満月まんげつの夜よる聞きこえた遠吠とおぼえが
今日きょうも僕ぼくの耳みみを襲おそう
街まちではほら誰だれかが噂話うわさばなし
あてに酔よいしれ高たか笑わらっている
どうせ生いき過すぎたと微笑ほほえんだ
老婆ろうばが鉢はちに水みず注そそぎ
思おもい残のこす事ことなど何なにもないよと
灰色はいいろの瞳ひとみで囁ささやく
月つきも出でない町まちの夜よる
止とめどなく流ながれる涙なみだを拭ぬぐって
今夜こんやも冷つめたい住処すみかで眠ねむるのか
いつか本当ほんとうの優やさしさ触ふれたら
こんな僕ぼくだけど愛あいの中なかで溺おぼれて夢ゆめを見みる
欲張よくばりな生いき物ものが集あつめてる
冠かんむりは要いらないんだ
幸しあわせを探さがさずにいられるなら
そんな場所ばしょ連つれて行いっておくれ
戸惑とまどう風かぜの夜よる
今いま瞳ひとみの奥おくに眠ねむり続つづけてた
本当ほんとうの僕ぼくを起おこしにきたのか
信しんじられる事こと何一なにひとつなくて
ただ無力むりょくな世界せかいを流離さすらってゆく狼おおかみ
街まちではほら誰だれかが噂話うわさばなし
あてに酔よいしれ高たか笑わらってる
満月まんげつの夜よる聞きこえた遠吠とおぼえが
今夜こんやも僕ぼくの耳みみを襲おそう
満月mangetsuのno夜yoru聞kiこえたkoeta遠吠tooboえがega
今日kyouもmo僕bokuのno耳mimiをwo襲osoうu
街machiではほらdehahora誰dareかがkaga噂話uwasabanashi
あてにateni酔yoいしれishire高taka笑waraっているtteiru
どうせdouse生iきki過suぎたとgitato微笑hohoeんだnda
老婆roubaがga鉢hachiにni水mizu注sosoぎgi
思omoいi残nokoすsu事kotoなどnado何naniもないよとmonaiyoto
灰色haiiroのno瞳hitomiでde囁sasayaくku
月tsukiもmo出deないnai町machiのno夜yoru
止toめどなくmedonaku流nagaれるreru涙namidaをwo拭nuguってtte
今夜konyaもmo冷tsumeたいtai住処sumikaでde眠nemuるのかrunoka
いつかitsuka本当hontouのno優yasaしさshisa触fuれたらretara
こんなkonna僕bokuだけどdakedo愛aiのno中nakaでde溺oboれてrete夢yumeをwo見miるru
欲張yokubaりなrina生iきki物monoがga集atsuめてるmeteru
冠kanmuriはha要iらないんだranainda
幸shiawaせをsewo探sagaさずにいられるならsazuniirarerunara
そんなsonna場所basyo連tsuれてrete行iっておくれtteokure
戸惑tomadoうu風kazeのno夜yoru
今ima瞳hitomiのno奥okuにni眠nemuりri続tsuduけてたketeta
本当hontouのno僕bokuをwo起okoしにきたのかshinikitanoka
信shinじられるjirareru事koto何一nanihitoつなくてtsunakute
ただtada無力muryokuなna世界sekaiをwo流離sasuraってゆくtteyuku狼ookami
街machiではほらdehahora誰dareかがkaga噂話uwasabanashi
あてにateni酔yoいしれishire高taka笑waraってるtteru
満月mangetsuのno夜yoru聞kiこえたkoeta遠吠tooboえがega
今夜konyaもmo僕bokuのno耳mimiをwo襲osoうu