数々のヒット曲を生み出し、ドラマや映画の主題歌も数多く担当している人気バンドOfficial髭男dism(ヒゲダン)。
普段から音楽を聴かない人からも知名度が高いため、カラオケでも定番の人気アーティストです。
しかし、ヒゲダンの曲は音程が高く、歌いづらいと感じている人も多いでしょう。
この記事でわかること
Official髭男dism(ヒゲダン)藤原聡の音域と歌い方
歌唱難易度 | 難しい |
使用音域 | lowG〜hiE |
音域の広さ | 広い |
裏声の使用頻度 | やや多い |
Official髭男dism(ヒゲダン)のボーカルである藤原聡は、低音から高音まで幅広い音域を操るボーカリストです。
特に力強く透明感のある高音は印象的で、サビでは最高音に近い音程を連発することも多く、楽曲はかなり難しい部類に入るでしょう。
また、ファルセット(裏声)を使うことも多く、同じ音程でも地声とファルセットを使い分けることもあります。
喉仏が小さめ
ヒゲダンのボーカルである藤原聡の歌声は、軽めで声量は小さめです。
喋り声も軽くキーが高いことから、声帯が小さく、喉仏があまり出ていません。
喉仏がしっかりしている男性は地声最高音がG4~A4ですが、藤原聡の場合はB4~C5ぐらいまで出せる可能性があります。
声帯が高音を出すのに向いているため、他のボーカリストよりも高音発声が得意です。
地声~ミックスボイス~裏声の差が小さい
藤原聡のような小さな声帯を持つ人は、地声とミックスボイスの声質があまり変わらない傾向にあります。
そのため、地声とミックスボイスの切り替えがよりスムーズになり、不自然さを感じません。
また、低い音程を歌う時は、声量を抑えて息を多めに吐いています。
そうすることでさらに地声とミックスボイスの声質を近づけ、低音から高音まで滑らかに繋いでいるのです。
Official髭男dism(ヒゲダン)人気曲の音域や歌いやすさは?
Official髭男dism(ヒゲダン)はカラオケでも人気が高く、どんな年齢層とのカラオケでも盛り上がれる定番アーティストです。
しかし、人気曲の中には音程が高くて歌いづらい曲も少なくありません。
そんな時は無理せずキーを下げて、自分に合った音域にしてから歌いましょう。
ここからは、Official髭男dism(ヒゲダン)の人気曲の音域や歌いやすさを紹介します。
Pretender
地低 | mid1D# |
地高 | hiC |
裏高 | hiC# |
ヒゲダンの代表曲で、ブレイクのきっかけとなった「Pretender」は、幅広い世代で知名度が高い曲です。
サビでは地声最高音のhiCが連発し、最高音に近いhiA#やmid2G#もたくさん出てくるので、高音発声が苦手な人にとってはかなりきついかもしれません。
その分低音域には余裕があるので、キーを自分の音域に合わせて下げてみても良いでしょう。
バラードですがしんみりとする曲調ではないので、少し明るい声色で歌うとその場も盛り上がりやすいかもしれませんね。
ノーダウト
地低 | mid2A |
地高 | hiC# |
裏高 | hiB |
2018年に発売されたアルバム「エスカパレード」に収録されている「ノーダウト」は、難易度の高いヒゲダンの曲の中では比較的歌いやすい曲です。
地声最低音がmid2A、地声最高音はhiC#と一般的な男性にとっては少し高めですが、女性にはかなり歌いやすいでしょう。
男性にとっては高めのmid2Fが頻出するため、高音域に自信がない人はキーを少し下げて挑戦するのがおすすめです。
音程の上下が激しめなので、ビートに上手く乗りながら1つ1つの音を正確に出すことを心がけましょう。
宿命
地低 | mid1F |
地高 | hiC |
裏高 | hiC |
「宿命」は、夏の高校野球応援ソングに抜擢された、ヒゲダンの中でも人気の高い曲です。
サビはとてもキャッチーなメロディですが、細かく作り込まれた曲なので、意外に音程を取るのに苦戦するかもしれません。
地声と裏声の最高音がhiCと高く、サビでは高音が連発するので、ミックスボイスなどを駆使してしっかり発声しましょう。
サビまでの展開が非常に綺麗なので、AメロとBメロで徐々に盛り上がっていく感じを出せると、より雰囲気が出せますよ。
イエスタデイ
地低 | mid1D# |
地高 | hiC# |
裏高 | hiD# |
切ないイントロが印象的な「イエスタデイ」は、ヒゲダンの中でも難易度の高い曲です。
音域は地声mid1D#から裏声hiD#まで幅広く、サビでは地声hiA#が頻出し、休む暇がありません。
2番Aメロでは地声から連続した裏声hiD#が登場するので、地声と裏声を滑らかにつなぐ練習もしておきましょう。
高音だけでなく低音域も幅広いので、高音に気を取られすぎてBメロの低音がおろそかにならないように注意してください。
I LOVE…
地低 | mid1E |
地高 | hiD |
裏高 | hiC# |
2020年2月リリースの「I LOVE…」は、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の主題歌として知名度の高い曲です。
フレーズの切れ目が多くリズムが取りづらいので、歌いづらいと感じる人も多いかもしれません。
サビではhiAが頻出し、CメロではhiDとかなり高い地声最高音が出てくるので、よほど高音に自信がない限りはキーを下げて歌うのが無難でしょう。
曲の中でガラッと雰囲気が変わる場面も多いので、音域だけでなく表現力も必要になります。
Laughter
地低 | mid1E |
地高 | hiB |
裏高 | hiE |
2020年リリースの「Laughter」は、哀愁のあるギターサウンドと壮大なストリングスが印象的です。
しっとりしたメロディでリズムは取りやすいので、ヒゲダンの楽曲の中では比較的歌いやすいでしょう。
ただ、音域は地声でmid1EからhiB、裏声最高音はhiEと高いので、高音域に自信がある人におすすめです。
音域さえクリアしてしまえばリズムは歌いやすいので、高音に自信がない人でもキーを下げてチャレンジしてみましょう。
Universe
地低 | mid1G# |
地高 | hiD |
裏高 | hiD# |
2021年2月リリースの「Universe」は、アップテンポでおしゃれないシティポップサウンドが人気の曲です。
ラスサビで転調してキーが1つ上がるので、カラオケで歌う際は注意しましょう。
通常のサビでも最高音がhiC#で転調後はhiDとなり、さらにその音はロングトーンなので、しっかり高音の発声ができていないときついかもしれません。
原曲キーで挑戦する際は持久力が試されるので、無理そうであればキーを下げて挑戦してみてくださいね。
Official髭男dism(ヒゲダン)の中でも歌いやすい曲は?
Official髭男dism(ヒゲダン)の曲は全体的に音域が広く、難易度が高いですが、全てがそうではありません。
音域が比較的狭かったり、最高音が高かったりしてもその音が頻出しない限り、人によっては原曲キーでも無理なく歌える曲もあるでしょう。
最後に、Official髭男dism(ヒゲダン)の曲の中から、比較的歌いやすい曲やその音域を紹介します。
115万キロのフィルム
地低 | mid1A# |
地高 | hiC |
しっとりしたピアノが印象的な「115万キロのフィルム」は、ヒゲダンの中でも特に美しいメロディの曲です。
基本的な音程は高めですが、突然高い音が出てくるということもなく、リズムや曲展開も複雑ではありません。
hiA#やmid2Gあたりの高めの音がサビで連発されるので、高音の持久力に自信がない人はキーを少し下げてから挑戦してみてください。
おしゃれな曲調ですがメロディは明るいので、声のトーンが暗くならないように注意しましょう。
優しい歌詞を噛みしめるように、1つの1つの言葉に気持ちを込めて歌うと自然と表現力も増してくるでしょう。
発明家
地低 | mid1F |
地高 | hiB |
2018年リリースの「エスカパレード」に収録されているアルバム曲「発明家」は、アップテンポで王道なポップスです。
リズムや展開がシンプルで、メロディもキャッチーなので気軽に歌えるでしょう。
基本となる音程もあまり高くないので、高音域に自信がない人でも大丈夫です。
各メロやサビで上下に転調する部分があるので、そこだけ注意して音程を見失わないようにしましょう。
ポップな曲なので、「上手く歌おう」という意識よりも、純粋に楽しみながら歌うのがおすすめですよ。
たかがアイラブユー
地低 | mid1C |
地高 | hiC |
裏高 | hiC |
「発明家」と同じく「エスカパレード」に収録されている「たかがアイラブユー」は、エレクトリックな音を駆使したモダンな曲調です。
ヒゲダンの中ではキーが低めであり、最高音のhiCも曲中に1度しか登場しません。
それ以外の地声最高音はhiA#で、曲のテンポ感もほどよいので、リズムに乗れればかなり歌いやすいでしょう。
R&Bやモダンなシティポップ調のおしゃれなサウンドなので、ヒゲダンをしっとり気持ちよく歌いたい人におすすめです。
ヒゲダンの音域は広くて高い!カラオケでは自分のキーに合わせて歌いやすい曲を歌おう
数々のヒット曲をリリースし、カラオケでも人気のOfficial髭男dism(ヒゲダン)ですが、音域が広くて一般的な男性には難しい曲が多いです。
どんな人とのカラオケでも盛り上がれるカラオケの定番なので、高音に自信がない場合はキーを下げて無理なく歌えるようにしましょう。
おしゃれな曲やアップテンポな曲など、楽曲の雰囲気も幅広いので、場面に合わせて歌えるようにレパートリーを増やすのも良いかもしれませんね。
この記事のまとめ!
- Official髭男dism(ヒゲダン)の曲は高い曲が多く、難易度は高い
- 高音を連発する曲も多いので、瞬発力だけでなく持久力も必要
- ボーカルの藤原聡は喉仏が小さいため、地声と裏声の声質にあまり差がない
- 人気曲はキーが高い曲も多いので、無理なく出せる範囲にキーを下げよう
- 音域が狭めで歌いやすい曲もあるので、自分に合った曲を探すのもおすすめ