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映画「青くて痛くて脆い」孤独な青年の復讐劇…大きな嘘と悪意に満ちた青春サスペンスに驚愕する!

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ベストセラー作家・住野よるの人気小説が原作の映画『青くて痛くて脆い』。志を共にしてサークルを創り上げた仲間が世界から消えたことをきっかけに、復讐に乗り出す大学生を描く青春サスペンス作品です。明かされる嘘に衝撃を受ける本作の魅力を紹介します。

住野よるの最高傑作を実写映画化!

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2020年公開の映画『青くて痛くて脆い』は、仲間と居場所を奪われた青年が復讐に乗り出す青春サスペンス作品です。

原作は『君の膵臓を食べたい』で鮮烈なデビューを果たした作家・住野よるの同名小説。

自身の最高傑作と語る本著は、2018年の「二十歳が一番読んだ小説ランキング」で第1位に輝き、登場人物と同世代の読者たちから、多くの支持を得ています。

そんなベストセラー小説を、ドラマ監督として数々のヒット作を手がけてきた狩山俊輔監督が実写映画化しました。

心を揺さぶられる衝撃の青春ストーリーが描かれた、本作のあらすじや見どころを紹介します。

映画「青くて痛くて脆い」のあらすじ

▲『青くて痛くて脆い』予告【8月28日(金)公開】

大学生の田端楓は人付き合いが苦手で、人と距離を取って生活していました。

そんな彼の前に現れたのは、空気を読まずに理想論を掲げて周囲から浮いた存在の秋好寿乃

はじめは距離を取っていた彼も、いつしか彼女の純粋さに心を開いていきます。

距離を縮める2人は、秘密結社サークル「モアイ」を作り、「世界を変える」という目標を掲げて慈善活動に励むようになります。

時間を共にし男女の友情を育んでいく2人にとって、「モアイ」は居心地の良い大切な居場所になっていきました。

しかし当たり前の日常は突如奪われ、この世界から彼女がいなくなってしまったのです。

その後「モアイ」は、社会人とのコネをつくるのに精力的なただの就活サークルに変わってしまいます。

取り残された彼は怒りと憎しみに燃え、次第に感情が暴走を始めます。

失った彼女と大切な居場所のため、彼は復讐を決意。

どんな手を使ってでも成し遂げると決めた「モアイ奪還計画」が始まります。

若手実力派キャストの繊細な演技に注目

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本作では、映画やドラマに引っ張りだこの若手実力派キャストが集結しています。

主人公の田端楓を演じるのは俳優・吉沢亮

内向的で屈折した考え方をする難しい役どころを楽しく演じたそうです。

ヒロインの秋好寿乃を演じるのは原作ファンだという女優・杉咲花

純粋な心で行動する彼女を生き生きと演じています。

まさに青春といえる楽しそうなシーンと関係性が変わった後のシーンとのギャップに惹きつけられます。

さらに岡山天音、松本穂香、清水尋也、茅島みずき、柄本佑が出演。

個性的なキャストたちが、リアルな人間模様を巧みな演技で表現しています。

また、映画のオリジナルキャラクターを演じる森七菜と光石研が、どのように主人公たちと関わっていくのかも必見です。

青春の鋭さが心をえぐるサスペンスストーリー


本作の見どころは、最後まで気が抜けない緻密なストーリーです。

原作小説では、小説ならではの手法で、大きな秘密を抱えたままストーリーが展開していきます。

意図的に真実を隠すことで、その真実が明らかになる過程に驚かされる作品です。

本作では原作で用いられた理論を応用して、映像ならではの臨場感あるサスペンス映画に仕上げています。

映画オリジナルのシーンもあるため、どんな風に物語が進んでいくのか原作ファンも新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。

まだ原作を読んでいないという人は、まさかの真実に驚く感覚を楽しんでみてください。


また、本作で描かれている深いメッセージにも心打たれるでしょう。

主人公は相手の意見を否定しないことをモットーに過ごしていますが、それは相手を傷つけたくないからではなく、相手を不快にして自分が傷つないようにするためでした。

そのため、大切な物を失った喪失感から自分の苦しみに流されて激情し、復讐へと繋がっていきます。

彼の弱さは、きっと多くの人が心の隅に持っているものでしょう。

できれば、誰も傷つかずに暮らしたいもの。

しかし、一切傷ついたり傷つけたりせずに人と関わることはできません。

人と深く関わることを避けてきた主人公が、本当に大切なことを知っていく青春模様が、心をえぐられるような生々しさで映し出されるところに注目してください。

この映画を観てタイトルの意味に気づく時、大人になることについて改めて考えさせられますよ。

「ユメミグサ」は切なくも力強い主題歌

▲BLUE ENCOUNT 『ユメミグサ』Music Video(Art Work Ver.)【映画『青くて痛くて脆い』主題歌】

本作の主題歌は、BLUE ENCOUNTが手がける『ユメミグサ』です。

「ブルエン」の愛称で親しまれるBLUE ENCOUNTは人気絶頂の4人組のロックバンドで、ロックをベースに様々な音楽要素を交えた独自の音楽が注目されています。

原作小説のテーマソングとして『もっと光を』を提供しており、住野よるたっての希望で映画主題歌も手がけることになりました。

『ユメミグサ』は、キャッチーなメロディが切なく響くロックナンバーです。

ボーカルの田邊駿一が「登場人物たちに宛てた手紙のような存在」と語るように、歌詞には映画で映し出されたメッセージが詰まっています。

大人になることを拒んで大切な人を傷つけてしまった後悔の気持ちは、聞いていて胸を締めつけられるでしょう。

しかしその失敗を経て、新しい一歩を踏み出そうとする前向きな意思が感じられます。

未熟さゆえに誰かを傷つけてしまった経験を持つすべての人を肯定してくれる、熱く感動的な楽曲。

MVは、鮮やかな色彩で描かれたアートワーク版と映画本編シーンを盛り込んだ映画版があります。

どちらも映画のストーリーに沿う美しいMVになっているので、ぜひチェックしてください。



映画「青くて痛くて脆い」の衝撃を味わおう


映画『青くて痛くて脆い』は、誰もが通ってきた青春時代を取り上げた作品です。

青春の眩しさや煌めいた一面だけでなく、目を背けたくなるような「青くて痛くて脆い」リアルな一面も色濃く描かれています。

人としての未熟さや人間関係の難しさ、自身の理想にこだわってしまう頑固さは、共感できる人が多いでしょう。

そこに展開の読めないサスペンス要素が加わり、見事なストーリー構成となっています。

本作を観て、まだ味わったことのない衝撃を体感してみてください。


TEXT MarSali

《メンバー》 Vo. Gt. 田邊駿一 Gt. 江口雄也 Ba. 辻村勇太 Dr. 高村佳秀 熊本発、都内在住4人組。熱く激しくオーディエンスと一体になり、ダイレクトに感情をぶつける熱血なパフォーマンスが話題のエモーショナルロックバンド。 2014年9月にEP『TIMELESS ROOKIE』でメジャーデビュー。20···

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