バンドで一番目立つパートといえば、ギターボーカルですよね。
人気バンドのギタボに憧れてギターを始めた人も多いでしょう。
とはいえ、ギターを弾きながら歌うのは難しそうで、挑戦する勇気が出ない人もいるのではないでしょうか。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
ギターボーカルは難しい?
ギターボーカルといえばバンドの花形です。
プロ・アマ問わずよく見かけるギタボですが、一見したところ難しそうには見えませんよね。
しかし、実際にギターを弾き始めると、とても難しいことのように感じてしまうのではないでしょうか。
ギタボにいきなり挑戦する前に、まずはギターボーカルは難しいことなのか、ギタボの大変さについてしっかり確認しておきましょう。
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慣れれば難しくない
実は、ギタボは慣れてしまえばそれほど難しくありません。
初めのうちは歌がギターにつられて混乱しますが、練習を続ければ慣れるので、根気強く練習することが大切です。
慣れるまでは基礎的な練習が続き、練習がつまらないと感じてしまうかもしれません。
ここで挫折してしまう人も多いですが、慣れてしまえば一気に練習が楽しくなるので、頑張って続けてみましょう。
体力的にはしんどい
ギタボは体力的にはかなりきついです。
歌うだけでも体力を使う上に、ギターも弾く手も動かす必要があるので相当疲れます。
ある程度ギタボができるようになったら、スタジオで本番さながらの熱量でギターを弾きながら歌ってみましょう。
思ったよりも体力を消耗して、練習が終わるころにはくたくたになっているはずですよ。
機材のセッティングが大変
多くの機材を使うギタボはセッティングも大変です。
アンプやエフェクター、チューニングなどのギターの準備に加えて、マイクのセッティングもしなければなりません。
他のパートよりも準備する工程が多いので、だらだらセッティングしていると他のバンドメンバーを待たせてしまうので注意が必要です。
リーダーを兼任するとさらに忙しい
ギタボはバンドの看板なので、リーダー的存在になることがほとんどです。
スケジュールの調整やバンド練習のまとめ役、他のバンドやライブハウスとの外付き合いまでギタボ中心に行うことになるでしょう。
ただでさえやることが多いのに、バンド運営まで担っているとどこかで限界がきます。
長期的に考えると、仕事を背負い過ぎずメンバーを頼るのも重要です。
ギターボーカルの練習のコツは?
ギタボは慣れればそれほど難しくはありませんが、それでも弾きながら歌えるようになるためには、ある程度の時間がかかります。
なかなかコツがつかめず、諦めてしまっては元も子もありません。
ギタボがなかなか上達しない人に向けて、注意すべきギタボの練習のコツを紹介します。
ギターが弾けているか確認する
まずは、しっかりとギターが弾けているか確認しましょう。
当たり前ですが、ギターを弾くだけで精一杯の状態では、歌いながら弾くなんて絶対にできません。
- リズムに合わせてストロークできているか
- コードチェンジはスムーズに行えているか
などを確認しましょう。
また、ギタボはマイクに向かって歌わなければならないので、ギターの手元をあまり見ることができません。
前を向いたままでもコードを押さえられるように、しっかりと練習しておきましょう。
歌詞をしっかり暗記する
ギターがしっかり弾けるようになったら、次は歌をきちんと歌えるようにしましょう。
そのためには、最低限歌詞をしっかりと覚えておくことが大切です。
歌詞を見ながらでは、読むことばかりに気を取られ、肝心のギターや歌がおろそかになってしまいます。
ギターと歌を同時にやってみる
ギターと歌がそれぞれしっかり上達したら、さっそくギターを弾きながら歌う練習をしてみましょう。
まずはひと通り挑戦した後、間違えやすい部分を重点的に練習することをおすすめします。
曲本来のテンポでうまくできないときは、テンポをゆっくりにして練習してみましょう。
できるようになったら徐々にテンポを戻し、本来のテンポを目指して練習します。
ギターボーカルにおすすめのギターとは?
ギタボに憧れてこれからギターを始める人は、ギター選びにもこだわると良いでしょう。
「ギタボなら絶対にこのギター!」というものはありませんが、ギタボを目指すなら初心者でも弾きやすいものがおすすめです。
次に、ギタボ初心者におすすめなギターとその理由を紹介します。
テレキャスターが多い
ギタボには、テレキャスターと呼ばれる種類のエレキギターがおすすめです。
プロにも愛用者が比較的多く、布袋寅泰や「凛として時雨」のTKさん、Number girlの向井秀徳さんなど、有名なバンドのギタボも愛用しています。
テレキャスターは、エレクトリックギターやアンプの製造で世界的に有名なフェンダー社などが販売しており、ジャキーンというはっきりとした綺麗な和音が特徴です。
テレキャスターには、値段からボディの色、音の特徴まで幅広い品揃えがあるため、あなたの好みに合ったものを選ぶことができますよ。
軽い
テレキャスターの魅力は軽くて扱いやすいことです。
例えば、ギブソン社のレスポールと呼ばれる種類は重さが3kg~5kgほどあり、初心者や女性には重くておすすめできません。
ギターを弾いている時に「重いな」と感じるのであれば、そのギターはあなたの体格や筋力に合っていないかもしれません。
ギターに慣れていない初心者にとって、軽くてストレスなく演奏できることはとても大きなメリットです。
アコギと弾き心地が似ている
テレキャスターはアコギと似て構造がシンプルなので、生音でもエレキの中でもよく響きます。
弾いた時の金属的な音や弾き心地も、アコギとかなり似ているのです。
ギタボをしたいと考えている人の中には、アコギで弾き語りもしたい人が多いのではないでしょうか。
また、弾き語り経験者がバンドのギタボに挑戦するときにも、テレキャスターがおすすめです。
高音域が出やすく音に癖がない
比較的高音域が出しやすいのも、テレキャスターの特徴です。
コードを弾いた時にしっかりとエッジが効き、一つ一つの音をはっきり鳴らしてくれます。
高音域はバンド内の他の楽器に被りづらいため、バンド全体の音のバランスが良くなります。
ギターボーカルがかっこいいバンド
人気のバンドの中には、ギターを弾きながら歌っている人がたくさんいます。
ギタボに初挑戦する人は、この中からかっこいいバンドを選んでコピーしたり、ギターの弾き方やライブのステージングを真似するのも良いでしょう。
ギタボがかっこいいバンドを9組紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
凛として時雨
ロック、シューゲイザーなどの要素をミックスしたバンド「凛として時雨」のTKさんも、ギターボーカルです。
メンバー3人とも実力・カリスマ性ともに高く、スリーピースバンドとは思えない程の音圧で圧倒されます。
特にTKさんのギターは、弾きながら歌っているとは思えないほど難解なコード進行、超絶なギターソロなど魅力が満載です。
その上ボーカルも特徴あるハイトーンボイスで、聴く人に深く突き刺さる音楽が人気です。
フジファブリック
2000年に結成されたロックバンド「フジファブリック」は、ギターボーカルの志村正彦さんが2009年に急逝した後も活動を続けています。
前ボーカルの志村正彦さんはもちろん、現在のギタボ・山内総一郎さんも、難易度の高いギターフレーズを弾きながら涼しい顔でボーカルまでこなす、素晴らしいギタボです。
前ボーカルの志村さんと比べられがちな山内さんですが、伸びやかな声とギターのテクニックは高く評価されています。
UNISON SQUARE GARDEN
ポップでアップテンポな曲が多い「UNISON SQUARE GARDEN」のギタボ・斎藤宏介さんも魅力的なギタボです。
UNISON SQUARE GARDENは、エッジの効いたスラップベースやテクニカルなドラムフレーズを多用しつつ、ギタボの斎藤さんの透明感ある声と上手くバランスをとっています。
斎藤さんの中性的な声と強烈なギターテク、激しいリズム隊の動きなど、唯一無二の個性を持ったバンドです。
Base Ball Bear
「ベボベ」の相性で親しまれる「Base Ball Bear」ですが、メインギターの脱退により現在はボーカルも務める小出祐介さんだけでギターを担っています。
ギターが1人になった後も、絶妙なバランスのバンドサウンドでクオリティの高い曲を出し続けています。
ギタボとして派手なフレーズやボーカル披露するわけではありませんが、演奏技術はとても高く、様々な曲のスタイルに適応できるのが小出祐介さんの魅力です。
Hi-STANDARD
「ハイスタ」の相性で知られる「Hi-STANDARD」は、現在の日本のバンドマンに多くの影響を与えたバンドです。
ギターボーカルの横山健さんのダイナミックで勢いのあるギターパフォーマンスに憧れたギタリストは数知れません。
ぶっきらぼうで男らしい歌声も人気で、横山さんは現在ソロでも活躍しています。
彼のギタボはフェスやイベントで聴けるので、ギタボに憧れる人はぜひ観に行ってみてください。
10-FEET
ラウドロックやラップ、レゲエなど様々な要素をバンドに落とし込んだミクスチャーロックバンド「10-FEET」も、ギタボを中心とした3ピースバンドです。
ギタボのTAKUMAさんは時に荒々しく歪んだ声で叫び、時に優しく語りかけるように歌い、聴き手を飽きさせない魅力を持っています。
ライブでは笑いあり涙ありのMCも人気で、ギターや歌の実力も本物です。
10-FEETが自ら主催する夏フェス「京都大作戦」は、今や夏フェスの定番になっているので、気になる人はぜひ行ってみてくださいね。
BUMP OF CHICKEN
「バンプ」と略され、芸能人や著名人にも熱狂的なファンも多い「BUMP OF CHICKEN」の藤原基央さんもギタボです。
優しく耳に馴染む素朴な歌声は、多くのファンを虜にしています。
「天体観測」など誰もが知っている名曲はもちろん、それ以外の曲もそれぞれ完成度が高く、どのアルバムもクオリティーが高いのでおすすめです。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは「アジカン」の愛称で知られ、2000年代から日本のロックバンドを引っ張ってきました。
王道のギターロックに、どこか気だるさを感じるギタボ・Gotchさんの歌声が上手くハマっているバンドです。
「鋼の錬金術師」「NARUTO」「BLEACH」など、人気アニメの主題歌を多数手がけているため、特に20~30代の人は「この歌聴いたことある!」と懐かしさを感じるかもしれませんね。
スピッツ
「チェリー」「空も飛べるはず」など、数多くのヒット曲で知られるスピッツの草野マサムネさんもギタボです。
透明感のある伸びやかな歌声で、性別・年代問わず幅広くファンがいます。
弾き語りでカバーする人も多く、初心者向けのアレンジもされています。
ヒット曲は爽やかでキャッチーな曲が多いですが、アルバムの中にはロック調のかっこいい曲も多いです。
ヒット曲しか知らないという人は、ぜひスピッツの隠れ名曲を探してみてください。
ギターボーカルには慣れると難しくない!ただし負担が大きいので周囲のサポートが大切
バンドの花形といえば、やっぱりギターボーカルですよね。
初心者には難しいように感じますが、実は練習で慣れてしまえば難しくはありません。
しかし、バンドの中心ゆえに自身の責任や負担も重くなります。
あまり1人で背負い過ぎるとパンクしてしまうので、そこは上手く周りにサポートしてもらってくださいね。
根気よく練習してギターも歌も華麗にこなし、憧れのバンドのようにかっこいいライブを実現させましょう。
この記事のまとめ!
- ギタボは慣れると難しくないが、セッティングや体力面など、負担は増える
- ギタボを練習する前に、ギター・歌をそれぞれしっかりとできるようになろう
- 軽くて扱いやすいテレキャスターがギタボ向き
- ギタボがかっこいいバンドは様々。好きなバンドを見つけて参考にしてみよう