K-POPは韓国だけでなく、日本やアジアを越えて、世界中で大ブームになっています。
「アイドルがきっかけで、韓国語の勉強に興味を持った」という人も多いのではないでしょうか?
この記事でわかること
K-POP好きなら知っておきたい韓国語知識
K-POPにハマって、韓国語の勉強を始める人はたくさんいます。
新しい言語を学ぶ前に、基本的な知識を理解しておくとスムーズに学習を始められるでしょう。
自分が好きなアーティストのハングル表記などが分かると、推しのことをもっと理解できた気がして嬉しくなりますよね。
まずは、K-POPファンなら絶対に知っておきたい韓国語の知識を紹介します。
韓国語・ハングルの違い
韓国語とハングルは同じ意味だと思っている人も多いかもしれませんが、実は違いがあります。
簡単に言うと韓国語とは、日本語、中国語、英語のような言語、話し言葉のことです。
一方でハングルは、日本語のカタカナ、平仮名、漢字、英語のアルファベットなど、言語を書く時に使う文字のことを指します。
勉強をはじめる前に、この2つの違いを理解しておきましょう。
K-POPの韓国語表記
読み:ケイパプ
発音:ke-i-pap
K-POPは、「케이팝(ケイパプ)」と発音します。
ちなみにK-POPスターのことは、「케이팝 스타(ケイパプ スタ)」と表現しますよ。
「K-POPが好きです」と伝えたい時には
「케이팝을 좋아해요」
(ケイパブル チョアヘヨ)
と言ってみましょう。
「最近、よくK-POPを聞いています」は、
「요즘 자주 케이팝을 듣고 있습니다」
(ヨジュム チャジュ ケイパブル トゥッコ イッスムニダ)
になります。
簡単なフレーズを覚えて、会話で使ってみたいですね。
【代表的】K-POPアーティストの韓国名
ここでは、人気K-POPアーティストの韓国名とハングル文字表記を、いくつかピックアップして紹介します。
BTS→방탄소년단
(バンタンソニョンダン)
SEVENTEEN→세븐틴
(セブンティン)
TWICE→트와이스
(トゥワイス)
BLACK PINK→블랙핑크
(ブレックピンク)
ITZY→있지
(イッチ・イッジ)
BTS(防弾少年団)は韓国語で「バンタンソニョンダン」と発音し、日本でも「バンタン」という略称が使われています。
SEVENTEENは、「セブンティーン」伸ばさず「セブンティン」と発音しますよ。
TWICEは、日本語の読み方とほとんど変わらないので分かりやすいですね。
BLACK PINKは「ブレックピンク」と呼ばれていて、発音をもとにした「블핑(ブルピン)」という愛称は日本でもお馴染み。
ITZYは、日本と同じように「イッチ」や「イッジ」に近い発音をします。
韓国語勉強にK-POPがおすすめなワケ
韓国語を勉強するには、難しいテキストや分厚い単語帳が必要だと思っている人もいるかもしれません。
しかし、K-POPオタクには推しの楽曲が最高の教材。
好きなことで勉強をすると、学習上のメリットもたくさんあるのです。
ここでは、韓国語勉強にK-POPがおすすめな理由を紹介します。
楽しみながら学べる
K-POPで勉強すると、楽しみながら韓国を学べます。
興味があることや好きなことに対しては、「もっと知りたい!」「分かるようになりたい!」という気持ちが湧いてきますよね。
大好きなK-POPソングを聴くことが勉強になるので、勉強に対してネガティブなイメージがなくなり、韓国語が自然と身についていくはず。
モチベーションをキープしながら、意欲的に学びたい人にぴったりな勉強法ですよ。
スキマ時間にリスニングができる
スキマ時間に、韓国語をリスニングできるのも大きなメリット。
「仕事が終わったら勉強しよう」「学校から帰ったらやろう」と思っていても、家につくと疲れてなかなか勉強に取りかかれない人も多いのではないでしょうか?
K-POPを使った勉強なら、スマホとイヤホンがあればいつでもどこでもリスニングできます。
通勤通学中やトレーニングをしている時間などにもできるので、忙しくて勉強時間を確保できない人にもおすすめです。
単語・フレーズが覚えやすい
韓国語の単語やフレーズが覚えやすいところも、K-POPで学習する魅力の1つです。
特別に意識していなくても、大好きな曲なら「意味は分からないけど、言葉はなんとなく覚えている」ということがありますよね。
たとえば、「愛してる」という意味の「사랑해(サランヘ)」や、コンサートでよく使われる「叫べ」という意味の「소리 질러(ソリチルロ)」などは、聴き馴染みがあるKPOPペンも多いでしょう。
楽曲と結びつけながら勉強すると、単語やフレーズ、基礎文法まで自然と覚えられるはずですよ。
教材が無限にある
K-POPソングはたくさんあるので、教材も無限にあるこいうことになります。
「ちょっと飽きてきたな」と感じた時は、他の楽曲で勉強するようにすれば、またフレッシュな気持ちで学べるはず。
新しいな曲を聴くたびに新しい単語やフレーズなどの発見があるので、大好きなグループのカムバがさらに楽しみになりそうですね。
また、いろんな曲を聴くことで、新しい推しが見つかるきっかけになるかもしれませんよ。
カラオケも勉強になる
カラオケで楽しく歌うことも勉強になります。
人気K-POPアーティストの楽曲は、韓国語バージョンも入っていることが多いので、大好きな曲はどんどん歌ってみてくださいね。
カタカナでルビが表示されているので、全部覚えていなくても大丈夫。
音楽を聴くとリスニングの勉強になりますが、スピーキングの力はあまり磨かれないので、トータルで語学力をアップさせるには、実際に韓国語を口に出すのが大切です。
カラオケでは、アーティストの発音をマネして歌うことで、発音をブラッシュアップできるでしょう。
K-POP歌詞を使った韓国語勉強法
K-POPから韓国語を勉強して、独学でも読み・書き・日常会話ができるようになったという人はたくさんいます。
「ハングルは難しそう」と思われるかもしれませんが、大好きなアーティストの歌詞で勉強できるなら頑張れそうな気がしますよね。
K-POP歌詞から韓国語を勉強するには、どのような学習方法が効率的なのでしょうか?
和訳・字幕なしで聴きまくる
まずは、大好きなK-POPを和訳・字幕なしで何回も聴いてみましょう。
単語が聞き取れなかったり、意味が分からなかったりしても大丈夫なので、まずは耳を慣らすことからスタートさせます。
韓国語学習のモチベーションを高めるために、とにかく好きな歌を聴いてみてくださいね。
ただし、テンポが早すぎる楽曲は聞き取りにくいことがあるので、曲選びに悩んだらスローテンポなものから始めるのがおすすめです。
歌詞を書き出して聴きまくる
耳が慣れてきて聞き取れる単語が出てきたら、少しずつ歌詞を書き出してみましょう。
間違っても良いので、聞こえた単語やフレーズをどんどん書いていきます。
1回で聞き取れなかった場合は、何回もリピートして書き出してください。
知らない単語にはマーカーなどでチェックしておくと、あとで意味を確認する時の目印になります。
初心者の人は韓国語の歌詞を検索して、ハングル文字で書いてみましょう。
見よう見真似でも構わないので、とにかくハングルに触れることが大切ですよ。
聞こえた歌詞の読みがなを振ってみる
聞こえた歌詞を書き出したら、読みがなを振っていきます。
まずは韓国語の歌詞を検索して、リスニングして書き出した内容が合っているかチェックしてみてください。
間違っていた部分があれば、赤ペンなどで分かるように修正しておきましょう。
そして、また曲を聴きながらハングル文字の読みがなを付けていきます。
YouTubeなどに韓国語の歌詞が付いた動画もアップされているので、「曲名 韓国語 歌詞」などで検索して参考にするのもおすすめです。
調べながら和訳を書いてみる
次に、書き出した歌詞の中で分からない単語やフレーズなどを、調べながら和訳していきましょう。
ノートに書く場合は、韓国語の歌詞を左ページに書き出し、右ページに日本語訳を書くようにすると分かりやすいので、参考にしてみてくださいね。
できる人は1度自分で和訳してみて、あとで調べて答え合わせしてみるという勉強方法もおすすめです。
改めて歌を聴いてみる
和訳まで完成したら、改めて歌を聴いてみましょう。
リスニングする時は、できるだけ日本語の和訳を考えないようにして聴くのがポイント。
和訳を考えながら聴くと、韓国語と日本語を頭の中で翻訳してしまうクセがついてしまうので、今後語学力が伸びにくくなる可能性があるのです。
韓国語だけを聴いて、シーンやイメージを思い浮かべられるように意識してみてくださいね。
歌詞を見ながら一緒に歌いまくる
楽曲のイメージをつかみ、歌詞の流れなどが分かったら楽曲を歌ってみましょう。
K-POPアーティストのマネをしながら歌ってみると、発音の強弱やつながりなどがよく分かります。
韓国語の発音が良くなり、スピーキング力もアップするので徹底的にマネしてみてくださいね。
さらに、歌いながら歌詞の情景がイメージできるようになるとバッチリですよ。
韓国語の勉強におすすめなK-POP3選
しかし、ラップパートが多い曲やアップテンポなダンスナンバーなどは、聞き取りが難しく勉強に向いていないことも。
最後に、勉強におすすめなK-POPソングを3つピックアップするので、曲選びに悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
UtaTenの歌詞ページなら、正しいハングルをしっかり確認しながら勉強できるのでオススメです!
녹아요(Melting)・Ice cream / TWICE
9人組ガールズグループ・TWICEの「녹아요(Melting)」は、タイトルの通りとろけるように甘いバラードナンバー。
日本では「Ice cream」という曲名で親しまれています。
TWICEといえば圧倒的なダンスパフォーマンスが魅力的ですが、韓国語を勉強するならスローテンポな曲がおすすめです。
キーが高い部分もありますが、ゆったりしたバラードなのでカラオケでも歌いやすいでしょう。
韓国語初心者は、キュートな歌詞の「녹아요(Melting)」から勉強を始めてみてはいかがでしょうか?
봄날(Spring Day)春の日 / BTS
世界的人気を誇るK-POPグループ・BTSの「봄날 (Spring Day) 春の日」は、韓国内でロングヒットを記録したナンバー。
リリックには
- シンプルで分かりやすい言葉
- 感情を表現する言葉
がたくさん使われているので、勉強にもぴったりです。
韓国語が分かるようになると、歌詞に出てくる言葉遊びや和訳できない部分が理解できるようになるので、さらにBTSの魅力にハマること間違いなしですよ。
사랑을 했다(LOVE SCENARIO) / iKON
2015年にYGエンターテインメントからデビューした、iKONの「사랑을 했다 / LOVE SCENARIO」は、ほろ苦い失恋ソング。
韓国で大ヒットを記録し、つい口ずさみたくなるメロディが心地よいナンバーです。
歌詞には分かりやすい言葉が使われていて、ラップパートも聞き取りやすいので、韓国語学習を始めたばかりの人もぜひチェックしてみてくださいね。
K-POPで韓国語を勉強するなら推しの曲が一番!大好きな歌の歌詞を使って楽しく学ぼう
大好きなK-POPアーティストの曲を教材にすると、楽しく韓国語学習ができます。
「どんな曲が勉強向きか分からない」「効率的に学習したい」という人は、ラップパートが少ない曲やスローなナンバーでじっくりリスニングするのがおすすめ。
自分にとって興味があるもので勉強すると、「楽しい!」「もっと知りたい!」という気持ちになるので、続けるうちに自然と上達していくはずですよ。
韓国語が分かるようになれば、和訳なしで曲が理解できるようになるので、推しの新しい魅力を発見できるかも。
K-POPの歌詞を使って、モチベーションをキープしながら楽しく勉強してみてくださいね!
この記事のまとめ!
- お馴染みのK-POPアイドルの呼び方は、韓国の発音がもとになっているものもある
- K-POPの歌詞を使うと、楽しく語学を勉強できる
- リスニングやライティングだけでなく、歌ってスピーキング力を磨くことも大切
- 勉強する時は、大好きな曲や聞き取りやすいスローな曲がおすすめ
- 韓国語が分かるようになると、ファン活がもっと楽しくなる