友達や会社の人とカラオケに行った時に「人前で歌うのがどうしても恥ずかしい」という人は少なくありません。
歌が下手だから、緊張するからなど理由はさまざまですが仕事やプライベートの付き合いで行かなければならないシーンもあるでしょう。
この記事でわかること
カラオケで歌うのが恥ずかしい原因
「人前で歌うのが恥ずかしい」と思ってしまう原因は、歌そのものにあるケースと、人前で歌うという状況から生まれるケースがあります。
親しい友人に誘われた時なら「聞いてるだけでも良い?」と断ることもできますが、仕事関係やまだ打ち解けてない相手とのカラオケではそういう訳にもいきませんよね。
「人前で歌うことが恥ずかしい」という気持ちを克服するために、まずは「自分がなぜそう思うのか」を明確にしましょう。
歌に自信がない
自分の歌声に自信がない人は「周りに音痴だと言われたらどうしよう」という不安感が強いため、歌うことを恥ずかしいと感じがちです。
もちろん、「カラオケはみんなで盛り上がる場所だから下手でも気にしない!」という意見もありますよね。
しかし、自信がない人はちょっとした周囲の反応も「笑われてる」「バカにされてる」といったネガティブな気持ちに捉えてしまうのです。
特に、過去に歌を披露した時に笑われたことがあったり、音痴だと言われたことがある人ほどこの傾向は強くなります。
人に見られるのが苦手
歌が上手い人でも「カラオケは恥ずかしい」と感じる人は少なくありません。
歌が上手いなら堂々と歌って楽しめば良いのにと思うかもしれませんが、このタイプの人は歌を歌うことよりも「人に見られること」が恥ずかしいと感じてしまいます。
人に注目されると「見られていることの恥ずかしさ」や「失敗したらどうしようという不安感」が強くなり、普段のように楽しんで歌が歌えなくなってしまうのです。
そして、自分の本当の実力を発揮できず「上手く歌えないから、カラオケは苦手」という気持ちを強めてしまうのでしょう。
何を歌えば良いのか分からない
選曲に自信がないこともカラオケに対する恥ずかしさに繋がります。
カラオケは好きな歌を歌える場所ですが、ある程度場の空気を読んだり流行の歌を知っていた方が全員で盛り上がれますよね。
全員のテンションが上がっているのにゆったりとしたバラードを歌ったりすると、どんなに歌が上手くても「自分が歌ったら場が白けてしまった」という状況に陥ることもあります。
そういう経験があると「歌う曲が的外れになるから恥ずかしい」と思ってしまうのです。
人前で歌うのが恥ずかしい人の克服方法
恥ずかしさの原因が分かったら、次はそれを克服する方法を探しましょう。
歌が下手だから恥ずかしいという場合は、「歌が上手くなる方法」を試してみれば自信がついて歌うことが楽しくなりますよ。
歌自体は好きだけど人前で披露するのが恥ずかしいという場合は、人前で注目される恥ずかしさを克服しましょう。
ここではそれぞれの原因に使える克服方法を6つ紹介します。
ボイストレーニングをする
歌が下手だから恥ずかしいと思っている人は、「ボイストレーニング」をしてみましょう。
「音痴」が克服できれば歌うことに自信がつき、カラオケでも楽しく歌えるようになりますよ。
本格的なボイストレーニングを習うのはハードルが高いという人は、自宅でスマホアプリを使ったボイストレーニングをしてみましょう。
大まかな流れとしては、まず音楽アプリで歌いたい曲をしっかり聴き込みます。
ハミングでメロディを正確に奏でられるくらいになったら、歌詞を乗せて歌っていきます。
音源に合わせて音が外れていないかチェックしながら歌いましょう。
歌っている声を録音機能などで聴いてみると、どこがズれているのか分かりやすいですよ。
モノマネ・掛け声で盛り上げる
どうしても歌が上手く歌えない人は、モノマネにトライするのもおすすめです。
歌手の特徴を上手く捉えていれば多少歌が下手でも、「モノマネが上手い」と盛り上がるでしょう。
クセが強く真似しやすい歌手を探して練習するのも良いですね。
Youtubeのモノマネ配信やテレビのモノマネ番組を見ると、クセが強くて自分でもできそうな歌手の歌が見つかりやすいですよ。
また、合いの手や掛け声を取り入れるのもカラオケを楽しむコツです。
歌っている時の掛け声テクニックを磨けば、歌が苦手なんだなと思われずにカラオケを楽しめるでしょう。
歌いやすい曲を探しておく
選曲が苦手という人は、あらかじめ自分が歌いやすい曲を探しておきましょう。
自分の声質やトーンに近い歌手を探し、その人の曲の中から歌いやすいものを選ぶことで、カラオケでもすぐに歌いたい曲を探し出せるようになります。
スマホのメモ帳などを活用して「歌いやすい曲」をまとめておくと、いざという時に対応することができるでしょう。
歌いやすい曲が集まったら「盛り上がってる時に歌いやすい曲」「バラード系でゆったりした曲」など、ジャンル別に分けておくと便利ですよ。
また、歌の上手下手よりもその場を盛り上げたいという人は、その時に流行っている曲でアップテンポなものをピックアップしておきましょう。
体をリラックスさせる
人前で歌うのが緊張するなら、リラックスできるような工夫を取り入れてみましょう。
1人で歌っている時はリラックスしてのびのびと歌えているはずですよね。
カラオケでもそういう状況を作り出せれば、恥ずかしいという気持ちは無くなるでしょう。
リラックスする方法は色々ありますが、まずは腹式呼吸を試してみてください。
腹式呼吸は息を吸った時にお腹を膨らませ、吐いた時に凹ませる呼吸方法で副交感神経を優位にします。
副交感神経は人をリラックスさせる効果を持っているので、自然と緊張感が解けて普段通りの歌声を披露できるでしょう。
大きな声で歌う
歌が下手だから恥ずかしいと感じていても、思い切って大きな声で歌ってみましょう。
声が大きければ聴いている人も「ノってるな」と感じ、一緒に盛り上がってくれます。
例え多少音が外れていても、カラオケを全力で楽しんでいる姿を馬鹿にする人はいないでしょう。
逆に小さな声でボソボソと歌う方が「本当は歌いたくないのかな」と、気を使わせてしまう可能性があります。
カラオケは歌を歌う場所ですが「上手い歌を聴く場所」ではなく、歌を通じてみんなで盛り上がる場所です。
大きな声で楽しく歌えば、周りの人たちにも楽しい気持ちが伝わり、良い雰囲気でカラオケを堪能できるでしょう。
キーを調整する
例え好きな歌でも、キーが合わないと上手く歌えません。
曲を送信する前に、自分が歌いやすいキーに合わせて調整をしておきましょう。
もちろん、曲が始まってからキーが合わないなと思ったら調節するのも問題ありません。
ただし、歌い慣れていない人は突然キーが変わると合わせにくい場合があるので、あらかじめ自分に合ったキーを把握しておきましょう。
おすすめの方法はヒトカラで実際に歌いながらキーの確認をする方法です。
普通のカラオケ店に1人で行くのは恥ずかしいという場合は「ワンカラ」などのヒトカラ専門店を利用しましょう。
カラオケが下手で恥ずかしい人におすすめの曲
カラオケで楽しく盛り上がるには、場に合っていて歌いやすい曲を選曲することも大切です。
音域は人によっていろいろですが、ある程度キー調節で変えることができます。
曲を選ぶ時はメロディのシンプルさや歌詞の歌いやすさに注目しましょう。
歌があまり得意でない人でも覚えやすく、人前で歌いやすい曲を男女それぞれ3曲ずつピックアップしました。
男性
さよならエレジー / 菅田将暉
「さよならエレジー」はドラマ「トドメの接吻」の主題歌にもなった菅田将暉の楽曲です。
曲の知名度は高めですが、もしカラオケの参加者で知らないという人がいても「菅田将暉のドラマの主題歌になったんだよ」と話せば、会話膨らませやすいですよ。
共通の話題で場の空気が盛り上がっていれば、注目されることが苦手な人でもリラックスした気分で歌えるでしょう。
また、個性的でクセのあるメロディが特徴的なので一見歌いにくそうな印象ですがとにかく熱く歌えるため、盛り上がること間違いなしです。
音程が激しく上下するようなパートはないので、音域の幅に自信がない人でもキー調節が簡単ですよ。
天体観測 / BUMP OF CHICKEN
「天体観測」はBUMP OF CHICKENが2002年にリリースした楽曲で、バンドのシングル売上No.1を誇る知名度抜群の人気曲です。
若い男女のもどかしい恋を歌った曲なので、2000年代に青春時代を過ごしていた人ならイントロから「知ってる!」「懐かしい!」と盛り上がれるでしょう。
知っている人が多い曲はみんなで歌って盛り上がれるので、歌が苦手で歌うことが恥ずかしいという人でも選びやすくおすすめです。
小さな恋のうた / MONGOL800
「小さな恋の歌」はMONGOL800が2001年にリリースしたセカンドアルバムの収録曲で、バンドの代表ソングとも言える1曲です。
少し前の曲ですが、2019年に同タイトルの映画化もされ、主題歌となっているので幅広い年齢層に知られているでしょう。
サビがシンプルで歌いやすいので、みんなでハモって楽しめるカラオケにぴったりな曲調です。
ハモってくれる人が多いので、ぜひ持ち歌に加えておきましょう。
女性
CHE.R.RY / YUI
「CHE.R.RY」は2007年にシンガーソングライターのYUIがリリースした楽曲です。
この曲はとにかく歌いやすく、カラオケに慣れていない人でも気持ちよく歌えます。
出しにくい高音や複雑なメロディが無いので、音程さえしっかり掴んでいれば音痴と思われないくらいの上手さを演出できるでしょう。
サビが少し早口になるので、滑舌良く歌えるように練習しておくと持ち歌感がアップしますよ。
トリセツ / 西野カナ
「トリセツ」は西野カナの楽曲で、まさに王道の恋愛ソングといった雰囲気のかわいらしい1曲です。
メロディはシンプルでテンポも良いので、歌が苦手という人もすぐに歌えるようになるでしょう。
歌詞が女性らしく愛らしい内容なので、恥ずかしくて大声が出せないという女性でも優しい声で歌うとさまになりますよ。
キーはやや高めなので、音域が普通から低めくらいの女性は事前にキーを下げて歌いましょう。
ハルノヒ / あいみょん
あいみょんの「ハルノヒ」は、2018年8月にリリースされた楽曲です。
ハイトーンが少なく中低域の声質でも歌いやすいので、「高い声は出ないけれど女性歌手の歌が歌いたい」という人にぴったり。
トーンが高すぎてかすれてしまうのが恥ずかしい、という悩みがカバーできる1曲です。
歌い回しは少し複雑ですが、何度も聴いてリズムや息継ぎのタイミングをマスターすれば歌いやすくなるでしょう。
カラオケがが下手で恥ずかしい人はボイトレがおすすめ!歌いやすい曲を選んで人前で歌ってみよう
カラオケにあまり行ったことがない人や自分は歌が下手だと思っている人は、「人前で歌う機会」が少ないでしょう。
だからこそ、いざ歌を歌うことになると「恥ずかしい」という感情を抱いてしまいます。
しかし、カラオケは気持ちよく大声で歌ってリフレッシュしたり、友達と歌を通して盛り上がる場所です。
せっかくの楽しい時間を、「恥ずかしい」という気持ちで無駄にしてしまうのはもったいないですよね。
歌うのが苦手な人は、まずボイストレーニングやヒトカラで「自分が歌いやすい曲」を練習してみてください。
数曲でも持ち歌があれば、恥ずかしさを忘れてカラオケを楽しめるでしょう。
この記事のまとめ!
- カラオケが恥ずかしい原因は音痴や人前で歌うことへの緊張感
- ボイトレをしたり歌いやすい歌を探すことで恥ずかしさが克服できる
- リラックスして歌うことを楽しむのも大切
- メロディがシンプルで歌いやすい持ち歌を作ろう