっとBUMP OF CHICKENの魅力に触れてみてくださいね。
この記事のまとめ!
- BUMP OF CHICKENは中学時代に同級生同士で結成された
- バンド名の由来には「臆病者の一撃」という意味が込められている
- 「天体観測」の大ヒットにより大人気バンドとなるが、地上波テレビなどへの出演は少ない
- BUMP OF CHICKENのサウンドはメンバーの個性が組み合わさって作られている
- BUMP OF CHICKENは歌詞やメロディが個性的で多くの人気曲を生み出している