せっかくカラオケで歌うなら、少しでも上手く歌いたいですよね。
上手に歌うには練習やテクニックなどはもちろんですが、マイクやミュージック、エコーなどのバランスも大切です。
音響バランスが整うことのメリットや注意事項についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事でわかること
カラオケの音量調節の項目
音響バランスを整えようと思っても、具体的に何を調節したら良いか分からないという人も多いのではないでしょうか。
いくつかの項目に対して、音量調節ができるようになっているカラオケ店がほとんどです。
音響環境を整えるにはそれぞれの項目がどのような役割を果たしているのかを理解する必要があるので、まずは各項目の特徴などについて紹介します。
主音量
主音量とはカラオケ全体の音量を指しています。
フロントパネルなどで調節することでマイク音声やエコー、ミュージックの全てが一度にボリュームアップすることができます。
音響バランスは良いけど全体的に音が小さいと感じる場合には、ここの設定を上げるのが一番手っ取り早くておすすめです。
しかし、音楽が小さく感じる際に主音量をあげてしまうとマイク音量が大きくなりすぎるため、音質が悪く感じたり音が割れてしまうこともあるので注意しましょう。
ミュージック
ミュージックはカラオケ全体(バックミュージック)の音量を調節する時に使用します。
ミュージック音量を上げることで伴奏に迫力は出ますが、上げすぎてしまうとハウリングの原因になるので注意しましょう。
また、下げすぎてしまうと曲に物足りなさを感じてしまうので、マイクとミュージックのバランスが良くなるように調整することが重要です。
マイク
マイクとはマイク本体から聞こえる声量を調節するための項目です。
ミュージックと同じように上げすぎていまうと音が割れる原因になりますが、小さくしすぎると声が伴奏に埋もれてしまいカラオケなのに歌詞が聞き取れないということも。
また、声量は個人差も大きいので、自分にあったマイク音量に調節することを意識すると上手く歌いやすいですよ。
エコー
エコーとは声の響き(リバーブ)具合を調節する項目で、入力調整を大きくするほどエコーがより強く歌声にかかります。
エコーの設定を上げるとお風呂で歌った時のような反響が加わり歌が上手く聴こえるので、音量調節では必ずエコー設定を上げるという人も多いのではないでしょうか。
また、程よいエコーがかかっていると聞きやすいので、複数人でカラオケに行くという場合も調節しておきたい項目です。
カラオケの音量おすすめ黄金比【機種別】
カラオケで調節可能な項目について理解したけど、具体的にどのくらいに調節すれば良いのかは迷ってしまいますよね。
また、機種によってベストな音響は異なるので、どの機種で歌うのかも重要なポイントです。
そこで、カラオケの音量設定でおすすめの黄金比を機種別に紹介しているので、この記事を参考に自分にとってベストな音量に設定しましょう。
LIVE DAM
LIVE DAMでは「ミュージック22、マイク25、エコー18」の音量設定がおすすめです。
全体的なバランスがとれていることはもちろんのこと、歌声もしっかりと部屋全体に通るので気持ちよく歌えますよ。
また、LIVE DAMには音量をある程度均一に調節してくれるコンプレッサーの調節も可能です。
コンプレッサー設定を上げておくと声が大きい人はボリュームを抑え、声の小さい人もマイクの声が通りやすくなります。
複数人でカラオケを楽しむという場合には、音量設定とコンプレッサー設定を組み合わせることをおすすめします。
JOYSOUND
JOYSOUNDの場合「ミュージック22、マイク22、エコー15」の音量設定がバランス良くおすすめです。
LIVE DAMと大きな設定差はないものの、JOYSOUNDではマイク・エコーを少し下げることで全体的なバランスが良く歌いやすいです。
また、「JOYSOUND f1」という機種ではリバーブ(残響音)も調節できるようになっているので、エコーの質にこだわりたいという人は、リバーブ設定も自分好みに調節してみてください。
カラオケで音量を調整するメリット
カラオケで音量調節をしたことない人にとって、調整することによるメリットが気になりますよね。
実は音響設定を工夫することによって様々なメリットがあるので、歌が上手な人はもちろん歌に自信がない人にも音量調整をおすすめします。
採点機能などの設定と同じようにワイヤレスマイク受信機やリモコンなどで簡単に調整できるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
上手く聞こえやすくなる
カラオケ店でミュージックやエコー、マイクの音量バランスが崩れていると、いくら歌が上手な人でも下手に聞こえてしまいます。
そのため、それぞれバランス良く調整することによって歌が上手い人はもっと上手く、歌が苦手な人であっても上手く聴こえるのです。
アーティストのライブでも音響スタッフがいるように、音響のバランスを整えることは歌声が最も上手に聞こるようにするサポート的な役割を果たしています。
地声が大きくなる
歌が上手に聴こえるように絶妙な音量設定にすることによって、自分の歌声に自信がつき自然と地声が大きくなっていきます。
声量は歌が上手くなるポイントの1つでもあるので、地声が大きくなることでどんどん自分の歌声も磨かれていくでしょう。
また、地声が大きく出せるようになるとマイク音量を必要以上に上げることがなくなるので、音が割れるというトラブルも回避できます。
音程が取りやすくなる
カラオケ全体のバランスが取れていると自分の歌声も聴き取りやすくなるので、音程が取りやすいです。
DAMの「とも録音」機能やスマホのスピーカーで自分の歌声を録音する場合にも、音程の取れた安定感のある歌声になりやすいので歌に自信を持てますよ。
音量バランスが良い環境は、1人カラオケで歌の練習をしたい人にもおすすめです。
カラオケで音量調節をする時の注意点
カラオケの音量調整をすることによって自分の歌声に自信をもつことができますが、調整に失敗すると居心地の悪い空間となってしまうこともあります。
では、音量調節をする時にはどのような点に気をつければ良いのでしょうか。
音響バランスに失敗しないためのポイントや注意点について紹介するので、参考にしてみてくださいね。
エコーは控えめ
エコーが効いていると歌声の響きが良くなりますが、効かせすぎると歌声がブレてしまい歌が非常に聴き取りづらくなります。
エコーはミュージック音量の半分程度に抑えておくことが1つの目安となりますが、人によってはエコーをもっと効かせたいと思う人もいるでしょう。
歌に自信がない人は少しエコーを効かせ気味に本来の歌唱力で歌いたい人は、目安を参考にして自分のベストな音量を見極めましょう。
マイクの音量は小さめ
マイクの音量は大きすぎるとミュージックが聞こえづらくなるので、少し小さめに抑えておく方が良いです。
カラオケで歌を練習するという場合にも、マイクの音が大きすぎてしまうと地声が小さくても声が通るため、思うように歌唱力が伸びません。
さらに、マイクの音を必要以上に上げてしまうと音が割れることもあるので、マイクの音量については極力小さめに調整しておく方が良いでしょう。
ミュージックの音量は少し大きめ
カラオケの機種に限らず、ミュージックの音量は全体的に少し大きめの方がおすすめです。
バックミュージックが小さいとメロディーが聞き取りづらく、音程の取りにくさを感じる可能性があります。
また、ミュージックが聞こえづらいまま歌っていると、感情も入りづらくなってしまうのです。
そのため、歌いやすさ、聴きやすさどちらにも良いので、ミュージックの音量は少し大きめに設定しておくことをおすすめします。
部屋に合わせて調節
カラオケの音量は部屋の広さに応じて微調整しましょう。
以前と同じ機種で同じように調整したのにバランスが悪いと感じる場合には、部屋の広さとボリュームがあっていない場合があります。
また、以前と同じくらい広さの部屋であっても機種やスピーカーの向きなどによっても、聴こえ方に差が出てしまうので注意が必要です。
基本的には部屋が広いほど音量は大きめに設定したほうが良いですが、実際に歌ってみながら微調整してみましょう。
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カラオケの音量には黄金比がある!機種や部屋の大きさで歌いやすい音量に調節しよう
せっかくカラオケで歌うなら少しでも上手に歌いたいですよね。
音量のバランスが整っていると歌が上手く聴こえるだけでなく、歌唱力アップの練習にもなったりとメリットがいくつもあります。
設置されている機種、部屋の大きさなどによってもベストなボリュームは違うので、黄金比を目安に自分が歌いやすいと感じる音量に調節しましょう。
この記事のまとめ!
- マイクやミュージック、エコーなど自分好みの音量にカスタマイズできる
- 機種によっても音量の黄金比は違うので気をつけよう
- 音量バランスを整えれば上手く聴こえるだけでなく歌唱力アップにもつながる
- 部屋やスピーカーなどの接続方法や向きによって音量を微調整しよう