1998年にヤングマガジンアッパーズにて連載開始した青年漫画「ピアノの森」。
2018年1月にはシリーズ累計発行部数600万部を達成しており、テレビアニメや映画化されている人気の漫画です。
この記事のもくじ
「ピアノの森」とは
アニメや映画化されている「ピアノの森」ですが、まだ観たことないという人もいるのではないでしょうか。
青年漫画として連載開始しましたが、前向きでハートフルな物語なので、性別関係なく楽しめるアニメです。
こちらでは、アニメ「ピアノの森」のあらすじや注目したいポイントについて紹介するのでぜひアニメを見るきっかけにしてみてくださいね。
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アニメのあらすじ
「ピアノの森」は天才的なピアノの才能を秘めている少年、一ノ瀬海(イチノセ カイ)の物語です。
郊外の森に捨てられていたピアノを小さいころからおもちゃ代わりに遊んでいたカイは、楽譜すらまともに読めませんでした。
しかし、世界で活躍するピアニストを父にもつ雨宮修平や、かつて天才ピアニストと評されていた阿字野壮介によってピアノの才能を開花させていきます。
かつて郊外の森のピアノで遊んでいた少年が、日本を飛び出して世界へと飛び出していく成長ストーリーです。
映画化もされている
「ピアノの森」は映画版が2007年、アニメ版が2018年放送開始とアニメより映画が先に公開されています。
映画化された当時の原作は連載途中だったということもあり、ピアノで遊んでいた主人公がピアノコンクールで演奏するといった小学校時代に焦点を当てて描かれました。
アニメ版では全24話2クールで描かれており、映画版に比べると世界へと羽ばたくまでのストーリーを詳細に描いています。
また、声優やセリフの一部にも異なる点があったりと、どちらも1つの作品として楽しむことができるでしょう。
ピアノの森のアニメキャラクター・声優一覧
「ピアノの森」には魅力的なキャラクターと有名な声優が勢揃いしています。
ピアノ演奏シーンでは各キャラクターの個性溢れるメロディーを楽しむことができるので、どっぷりとアニメの世界に浸ることができますよ。
こちらでは、ピアノの森のアニメキャラクターについて紹介します。
どのキャラクターも魅力的なので、ぜひ自分のお気に入りキャラを見つけてみてくださいね。
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一ノ瀬 海(CV:斉藤壮馬 / 白石涼子(小学生))
「ピアノの森」の主人公で、天才的なピアノの才能を持つ少年一ノ瀬 海。
カイの天才的なピアノの才能に気づいた雨宮修平と阿字野壮介との出会いをきっかけに、才能を開花させていきます。
周囲の人々に支えられながらピアノの腕を上達させていき、数々のコンクールにも挑戦する姿は感動的です。
声優は小学生時代を白石涼子、成長した姿を斉藤壮馬が担当しています。
阿字野壮介(CV:諏訪部順一)
阿字野壮介は主人公カイが通う小学校の音楽教師です。
かつては天才ピアニストとして活躍していましたが、交通事故で手に怪我をおってしまいピアニストとしての道が閉ざされました。
郊外の森で演奏していたカイのピアノの才能に気付き、弟子として迎い入れ才能を開花させていきます。
カイのピアノ人生を大きく変えた人物の1人です。
声優は「怪物事変」の隠神鼓八千や「鬼滅の刃」の響凱などを務めた諏訪部順一が担当しています。
雨宮修平(CV:花江夏樹 / 大地 葉(小学生))
小学5年生の時にカイの通う小学校へ転校してきました。
世界で活躍するピアニストの父を持ち、幼少期からピアノの英才教育を受けて育ってきたのです。
オーストリアに留学中にカイのピアノ演奏を聴いたことで、自信を失うが帰国した際にカイと出会うことで自分を取り戻していきます。
カイのピアノ人生を大きく変えた人物の1人で、主人公カイのライバルでもあり親友でもある存在です。
声優は「鬼滅の刃」の竈門炭治郎を務めた花江夏樹、幼少時代は「終末のハーレム」の龍造寺朱音を務めた大地 葉が担当しています。
丸山誉子(CV:悠木 碧)
カイに憧れているピアニストで、小学6年生の時に参加したコンクールでカイと出会います。
極度のあがり症でコンクールでも緊張するが、カイに励まされたことで克服。
出会いのきっかけとなったコンクールでのカイのピアノ演奏に感動し、もう一度彼に会いたいという一心であらゆるコンクールに参加するようになります。
声優は「ヒーリングっど♥プリキュア」の主人公キュアグレースを務めた、悠木碧が担当しています。
パン・ウェイ(CV:中村悠一)
ショパン・コンクールの参加者の1人で、日本人嫌いの中国人ピアニスト。
保育園時代にピアノの才能を開花させ、富豪のパン・ハオの養子として引き取られます。
しかし、引き取られた先ではピアノの才能を開花すべく常識を超えた英才教育と虐待を受け続けることに。
阿字野壮介のピアノ演奏を目標に厳しい教育にも耐え抜いてきたことから、弟子である一ノ瀬 海に敵意を持つようになります。
声優は「マクロスF」の早乙女アルトや「おそ松さん」の松野カラ松でおなじみの中村悠一が担当しています。
レフ・シマノフスキ(CV:KENN)
ショパン・コンクールの参加者の1人で、ポーランド出身のピアニストです。
1歳上の姉エミリア・シマノフスカもピアニストであったが、サボった自分の代わりにレッスンへ向かった姉が交通事故で寝たきりとなったことを引きずるように。
偉大なピアニストであるディミトリ・シマノフスキを祖父にもち幼少期からピアノ教育を受けています。
声優は「宇宙兄弟」の南波日々人役などを務めているKENNが担当しています。
ソフィ・オルメッソン(CV:伊瀬茉莉也)
ショパン・コンクール参加者の1人である、フランス出身のピアニスト。
モデルをこなすほどの美貌の持ち主で、演奏中にアクシデントがあった時も動揺しない芯の強さも彼女の魅力です。
彼女の性格を物語るような強くしなやかなピアノ演奏がアニメ「ピアノの森」の中でも描かれています。
声優は「メイドインアビス」のレグや「約束のネバーランド」のレイなど、役柄の広さに定評のある伊瀬茉莉也が担当しています。
カロル・アダムスキ(CV:小西克幸)
ショパン・コンクール参加者の1人で、ポーランド出身のピアニスト。
幼少期からコンサート活動を積極的にしていたこともあり、人気があります。
「ショパンの生まれかわり」と評されていることもあり、コンクールでは注目を集めるものの第一次予選で落選。
予選落ちの直後に雨宮修平と会話し、彼の覚醒のきっかけを作った人物です。
声優は「ぐらんぶる」の寿竜次郎や「あひるの空」の花園千秋などを務めた小西克幸が担当しています。
ピアノの森のアニメ主題歌
アニメ「ピアノの森」では美しいピアノ演奏だけでなく、作品の世界観を生かしている主題歌にも注目です。
2019年にリリースされたサウンドトラックCD『TVアニメ「ピアノの森」音楽集』にも主題歌がいくつか収録されておりファンにも人気の曲がたくさんありますよ。
音楽漫画らしい壮大で美しいメロディーばかりなので、ぜひ作品だけでなく主題歌もチェックしてみてくださいね。
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海へ / 一ノ瀬海
アニメ「ピアノの森」のオープニング曲として使用された「海へ」は、作中で主人公が1話冒頭で演奏していたショパンの「エチュード作品10−1」を編曲した作品です。
流れるような美しいピアノメロディーは心地よく、グッとアニメの世界へと引き込まれてしまいます。
作品の背景音楽を担当した富貴晴美によるオーケストレーションが加わっており、鮮やかで壮大な曲です。
帰る場所があるということ / 悠木碧
声優としても活躍する悠木碧が歌う「帰る場所があるということ」は「ピアノの森」のエンディングテーマとして起用されました。
彼女の透き通った可愛らしい歌声が、そっと包み込むような優しいメロディーと合わさることで作品の世界観を盛り上げてくれています。
MVでもピアノが登場したりとアニメとリンクする部分があり、ぜひアニメと一緒に聞いてほしい作品です。
はじまりの場所 / 村川梨衣
2019年2月に発売された村川梨衣の「はじまりの場所」は「ピアノの森」第2期エンディング曲として起用された曲です。
ライバル兼親友でもあるカイと修平の関係を歌詞で描いており、クラシカルかつ心地よいテンポのメロディーに合わせて歌っています。
前奏のピアノ演奏も美しくアニメの世界観とマッチしており、ファンにも人気のある楽曲です。
Moonshine 〜月あかり〜 / 松下奈緒
「Moonshine 〜月あかり〜」は女優・ピアニスト・作曲家など幅広く活躍している松下奈緒の歌手デビュー曲です。
アニメ映画「ピアノの森」の主題歌として起用され、ドラマティックなメロディーと彼女の優しい歌声が魅力。
ピアノ演奏も彼女自身が行なっており、幼少期からピアノに触れていた松下奈緒と主人公がリンクするようです。
ピアノの森のアニメ評価
アニメを観る上で気になるのは実際に観た人がどのような評価をしているかではないでしょうか。
「ピアノの森」はアニメファンはもちろんクラシックファンにも人気が高い作品で、海外でも全話が公開されています。
実際に作品を観た人の評価が高く、芸能人にもファンが多いアニメなのです。
ここでは、実際にアニメを観た人の感想や評価について紹介します。
30代・男性
世界観の素晴らしさに素直に感動し、作中のコンクールに観客として参加したい!そう思わせてくれる良作です。
ラストはキャラクターみんなが笑顔になれるような王道の終わり方で、エピローグの師弟愛も最高でした。
観ていて心が洗われるような、そんな気持ちにさせてくれる作品です。
大人になってからは難しいと分かっていても、ちょっとピアノに挑戦してみたいと思わせてくれます。
20代・男性
原作が完璧に仕上がっているのでストーリに問題なし。
漫画とは異なり、アニメでは演奏している音楽が実際に流れるので、演奏シーンに入り込める。
音楽がしっかりとしているので、アニメ化にすることでより作品の世界観を盛り上げている。
特にショパン・コンクールのラストは漫画でも感動して泣いたが、アニメ版だとさらに感動的で本当に泣ける。
20代・女性
昔エレクトーンをやっていたので、少し懐かしい気持ちになりました。
お話は無駄なくつくられているので、1話1話良いテンポで進みます。
こういう作品ってライバルが悪役で性悪なケースが多いのですが、雨宮くんは努力家で真面目なので不思議と応援してしまいます。
毎回涙涙で見てました。
特に中盤は見ものだと思います。
見ていてもう一度夢を追いかけたくなるようなそんな気持ちにさせてくれる作品です。
ピアノの森は壮大なクラシック音楽が魅力のアニメ!TVアニメと映画を観比べてみよう
「ピアノの森」は美しく壮大なクラシック音楽が魅力のアニメ作品です。
実際に演奏する音楽を聴きながらストーリーを楽しむことができるのは、アニメならではなので、作品の世界観にしっかりと入り込むことができますよ。
TVアニメと映画では声優やセリフが異なっていたりと、それぞれ違う魅力があるので観比べながら楽しむのがおすすめです。
この記事のまとめ!
- 「ピアノの森」はピアノの才能に溢れた少年の成長ストーリー
- キャラクターそれぞれが魅力的で、個性溢れる演奏シーンは圧巻
- クラシカルな世界観を盛り上げるアニメ主題歌にも注目
- アニメファンはもちろんクラシックファンにも人気の作品