営業の仕事をしていると、接待の二次会がカラオケになることもあるでしょう。
友達と一緒なら絶対に盛り上がるという選曲も、年代の違うお客様相手では残念な結果を招いてしまうことは多いものです。
貴重な機会なので、その場を盛り上げて取引先のお客様に好印象を持ってもらいたいですよね。
この記事でわかること
接待カラオケでの5つのマナー
仕事の延長線上にある接待カラオケでは、抑えておきたいマナーがいくつかあります。
マナーを知らずにいると、場が盛り下がったり取引先のお客様の気分を害してしまい、せっかくの機会を台無しにしてしまうかもしれません。
接待カラオケではお客様のことを第一に考え「おもてなしの心」を大切にしましょう。
まずは知っておきたい5つのマナーを紹介します。
全力で歌う
とにかく一生懸命歌うことを心がけてください。
中にはカラオケが苦手だったり、人に聞かれるのは恥ずかしいと思っている人もいるでしょう。
しかし、接待では歌の上手さは必要ないのです。
お客様はその場が盛り上がって楽しい雰囲気になることを望んでいるだけなので、自分が歌う時は全力で歌うようにしましょう。
歌が得意な場合は、実力を出しすぎないように控えめにするのがおすすめですよ。
聴く姿勢も大事
誰かが歌っている時は、しっかりと聴く姿勢を大切にしましょう。
お酒が入った2次会のカラオケは、ガヤガヤしていてしっかり歌を聴く雰囲気にならないことが多いです。
しかし、そんな中でも歌っている人に目を向ける姿勢は周囲から「誠実な人」という印象を与えることができますよ。
盛り上がっている曲があれば、覚えておいて次の接待に生かしましょう。
電話やドアの近くに座る
新人営業マンは、電話やドアの近くに座るのがマナーです。
レストランや居酒屋などで食事の時に下座に座って注文を取るように、料理の注文を受けたり、ドアを開けたりして気遣いを忘れないようにしましょう。
「マナーを知っている」「気遣いができる」ことをアピールできるので、良い印象を与えられますよ。
相手が歌った歌手の曲は歌わない
接待カラオケではお客様が歌った歌手の曲は歌わないようにしましょう。
相手が一度歌った歌手の曲は、また選曲する可能性が高いです。
同じ歌手を選んでしまうと、お客様が歌いたかった曲をあなたが奪ってしまうことにもなりかねません。
似たような系統の歌手や雰囲気の曲も、レパートリーに入っている可能性があるので、歌わないでおくのが無難です。
デュエット曲はストックしておく
デュエット曲を用意しておくことも忘れないようにしましょう。
せっかく歌うなら1人より2人の方が盛り上がりますよね。
その場のメンバーで一緒に歌えそうな人がいたら積極的に誘うのがおすすめです。
年配の上司や取引先の方はデュエットが好きな人が多いので、定番のデュエット曲を準備しておくと喜ばれますよ。
接待カラオケで盛り上がる曲【男性編】
接待カラオケは選曲が大切です。
できれば、盛り上がる曲を歌って場の雰囲気を良くしたいですよね。
曲を選ぶ時は、自分が知っている世代の歌だけでなく、一緒に行くお客様や上司、先輩など目上の方の世代を意識するようにしましょう。
「こんな曲も知ってるんだ」
「懐かしいな」
と思わせる曲を歌うと、とても喜ばれますよ。
それでは、接待カラオケで盛り上がる男性ボーカルの曲をみていきましょう。
15の夜 / 尾崎豊
しっとりと始まり、サビは盛り上がれるカラオケソングとして尾崎豊の「15の夜」がおすすめです。
尾崎豊といえば「I LOVE YOU」が有名ですが、「15の夜」もその世代の人なら誰もが知っている有名曲。
サビの「盗んだバイクで走り出す」というフレーズはつい口ずさみたくなるでしょう。
懐かしさも感じつつ、しっとりしすぎず程よく盛り上がれる一曲。
他の人ともあまり選曲が被らないところも嬉しいポイントですよ。
ガッツだぜ!! / ウルフルズ
思いっきり盛り上がるならウルフルズの「ガッツだぜ!!」が良いでしょう。
カラオケが苦手な人でも、とにかくリズムに乗って元気に歌うだけで、とても楽しい雰囲気作りができますよ。
メロディーもキャッチーかつシンプルで覚えやすいです。
サビの「ガッツだぜ」という部分は、誰もが知っているフレーズなので、みんなで一緒に歌うこともできますよ。
シーソーゲーム / Mr.Children
出だしから軽快に始まり、終始ノリノリで歌える曲の1つにMr.Childrenの「シーソーゲーム」があります。
ミスチルは世代を越えて好きな人が多いので、カラオケで歌って喜ばれる確率も高めです。
ミスチルといえば「心に響くバラードソングを歌いたい!」という人も多いでしょう。
しかし、接待カラオケではその気持ちをグッと抑えて、アップナンバーを選曲するようにするのが無難ですよ。
「シーソーゲーム」は高い音を使う曲なので、歌に自信がない人は事前に練習してくださいね。
ミュージックアワー / ポルノグラフィティ
イントロが始まっただけでこの曲が始まったことが分かり、一気に盛り上がれる曲といえば、ポルノグラフィティの「ミュージックアワー」です。
ポルノグラフィティの曲の中でも特に有名な歌なので、みんな一緒に楽しめますよ。
「この夏は例年より」と歌われているように、曲のテーマが夏なので特に夏になったら歌いたい1曲ですね。
始めからテンションが高めの曲なので、できれば1曲目ではなく、ある程度会場が盛り上がった頃に歌うのが良いでしょう。
君がいるだけで / 米米CLUB
平成の名曲と言っても過言ではない米米CLUBの「君がいるだけで」もおすすめです。
CMソングなどで長く起用されてきた曲なので、世代を越えて知られており、令和になっても色あせない曲の1つと言えるでしょう。
サビの「たとえば君がいるだけで」と始まるフレーズが明るくキャッチーなので、カラオケでも喜ばれること間違いなしですよ。
希望の轍 / サザンオールスターズ
「めざましテレビ」のテーマソングとして起用されたことでも知られているサザンオールスターズの「希望の轍」も世代を越えて知られている曲です。
この曲は、Aメロ、Bメロからサビへと徐々に盛り上がっていくストーリー性も場の雰囲気を盛り上げてくれますよ。
サビは一気に弾けてアゲアゲ感を出せるのも嬉しいポイントですね。
栄光の架橋 / ゆず
アテネオリンピック中継公式テーマソングとして起用されたことでも有名なゆずの「栄光の架橋」も接待カラオケでおすすめの1曲です。
ノリノリな盛り上がる曲ではありませんが、世代を越えて愛されている1曲なので、イベントの最後に熱唱すればグッとその場が引き締まるでしょう。
一緒に歌える人がいる場合はゆずのように2人でデュエットするのもおすすめですよ。
接待カラオケで楽しんでもらえる曲【女性編】
女性の曲も、男性ボーカルの時と同じように、
- アップテンポな曲
- みんなで一緒に歌える曲
- 懐かしさを感じられる曲
逆にディーバー系と呼ばれるような、歌唱力が求められ、熱唱して歌い上げる曲は選曲から外すように注意しましょう。
最後に、接待カラオケで楽しんでもらえる女性シンガーの曲を紹介します。
恋するフォーチュンクッキー / AKB48
2013年にヒットしたAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」は、明るく軽快なダンスナンバーです。
振り付けが可愛く楽しめる曲で、多くの人がダンスをしてSNS上にアップしたりと、社会現象にもなりました。
曲だけでなく、誰もがダンスまで知っている曲は珍しいですよね。
接待カラオケでもみんなで踊りながら楽しめるのでおすすめですよ。
フレンズ / REBECCA
可愛らしくも切なさを感じられる「フレンズ」は、80年代のバンドブームに最前線で活躍したREBECCAの代表曲です。
バンドやタイトルを知らなくても、「イントロを聴いたら知っている曲だった」という人も多いのではないでしょうか。
接待カラオケに行くメンバーに40代・50代の方が多いシチュエーションで選曲すると喜ばれますよ。
夢見る少女じゃいられない / 相川七瀬
相川七瀬のデビュー曲でもある「夢見る少女じゃいられない」は、ロックなサウンドで疾走感溢れる1曲です。
アンニュイな雰囲気がかっこ良く、情緒的なサビのメロディからは90年代を感じさせる懐かしさもあります。
サビ最後の「夢見る少女じゃいられない」というフレーズを、みんなで声を合わせて歌ったりと、盛り上がりますよ。
今すぐKiss Me / LINDBERG
「今すぐKiss Me」もカラオケで盛り上がるナンバーです。
こちらも80〜90年代のバンドブームに大活躍したLINDBERGの代表曲で、ポップ感のあるカラッとした雰囲気が聴いているだけで楽しい気分にさせてくれます。
サビの「今すぐKiss Me」に続く「wow wow」というフレーズを合いの手として周りの人に振ると盛り上がるでしょう。
決戦は金曜日 / DREAMS COME TRUE
若い人ももちろんのこと、特に40代、50代の人たちから絶大な人気を誇る1曲といえば、DREAMS COME TRUEの「決戦は金曜日」です。
ドリカムらしいアップテンポでノリノリのサウンドが楽しい1曲。
「金曜日」というフレーズにならい、特に接待カラオケの開催が金曜日の時に歌うと盛り上がることでしょう。
ハイトーンがみられる曲なので、難易度は高めですが、歌唱力に自信のある人はぜひ挑戦してみてください。
ら・ら・ら / 大黒摩季
時代を越えて愛されている1曲、大黒摩季の「ら・ら・ら」もおすすめです。
ミドルテンポながら前向きな歌詞を歌った応援ソングなので、聴いているだけでも元気をもらえます。
曲全体としても、Bメロがなく比較的短い構成で作られており、曲が始まったらすぐにサビに入るのも盛り上がりやすい曲になっています。
サビ始まりには「ら・ら・ら」しか歌詞がないので、分かりやすくみんなで大合唱できるのも魅力です。
ロンリーチャップリン / 鈴木聖美 with Rats&Star
80年代に大ヒットした鈴木聖美 with Rats&Star「ロンリーチャップリン」も接待カラオケには欠かせないナンバーです。
特に年代が高めの上司やお客様に、喜ばれる1曲なので、知らなかった人はこの機会にチェックしておきましょう。
接待カラオケにぴったりのデュエット曲です。
ハモる部分が多いので、事前に練習して情緒たっぷりに歌い上げましょう!
「相手に懐かしいと感じさせる選曲をしよう!最新曲をリクエストされることもあるのでリサーチは欠かさずに」
接待カラオケは、営業マンの腕の見せ所です。
- 相手を気遣う姿勢を忘れない
- マナーを守ってお客様を楽しい気持ちにさせる
- ヒットした懐メロを選曲する
などを意識しましょう。
また、事前に相手の情報を仕入れておきつつ、最新のヒットソングもしっかりチェックしておくのがおすすめですよ。
取引先の方を誠心誠意もてなして、接待を成功させましょう!
この記事のまとめ!
- 接待カラオケの時は、ドアや電話の近くに座って、気配りを忘れないようにする
- 自分が歌う時は全力で歌い、誰かが歌っている時は聞く姿勢を大切にしよう
- 「相手の歌いそうな曲は歌わない」「デュエットできる曲も用意する」など選曲には気を配る
- リクエストされる可能性のある最新ヒット曲もチェックしておこう