よみ:ぽーとれいとのさきに
ポートレイトの先に 歌詞 舞台「MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~AUTUMN 2023~」劇中歌
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七尾太一,神木坂レニ
- 2024.3.6 リリース
- 作詞
- 松崎史也
- 作曲
- Yu(vague)
- 編曲
- Yu(vague) , 馬渕智史
友情
感動
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元気
結果
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俺おれがGOD座ざにいたころ、MANKAIカンパニーに入はいる前まえの話はなし……。
思おもい出だすのは、自分じぶんをすり抜ぬけていく視線しせん
板いたの上うえで透明とうめい人間にんげんになってしまったような、そんな感覚かんかく
憧あこがれていたGOD座ざの舞台ぶたい
いつも舞台ぶたいの端はしっこに立たってるだけの毎日まいにちだった
その日ひは千秋楽せんしゅうらくで、俺おれは終演しゅうえん後ごのGOD座ざの劇場げきじょうで片かたづけを手伝てつだってた。
まぶたを閉とじると浮うかぶのは、満員まんいん御礼おんれいの客席きゃくせきから鳴なりやまないカーテンコール。舞台ぶたいの最前列さいぜんれつ中央ちゅうおうで何度なんどもお辞儀じぎするトップスターの丞たすくサンの姿すがたは、
全身ぜんしんから自信じしんがあふれて輝かがやいていた。
いつかあんな風ふうに舞台ぶたいの真まん中なかで輝かがやける日ひが来くるのかな
そんな日ひが来きたら、みんなが拍手はくしゅを送おくってくれるのかな
初恋はつこいのあの子こも、見直みなおしたってほめてくれるのかな
俺おれはいつの間まにか舞台ぶたいの真まん中なかに……0番ばんに立たっていた。
いつか自分じぶんもこの場所ばしょに立たちたい! そんな思おもいで丞たすくサンと同おなじセリフを口くちに出だした。
でも次つぎの瞬間しゅんかん……あの人ひとの笑わらい声ごえが聞きこえてきた。
ここまで華はながない役者やくしゃがGOD劇場げきじょうの0番ばんに立たったのは史上初しじょうはつかもな。
す、すみません、レニさん! 俺おれ……!
お前まえが0番ばんに立たつ資格しかくがあるとでも……? なんておこがましい。
「どこまでも華はながない
お前まえが舞台ぶたいの上うえに立たってても、誰だれも見向みむきもしない
隅すみっこがお似合にあいの役者やくしゃ……
価値かちのない十把じっぱ一絡ひとからげの役者やくしゃ……
舞台ぶたいの中央ちゅうおうに立たつ資格しかくなんてあるわけがない」
今いまでも思おもい出だす……あの時ときの言葉ことば
あの時ときの……悪魔あくまのささやき……
お前まえが役やくを掴つかみ取とる方法ほうほうは一ひとつだけだ。
……七尾ななお太一たいいち、私わたしの手駒てごまとして役やくに立たて。
そうして俺おれは、この劇団げきだんにスパイとして入団にゅうだんして……許ゆるされないことをした。
それでも、ここが俺おれの居場所いばしょだって認みとめてもらえて、みんなと一緒いっしょにいたくて、
恩返おんがえししたくてがんばってきた……。
だけど……。
みんなと秋あき組ぐみの公演こうえんを重かさねた
0番ばんに立たつみんながまぶしかった
あの時ときGOD座ざで丞たすくサンを見みた時ときと同おなじように……。
きっときっと自分じぶんはあんな風ふうに輝かがやけない
秋あき組ぐみのみんなに敵かなうことなんて一ひとつもない
みんなを差さし置おいて0番ばんに立たつ資格しかくもない
だって俺おれは隅すみっこがお似合にあいの
さえない……役者やくしゃだから……
思おもい出だすのは、自分じぶんをすり抜ぬけていく視線しせん
板いたの上うえで透明とうめい人間にんげんになってしまったような、そんな感覚かんかく
憧あこがれていたGOD座ざの舞台ぶたい
いつも舞台ぶたいの端はしっこに立たってるだけの毎日まいにちだった
その日ひは千秋楽せんしゅうらくで、俺おれは終演しゅうえん後ごのGOD座ざの劇場げきじょうで片かたづけを手伝てつだってた。
まぶたを閉とじると浮うかぶのは、満員まんいん御礼おんれいの客席きゃくせきから鳴なりやまないカーテンコール。舞台ぶたいの最前列さいぜんれつ中央ちゅうおうで何度なんどもお辞儀じぎするトップスターの丞たすくサンの姿すがたは、
全身ぜんしんから自信じしんがあふれて輝かがやいていた。
いつかあんな風ふうに舞台ぶたいの真まん中なかで輝かがやける日ひが来くるのかな
そんな日ひが来きたら、みんなが拍手はくしゅを送おくってくれるのかな
初恋はつこいのあの子こも、見直みなおしたってほめてくれるのかな
俺おれはいつの間まにか舞台ぶたいの真まん中なかに……0番ばんに立たっていた。
いつか自分じぶんもこの場所ばしょに立たちたい! そんな思おもいで丞たすくサンと同おなじセリフを口くちに出だした。
でも次つぎの瞬間しゅんかん……あの人ひとの笑わらい声ごえが聞きこえてきた。
ここまで華はながない役者やくしゃがGOD劇場げきじょうの0番ばんに立たったのは史上初しじょうはつかもな。
す、すみません、レニさん! 俺おれ……!
お前まえが0番ばんに立たつ資格しかくがあるとでも……? なんておこがましい。
「どこまでも華はながない
お前まえが舞台ぶたいの上うえに立たってても、誰だれも見向みむきもしない
隅すみっこがお似合にあいの役者やくしゃ……
価値かちのない十把じっぱ一絡ひとからげの役者やくしゃ……
舞台ぶたいの中央ちゅうおうに立たつ資格しかくなんてあるわけがない」
今いまでも思おもい出だす……あの時ときの言葉ことば
あの時ときの……悪魔あくまのささやき……
お前まえが役やくを掴つかみ取とる方法ほうほうは一ひとつだけだ。
……七尾ななお太一たいいち、私わたしの手駒てごまとして役やくに立たて。
そうして俺おれは、この劇団げきだんにスパイとして入団にゅうだんして……許ゆるされないことをした。
それでも、ここが俺おれの居場所いばしょだって認みとめてもらえて、みんなと一緒いっしょにいたくて、
恩返おんがえししたくてがんばってきた……。
だけど……。
みんなと秋あき組ぐみの公演こうえんを重かさねた
0番ばんに立たつみんながまぶしかった
あの時ときGOD座ざで丞たすくサンを見みた時ときと同おなじように……。
きっときっと自分じぶんはあんな風ふうに輝かがやけない
秋あき組ぐみのみんなに敵かなうことなんて一ひとつもない
みんなを差さし置おいて0番ばんに立たつ資格しかくもない
だって俺おれは隅すみっこがお似合にあいの
さえない……役者やくしゃだから……