忘年会や飲み会の二次会など、カラオケで盛り上がるイベントは数多くあります。
しかし、みんなで盛り上がれる曲のレパートリーがないと、ひとり浮いてしまう悲しい状況があるのも事実です。
カラオケを盛り上げる場面
カラオケとは、気の知れた仲間と一緒に楽しく歌を歌う場です。
しかし、ときには会社の上司や先輩、あるいは飲み会の2次会などで利用することもあり、慣れない人たちとのカラオケについ緊張してしまうことがあるでしょう。
特に自分が年下だったり、ほかに盛り上げ役がいないときには、率先してその場を盛り上げていきたいところです。
まずは、カラオケをする機会のシチュエーションいついて見ていきましょう。
忘年会
年末に会社やサークルで行う忘年会も、カラオケを利用する可能性が高いイベントです。
1年を楽しい思い出で締めくくることが重要になる忘年会では、場を盛り下げるような言動や選曲はタブーです。
歓送迎会
新しいメンバーを快く迎える歓迎会、仲間の旅立ちを応援する送迎会の2次会では、カラオケボックスが会場となりやすいイベントです。
ときにはバラードを歌って涙を誘ったり、ときには明るい曲で元気に場を盛り上げたりして、思い出として残る選曲をしましょう。
結婚式二次会
結婚式が終わり、二次会へ行くときにもカラオケは使われやすいでしょう。
当日の結婚式会場で流れたウェディングソングを歌ったり、恋愛ソング・感動ソングを歌い場を盛り上げたいものです。
カラオケ当日に盛り上げるための心遣い
会社やサークルのイベントでカラオケに行く際には、いくつか心がけておきたい気遣いがあります。
これから紹介する気遣いはどれも簡単にできることです。
そのちょっとした気遣いで場の雰囲気が和み、過ごしやすい空間を作る上げることも可能なので、ぜひ出来る範囲で実践しましょう。
カラオケに行くメンバーによって歌うジャンルを決める
選曲は、カラオケに参加するメンバーが知っていそうな曲を選ぶことがポイントです。
もし自分がアニソンやボカロソングを歌いたいと思ったとしても、周囲がオタク趣味を持っていないと、浮いてしまいます。
楽しいのは歌っている本人だけで、周りで聴いている人はまったく知らない曲に引いている…なんて状況にもなりかねません。
まずは、他のメンバーの曲のチョイスを参考にして、歌うジャンルを決めていきましょう。
人の歌はちゃんと聴く
「この人とはカラオケに行きたくない」と思われやすい人の特徴は、他の人が歌っているときにスマホをいじっていたり、だれかとおしゃべりしている人、つまり人の歌をちゃんと聴かない人です。
そうならないために、だれかが歌っているときには、手拍子をしたり合いの手を入れたりして、積極的に音楽にノリましょう。
選曲に悩みすぎない
あまりに優柔不断で、歌う曲を決められない人は敬遠されます。
いくら盛り上げたいからといってじっくり選曲していては、他の人がリモコンを操作できず、カラオケの利用時間を圧迫してしまうかもしれません。
困ったときのために、普段から十八番の定番曲を用意しておくとよいでしょう。
ときにはリモコンで選曲履歴や楽曲ランキングから、有名どころをピックアップして歌ってしまうのもおすすめです。
周りのグラスが空いていないかチェックする
カラオケで飲み物を頼まない人はいません。
基本的に歌を歌う空間なので、喉が乾きます。
そこで意識したいのが、「周りの人のグラスが空いていないか」をチェックすることです。
常にドリンクの減りを見張る必要はありませんが、時々周りの人のグラスに目をやりましょう。
ドリンクバーを設けているカラオケも多いので、トイレに立った際のついでに注いできたり、自分の飲み物を取りに行く際に近くの人の分もいっしょに持って行くなど、気遣いをみせると良いでしょう。
みんなで歌える曲を選ぶ
数人のメンバーではなく、10人前後の大人数でカラオケを利用する場合には、マイクを持っていない人でも歌ったり合いの手を入れたりできる鉄板曲を選ぶのがおすすめです。
特にひとりで歌うことに自信がない人は、周りを巻き込んで複数人で歌えるような歌を選ぶと楽しく歌うことができます。
みんなで歌えば確実に盛り上がりますし、自分の緊張もほぐすことができ一石二鳥です。
カラオケで盛り上がる【面白い歌】
カラオケに行くときに意識したいポイントを抑えたあとは、実際に歌う曲を決めていきましょう。
ここで取り上げるのは、カラオケで大盛り上がり必至のネタ曲の特集です。
テレビやネットでも話題になった楽曲ばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
ピコ太郎「PPAP」
芸人古坂大魔王がプロデュースするピコ太郎のキャラクターソングとしてCDも発売されている「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」。
深い意味のないギャグですが、軽快なリズムとダンス、そして派手なおじさんのドヤ顔が笑いを誘い、ついつい何度も聴きたくなる楽曲となっています。
カラオケではYouTubeの動画を参考にしながら、ドヤ顔とダンスの練習をするのがおすすめです。
RADIO FISH(レディオ・フィッシュ)「PERFECT HUMAN」
レディオ・フィッシュとは、お笑い芸人のオリエンタルラジオの二人が中心となって結成されたボーカル&パフォーマンスユニットです。
もともとスタイリッシュな芸風で人気を呼んでいましたが、そのカッコ良さをそのまま活かして音楽アーティストとしても活動しています。
独特のダンスと、コンビの二人の役割分担が秀逸で「PERFECT HUMAN」はカッコ良い曲だけれどどこか笑えるというシュールな一曲です。
岡崎体育「MUSIC VIDEO」
岡崎体育による「MVあるある」を自作MVで再現した、その名も「MUSIC VIDEO」という楽曲は、2016年春〜夏に大流行した歌です。
軽快なテンポに合わせて歌われるMVあるあるのネタが爆笑を誘います。
Sony Musicという立派なレーベルのもとで制作されたこの曲は、ボーカルがカッコ良いうえに曲のレベルが高く、MVの完成度も文句なしなのに笑えてしまうため、「才能のムダ遣い」という良い意味で好評価のコメントがつくことも多い楽曲です。
水曜日のカンパネラ「桃太郎」
水曜日のカンパネラが歌う「桃太郎」は、タイトル通り昔話の桃太郎をアレンジした曲です。
ラップ調で桃太郎のあらすじに沿った歌詞が歌い上げられるので、どこかシュールで楽しい楽曲になっています。
初めて聞く人でも自然と楽しめるため、ぜひ歌詞を覚えてカラオケで歌ってみたい一曲です。
PSY(サイ)「カンナムスタイル」
PSY(サイ)がリリースした韓国発信の「カンナムスタイル」は、一時期世界的に大流行しました。
そのためどこかで耳にしている人も多く、カラオケで歌う曲としてピッタリな楽曲です。
盛り上がり絶頂の雰囲気のときに、イタズラ心で小太りな男性にサングラスをつけて、左右の人と踊ってもらえば、カラオケのボルテージは最高潮になるでしょう。
レキシ「きらきら武士 feat.Deyonna」
アフロヘアがトレードマークの池田貴史のソロユニット「レキシ」の楽曲に、「きらきら武士 feat.Deyonna」という曲があります。
コーラスとして椎名林檎(=Deyonna)が参加したこの曲は、随所に歴史的要素が折り込まれたアップテンポな曲です。
1回聞いただけでもクセになる曲で、「武士 武士」と繰り返す歌詞が耳に残ります。
マキシマムザホルモン「爪爪爪」
マキシマムザホルモンの「爪爪爪」は、邦楽ですが早口すぎてほとんど聞き取れないハイテンポな楽曲となっています。
歌詞を読んでも支離滅裂な印象で覚えにくいですが、メロディは中毒になるほど耳に残り、完成度が高いのが特徴です。
ノリと勢いで一気にその場を盛り上げることができますが、その一方、やや卑猥な単語が歌詞に含まれるので、時と場合を考えて選曲しましょう。
浜田ばみゅばみゅ「なんでやねんねんねん」
日テレ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で生まれた「なんでやねんねんねん」は、ダウンタウン浜田が、きゃりーぱみゅぱみゅを真似したファッションで歌う面白曲です。
作詞作曲を担当したのは、本家きゃりーぱみゅぱみゅの音楽を手がける中田ヤスタカ氏。
MVも含め、非常に完成度の高い楽曲になっています。
赤ちゃんゴリラを彷彿させる本人映像はともかくとして、歌詞やMVにはかわいらしい要素が詰まっているので、男女関係なく歌える楽曲といえます。
つボイノリオ「金太の大冒険」
「金太の大冒険」は、主人公・金太とお姫様とのやりとりが続く楽曲です。
よく考えられた歌詞には目を見張るものがあり、それなりにストーリー性があって楽しめる曲ですが、「金太マカオに着く」など、サビは下ネタ全開。
気の知れた仲間同士でのカラオケ以外では控えた方がいいでしょう。
嘉門達夫「なごり寿司~なごり雪~」
替え歌の面白さに定評のある嘉門達夫が歌う「なごり寿司~なごり雪~」。
この曲はイルカの楽曲でもある「なごり雪」のアレンジバージョンです。
まるで原曲のような自然な替え歌がピッタリハマり、周囲の笑いを誘うことができるでしょう。
カラオケで緊張しないためには
「大人数が集まるカラオケではつい緊張してしまう」という方に向けて、緊張しないで歌えるコツを紹介します。
緊張してガチガチの状態では、盛り上がる曲を歌おうとしてもうまく歌えない可能性が高く、残念な結果を招くこともあります。
コツを掴み、自然体でリラックスして歌うように心掛けましょう。
意識して口角を上げる
意識的に口角を上げ、無理やりにでも笑顔になってみましょう。
19世紀を代表する心理学者ウィリアムジェームズの有名な言葉に「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」というものがあります。
これは科学的にも立証されていて、笑うフリを続けていると自然と気分も楽しくなるとされています。
気分が明るくなれば緊張もほぐれ、いつも通りの歌うことが可能です。
不自然に思われない程度に口角を上げ、微笑みの表情をつくってみましょう。
鼻で深呼吸
人は焦ったり緊張したりすると、知らぬ間に口呼吸になってしまうものです。
鼻呼吸ではなく口で呼吸をしてしまうと、口の中が乾いて不快になり、気分が焦る原因になります。
鼻呼吸には気分を落ち着ける効果もあるため、意識的に鼻呼吸を心がけてみると良いでしょう。
その際は、息を深く吸って深呼吸するのもおすすめです。
首を冷やして交感神経を和らげる
人間の体調を司る神経として「自律神経」があります。
自律神経には2種類あり、アクティブな活動を支えているのが「交感神経」、リラックスしやすい体にするといわれているのが「副交感神経」です。
緊張によりこの交感神経が高ぶってしまうと、体がこわばってしまうなど悪い影響が出てしまうことがあります。
これを解消するためには、首の裏に濡らしたハンカチを当て、冷やすことが有効です。
首の裏を冷やすことで交感神経を沈め、必要以上に緊張することを抑えてくれます。
ポジティブ思考を持つ
ポジティブシンキングを心がけるのも効果的です。
「歌詞を噛んだらどうしよう」や「下手だと思われたらどうしよう」などの、ネガティブ思考から抜け出し「ミスしてもきっと笑ってネタにしてくれるさ」と、楽観的に構えることが大切です。
恥ずかしがらずに思い切り歌おう
カラオケを盛り上げてくれる面白い歌と、カラオケを盛り上げるために覚えておきたい気遣い、そして緊張をほぐす方法を紹介してきました。
なによりも大切なのは、カラオケというイベントを楽しもうという気持ちです。
それさえあれば、楽しい気分が周りにも伝わり、その場が自然と盛り上がるきっかけにもなります。
ここで紹介した面白い楽曲や、緊張しないためのコツを使いながら、恥ずかしがることなく思いっきりカラオケを楽しんでください。
この記事のまとめ!
- カラオケでさりげない気遣いが雰囲気を良くする
- 過去に大流行した面白い歌はカラオケで盛り上がれる
- カラオケで緊張してしまう場合はリラックスできる対処策を試してみる