今やカラオケの楽しみ方のひとつとして定番となった採点機能ですが、いまいち得点が出ないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
しかし、せっかく歌うのなら高得点を叩き出して人気者になりたいものです。
この記事でわかること
カラオケで高得点を出す人の特徴
カラオケで採点をしたときに、いつも高得点を出す人っていますよね。
少し羨ましく思いながらも、もともと実力が違うのだから仕方ないとあきらめてはいませんか。
実は高得点を出す人にはいくつかの共通する特徴があります。
そのポイントを押さえれば、カラオケの点数をアップさせることも夢ではありません。
他の部分よりもサビだけ大きな声で歌う
カラオケで歌うときに、ついつい気恥ずかしさで淡々とした歌声になってはいませんか。
カラオケの採点面から見ると、実はそうした歌い方はマイナスになってしまいます。
カラオケ採点の判断基準には「抑揚」という歌声の強弱が大きく反映されます。
なので、他の部分とサビとの強弱をつければ抑揚のある歌声として判断され、得点をアップさせることができるのです。
ビブラートを長く入れる
抑揚とともにカラオケ判定に大きく関わるもうひとつの基準が「ビブラート」です。
ビブラート部分を強調するためにも、長めにいれることで高得点が狙えます。
しかし、ここで注意が必要なのはビブラートを安定させることです。
不安定なビブラートはかえって音程がはずれていると認識され、マイナスの判定になってしまいます。
ビブラートに自信がない場合は、下手に取り入れるよりも安定した音程で歌うことに集中したほうがよいでしょう。
DAMとジョイサウンドの違い
カラオケ採点というと何を使っても同じような気がしますが、実際は機種によって歌声の判断基準に違いがあります。
ここではDAMとジョイサウンドそれぞれの採点方法の特徴を解説していきます。
機種の採点基準に応じて歌い方を変えれば、さらなる高得点が期待できます。
精密採点DX「DAM」
DAMの精密採点機能が判断基準としているポイントは次の5つです。
虹色、金色、赤色、青色の順で正確率が高い。
ちなみに60%未満の音程一致率だと色は出ない。
溜めすぎなどで大幅にずれるとマイナスと判定される。
ビブラートは1秒以上行うことでプラス判定になる。
「精密採点」を謳っている通り採点項目が多いので、ひとつひとつのポイントを丁寧にこなしていくことがDAM採点の得点アップにつながります。
また、裏技として採点上に表示されない裏加点というものがあり、声の響きや聴き取りやすさが優れているとさらに加点されます。
さらに精密採点RBの採点画面ではランキングボードで現在の順位がリアルタイムで告げられるため、確認しながら歌うことができるのです。
分析採点マスター「ジョイサウンド」
ジョイサウンドの採点基準は次の5つです。
ジョイサウンドは細かい判定ポイントはあるものの、音程がより重視される傾向にあります。
DAMで高得点を出すコツ
効率よくカラオケ採点の得点アップを狙うなら、配点の大きい項目を押さえることが近道です。
DAMの採点システムで重視される3つのポイントで高得点を出すコツを解説します。
音程
音程で高い得点を出すためには、カラオケ音源のガイドメロディからずれないように歌うことが重要です。
原曲の歌手の音程よりも、ガイドメロディの音程のほうで判断されるので、事前にガイドメロディを聴くなり音程バーを見るなりして、先に基準のメロディーを確認することをおすすめします。
安定性
揺れやムラのない安定した歌声が高得点となるので、お腹からしっかり声を出すことが大事です。
丁寧で伸びやかな発声を心がけましょう。
安定した声のイメージがつかみづらい場合は、遠くの人に「おーい」と呼びかけるような感じで声を出してみるとよいです。
また、歌い始める前にリップトリル(唇を震わせて発声すること)を行うと喉や口の緊張がとれ、安定した声が出しやすくなるのでおすすめです。
表現力
DAMでの表現力の項目でのチェックポイントは抑揚、こぶし、しゃくり、フォールの4つです。
この中で特に重視されているのは「抑揚」です。
なので歌声にしっかり強弱をつけることが歌唱力アップにつながります。
淡々と歌うよりも、小さな声の部分と大きく声を出す部分の差を出した方がよいでしょう。
選曲の際にも、サビに向かって盛り上がる構成の曲にすれば抑揚が出しやすくなります。
しかし、そのために難しいメロディラインになってしまうと「音程」での得点獲得が難しくなるので、盛り上がりと歌いやすさのバランスをとることも大切です。
ジョイサウンドで高得点を出すコツ
DAMと比べて採点項目が少ない分、ジョイサウンドでは音程にプラスして表現力とテクニックの配点が大きいです。
この2つのポイントを押さえて高得点を狙いましょう。
表現力
歌声にメリハリをつけ、盛り上がりをしっかり表現することが重要です。
また、DAMと同様にジョイサウンドでもガイドメロディ通りの音程で歌うことが高得点につながるので、よく聴き込んで正確に音を拾うことを心掛けましょう。
テクニック
しゃくり、フォール、ビブラートなどの歌唱テクニックを多用することが高得点につながります。
しゃくりはわざと音程を少し下にずらしてから上の音程へとずり上げるテクニックです。
母音をふたつくっつけて発声すると再現しやすいです。
フォールは逆に基本の音程から低い音程へと下げるように歌います。
ビブラートは伸ばして発声するときに音を震わせるテクニックです。
長めにいれることで、認識されやすくなります。
プロの歌手はこれらの技術を上手く取り入れて歌っているので、参考にしましょう。
男性編!高得点が出るおすすめの曲3選
カラオケのスコアアップを目指したいけれど、何を歌っていいのかわからない…という方におすすめの男性アーティストの曲をご紹介します。
どの曲も男性向けで、点数を出しやすい構成になっているので、高得点を狙ってチャレンジしてみましょう。
『海の声』桐谷健太
空の声が 聴きたくて 風の声に 耳すませ
海の声が 知りたくて 君の声を 探してる
俳優としても活躍する桐谷健太によるヒットナンバーです。
携帯電話のCMで使用されていたのでご存知の方も多いと思います。
スローテンポでありながら、サビにはしっかり盛り上がりがあるのでどなたでも歌いやすい曲です。
歌詞も素直で明快なので、一つひとつの音をしっかり発声できます。
安定した歌声で高得点を出しやすいでしょう。
『蕾』コブクロ
消えそうに咲きそうな蕾が今年も僕を待ってる 掌じゃ掴めない風に踊る花びら
立ち止まる肩にヒラリ 上手に乗せて笑って見せた あなたを思い出す 一人
リリーフランキー原作のフジテレビ系ドラマ「東京タワー~オカンと、僕と、時々、オトン~」の主題歌として書き下ろされたヒットナンバー。
春先の別れを想起させる、少し切ないバラードです。
コブクロの歌は美しいハーモニーが特徴なので一見とても難しそうですが、落ち着いたテンポと安定した音域のこの曲は、とてもカラオケ採点向きです。
特にサビの盛り上がりを表現力たっぷりに歌い上げれば、スコアアップ間違いなしです。
『小さな恋のうた』MONGOL800
ほら あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌
アルバム収録のみでありながら、MONGOL800を代表する人気曲です。
適度なアップテンポで歌いやすく、キーも安定しているので裏声で無理する必要もありません。
出だしは淡々と、サビは一気に盛り上げる、とメリハリ付きで歌うことで高得点が狙えます。
その他おすすめ曲
ほかにも、男性アイドルソングやアニソンは音程の幅が狭く歌いやすいものが多いので、自分が歌いやすそうな曲をみつけて挑戦しましょう
ほかにも、シャ乱Qの『シングルベッド』は歌いやすい曲でしょう。
流行りの米津玄師などは、人気ですが難易度は高めになっているためある程度上達してから挑戦するのが無難です。
女性編!高得点が出るおすすめの曲3選
人気の女性アーティストの曲の中にも、カラオケの高得点を狙えるものがあります。
ここでは女性向けでオススメの3曲をご紹介します。
『恋するフォーチュンクッキー』AKB48
恋するフォーチュンクッキー! 未来はそんな悪くないよ
Hey! Hey! Hey! ツキを呼ぶには笑顔を見せること
ご存知AKB48による大ヒットナンバー。
ノリの良い曲でありながら、ミディアムテンポなので無理せず歌いこなすことができます。
友人同士で得点を競えば、盛り上がれそうな1曲です。
『トリセツ』西野カナ
これからもどうぞよろしくね こんな私だけど 笑って許してね
ずっと大切にしてね 永久保証の私だから
映画『ヒロイン失格』の主題歌として大ヒットしたラブソング。
会話調の歌詞は、カラオケを歌い慣れていない方でもチャレンジしやすいでしょう。
音程も安定しているのでガイドメロディに合わせやすく、高得点の出やすい楽曲です。
『Aitai』加藤ミリヤ
会いたい会いたい会いたい会えない 私だけを見てほしいよ
こんなにこんなに胸は痛むのに 想いは今もあなたに溢れてく
切ない恋愛を歌ったバラードで、カラオケでも人気ランキング上位に入るヒットナンバーです。
しんみりとしたAメロ・Bメロと、音楽のもっとも盛り上がるサビ部分のメリハリがはっきりしているので、気持ちをこめて抑揚をつけることで高得点の獲得が狙えます。
「歌うコツをつかんでカラオケで高得点を出そう」
採点機能を使ってのカラオケはとても盛り上がりますが、思うような点数が出ない方はテンションが下がっていたのではないでしょうか。
しかし、ここでご紹介してきた方法さえマスターすれば、どなたでも高得点が狙え、全国ランキング上位にランキングされることも夢ではありません。
そのためには少しのトレーニングも必要です。
ガイドメロディに合わせた発声や、抑揚に気をつけるような歌い方にまずは慣れましょう。
カラオケSNSアプリ「うたオン」のような投稿機能のあるサービスで投稿者の歌い方をマネすることも上達の近道になります。
ちなみに、YouTubeなどにアップされている違法音源は、聴くだけで法律に抵触する可能性があるので注意しましょう。
カラオケの採点で機械にきちんと判定してもらうには、マイクに声をしっかり入れることも大切です。
音楽プロデューサーで音楽講師の本山nackeyナオトさん曰く、採点の基準は機種によってかなり違うとのことです。
高得点獲得には機種の特徴を押さえることも重要になります。
自分は音痴だから高得点は無理、とあきらめていた方も、ぜひコツをつかんでスコアアップを目指してみてください。
この記事のまとめ!
- ガイドメロディーを攻略することで、カラオケの高得点が狙える
- 採点の機能は機種によって異なるので、その違いに合わせて歌うことで高得点が出しやすくなる
- 歌いやすく、サビの盛り上がりのある曲が得点獲得にはおすすめ