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【独特】ストランドバーグ(Strandberg)ギターとは?特徴や種類・デメリットやメリットを紹介! 2022年1月

2022年1月9日

ストランドバーグ

スウェーデン生まれの「ストランドバーグ(Strandberg)」は、近年世界中で話題になっているエレキギターメーカーです。

個性的なデザインや独特の機構が多く、変わったギターという印象を持っている人が多いかもしれませんが、メタル系のギタリストから人気を集めていますよ

Live編集部
この記事では、ストランドバーグのギターの特徴や、メリット・デメリットなどを紹介していきます。

ストランドバーグ(Strandberg)とは

ストランドバーグ(Strandberg)とは、ギタープレイヤーでありギタービルダー(職人)でもあるオーラ・ストランドバーグによるギターブランドです。

「エルゴノミック・ギターシステム」と名付けられた、人間工学に基づいた斬新なデザインで一躍有名になりました

オーラ・ストランドバーグは機械技師出身で、コンピュータによる設計を得意としており、製品開発のさまざまな業界で蓄えたノウハウが活かされています。

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特徴

ストランドバーグが近年大きく注目されているのは、普通のギターとは一風変わった点がたくさんあるからです

フェンダーやギブソンを始め、王道のギターメーカーにはない尖った性能や機能は、一度ハマると癖になるでしょう。

革新的な技術に感動し、手放せなくなった人も少なくありません。

ここからは、ストランドバーグの特徴を1つずつ紹介します。

 

ヘッドレス

ストランドバーグのギターには、普通のギターには必ずある「ヘッド」がありません

ヘッドをなくしたぶん大幅に軽量化でき、長時間ギターを弾いていても疲れにくい設計になっています。

また、ネックのぶんだけ全長を抑えられるため、ネックの反りや曲がりに対する耐性も抜群です。

ヘッドのような部分がわずかに残されているため、開放弦を弾く際にはヘッド裏のような感覚でポジションを感じられます。

 

台形ネック

「エンデュアー・ネック」と呼ばれるストランドバーグ独自の台形ネックは、特許を取得しています

ネック裏が丸くなっておらず、直線的なカットで台形の形になっているため、親指を支点にするフォームで弾きやすい設計です。

ネックの薄さもポジションごとに微妙に変えられており、ローポジションになるにつれて厚くすることで、理想的なフォームになるように設計されています

 

ファン(扇)フレット

通常のフレットは平行に並んでいますが、ストランドバーグのギターは「ファンフレット」と呼ばれる扇形のフレットが特徴です。

低音弦と高音弦では最適な弦長が異なるため、ファンフレットにすることでそれぞれの弦を最適な長さで演奏できます。

素材をステンレスにすることで摩擦が少なくなり、滑らかで心地よい演奏性を実現しました

 

コンパクトボディ

ストランドバーグは、他のギターと比べると一回り小さいボディをしています

ボディは深く切り込みが入っており、トップ材にはフレイムメイプルが使われているので圧倒的に軽量です。

「チェンバード」と呼ばれる内部が空洞の構造を採用しているため、ボディは3㎏を大きく下回っています。

また、独特の切込みによって座って演奏する際でも快適に演奏できるのも魅力です。

 

コイルなしピックアップ

ストランドバーグの構造で多くのギタリストが驚いたのは、「アルミトーン」と呼ばれるコイルを持たないピックアップです

わずか数ミリの薄い構造で、電気抵抗が非常に低いためノイズがほとんどありません。

コイルを持たずともパワーがあり、レンジが広くクリアな音を得られる最先端の技術です。

この構造は企業秘密であるため、ストランドバーグのギターにしか搭載されていません。

 

筒状ブリッジ

ストランドバーグのギターはブリッジの形も特徴的で、ペグとブリッジが一体化した筒状の形になっています

シンプルな構造ですが、弦高を完全に合わせられるほか、オクターブチューニングを合わせるのも問題ありません。

また、それぞれの機構が独立しているため、多弦ギターを使用したい場合はこのブリッジを増やすだけで対応できます。

 

クリアサウンド

人間工学に基づいた合理的な設計が注目されがちですが、ストランドバーグの良さはサウンドにもあります。

ファンフレットや硬質な金属部品で構成されたデザインは、クリアな音質や豊かなサステイン、ノイズ減少にも有効です。

切り込みのあるチェンバードボディは、演奏性だけでなくクリーントーンに独特の空気感を与えてくれるため、メロウな曲にも最適でしょう。

 

ユニバーサルデザイン

近年は7弦や8弦、またはそれ以上の多弦ギターが人気ですが、ストランドバーグの多弦ギターは他のメーカーに比べて安価です。

6弦ギターをもとにしたデザインでありながら、弦を増やしても不自然にならないような配慮がなされています。

ストランドバーグが創業した2007年には、すでに多弦ギターが登場していたことが理由でしょう。

 

ストランドバーグ(Strandberg)の種類

ストランドバーグ(Strandberg)の種類

現在、ストランドバーグには、「Boden」シリーズを中心に、製造場所や仕様によって8つの種類あります。

それぞれトレモロの有無やピックアップの配列、使用されている木材など仕様のバリエーションもさまざまです。

しかし、生産終了になっているモデルも多いので、欲しい場合は中古をさがすことになるかもしれません

ここからは、ストランドバーグの種類について解説します。

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Sweden Custom Shop

「Sweden Custom Shop」は、スウェーデンのストランドバーグ自社工場で製造される一級品のギターです。

メイプル・チェンバードアルダー・マホガニーの三層構造になっており、ヘヴィなサウンドだけでなく広いジャンルに対応できます。

ピックアップには「Lace Alumitone Pickups」を採用し、クリアでフラットなサウンドが特徴です

 

Boden OS

ストランドバーグの主力「Boden」シリーズの中でも、日本で特に流行した「Boden OS」は、韓国で製造されているモデルです。

発売前から注目されており、発売後は売り切れが続出するほどの人気を誇りました

フレイムメイプルトップを採用し、内部の木材がくりぬかれているため、重量は2㎏を下回っています。

コストパフォーマンスも良く造りも良かったのですが、現在は生産終了になってしまいました。

 

Signature Model

ストランドバーグは多くのアーティストやギタリストから支持されていますが、シグネチャーモデルも多数発売されています。

Far East DizainのメンバーでありBABYMETALのサポートギターとしても有名なLedaもその1人で、シグネチャーモデルが発売されました。

ネックの面取りがLedaこだわりの仕様となり、弦からボディまでの距離を近づけることによって弾きやすさが向上しています

 

Boden J-Series

Bodanの中でも日本で製造されたモデルが「Boden J-Series」で、さらに「J-Standard」と「J-Custom」の2種類に分かれています。

J-Standardはボディがバスウッドでできており、トップ材にはメイプルやエキゾチック材が使用されたモデルです。

J-Customは楽器屋がメーカーに直接オーダーをかけて作るモデルなので、スペックや価格にはばらつきがあります。

 

Boden Original

ストランドバーグの中でも最も流通しており、日本でも入手しやすいのがこの「Boden Original」です。

パーツや設計はスウェーデン製のものと同じですが、インドネシアで生産することによってコストを下げています。

チェンバードボディやエンデュアー・ネックを採用しているので、ストランドバーグで最もスタンダードなモデルと言えるでしょう。

 

Boden Classic

2017年に発売された「Boden Classic」は、それまでストランドバーグになかった豊富なカラーバリエーションを実現しました。

メイプルトップでピックガードもついているため、ストラトキャスターのような伝統的な見た目に近いです

ストランドバーグのスタンダードなスペックは継承しつつ、くりぬき加工のないボディや1ピースネックで、どんなギタリストにも合うように設計されています。

 

Boden Metal

「Boden Metal」はその名の通りBodenをメタル向けに仕上げたモデルです。

ピックアップには近年人気の「Fluence Modern」を搭載し、ローノイズでクリアな歪みや繊細なプレイなど、さまざまな奏法に適応しています。

エンデュアー・ネックやチェンバード加工など、ストランドバーグの基本仕様はそのままなので、弾きやすさや機能性も抜群です

 

Salen

2018年から販売されている「Salen」は、フェンダー社のテレキャスターにインスパイアされたモデルです。

中でもボディをくりぬいていない「Classic」と、チェンバードボディの「Deluxe」の2種類があります。

見た目はテレキャスターに似ていますが、サウンドは暖かみがあってモダンな印象なので、ジャズやソウルにも最適でしょう。

 

ストランドバーグ(Strandberg)は安い?高い?

機能性や弾きやすさ、軽さなどさまざまな魅力のあるストランドバーグですが、最大の欠点は値段が高いところでしょう。

一番安い商品でも10万円を下回ることはないので、気軽に手を出せる値段ではありませんよね。

しかし、値段の高さは製造や開発に時間がかけられている証拠でもあります

人間工学を追求したデザインや細部までこだわったサウンドは、一度手に取ったらきっと感動するでしょう。

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ストランドバーグ(Strandberg)のギターは個性的!人間工学に基づいて作られたギターを弾いてみよう

近年注目されているストランドバーグのギターは、ヘッドレスやコンパクトなボディ、台形型のネックなど個性的な見た目が特徴です。

通常のギターとは一線を画すデザインですが、全ては人間工学に基づいて練られています

さまざまなモデルが発売されているので、自分の好みやスタイルに合わせたモデルを一度弾いてみてはいかがでしょうか?

 

この記事のまとめ!

  • ストランドバーグは2007年にスウェーデンで生まれたギターメーカー
  • 個性的なデザインは、人間工学に基づいて緻密に計算されている
  • ヘッドレスやコンパクトボディ、台形ネックで弾きやすい
  • サウンドは硬質でクリアだが、種類によっては暖かみのあるモデルもある
  • コイルなしピックアップや筒状ブリッジなど、独自の機構もある

 

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