HYは幅広い世代から支持を集め、多くの人の心に残る楽曲を生み出した沖縄出身の4人組バンド。
共感性の高い歌詞が多く、自身の経験を重ねながら聴いている人も多いのではないでしょうか。
この記事でわかること
HYのデビュー曲
HYは、かつてアルバムのみのリリースにこだわりを見せているバンドでした。
2001年に沖縄県限定でリリースされたデビューアルバムが「Departure」で、翌年には全国版「Ocean パッケージ」が発売されています。
Departureに収録された楽曲は、以下の7曲です。
- ホワイトビーチ
- 革命
- ソテツ
- Ocean
- 兼久商店
- My Life
- 旅立ち
ホワイトビーチやOceanには、ミュージックビデオもあります。
2013年にレーベルに移籍し、そこで初めてシングル「エール」を発売しました。
HYのおすすめ人気曲5選
HYの曲は、人々の記憶に残る歌詞やメロディーが印象的で、一度は聴いたことのある曲が多いのではないでしょうか。
時が経っても色褪せずに支持を得ているHYの曲は、歌詞が深く、カラオケでもよく歌われています。
そこで、HYのおすすめ人気曲5選を紹介します。
366日
366日は、HYの代表曲ともいえるバラードソング。
タイトルの366日は「一年間(365日)思っていても足りない」という意味からつけられました。
インディーズの歌手としては、初の単独再生回数1,000万回以上を記録した大ヒットした曲です。
「それでもいい」という歌詞から始まる366日。
「それでもいい=自分は2番目でもいい」という意味なのか、それとも「それでもいい=優先順位が低くてもいい」という意味なのか。
歌詞の中で詳細は明かされていないものの、どんな状況でも好きで居続ける主人公の気持ちが、この6文字に込められています。
また「怖いくらい 覚えているの あなたの匂いや しぐさや 全てを」というサビ。
別れても忘れられない主人公の思いが溢れた、切ない失恋ソングです。
AM11:00
AM11:00は、2003年に発売された「Street Story」に収録された曲。
多くのメディアに取り上げられて話題となり、知っている人も多いのではないでしょうか。
タイトルのAM11:00は、作詞作曲を担当したドラマーのSHUN(TUN)さんの起床時間。
一部では「彼女が亡くなった時間」「曲が完成した時間」などと噂されていますが、実際は違うようですね。
AM11:00は、恋人に対する深い思いを歌った曲。
サビでは「だからお願い僕のそばに 居てくれないか 君が好きだから」というストレートな気持ちが描かれています。
歌詞やメロディーが優しく調和し、新里英之と仲宗根泉の表現力が相まって、より聴き手の心に響く曲になっています。
Song for…
Song for…は、女性ボーカルの仲宗根泉が作詞作曲を担当した恋愛ソング。
苦しくてつらい恋愛模様を描いた歌詞が印象的で、多くの人から支持を集めた共感性の高い曲です。
「こんなに苦しいのは今だけだよと 自分に言い聞かせて」「アナタと私の恋は 難しい事がたくさんあるから」などの歌詞から、思い通りにいかない恋愛であることがわかります。
自我を抑えてでも、好きでいることをやめない主人公のつらさが見える歌詞に、心が締め付けられますよね。
そして「ただアナタに会いたい 今アナタに逢いたい」というフレーズで曲の終わりを迎えるSong for…。
つらくて苦しい状況であっても、相手を思い続ける一途な切ない恋を歌った曲なのです。
あなた
「あなた」は「Street Story」に収録されており、カラオケでも人気が高い曲。
不器用ながらも歌で愛を届けると同時に、感謝の気持ちを伝えている歌詞が印象的です。
「不安にもなり悲しくもなり 恋は楽しいばかりじゃない けれど私はあなたとだから ここまで来れたありがとう」という2番の歌詞。
恋愛は楽しいことばかりじゃないけど、ここまで人を愛せたのはあなたのお陰であると伝えています。
歌詞やメロディー、ボーカルの仲宗根泉の表現力のすべてがマッチした、好きな人への深い愛情を歌った曲です。
NAO
「NAO」は、HYの代表的な失恋ソング。
歌詞は失恋を歌っていますが、片思い中の人や恋人がいる人など、多くの人から共感を集めた曲です。
タイトルのNAOは、二つの意味があります。
「何度でも」「あなたを」「追いかける(思う)」の頭文字からNAOというタイトルがつけられました。
そして、もう一つの意味は、ボーカル仲宗根泉の親友、なおこさんの愛称。
曲のテーマや歌詞が切ないだけに、タイトルの意味を知ると、より切なさが増します。
曲の最後は「大きな片思い」というフレーズで締めくくっています。
主人公の思いが相手に届かなくても忘れられずにいる、一途で切ない恋模様が描かれた失恋ソングなのです。
HYのタイアップ・主題歌曲5選
HYは、多くの楽曲がドラマやCMソングとして起用されています。
そのため、一度聴けば懐かしさがこみ上げる曲も多く、記憶に残っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、HYのタイアップ・主題歌曲を5選紹介します。
極愛
「極愛」は「お義父さんと呼ばせて」のオープニングテーマに起用された曲。
作詞作曲は、ボーカルの新里英之が担当しています。
ドラマは、51歳の保が28歳の美蘭に恋をしてプロポーズするも、美蘭の父になかなか認めてもらえずに奮闘する話。
一方で極愛は「もう止められない」という歌詞から曲は始まります。
「好きになったら立場や年齢は関係なく、相手への熱い気持ちが止められない」という意味が込められており、ドラマとリンクしていますよね。
好きになったらとことん愛してほしいという、新里英之の思いがつまった渾身の一曲です。
いちばん近くに
NHK連続テレビ小説「純と愛」の挿入歌として起用された「いちばん近くに」。
宮古島が舞台となったドラマで、沖縄出身のHYにぴったりですよね。
「信じる気持ちがあれば大丈夫」という、聴き手の心を落ち着かせてくれるような歌詞が印象的です。
また、結婚式のBGMで選ぶカップルも多い曲。
いちばん近くにいてほしい相手との結婚式に相応しい曲ですよね。
これから結婚式を挙げる人は、BGMの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ホワイトビーチ
2005年にコカ・コーラのキャンペーンCMソングとして起用された「ホワイトビーチ」。
メロディーや歌詞が爽やかで、ファンはもちろん、多く人から愛されている曲です。
HYがライブで歌うと、ファンが合いの手を入れて盛り上がります。
歌っている人も聴いている人も楽しめる一曲なので、何度聴いても飽きません。
合いの手をマスターすれば、カラオケでもより楽しい雰囲気になりますよ。
タイトルに「ビーチ」とあるため、夏をイメージする人が多い楽曲ではありますが、歌詞には冬を感じさせるフレーズがちらほら。
コカ・コーラのキャンペーン自体も春に実施されており、季節関係なく楽しめる曲といえるでしょう。
ガジュマルビート
テレビ朝日の「musicる TV」2月度のオープニング曲として流れた「ガジュマルビート」。
2013年3月にリリースした「PARADE」にも収録されており、ポップなメロディーが特徴の曲です。
沖縄のシンボル「ガジュマル」が、力強く根を張っている状態を4つ打ちのビートで表現しています。
テンポが良いので、カラオケで歌えば盛り上がること間違いなし。
前向きな歌詞が多いので、聴くだけで元気になれます。
あなたを想う風
「あなたを想う風」は、映画「想いのこし」の主題歌になった曲。
ボーカル新里英之の優しい歌声で始まるこの曲は、大切な人を思う気持ちを歌った壮大なバラードソングです。
「あなたが側に居てくれたから こんなにも幸せ」「あなたを想う全てが こんなにも嬉しくて こんなにも 幸せ」など、ストレートで純粋な思いが歌詞に表れています。
「あなた」への気持ちが溢れた歌詞やメロディー、ボーカルの声が調和し、感情移入する人も多いのではないでしょうか。
映画を見た後に聴くことで、より世界観が広がります。
HYの隠れた名曲5選
ファンの間で人気がある隠れた名曲が多いHY。
心に響くメロディーや共感性の高い歌詞が聴き手の心を掴み、何年経っても色褪せることのない名曲が多くあります。
そこで、HYの隠れた名曲を5選紹介します。
Fortune
180万部の大ヒットとなったケータイ小説「赤い糸」が映画化され、主題歌として起用されたのが「Fortune」。
叶わない恋をした女性の切ない気持ちを描いた曲です。
「笑って 笑って 気持ちを隠して 心の奥が見えないように 笑顔で いれば 貴方が好きでいてくれる」
「二人で いつか 歩こう 昼間の街を ふつうの恋人達のように…」
このような切ない歌詞が多く、失恋や片思いを経験した女性なら、一度は同じような思いを抱いたことがあるはず。
ボーカルの仲宗根泉の表現力が高く、切なくて泣けるバラードとして人気を集めています。
てがみ
「てがみ」は、優しさと温かみのある曲調が印象的な失恋ソング。
2004年に発売されたアルバム「TRUNK」のリード曲で、一度は聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。
Aメロにある「何度も何度も その手紙を読み返すよ 読めば読むほどに君のキモチがほら 伝わるよ」というフレーズ。
彼女にとっては何気なく書いた手紙が、彼にとっては大切な一通なのです。
手紙を書けば何かが変わるかもしれない…そう思わせてくれる楽曲。
LINEが日常的になっている今だからこそ、あえて好きな人に手紙で思いを伝えてみるのもアリですよね。
失恋の切なさを感じながら聴くのも良し、手紙の良さを実感しながら聴くのも良し。
共感できるフレーズが多いので、歌詞に注目して聴いてみてくださいね。
帰る場所
優しいメロディーから始まり、心にしみる歌詞が印象的な「帰る場所」。
作詞作曲を仲宗根泉が担当し、夢を叶えるために上京した仲間を思って作られた曲です。
仲間が言った「沖縄に帰りたい」という言葉に「沖縄はいつでもここにあるから、もう少し頑張ってきな」という、仲宗根泉の思いが込められた励ましの曲なのです。
仲間を思う歌詞には「沖縄」「うちなー」などが使われ、ウクレレの音色も聴こえます。
まさに、沖縄を連想させる曲ですよね。
沖縄出身の人はもちろん、出身地が別の場所であっても、挫けそうになった時に聴けば「もう少し頑張ってみよう」という気持ちにさせてくれますよ。
モノクロ
「MUSIC.JP」のCMソングに起用された「モノクロ」は、心の中に秘めた片思いを歌った曲。
新里英之と仲宗根泉の美しいハモリから始まる「モノクロ」は、明るいメロディーが特徴です。
曲の中に「掛け違いのmorning clock モノクロ世界から戻ると」という、ラップで歌われたフレーズがあります。
「モノクロの世界=夢の中」を意味し、現実の世界ではないことがわかりますよね。
つまり「夢の中では会えるのに現実では会えない」「夢に戻りたい」という切ない気持ちが描かれているのです。
好きな人への思いが芽生えた恋愛初期の初々しさと、切なさが入り混じった隠れた名曲です。
隆福丸
「隆福丸」は、ボーカル新里英之の祖父が所有している船の名前からつけられたタイトル。
アルバム「Street Story」に収録されており、テンポが良く明るいメロディーが印象的です。
タイトルからも想像できるように、船をテーマにした曲で、夢を追う人達に向けてのエールソングとなっています。
「迷わずにいけばいいさ きっと いつか 見える はずさ」「君が輝いていれば 今も夢が近づいている」など、前向きに頑張れる歌詞が多くあります。
達成したい目標や叶えたい夢がある人、また現状に不安を抱えている人にはぴったりな曲。
隆福丸は「今」を頑張っている人への応援歌として、これからも多くの人から愛され続けるでしょう。
HYの曲は名曲揃い!歌詞の意味を理解してHYの世界観を楽しもう
今回は、HYのおすすめ人気曲を16選紹介しました。
失恋ソングから泣けるバラードまでさまざまですが、多くの人の心に残る共感性の高い歌詞や、親しみやすいメロディーが印象的な楽曲ばかりです。
聴けば聴くほど、HYの曲をもっと知りたくなること間違いなし。
歌詞の意味を理解したうえで聴けば、HYの世界観をより楽しめますよ。
Apple Musicであれば、1億曲以上と30,000のプレイリストが聴き放題なので、この記事で紹介しきれなかったHYの曲も聴き放題です。
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