友達や会社の人と、飲み会の二次会で利用したりとカラオケに行く機会は多いのではないでしょうか。
せっかくなら、採点機能で高得点を出して「歌がうまい人」だと思われたいですよね。
実は、カラオケで高得点を取るためにはいくつかのポイントがあるのです。
この記事でわかること
カラオケにおける抑揚
カラオケでいう「抑揚」とは、声に強弱を付けて表現力を出すテクニックのことです。
- 「音量」
- 「音程」
- 「声質」
- 「速度」
例えば、同じ言葉でも声のトーンを上げ下げしたり、喋る速さを変えると全く違う印象になりますよね?
それと同じで、カラオケでも抑揚を付けることで歌に表現力が加わるので、「歌がうまい」と思われるためには抑揚を付けることが重要なのです。
抑揚を付けるメリット
歌のうまさに必要なテクニックとして、音程やリズムの正確さがありますが、特に重要なのが「表現力」です。
「表現力」と言うとセンスが問われるものと思ってしまいますが、表現力は抑揚を付けることで磨くことができます。
曲に抑揚を付けられると、様々なことができるようになりますよ。
ここでは、抑揚を付けるメリットとその理由について紹介していきます。
表現力の点数が上がる
抑揚を付けるメリットの1つめは、採点システムの「表現力」の点数が上がることです。
「カラオケDAM」や「JOY SOUND」など、主なカラオケ機の採点機能には「表現力」というカテゴリがあり、その採点対象の1つが「抑揚」です。
「表現力」の採点項目には
- 「抑揚」
- 「こぶし」
- 「フォール」
- 「しゃくり」
したがって、カラオケで高得点を目指すなら、まず抑揚を付ける練習をするのがおすすめです。
歌のレパートリーが増える
抑揚を付けられるようになると、歌える歌のレパートリーが増えます。
抑揚を付けることで表現力が上がり、難易度の高い歌でも歌いこなせるようになり、結果的にたくさんの歌を歌えるようになるのです。
特にスローテンポな歌は繊細な表現を必要とすることが多いので、今まで避けてきた人も多いのではないでしょうか。
表現力が上がれば色々な歌を歌えるようになり、周りからも一目置かれる存在になれますよ。
カラオケで抑揚を付けるコツ
抑揚を付けると歌がうまくなることは分かりましたが「抑揚を付けて歌ってください」と言われてもよく分かりませんよね。
特に歌が苦手な人は、抑揚に気を取られすぎて音程やリズムが狂ってしまう可能性があるでしょう。
抑揚を付けるためには、コツがあるので、これから紹介するポイントを意識してみてくださいね。
マイクの音量に気を付ける
抑揚を意識する前に、カラオケルームのマイクの音量をチェックしましょう。
マイク音量が小さいと自分の声を拾ってくれず、カラオケ機器も反応しません。
反対にマイク音量が大きすぎると、マイクがキーンと鳴ってしまう(ハウリング)可能性もあります。
前に使った人が設定を変えているかもしれないので、部屋に入ったらまずは音量をチェックし、自分が歌いやすい音量に調節しましょう。
声の強弱を意識する
曲のパートごとに声の大きさを上げ下げし、強弱を付けましょう。
ほとんどの曲は、AメロからBメロ、サビと進むにつれて盛り上がっていきます。
それに合わせて声をどんどん大きくしていくと、より抑揚が付きますよ。
AメロやBメロで大きく声を出しすぎるとサビがきつくなってしまうので、Aメロ・Bメロは声量を小さめに意識するのがおすすめです。
フレーズの頭を強調する
声の強弱が意識できたら、一つひとつのフレーズの頭を強調しましょう。
そうすることで、フレーズひとつひとつにメリハリが出て、より抑揚が付いた印象になります。
少し難しいテクニックなので、声の強弱やマイクの使い方をマスターしてから意識するのがおすすめです。
歌詞もぼやけずにはっきりと聞こえるようになるので、メッセージ性の強い歌詞を歌う時には特に意識してくださいね。
マイクの距離を変える
声の大きさを上手くコントロールできない場合は、マイクと口の距離を変えてみましょう。
マイクは口に近いほど音をよく拾いやすく、遠いほど拾いづらくなります。
その性質を利用すれば、声に抑揚を付けなくてもマイクに入る音をコントロールできるのです。
マイクを上手くコントロールできれば声量を意識しなくても高得点が狙えるので、自分の声量に合わせてちょうどいいマイクの位置を探してみましょう。
マイクを回しながら歌う
マイクを口元から少し離し、そのままくるくると回しながら歌うと抑揚が付きます。
これは、マイクを回すことでマイクと口の位置関係が変わり、マイクが拾う音量が上下するためです。
ただ、このテクニックは裏技的なものなので、回し方や曲によっては適さないこともあります。
場合によっては「気取っている」と思われてしまうかもしれないので、回さずにマイクと口の距離をコントロールしながら歌うのがおすすめです。
プロの歌手をマネする
プロの歌手をマネをしてみるのもうまく抑揚をつけるコツです。
まずは、歌いたい曲を1つ決めてしっかり聴き込みましょう。
その歌を歌っているアーティストが「どこで」「どんな風に」抑揚を付けているのかをチェックしてマネしてみます。
声のトーンや大きさをできるだけ原曲に近付けることで、表現力も増すでしょう。
また、マネをしているうちにテクニックが自然と身に付き、他の曲でも応用できるようになりますよ。
抑揚が付きやすい曲を選ぶ
まずは抑揚が付きやすい曲を選んで練習しましょう。
一般的に、スローテンポなバラードほど抑揚が付けやすく、アップテンポな曲ほど抑揚が付けづらい傾向にあります。
AメロやBメロはしみじみと歌い、サビで一気に盛り上がるような波のある曲を探して、練習してみましょう。
最初は難しくても、慣れるとできるようになるので諦めずに続けてみてくださいね。
【男女別】抑揚が付きやすいカラオケの定番曲
抑揚を付けるにはさまざまなテクニックがありますが、慣れるまでは抑揚の付きやすい曲を選んで練習しましょう。
カラオケの採点で高得点を狙うには、抑揚が付けやすくて音程やリズムを取りやすい曲を歌うことが重要です。
最後に、抑揚が付きやすく、音程も比較的取りづらいカラオケの定番曲を男女別に紹介します。
抑揚が付きやすい曲【男性編】
Tomorrow never knows / Mr.Children
Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」は、Aメロ・Bメロを小さな声で歌い、サビで大きく盛り上がる曲です。
抑揚が付けやすく、音程をしっかり取れれば高得点が狙えます。
この曲のシングルは270万枚以上の売上を誇っており、多くの人が知っているので、さまざまな世代の人がいるカラオケでも盛り上がることができますよ。
さくら(独唱) / 森山直太朗
森山直太朗の「さくら(独唱)」は、スローテンポのバラードでボーカルが主となる曲です。
そのため、声のトーンや音量、感情の込め方で印象がグッと変わります。
音はボーカルとピアノのみなので、アーティストがどのようにして歌っているのか分かりやすいのもおすすめなポイントです。
抑揚の他にもビブラート、しゃくりなどカラオケで加点されるテクニックが満載なので、ぜひ練習してみてくださいね。
gravity / LUNA SEA
LUNA SEAの「gravity」は、高いキーが苦手な人におすすめです。
ゆったりとしたバラードで音程も取りやすく、歌に苦手意識がある人でも歌いこなせます。
しかし、サビであまり音程が高くならず、曲調もそこまで変わらないため、他の曲と比べると抑揚を付けるのは難しいかもしれません。
サビで大きめに声を出すことを意識すると、全体的に抑揚が付き、高得点が狙えますよ。
抑揚が付きやすい曲【女性編】
M / 浜崎あゆみ
浜崎あゆみの「M」は、力強いサビが印象的な曲です。
AメロやBメロは比較的おとなしく、サビで一気に音程が高くなります。
そのため自然と声量が上下し、あまり意識しなくても抑揚が付けられます。
ロングトーンが多く、メロディーの動きがあまり激しくないため、音程が取りやすい曲です。
抑揚を意識すればさらに高得点が狙えるでしょう。
ただし、キーが高いので高音を出すのが難しい人は、キーを少し下げてから挑戦してみてくださいね。
Time after time ~花舞う街で~/ 倉木麻衣
倉木麻衣の「Time after time ~花舞う街で~」は、人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版主題歌として有名な曲です。
ゆったりとしたバラード調の曲で、音程も取りやすいので抑揚以外の部分に気を取られることもありません。
サビで大きく盛り上がるのが難しい曲なので、サビは気持ちを込めて大きめの声で歌ってみましょう。
残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子
高橋祥子の「残酷な天使のテーゼ」は、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲として有名な曲です。
原曲では「音程が高い部分を強く」、「低い部分を弱く」歌っています。
高い部分と低い部分の抑揚をしっかりつけることで迫力のある歌になり、インパクトを与えられますよ。
カラオケランキングで常に上位にある定番曲なので、歌う場面を選ばないのも魅力です。
抑揚をマスターすればカラオケの点数が上がる!マイクのコントロールから挑戦しよう
カラオケで高得点を出したいと思っていても、ビブラートやしゃくりなど、テクニックを習得するのは難しそうだと考えている人も多いでしょう。
しかし、声の大きさやマイクの使い方をコントロールすれば、特別な技術がなくても歌声に抑揚が付いて、得点を伸ばすことが可能です。
まずは抑揚をマスターし、カラオケで高得点を出せるように練習してみてくださいね。
この記事のまとめ!
- 「抑揚」とは、声のトーンや大きさに強弱を付けること
- 採点基準にある「表現力」という項目では、抑揚が最も評価される
- 抑揚をつけると点数が上がり、歌のレパートリーも増える
- 声をコントロールする方法以外には、マイクを動かす方法もある
- テクニックの他にも、抑揚を付けやすい曲を選ぶのも重要