コードはある程度覚えたので、曲を弾いてみたいという人におすすめなのがギターの3コードで弾ける曲です。
使用コードや構成がシンプルながらも、音楽らしい響きを楽しめるのでギター初心者でも楽しく演奏できますよ。
この記事のもくじ
ギターの3コードで弾ける曲とは?
ギターの3コードで弾ける曲とは全てのコード進行の骨格となる、3つのメジャーコードを使って作られた曲です。
3つのメジャーコードとは、キーの中心となる機能を持ったもの、やや不安定な響きのコード、中心コードへの進行をイメージさせる不安定な響きのコードの3種。
キーがCと考えると、中心コードが「C」・やや不安定なコードが「F」・不安定なコードが「G」となります。
この3つを使うだけでもサウンドに変化や流れが生まれるので、音楽としても十分に成立しますよ。
また、ギター初心者でも簡単に弾けるのはもちろん、コード理論の基本を理解するときの役に立つのもポイント。
これから曲の練習をしたい人は、ぜひ3コードで弾ける曲に挑戦して、音楽の楽しさや奥深さを感じてみてはいかがでしょうか?
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ギター3コードで弾ける曲
3コードで弾ける曲の仕組みを覚えたら、次は実際にどんな曲があるかをチェックしていきましょう。
どの曲もシンプルな構成ながらも、奥深いサウンドになっているので、楽しみながら練習できますよ。
次はギター初心者でも気軽に挑戦できる、3コードで弾ける曲を紹介するので、ぜひお気に入りの1曲を見つけて演奏してみてくださいね。
CHE.R.RY / YUI
YUIの「CHE.R.RY」は、Aメロやサビが3コードで弾ける曲です。
AメロはバレーコードのFとB♭のみ、3フレットにカポを付ければDとAだけで弾けるようになっています。
サビでは4つ目のコードDmが登場しますが、構成音が似たFに置き換えれば「B♭・C・F(3カポ:G・A・D)」の3コードだけで演奏できますよ。
簡単なAメロやサビを弾く練習からはじめ、慣れてきたらサビのDm、BメロのGmに挑戦するとスムーズに練習できるのでおすすめです。
日曜日よりの使者 / THE HIGH LOWS
Aメロやサビだけでなく、全体を3コードで弾ける曲がTHE HIGH LOWSの「日曜日よりの使者」です。
キーは定番のCで中心となるコードの「C」と、やや不安定な「F」、不安定な「G」の3種のみを使った3コードの定番構成になっているのが特徴。
テンポも演奏しやすい速さなので、ギター初心者でも気軽に挑戦できますよ。
Fコードの省略フォームを使ったり、3フレットにカポを付けたりすればより簡単になるので、コードの押さえ方に不安がある人も気軽に挑戦してみてくださいね。
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カントリーロード / 本名陽子
本名陽子が歌う「カントリーロード」は、ジブリのアニメ映画「耳をすませば」の主題歌です。
楽譜ではマイナーコードも数種類登場しますが、イントロの歌い出しやサビを簡単コードにすれば「F→C→F→B♭→F→C→B♭→F」と3コードで弾ける曲に変身しますよ。
さらに3フレットにカポを付ければ「D→A→D→G→D→A→G→D」と、シンプルなオープンコードだけで弾けるのもポイント。
テンポも比較的ゆっくりな、ギター初心者にもおすすめの3コードで弾ける曲です。
きらきら星
コード弾きの基本を覚えたい人におすすめの、3コードで弾ける曲が「きらきら星」です。
遅めのテンポで弾いてもコードの流れやメロディを感じやすい、シンプルな構造になっているのが特徴。
コードチェンジも4拍や2拍ごとになっているので、コードの切り替えや演奏に不安がある人でも気軽に挑戦できますよ。
「C、F、G」のキーCパターン「D、G、A」のキーDパターン「A、D、E」のキーAパターンなど色々なパターンがあるので、好きなキーを選んで練習してみてくださいね。
ギター初心者におすすめの4コードで弾ける曲
3コードで弾ける曲をある程度弾けるようになったら、4コードで弾ける曲に挑戦してみるのがおすすめです。
コード数が増えるため難易度は上がりますが、その分ハーモニーが豊かなサウンドになっているので、よりギターや音楽の奥深さが楽しめますよ。
3コードで弾ける曲の次は、ギター初心者におすすめの4コードで構成された曲を紹介します。
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ヒカリへ / miwa
洋楽のポップス風のシンプルなコード進行を採用した、4コードで弾ける曲がmiwaの「ヒカリヘ」です。
キーはギターで弾きやすいGで、定番コード「G、D、C」に、安定感のある響きのマイナーコード「Em」を加えた構成になっています。
テンポは少し速めなものの、Aメロは8拍ごと、サビは4拍ごととコード移行のペースが遅めなので、3コードで弾ける曲をマスターした人なら簡単に演奏できますよ。
コード譜・楽譜によっては「Cadd9」や「Cmaj7」が記載されていますが、簡単なコードだけでも十分に楽しめるギター初心者におすすめの曲です。
いいんですか / RADWIMPS
RADWIMPSの「いいんですか」は、色々なリズムを体験したい人におすすめの4コードで弾ける曲です。
全体がKing Gnuの「白日」やJamiroquaiの「Virtual Insanity」のような「タッカタッカ」と軽くハネたリズムになっているのが特徴。
さらに、2コーラス目のAメロではレゲエ風の「ツ・チャッ・ツ・チャッ」という軽快なリズムも登場しますよ。
使用コードは定番の3コードに安定感のあるマイナーコードを足したシンプルな構成なので、ぜひリズムに集中してリズミカルに弾いてみましょう。
小さな恋のうた / MONGOL800
ロックな雰囲気の弾きやすい曲をギターで弾いてみたい人におすすめの、4コードで弾ける曲がMONGOL800の「小さな恋のうた」です。
厳密には「G・Bm・C・D・Em」の5コードですが、Bmを構成音が似たDで代用すれば4コードだけで演奏できますよ。
テンポは速いですが4拍ごとのコードチェンジなので、確実に押さえる練習を繰り返せば簡単に弾きこなせるでしょう。
歪ませたエレキギターとパワーコードを使って弾けばパンクやロックの基本も学べる、ロック好きにピッタリの4コードで弾ける曲です。
To Be With You / MR.Big
「To Be With You」はアメリカのハードロックバンド・MR.Bigの大ヒット曲です。
テクニカルな演奏が有名なバンドの曲ですが、この曲ではアコースティックギターを使ったシンプルなコードストロークと、簡単な単音弾きだけで構成されています。
使用コードも「E・A・B・C#m」と、ギターで弾きやすいオープンコードと、定番のバレーコードのみとシンプルです。
弾き語り練習曲としてもおすすめなシンプルなリズムの楽曲なので、洋楽を弾き語ってみたい人はぜひ挑戦してみてくださいね。
We are never ever getting together / Taylor swift
テラスハウスのOP曲としても有名な、4コードで弾ける曲がTaylor swiftの「We are never ever getting together」です。
HIPHOPやR&Bのように同じコード進行がループしている曲で、1つのパターンを繰り返すだけで1曲が弾けるようになっています。
使用コードも「C(Cadd9)→G→D(Dsus4)→Em」と、全てがシンプルなオープンコードで構成されているのもポイント。
Aメロは音数や音量を控えめに、サビはしっかりストロークすると簡単にメリハリが出せるので、おしゃれな音楽や洋楽が好きな人はぜひ挑戦してみましょう。
ギター5コードで簡単に弾ける曲
より多くのコードが使われている曲に挑戦して、スキルアップしたいなら5コードで弾ける曲に挑戦するのがおすすめです。
有名曲にも使われるような定番進行が組み込まれた曲がたくさんあるので、ギターのスキルはもちろん、作曲のスキルのアップにも役立ちますよ。
最後に5コードで弾ける、ギター練習におすすめの曲を紹介するので、4コードや3コードで弾ける曲をマスターした人は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
チェリー / スピッツ
スピッツの「チェリー」はシンプルなオープンコードだけで簡単に弾ける、コード弾きの練習にピッタリの楽曲です。
基本の3コードに2つのマイナーコードを追加した「C・Em・F・G・Am」の5コード構成になっているのが特徴。
間奏部分ではマイナーキーに転調したように聴こえるB♭add9が登場しますが、歌のパートだけなら簡単なコードだけで演奏できますよ。
J-POPでもよく使われるカノン進行「C→G→Am→Em→F→C→F→G」のサウンドも学べるなど、作曲に興味がある人にもおすすめの練習曲です。
桜坂 / 福山雅治
ゆったりとしたテンポの5コード曲に挑戦してみたい人におすすめの人気曲が、福山雅治の「桜坂」です。
キーはギターで演奏しやすいとされるG。
使用コードは「G・Bm・C・D・Em」と、オープンコードが中心のシンプルな構成になっています。
サビ部分では「G→D→Em→D→C→D」という、カノン進行の後半をシンプルにした素朴で奥深い響きの進行が登場するので、伴奏するだけでも楽しめますよ。
シンプルな構成を感じさせない、プロならではのアレンジが光るハイクオリティな楽曲です。
マリーゴールド / あいみょん
あいみょんの「マリーゴールド」はAメロとサビの両方で「D→A→Bm→A→G→D→G→A」のカノン進行を使った人気曲です。
基本的にカノン進行を繰り返している曲なので、1つのパターンを覚えればほとんどのパートを弾けますよ。
Aメロのラストに「Bm→F#m→G→A」という、定番の6345進行を使ってサビの盛り上がりを演出しているなど細かな工夫も光る、コード練習にピッタリの曲です。
また、弾き語りでもよく使う、「16ビートのコードストローク」の練習にもおすすめの曲なので、気になる人はぜひ挑戦してみてくださいね。
3月9日 / レミオロメン
卒業ソングとしても有名な楽曲はレミオロメンの「3月9日」です。
この曲も「F・Am・B♭・C・Dm」の定番コードと2つのマイナーコードだけで簡単に演奏できます。
5フレットにカポを付ければ5弦ルートのバレーコードがなくなり、より簡単に弾けるのもポイント。
弾き語りに興味がある人やバラードが好きな人におすすめの、ゆったりとしたテンポの弾きやすい曲です。
ギターの3コードで弾ける曲は初心者におすすめ!簡単コードで弾ける曲を練習しよう
ギターの3コードで弾ける曲は、ギター初心者のステップにピッタリです。
はじめは難しく感じるかもしれませんが、練習を積み重ねて1曲を弾けるようになると、さらにギターが楽しくなるでしょう。
ポイントは遅めのテンポで、確実にギターコードを押さえる練習をすること。
このポイントを意識しつつ、無理のない範囲で反復練習すると安定して演奏できるようになりますよ。
まずは、お気に入りの3コードで弾ける曲を見つけて曲を聴き込んだり、使用コードを弾いたりするところからはじめてみましょう。
慣れてきたら音源に合わせて弾いて、ギターの楽しさやコードの響きを楽しんでみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ギターの3コードで弾ける曲とは、コード進行の骨格となる3つのメジャーコードで作られた曲
- 3コードで弾ける曲にも、多くの人を感動させるような素敵な曲がたくさんある
- マイナーコードも練習したいなら、4コードで弾ける曲がおすすめ
- ある程度演奏に慣れてきたら、定番進行が登場する5コードで弾ける曲に挑戦してみよう