ミュージシャンとしての活動に留まらず、バラエティやラジオでも大活躍中のCreepy Nuts。
そのユニット名の意味を知っている方は、案外少ないのではないでしょうか。
この記事でわかること
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)のメンバーは?本名・年齢・出身など紹介
Creepy Nutsは、2017年にメジャーデビューした、ラップ担当のR-指定とDJ担当のDJ松永によって構成される、2人組のHIPHOPユニットです。
その音楽性はどちらかというとロックバンドのサウンドに近く、HIPHOPファンからはダサいとの声も。
その声は本人達にも届いているようで、「HIPHOP自体が自由なジャンルなので、自分たちの楽曲も立派なヒップホップだ。聴くのが恥ずかしいと思っている人たちにかっこいいと思われたら最高」と一蹴しています。
知れば知るほどいい意味で「Nuts」な2人、そのプロフィールを紹介します。
R-指定
本名 | 野上 恭平(のがみ きょうへい) |
生年月日 | 1991年9月10日 |
出身地 | 大阪府 |
血液型 | A型 |
身長 | 168cm |
HIPHOPとの出会いは11歳の頃で、影響を受けたのはZeebraやライムスターです。
中学2年の頃からリリック制作を始めます。
その後、当時日本最高峰とされていたMCバトル大会「ULTIMATE MC BATTLE」に出場。
2010年〜2014年に開催された大阪予選では5年連続優勝、さらに2012年〜2014年に開催された全国大会では3連覇を達成した経歴の持ち主です。
お笑いコンビ「見取り図」の盛山に似ていることでも有名で、度々自身や見取り図のSNSでツーショット写真を公開し、ファンを楽しませています。
DJ松永
本名 | 松永 邦彦(まつなが くにひこ) |
生年月日 | 1990年8月23日 |
出身地 | 新潟県 |
血液型 | A型 |
身長 | 171cm |
小学生のころは洋楽ばかり聴いていましたが、中学2年の時に友人に勧められたことからジャパニーズHIPHOPに出会います。
ラッパーに憧れていたものの、人前でラップをすることにためらいがあったためDJを始めました。
DJ活動の本格化のために高校を中退し東京へ。
スキルを磨いた結果、2019年に開催された「DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS 2019 FINAL」のバトル部門で優勝します。
さらにその大会を受け、日本代表として初出場したDJの世界大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」でも優勝を勝ち取りました。
トラックメイカーとしての才能もあるため、Creepy Nutsの楽曲制作にも携わっています。
バラエティ番組でも活躍中
バラエティ番組に引っ張りだこなCreepy Nuts。
その理由はラジオで培われた喋りにあります。
番組では「本当にミュージシャンとして武道館公演を成功させた人たちか?」と疑いたくなるほど、芸人顔負けのトーク力を発揮し大活躍。
特に松永のデリカシーのなさ、潔癖症、偏屈者キャラに加え、空気を読みつつも物怖じしないマシンガントークは、バラエティで重宝されています。
またトークが面白いことから、いままで発売したアルバムにはそれぞれ「ラジオ盤」と呼ばれる別パターンの存在も。
ラジオ盤はあたかもラジオを聴いているような感覚に陥る、曲と曲の間にトークが入っているバージョンのアルバムです。
ここでしか聴けない貴重なトークもあるので、曲もトークも聴きたい人はラジオ盤を選んでくださいね。
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)の意味は?
Creepy Nutsは「クリーピーナッツ」と読みます。
Creepyには「不気味な」「奇妙な」といった意味があり、Nutsには一般的に木の実の「ナッツ」だったり、スラングだと「頭がクレイジーな人」といった意味があります。
Creepy NutsのNutsは、もう1つのスラング「男性の急所」を意味していることを、自身がパーソナリティを務めるオールナイトニッポンでほのめかしていました。
明言はされていませんが、これが本当であればかなりぶっ飛んだネーミングがユニット名にされていることになります。
いずれにせよ、「不気味なくらい頭の狂ったヤバい奴ら」といった意味が込められているとのことです。
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)の結成秘話は?
Creepy Nutsの2人は10代の頃、同世代のラッパーやDJが集まるイベントで出会いました。
怖そうな人が多く、怯えているもの同士で意気投合したと言われています。
しかし、最初からユニットを組んで活動していたわけではなく、出会ってしばらくは友人関係を継続。
活動を共にするメンバーを探していた松永は、ある日バイト先の店長から「今聴いているラッパーよりかっこいいと思えるやつと組むのがベスト」とアドバイスを受けます。
そこでR-指定を誘ったことで、Creepy Nutsが結成されました。
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)メンバーが紡ぐ人気曲は?
ここまでCreepy Nutsのユニット名の由来や結成秘話などをお伝えしてきました。
日本一のラッパーと、世界一のDJが紡ぎだす音楽とは、一体どのようなものなのでしょうか。
Creepy Nutsが気になっているのであれば、1度聴いたらハマってしまうこと間違いない楽曲ばかりです。
ここではCreepy Nutsの人気曲3曲を紹介します。
かつて天才だった俺たちへ
2020年8月に発売されたミニアルバム「かつて天才だった俺たちへ」に収録された、ウッドベースのサウンドが印象的な表題曲です。
実は、HIPHOPでウッドベースが使われている曲は少ないため、「自分たちの音楽センスを全開にして、HIPHOPにおいて珍しいことをやった」とラジオの放送で振り返っています。
帝京平成大学のCMのために書き下ろされた曲ということもあり、歌詞には大学を連想させるようなワードを散りばめるという遊び心も。
また「かつて何でもできると思っていたけれど、成長していくうちに自分がちっぽけだと実感した。それでも自分たちには可能性が残っているのだ」というメッセージも込められており、Creepy Nuts流の応援ソングだと称されています。
サントラ
「サントラ」は菅田将暉とのコラボ曲。
2020年8月に発売されたアルバム「かつて天才だった俺たちへ」、および2022年3月に発売された菅田将暉のアルバム「COLLAGE」で聴くことができます。
「菅田将暉のオールナイトニッポン」にCreepy Nutsがゲスト出演したことがきっかけで制作された楽曲です。
R-指定が次々と繰り出すラップと、菅田の伸びやかでパワフルな歌声がシンメトリーとなり、聴きやすい仕上がりになっています。
日本テレビ系「スッキリ」の2020年7月度テーマソングとして起用されました。
合法的トビ方ノススメ
2016年に発売されたミニアルバム「たりないふたり」の収録曲「合法的トビ方ノススメ」。
Creepy Nutsの代表曲のうちの1つです。
一般的に違法とされるような内容が描かれることもあるHIPHOPですが、そのイメージを覆すためのCreepy Nuts流の皮肉ソング。
ミニマルな構成で作られた楽曲のため、繰り返されるフレーズが耳に残ります。
和服の松永がラジカセを手に街を走り回り、違法行為を取り締まるという謎設定のMVも必見です。
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)は意味まで面白かった!天才2人の今後にも注目
今回はCreepy Nutsのユニット名を始め、Creepy Nutsにまつわる情報を紹介しました。
前回アルバムを発売してから随分経っているので、新作のリリースやそれに伴うライブがそろそろ開催されるかもしれません。
2022年には、オールナイトニッポンが1部へと昇格しているので、今後ラジオイベントを開催する可能性もあります。
これからますます勢いを増していくことが予想されるCreepy Nuts、どんなクレイジーさを見せてくれるか楽しみに待ちましょう。
この記事のまとめ!
- Creepy Nutsのユニット名の表向きの意味は「不気味なくらい頭の狂ったヤツら」だが、本当の意味は明言されていない
- Creepy Nutsのラップ担当、R-指定はラップバトル優勝経験のある最強ラッパー
- Creepy NutsのDJ担当、DJ松永はDJの世界チャンピオンでトラックメイクも手がける
- ラジオで鍛えたトーク力で、バラエティ番組でも大活躍
- Creepy Nutsの楽曲はTVやCMで起用され、多くの人が耳にしている