スタジオだけでなく、自宅でもアコギが練習できたら良いですよね。
エレキギターのように小さな音では練習できないアコギですが、消音する方法や防音対策を施すだけで、かなり音を目立たなくできます。
ココがおすすめ
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ギターの音の大きさはどのくらい?
アコギを練習するとき、周囲に迷惑をかけていないかとても気になりますよね。
アコギの音を、音の大きさを表す「db(デシベル)」単位で表すと、80db程度です。
人がうるさいと感じるのは70db以上といわれていて、居酒屋の店内と同じくらいの大きさです。
隣の家が居酒屋だったら、おそらく少しうるさく感じることでしょう。
ギターの音はそれよりもう少し大きいので、隣近所に聞こえてしまうと迷惑になるかもしれませんね。
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アコギを消音するには?
自宅で普通にアコギを弾くと、周囲に迷惑がかかるとわかりました。
特に夜は外が静かな分、音が響いてしまい、クレームが来る可能性もあります。
それでもやっぱり家でも練習したいという人は、工夫して消音しましょう。
アコギはちょっとした工夫でかなり小さな音にすることができますよ。
サウンドホールカバー
ギターのスピーカーでもあるサウンドホールを塞ぐ、サウンドホールカバーは、消音グッズとしても使えます。
本来サウンドホールカバーは、ライブ時にハウリングを防ぐために使うものですが、単純に音を小さくする効果も期待できます。
音量が半分になるような大きな効果は見込めませんが、他のサイレントグッズを使ったときのような弦やピッキングの違和感がありません。
ちょっと音を小さくするだけで問題ない人にはおすすめです。
サイレントピック
サイレントグッズとして気軽に試せるおすすめは、「サイレントピック」です。
サイレントピックは、消音を目的に開発されたピックでアコギの音を半分以下にすることができます。
ただし、サイレントピックはとても柔らかいため弾きにくく、ピッキングの練習にはならないので注意が必要です。
価格が安くて気軽に試せるので、試しに一度使ってみると良いでしょう。
弱音器
ギター弱音器は、アコギの音を消音するために開発された消音専用グッズです。
ブリッジ付近に取り付けて、弦をミュートすることで消音します。
最大半分程度まで音を抑えることができる優れものです。
ただし、弱音器を使うとアコギ本来の倍音などが出ないため、サウンドはかなり変わります。
弦の張りには違和感があるので、ピッキングの練習には向かない反面、左手でコードを抑える指の練習やリズム練習にはピッタリです。
サイレントギター
消音はしたいけれど、違和感あるギター練習はイヤだという人におすすめなのが「サイレントギター」です。
サイレントギターとはボディがないアコギのことで、エレキギターのような仕組みの練習用ギターです。
通常のアコギの1/10程度に音を抑えられ、ヘッドホンをつければしっかりと音を効きながら練習できます。
他の消音グッズに比べて高価ではありますが、消音も弾きやすさも叶う理想の練習グッズです。
ヤマハ YAMAHA サイレントギター ナチュラル SLG200S NT SRTパワードピックアップシステム搭載 クロマティ...
自宅以外の練習場所は?
アコギは音が大きいので、練習場所に悩む人はたくさんいます。
自宅で練習できるのが一番ですが、周囲への迷惑を考えるとなかなか難しいですよね。
実は、車の中やレンタル倉庫など練習場所は自宅以外にも色々ありますよ。
ベストな練習場所が探せるように、自宅以外のおすすめの練習場所を具体的にいくつか紹介します。
レンタルスタジオ
最もスタンダードな練習場所はレンタルスタジオです。
スタジオは音楽専用に作られているため、防音はもちろん譜面台やアンプなど、練習に必要なものは全て揃っています。
安心して思いっきり音を出せるので、ライブが近いようなときは特にレンタルスタジオがおすすめです。
数時間ごとに利用料金がかかるため毎日の練習には向きませんが、優れた機材も多いのでスペシャルレッスンにおすすめです。
カラオケ
楽器の練習場所としてカラオケ店も人気です。
カラオケはもともと防音仕様なので、周囲の音漏れを気にすることなく音が出せます。
デフォルトで設定してあるテレビの音量をOFFにすれば、音楽スタジオと同じ感覚で使えますよ。
ただし、店舗によっては楽器の持ち込みや練習などを禁止しているところもあるので事前に確認しておきましょう。
公園や河川敷
お金をかけずに練習したい場合は、公園や河川敷がおすすめです。
人目につかない場所を選べば、広々とした空間で思い切り音を出せますよ。
場所によっては楽器の演奏を禁止していたり、許可が必要な場合もあるので、注意が必要です。
住宅地などは迷惑になる可能性もあるので、あまり人が来ないような場所をおすすめします。
その他の防音の工夫
前の章でアコギの消音グッズを紹介しましたが、アコギ自体の消音だけでなく、練習する部屋の防音を工夫をするのもおすすめです。
中には、簡単にできる防音の工夫もあるので、積極的に取り入れて快適にアコギ練習ができるようにしましょう!
防音カーテン・カーペットに変える
防音対策によく使われる手段として、防音カーテンやカーペットを導入する方法があります。
音楽専用に作られてはいないので完全な防音は難しいですが、ピアノの音を約70%に抑えることができる優れものです。
他の消音グッズなどと合わせて導入すれば、かなりの防音効果が期待できます。
防音カーテンやカーペットは、ホームセンターなどですぐに手に入りますよ。
アコギを弾く向きを考える
アコギの消音をするとき、まず考えたいのがアコギを弾く向きです。
アコギは正面からの音が最も大きく聞こえます。
そのため、隣の部屋や隣の家の方向を向いて演奏してしまうと、隣により大きな音が聞こえてしまいます。
アコギを弾くときは、音漏れしても大丈夫な方向に向けて弾きましょう。
少し向きを変えるだけで周囲への聞こえ方は、かなり違ってきます。
押し入れやタンス、本棚などに向かって弾くと消音効果が特に期待できますよ。
ドアの隙間を塞ぐ
アコギの防音対策として、ドアの隙間を塞ぐ方法があります。
音は空気を伝って広がるため、隙間があると空気と一緒に音も漏れてしまいます。
そのため、隙間テープやスポンジなどを使ってドアの隙間を埋めるだけで空気がもれず防音効果が高まるのです。
隙間テープはホームセンターなどで購入できますよ。
防音室を置く
予算や置き場が別途必要になりますが、自宅でしっかり防音したい人には防音室や防音テントの設置がおすすめです。
防音室は、自宅での楽器練習を想定して作られているため、かなりの防音が期待できます。
最近は自分で防音室をDIYする人もいるので、コストを抑えたい人は合わせてチェックしてくださいね。
マンションでアコギを弾くとうるさい?
マンションなど集合住宅に暮らしていると、一軒家でアコギを弾くとき以上に周りが気になりますよね。
マンションは、一軒家に比べて隣の家との距離が近いため音が漏れやすく、アコギを練習するときには注意が必要です。
マンションでアコギを弾くときに気をつけておきたいポイントをまとめて紹介します。
アコギを弾ける時間帯
音が漏れやすいマンションでは、常識の範囲内の時間帯に練習しましょう。
たとえ周囲に音が漏れたとしても「許容範囲」と認められる時間であれば、ひどいクレームを受ける可能性は低いです。
一概には言えませんが、夜間は避け、朝の9時から夜22時ごろを目安にしましょう。
近くに赤ちゃんや小さな子どもがいる場合や、特別な事情がある場合には、もっと早い時間に切り上げて迷惑がかからないように心がけることが大切です。
家族や近所の人と相談する
周りに迷惑がかかっていないかどうしても気になる人は、家族や近所の人に相談してみましょう。
練習するのは何時までなどとルールを作って、事前に許可を得ることができれば安心して練習することができますよね。
ただし、事前に承諾をもらったとしても、防音や消音対策をしっかりして迷惑をかけないよう常に心がけましょう。
アコギは意外にも音が大きい!近所トラブルにならないように消音対策をして練習する時間帯に気をつけよう
スタジオやライブハウスでは気にならないですが、アコギそのものの音は思っている以上に大きいので練習のときには注意が必要です。
消音・防音対策をしっかりして自宅で練習するか、自宅以外の練習場所を探すか、あなたに一番合った練習方法を見つけましょう。
自宅で練習する時は時間帯に配慮するなど、ご近所トラブルにならないように細心の注意が必要ですよ。
この記事のまとめ!
- アコースティックギターは音が大きいので、消音・防音対策をしよう
- アコギには消音に有効な商品が色々と販売されている
- 自宅以外にもレンタルスタジオやカラオケ、公園などが練習場所に向いている
- 部屋に防音対策をすれば、自宅でも練習しやすい
- マンションでアコギを弾くときは時間帯に気をつけることが大切