好きなバンドのコピーやカバーで演奏するのも楽しいですが、せっかくバンドをしているのならオリジナル曲を作って演奏してみたいですよね。
しかし、誰が作曲を担当すればいいのかわからないというバンドも多いでしょう。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
オリジナルバンドの魅力
自分たちで作った曲を演奏する「オリジナルバンド」は、自分の伝えたいメッセージをダイレクトに曲で表現できます。
バンドを始めたばかりの頃はコードや曲を追っていくだけ精一杯だった人も多いかもしれませんが、バンドの方向性が決まったらオリジナルソングに挑戦してみましょう。
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世界に一つの楽曲を演奏できる
自分たちで作った楽曲はまだ誰も演奏したことのない、世界に一つだけの楽曲です。
バンドにオリジナルソングがあると、ライブ動画を撮ってYouTubeにアップしたり、それに対する反響があったりと、活動の幅も広がります。
まだ誰も聞いたことのない、世界に一つのオリジナルソングを全世界に発信しましょう!
技術に合わせた楽曲を作れる
オリジナルソングを作るのは難しいと思っている人は多いかもしれませんが、自分たちの技術に合わせた楽曲を作れるというメリットがあるのです。
コピーバンドでは難しくて再現できないフレーズも、オリジナルソングであれば自分たちの技術に合わせたフレーズを取り入れて無理なく演奏することができるので、最大のパフォーマンスを引き出すことができます。
また、ジャンルやフレーズ、歌詞などを含めた全てを自分好みに考えられるのも魅力の一つです。
バンドで作曲する手順
いざ曲を作ってみようと思っても何から手をつけたら良いか分からず、すぐに挫折してしまう人も珍しくありません。
バンドで曲を作るときは、まずメロディとコードを作り、それを「アレンジ」しながらバンドで演奏できるようにしていきます。
まずはバンドで作曲する手順について紹介します。
作曲する
最初にメロディとコード進行を作る「作曲」をします。
作曲の方法には楽器を弾きながら歌って作る人や、DTMという音楽制作ソフトを使って作る人など人によって様々です。
初めのうちは好きな曲のコード進行などを真似して、コードを弾きながら鼻歌を歌ってみると、良いフレーズが浮かぶかもしれませんよ。
メロディやサウンドよりも歌詞を先に作りたい人は、大まかな歌詞を作っておきましょう。
編曲する
メロディとコードが完成したら「編曲」します。
編曲とは「アレンジ」とも言われ、作曲したものを編集する作業のことです。
まずは曲の長さや展開、構成を考えるところから始まります。
次にAメロはギターがストローク、ピアノがアルペジオなど楽器の役割分担を決めましょう。
最後にサビなどにブレイクを入れるなど、曲に「キメどころ」などを作りギミックを加えるとカッコ良いアレンジになりますよ。
演奏しながら改善していく
アレンジが完成して実際に演奏してみると、違和感が見つかったり演奏しにくい点が出てきます。
そういった部分は演奏しながらメンバーで話し合いながら、改善していきましょう。
バンドの作曲は誰が担当する?
バンドの作曲は、1人で作曲も編曲を担当する方法や、バンドメンバー全員で作曲も編曲も行う方法など様々です。
正解はないので、バンド内で相談し、自分たちのバンドにとってベストな方法を取りましょう。
なお、作曲するときは「今いるメンバーで演奏する」イメージを持って曲を作りましょう。
以下にバンドで曲を作っていく方法を紹介します。
一人が作曲と編曲を行う
曲の作り方として、バンド内の誰か一人が作曲と編曲の両方を行う方法があります。
最近ではDTMなどを使いドラムやベース、ギターなどの楽器の音入れが打ち込みで簡単にできるようになったので、昔に比べて今は一人で作曲する人が増えてきています。
作曲者の思い通りの曲が作れる
一人が作曲と編曲を行うと作曲者の思い通りの曲が作れます。
編曲を他のメンバーに任せてしまうと、自分のイメージとは異なる楽曲に仕上がる可能性があります。
具体的なイメージがある場合は、一人で作曲から編曲まで行うのがおすすめです。
一人の負担が大きい
一人で作曲と編曲を行うと、負担が大きくなるというデメリットがあります。
初めは良くても、他のメンバーと比べて自分だけ作業量が多いことに不満を感じることもあります。
作曲・編曲を一人が担当しているバンドは、曲を作ってくれている人へのリスペクトや気遣いを忘れないようにしましょう。
一人が作曲しメンバーが編曲を行う
一人が作曲しメンバーが編曲を行う方法は、メンバーの一人が作ったメロディとコード進行から、他のメンバーがそれぞれ自分の担当楽器のパートを考えます。
キメどころや曲中に入れるギミックなどもメンバーで案を出しながら編曲できるため、バンドの得意なところを全面に出した曲を作ることができるのです。
イメージのズレが生じることも
作曲をした人と編曲をした人が違うと、最初に作った曲のイメージからズレてしまうことがあります。
編曲が終わった後に「イメージしていた曲と違う」ということになってしまう場合もあり、作曲した人ががっかりしてしまうことも珍しくありません。
そのような事態を防ぐために、編曲者は作曲者の曲のイメージをしっかりと理解しましょう。
作曲者は「こんな感じの曲にしたい」という具体的なリファレンス曲を既存の曲から選び、メンバーに伝えるとイメージを共有しやすくなりますよ。
作曲も編曲も全員で行う
スタジオに入ってセッションをしながら、フレーズを出し合い曲を作る方法もあります。
作曲も編曲も全員で行うため、一人に負担がかかることはありません。
全員が思ったリズムやメロディをある程度楽器で再現する技術が求められる手法ではありますが、みんなでアイディアを出し合う楽しさを味わえる作曲法です。
予想外の曲ができることも
メンバー全員で作曲も編曲もする場合、始めに予定していた曲の雰囲気と全く違う予想外の曲に仕上がることもあります。
「バンドマジック」と言われるように、その場の雰囲気やみんなの熱量が加わって、バンドメンバーで集まったからこそ生まれる曲もあります。
一人で作曲する時とは違う面白さがありますよ。
初心者バンドは難しい
セッションしながら曲を作っていく方法は、メンバー全員にそれなりのスキルが必要になるため、音楽理論をよく知らない人や初心者バンドにはおすすめできません。
また、メンバー同士のことをよく理解していて、それぞれの良い部分を活かしながらフレーズを作っていく作業が必要になります。
さまざまな曲の作り方
自分が作曲を担当することになった時、いきなり曲を作ろうと思ってもなかなか難しいですよね。
最初は、歌詞やコード、メロディなど自分がイメージしやすいものや、すぐにできそうなものから作ってみると良いかもしれません。
曲の作り方には様々な方法があるので、自分に合った方法を探してみましょう。
コード進行から作曲する
どんな曲を書いたら良いのか全くわからないという人は、コード進行から作曲してみましょう。
初めのうちは自分の好きな曲やかっこいいと感じる曲のコード進行を真似してみるのがおすすめです。
コードを決めたらそこにメロディをのせていきます。
メロディをのせながら場合によってコードを修正していくと、メロディが引き立つ曲を作ることができますよ。
鼻歌から作曲する
こんな感じの曲を作りたいという大まかなイメージができている人は、鼻歌から作曲する方法がおすすめです。
ピアノやギターなどを弾きながら鼻歌で歌ってみて、メロディができたらそれに合ったコードを探していきましょう。
良いフレーズが思い浮かんだときに忘れる前にスマホのボイスレコーダーなどに録音しておくと、フレーズのストックをたくさん作ることができます。
歌詞から作曲する
曲の世界観をしっかり決めておきたい人やどうしても伝えたいメッセージや言葉がある時は、歌詞から作曲するのがおすすめです。
歌詞ができたらメロディとコードをつけていきます。
歌詞はメロディを付けるときに文字数を合わせて変更したり、場合によっては言葉を入れ替えたりします。
作曲に使えるアプリ
最近ではパソコンがなくても作曲ができるアプリがたくさん発売されています。
とにかく作曲に挑戦してみたいという人は、アプリで曲を作ってみるのもおすすめですよ。
大まかなイメージをアプリで作り、事前にメンバーと共有してからスタジオに入ると、より効率的な曲作りができますよ。
GarageBand
Garage BandはMacのPCにデフォルトで搭載されているDAWソフトで、アプリ版もあります。
ループ音源なども豊富なので、イメージがわかない人にもおすすめです。
アプリ版のGarage BandはDAWソフトに比べると使いにくい点もありますが、ボーカル録音にも対応しており、アプリ一つで曲作りを完結することができます。
Walk Band-音楽スタジオ
Walk Bandはアンドロイド系のスマホアプリです。
ドラムパッドが付いていて打ち込みがしやすい点が魅力であり、楽器が弾けなくてもコードを鳴らせるので簡単に曲の構成を作ることができます。
ただし、初期設定ではギターやベースの音などがたくさん選べないので、その点で物足りなさを感じるかもしれません。
3分作曲 musicLine
3分作曲musicLineはその名のとおり「3分で誰でも作曲できる!」というコンセプトのアプリです。
使いやすく作曲に必要な機能は一通り付いているので、大まかな楽曲の雰囲気を作りたい人におすすめです。
ただし、変拍子に対応していなかったり、使える楽器の音色が少ないなど無料版では物足りなさを感じる人は、課金して機能を追加するのがおすすめです。
Medly
Medlyは初心者でも作曲しやすくゲーム感覚で曲を作ることができます。
一度キーを設定すると自動で音階を検出する機能などがとても便利です。
Medlyは無料アプリのため使える音色の数が少なく、しっかりした作曲やアレンジには不向きです。
思いついたメロディをメモする下書き用アプリとしての使用をおすすめします。
作曲方法はバンドによってさまざま!メンバーと相談して自分たちに合う方法を採用しよう
バンドの作曲には色々な方法があります。
バンドメンバーと相談して自分たちにあった方法でオリジナルソングを作ってみましょう。
最近は作曲に使えるアプリもたくさん出ているので、積極的に取り入れ曲を作るときに活用して、イメージをしっかりメンバー間で共有できると、より良い曲を効率良く作ることができますよ。
この記事のまとめ!
- オリジナルバンドの魅力は世界に一つの曲が演奏でき、自分たちに合った曲が作れる
- 作曲と編曲は同じ人が行う方法とメンバー全員で行う方法がある
- メンバー全員でセッションしながら作曲と編曲を同時に行う方法は初心者には不向き
- 曲を作るときはコード進行、メロディ、歌詞のいずれかを先に作る
- 作曲に便利なアプリを使うと効率よく作曲ができる