「楽器を持たないパンクバンド」として、アイドルらしからぬ過激なパフォーマンスが話題のBiSH。
人気番組「アメトーーク!」で特集が組まれたこともあり、その人気に火が付きました。
全国各地に熱狂的なファンがいる彼女たちですが、どんな曲が人気なのでしょうか。
この記事でわかること
BiSHの人気曲TOP5
BiSHはテレビにも出演するようになってからファンが増え、大ブレイクしました。
バラエティ番組や音楽番組で彼女たちを目にすることは多いですが、まだ楽曲をあまり聴いたことがない人も多いでしょう。
彼女たちの楽曲はクオリティが高く、音楽ファンやアーティストからも評価が高いのが特徴です。
まずは、BiSHの人気曲TOP5をランキング形式で紹介します。
【第5位】PAiNT it BLACK
第5位の「PAiNT it BLACK」は、アニメ「ブラッククローバー」の主題歌に起用されました。
グループ初のオリコン1位を獲得した曲でもあり、代表曲の1つとなっています。
弱者が夢に向かってひた走り、食らいついていく歌詞が、まさに地下から這い上がってきたBiSHの境遇にリンクしていますね。
正統派のロックサウンドとメンバーの真っすぐな歌声は、きっと心に響きますよ。
【第4位】オーケストラ
第4位の「オーケストラ」は、BiSHの楽曲の中でも知名度の高い曲です。
アイナ・ジ・エンドとセントチヒロ・チッチを中心としたエモーショナルな歌唱は、非常にBiSHらしいといえるでしょう。
正統派のロックサウンドとストリングスが重なり、曲名通りオーケストラのようなドラマチックな曲になっています。
この曲で彼女たちのファンになった「オーケストラ新規」という言葉もあり、初めて曲を聴く人におすすめですよ。
【第3位】My landscape
第3位の「My landscape」は、2017年11月にリリースされた2ndアルバム「THE GUERRiLLA BiSH」のリード曲です。
臨場感のある壮大なストリングス、張り詰めた歌唱で楽曲の世界観に引き込まれます。
歌詞には夢に向かって突き進むことへの葛藤や疲れが描かれており、共感できる人も多いのではないでしょうか。
BiSHのメンバーの歌唱力が光る曲でもあるので、一度聴くと圧倒されますよ。
【第2位】BiSH-星が瞬く夜に
第2位はBiSHデビュー初期の曲で、今もなおキラーチューンとして愛されている「BiSH-星が瞬く夜に-」です。
ギターロック全開でノリやすい曲で、ライブでも盛り上がること間違いなしでしょう。
メンバーが馬糞を浴びるという衝撃的なMVは、ファンだけでなく音楽業界に大きなインパクトを与えました。
【第1位】プロミスザスター
第1位の「プロミスザスター」は、BiSHの中でも特に知名度の高い曲です。
アイナ・ジ・エンドのロングトーンが印象的で、一気に引き込まれたという人も多いのではないでしょうか。
テレビ出演で歌唱したことや正統派の名曲であることから、まずはこの曲を聴いてみるのがおすすめですよ。
ライブで真似しやすい振り付けにも注目してくださいね。
下ネタもアリ!BiSHのヤバい曲
BiSHといえば、パフォーマンスの過激さや度肝を抜くプロモーションの仕方が話題です。
中には女性アイドルグループとは思えないほどぶっ飛んだ楽曲もあり、堂々と下ネタを歌うことも珍しくありません。
しかし、そんなところに彼女たちの魅力を感じ、沼にハマっていく人が多いのも事実です。
ここからは、BiSHらしいヤバい内容の曲を紹介します。
OTNK
BiSHのインディーズ1作目シングル「OTNK」は、ハシヤスメ・アツコとリンリンが加入し、6人体制となって初の楽曲でした。
重たいギターとバスドラムが激しく刻むヘヴィ・メタルと、東洋風のメロディが印象的です。
日本語の歌詞を英語に聞こえるように趣向を凝らしていますが、どうしても「追う 鎮火 鎮火」という歌詞が過激な言葉にしか聞こえないので、ぜひ聞いてみてくださいね。
NON TiE-UP
「NON TiE-UP」は大規模な会場でのライブ成功させ、大型タイアップをこなし、BiSHがブレイクした後の2018年にリリースされました。
「おっぱい舐めてろ チンコシコってろ」という挑発的な歌詞は、まるで「ぶっ飛んだBiSHはもう見れない」と思っていたファンをあざ笑うかのように見えます。
激しさはそのまま、ストリングスやシンセを効果的に使用し、厚みを増したサウンドにも注目です。
遂に死
「遂に死」は2019年7月にリリースされた、3rdアルバム「CARROTS and STiCKS」に収録されています。
キンキンと響いて轟音を奏でるギターの音や、黒魔術のような不穏なメロディは、まさにラウドロックやニューメタルの要素を感じさせますね。
楽曲はもちろん、B級映画のようなテイストで描かれたMVにも注目です。
IDOL is SHiT
「IDOL is SHiT」は、2016年にリリースされた「KiLLER BiSH」に収録されています。
ヘヴィなリフと不穏なメロディ、力強いサビはまさに王道のヘヴィ・メタル。
メンバーたちの切れ味鋭いシャウトや挑発的な煽りなど、ライブでも盛り上がり必須なナンバーです。
OTNKと同じように、日本語の歌詞が英語に聞こえるようなギミックにも注目して聞いてみてくださいね。
清掃員が選ぶBiSHの名曲7選
BiSHの楽曲はシングルはもちろん、アルバムも高いクオリティのものが多いです。
そのため、シングル表題曲やアルバムのリード曲に隠れた名曲もたくさんあります。
彼女たちの歩んできた歴史や、バックグラウンドを知ることでさらに楽しめる楽曲も少なくありません。
ここでは、清掃員(BiSHのファン)が選ぶ名曲を紹介します。
JAM
「JAM」はBiSHの多くの曲で作詞を担当する、モモコグミカンパニーの魅力が詰まった曲です。
「一番なんてぼくはいらないから 君にあげよう」という歌詞は、自分よりも他のメンバーを輝かせようと尽くしたモモコグミカンパニーの心境が表現されています。
いつものロックサウンドとは対照的な、しっとりしたテンポのバラードがとても感慨深いですよ。
優しいPAiN
2019年リリースの「CARROTS and STiCKS」に収録されている「優しいPAiN」は、ミドルテンポのしっとりした曲です。
ガレージロックのような哀愁のあるサウンドに合わせ、テンションを抑えたメンバーの表現力が光ります。
ライブで盛り上がる曲ではありませんが、1人で聴きながら感傷に浸るのもおすすめですよ。
ファーストキッチンライフ
「ファーストキッチンライフ」は速いテンポで楽しく騒げる、パンキッシュな1曲です。
作詞はリンリンが担当しており、報道やメディアに対する思いを皮肉たっぷりに吐き出す遊び心がたまりません。
「はいはいはい!」とリズミカルにコールする部分もあり、ファンも一体となって楽しめるでしょう。
「楽器を持たないパンクバンド」たる理由がたっぷり詰まっているので、BiSHらしい曲を聴きたい人におすすめですよ。
Story Brighter
BiSHのインディーズ1stアルバム「Brand-new idol SHiT」に収録されている「Story Brighter」は、王道のロックサンドが特徴です。
結成初期のオリジナルメンバーで歌われており、BiSHのドキュメンタリー映像で劇中歌として使われることも少なくありません。
駆け出しの彼女たちの明るい未来のために突き進む覚悟を感じられる、ファンにはたまらない1曲です。
stereo future
2018年9月にリリースされた「stereo future」は、ファンから人気の高い曲です。
歌詞の一部をアレンジした曲が、PlayStation4のゲームソフト「GOD EATER 3」のオープニングテーマに起用されました。
ゲームの世界観を表現した壮大な音作りで、かなり聴きごたえがあります。
MVはアイナ・ジ・エンドが担当した激しいダンスが印象的で、「MTV Video Music Awards Japan 2019」では最優秀オルタナティブビデオ賞を受賞しました。
GiANT KiLLERS
2017年にリリースした「GiANT KiLLERS」は、「楽器を持たないパンクバンド」という当初のコンセプト通りのBiSHらしい楽曲です。
疾走感あふれるビートと共に「ウォーウォー」と大合唱するパートは、ライブハウスでも大きな会場でも関係なく地響きを起こします。
「欲しがりません後は戦え」というフレーズや、リンリンのキレのあるシャウトなど、他にも見どころ満載ですよ。
スパーク
インディーズ時代にリリースした2枚のアルバムに収録されている「スパーク」は、コアなファンに人気の高い曲です。
パンクやロックといった激しさはなく、ブルース調の落ち着きと哀愁があります。
曲の元になったのはプロデューサーの渡辺淳之介が歌ったバージョンで、BiSHが活動を始める前に公開されていました。
男性目線で書かれた歌詞もBiSHではあまりなく、穏やかでレアなBiSHが見れますよ。
BiSHメンバーの個性が光るおすすめ曲
BiSHはメンバー1人ひとりの個性が強く、それぞれ全く違う魅力があります。
普段はアイナ・ジ・エンドやセントチヒロ・チッチがメインのパートを担うことが多いですが、他のメンバーもそれに負けていません。
個性の強いメンバーの中に埋もれることなく、それぞれが輝けるのがBiSHの魅力といえるでしょう。
最後に、BiSHメンバーの個性が光る曲を紹介します。
Is this call? / アイナ・ジ・エンド
アイナ・ジ・エンドの歌唱力が光る曲はたくさんありますが、中でも「Is this call?」は特に彼女の歌唱力が目立ちます。
この曲はスローテンポのバラードで、1人ひとりがリレー形式で歌いつなぐ姿が印象的です。
特にアイナ・ジ・エンドの歌唱力は圧倒的で、しっとりした曲調にハスキーボイスがとても映えます。
ロングトーンや歌の端々でかすれる声は、力強さだけでなく儚さも感じられますね。
My distinction / セントチヒロ・チッチ
アイナ・ジ・エンドとともに歌唱力でBiSHを支えているのがセントチヒロ・チッチで、「My distinction」ではメインボーカルを務めています。
エモーショナルなギターロックと、セントチヒロ・チッチのまっすぐな歌声は相性抜群です。
ライブ映像では単純なテクニックだけでなく、聴く人に訴えかけるような力強さを体感できますよ。
Nothing. / モモコグミカンパニー
「Nothing.」はモモコグミカンパニーが作詞を担当しており、その作詞センスが光っています。
BiSHのルーツとなったBiSが出した「FiNALDANCE」という曲に続く形で書かれているので、BiSからのファンにとってはたまらないでしょう。
BiSHが歩んできた歴史はもちろん、前身グループの存在まで大事にしているということが伝わってきます。
社会のルール / ハシヤスメ・アツコ
ハシヤスメ・アツコが作詞を担当した「社会のルール」は、彼女の独特なセンスが爆発しています。
疾走感あふれる楽曲に合わせ、軽快なテンポで歌詞が詰め込まれているのが印象的です。
わかりやすい言葉選びや独特のゆるい言い回しが楽曲にマッチしていて、楽しく盛り上がれますよ。
振り付けも覚えやすいので、ライブでも盛り上がること間違いなしです。
beautifulさ / リンリン
インディーズ時代のアルバム「FAKE METAL JACKET」に収録されている「beautifulさ」は、リンリンが初めて作詞した曲です。
一見前向きに見える歌詞を、リンリン自身は「諦めの曲」と語っています。
この曲を聴いても悩みは解決しないけど、「この悩みと上手く付き合うしかない」という前向きな意味での「諦め」でしょう。
また、人差し指を掲げて飛び跳ねる「とげとげダンス」は、BiSHファンが一体となって楽しめますよ。
本当本気 / アユニ・D
BiSHに最後に加入したアユニ・Dが作詞を担当した「本気本気」は、彼女の力強い心意気が印象的です。
加入直後は歌もダンスも心許なかった彼女は、周りの視線をこの曲の「なめんな!」の一言で跳ね返します。
現在ではWACK総選挙でも人気のメンバーランキング3位にランクインし、ステージングも堂々たるものになりました。
そんな思いがこもったこの曲は、結果が出ずに悔しい思いをしている人に聴いてほしい1曲です。
BiSHの人気曲は頑張る人に突き刺さる!ファンの心を掴んで離さないBiSHの歌声に酔いしれよう
過激なプロモーションが話題になりがちなBiSHですが、彼女たちが歩んできた道は平坦ではありません。
そんな頑張りが楽曲にも表れており、メンバー自身が作詞した曲は同じく頑張る人に突き刺さります。
メンバーそれぞれが違う個性を持っているので、一度ハマるとなかなか抜け出せないのも彼女たちの魅力でしょう。
エモーショナルなBiSHの曲を聴いて、その魅力にハマってみてくださいね。
この記事のまとめ!
- BiSHの代表曲には、過激な印象とは正反対の正統派の名曲が揃っている
- ブレイク後も丸くなることなく、過激な楽曲を歌っている
- メンバーやグループのさまざまなバックグラウンドを知ると、隠れた名曲も楽しめる
- 個性豊かなメンバーは、埋もれることなくそれぞれが輝いている