公開から70年以上経った今でも根強い人気のディズニー映画、シンデレラ。
2015年に実写化されたのも、記憶に新しいですよね。
劇中で使用された楽曲は、作品の世界観を作るのに一役買っています。
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【アニメ版】ディズニー「シンデレラ」の歌
ディズニーが制作したアニメ版シンデレラは、1950年に公開されました。
当時のディズニーの最高興行収入を叩き出し、シンデレラは経営不振だったディズニーを再建させた作品なのです。
750人が制作に関わり、その中でも音楽スタッフは、あのウォルト・ディズニーが直接スカウトしたのだとか。
映画の成功に音楽は欠かせないと信じていたそうで、自分が信じたアーティストに音楽を作ってもらいたかったとのこと。
そのマインドを貫いたのは、さすがとしか言いようがないですね。
主題歌:A Dream Is A Wish Your Heart Makes(夢はひそかに)
A Dream Is a Wish Your Heart Makesは劇中で何度か使われており、シンデレラを語る上で外せない曲です。
「辛くても信じ続ければ、いつか夢は実現する」とシンデレラの前向きな思いを歌った歌。
邦題の「夢はひそかに」は、シンデレラのこの心情を一言で見事に表現しています。
エンディングで流れた時は、「その通りだったね」とシンデレラを讃えたくなった人も多いはず。
この曲は、ウォルト・ディズニーお気に入りの1曲としても有名です。
CMソングとしても使用されているので、シンデレラを見たことがない人でもどこかで耳にしているはずの名曲です。
OP曲:Cinderella(シンデレラ)
オープニング曲として使われたのは、マーニ・ニクソンとザ・ジャド・コンロン・コーラスによって歌われる映画タイトルを冠したCinderella。
落ち着いたテイストに、綺麗なボーカルと優しく乗るコーラスが印象的な曲で、これからどんなストーリーが始まるのだろうと期待が高まる曲です。
メロディーや歌だけではなく、シンデレラの魅力が分かる前向きな言葉で綴られた歌詞もポイント。
歌詞を読んでから映画を見返すと、よりシンデレラに感情移入できるでしょう。
有名曲:Bibbidi-Bobbidi-Boo(ビビディ・バビディ・ブー)
A Dream Is a Wish Your Heart Makesと同じくらい有名な、Bibbidi-Bobbidi-Boo。
魔法使いフェアリー・ゴッドマザーが、シンデレラやネズミたちなどに魔法をかけながら歌っていた曲です。
明るくポップな曲調は、これから楽しいことが起きるのだろうと幸せなストーリー展開を予測させてくれます。
Bibbidi-Bobbidi-Booの言葉自体に意味はないのですが、本当に呪文のようで思わずつぶやきたくなる言葉。
ちなみに、1950年の第23回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされた曲でもあります。
惜しくも受賞は逃しましたが、現代でも歌い継がれている点においては、受賞よりも価値があるのではないでしょうか。
挿入歌:So This Is Love(これが恋かしら)
So This Is Loveは、ムーディーなデュエットソング。
映画では、この曲がゆったりと流れる中、ダンスをしながら恋に落ちていくシンデレラとチャーミング王子の様子を描いてます。
このシーンは映画の見どころの1つで、2人のシルエットが映し出されたり、水面がきらきら光ったりと演出がとてもロマンチック。
シンデレラ役のアイリーン・ウッズとチャーミング王子役のマイク・ダグラスが歌っており、その高い歌唱力に聴き入ってしまいます。
あまりにもロマンチックなテイストの楽曲なので、結婚式のBGMとしても人気です。
挿入歌:Oh, Sing Sweet Nightingale(歌えナイチンゲール)
耳をふさぎたくなるようなお義姉さんの歌のレッスンシーンと対比するように、仕事をこなしながらシンデレラが素敵に歌い上げるシーンで使用されたOh, Sing Sweet Nightingale。
同じ曲でも歌い手が違うとここまで違うのかと、音楽の面白さが実感できます。
虹色に輝くたくさんのしゃぼん玉に映るシンデレラと、シンデレラの歌声が絶妙にマッチした美しい演出が印象的です。
しゃぼん玉が割れた瞬間に悲惨な現実に引き戻されてしまうのですが、歌っている間だけでも現実を忘れていいんだよというディズニーからのメッセージなのかもしれません。
挿入歌:The Work Song(仕事の歌)
ドレスが無くて舞踏会に行けないシンデレラのために、友達のネズミや小鳥たちがドレスを仕立てるシーンで使われていたとてもキュートな歌。
完璧なチームワークで、ドレスを手際よく仕上げるその姿に見入ってしまいます。
ネズミ達による継母やお義姉さんたちへの愚痴と、シンデレラを舞踏会に行かせるためにドレスを作ろうと歌った歌詞が印象的。
シンデレラの心の支えとなっていた、ネズミたちとの友情の深さが分かる1曲となっています。
The Work Songのシーンの後に、A Dream Is A Wish Your Heart Makesのネズミたちバージョンが聴けるのでそちらも必聴です。
【実写版】「シンデレラ」の曲
実写版のシンデレラは、リリー・ジェームズ主演で2015年に公開されました。
アニメ版をそのまま実写化したのではなく、主人公の名前がエラであることを始め、王子との出会い方だったり、友達のネズミたちが喋らなかったり、クライマックスの演出が違ったりとオリジナル要素が強いです。
使用楽曲は新たに制作されたものがメインですが、アニメ版で流れた曲も現代風にアレンジされていて、原曲との違いを楽しめます。
「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」と同時上映されたことでも話題となりました。
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ED曲:Strong
シンガーソングライター、ソンナ・レレによる楽曲。
勇気と優しさをテーマに、大サビに向かって徐々に盛り上がる壮大な曲です。
明るい曲調と前向きな歌詞、そして力強い歌声がシンデレラの生き様とシンクロしており、世界観に花を添えています。
シンデレラの曲ということを差し置いても、頑張る人への応援歌としても違和感ない曲。
悩んだ時に聴くと、そっと背中を押してもらえるような感覚になること間違いなしです。
主題歌:A Dream Is a Wish Your Heart Makes(夢はひそかに)
実写版になってもやはり外せなかった、A Dream Is a Wish Your Heart Makes。
歌は、エラ役のリリー・ジェームズが担当しました。
多少現代的なアレンジが加えられていますが、原曲を大きく崩すことなく仕上げられています。
アニメ版ではオープニング、中盤、エンディングで使用されていましたが、実写版ではエンディングの1度だけの使用となりました。
日本語吹き替え版では高畑充希と城田優がデュエットしたことも話題に。
当時はカラオケで歌う人が続出しました。
挿入歌:Lavender’s Blue(ラベンダーズ・ブルー)
エラが幼い頃に母親に歌ってもらった、思い出の曲として登場するLavender’s Blue。
この曲は映画のために制作された曲ではなく、17世紀からあるイギリスの民謡なんです。
そもそも歌詞がたくさんある曲なのですが、シンデレラの世界観と合うように歌詞がオリジナルのものに変更されています。
リリー・ジェームズの透き通った歌声に聴き入ってしまった人も多いはず。
幼い頃のエラのように眠る前に聴くと、いい夢が見れそうな気がしますよね。
シンデレラの歌といえば「夢はひそかに」!美しいメロディーと力強い歌声に注目
ハッピーエンドで幸せな気持ちになれるシンデレラ。
物語の内容だけではなく、使用された楽曲においても注目され楽譜やレコード、CDの売上において音楽ビジネスとしても大成功しました。
シンデレラで使用される楽曲は壮大であったり、元気になれそうなものだったりとさまざまなテイストの楽曲がありますが、いずれもキラキラしていて美しく、いつまでも
色褪せない名曲ばかりなので当然ですよね。
その中でも「夢はひそかに」は今後も歌い継がれていくでしょう。
みなさんにもシンデレラのように希望を捨てず、信じることで夢を実現できる日が来るといいですね。
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この記事のまとめ!
- 「夢はひそかに」はアニメ版でも実写版でも使用された名曲
- シンデレラのアニメ版と実写版では内容が一部異なる
- シンデレラの楽曲はさまざまな心情に寄り添うような楽曲がたくさん