10月は保育園の子どもたちにとって、ハロウィンや運動会などのイベントがあったり、季節の変わり目を体感したりして、思い出がいっぱいの季節です。
秋にふさわしい童謡や手遊び歌を通じて、もっと秋に親しんでもらいたいですよね。
この記事でわかること
保育園で楽しめる10月の歌5選|秋の童謡
10月は夏の暑さが和らぎ、穏やかな気候の中で心地よく過ごせるようになります。
澄んだ青空の下や保育園の教室で、元気に秋の童謡を歌えば、より秋らしさを感じられるでしょう。
はじめに、秋の気配を感じる童謡や、ハロウィンに向けて歌いたい10月の歌を紹介します。
あきのこびとオータムタム
「あきのこびとオータムタム」は秋の空のように透明感のあるメロディーで、こびとのオータムタムと秋の風景を描いた、おとぎ話のような童話です。
オータムタムの名前が掛け合いで繰り返されるので、保育士さんと生徒でパートを分けて歌えます。
ススキが風になびく季節になると、秋の小人オータムタムはどんなことを始めるのでしょうか。
情景を頭に浮かべながら、小人の世界をそっと覗き込むように優しく歌ってみましょう。
シンデレラのスープ
10月になると、ハロウィンイベントを企画する保育園も多いでしょう。
「シンデレラのスープ」は、ハロウィンでおなじみのカボチャをテーマにした、面白い童謡です。
たんぽぽの色をしたカボチャのスープは、なぜ「シンデレラのスープ」なのでしょうか。
この歌をきっかけに、シンデレラや魔法のお話をするのもいいでしょう。
子どもたちのイメージの世界を広げながら、みんなで元気に歌いたい歌です。
おばけなんてないさ
子どもたちは、おばけの話が大好きで興味津々な反面、本音はちょっと怖いと思っています。
そんな子どもたちの心情をユーモラスに描いた「おばけなんてないさ」は、誰もが知っている有名な童謡です。
明るく元気な曲調で覚えやすいので、保育園のハロウィンイベントに向けて歌ってみましょう。
5番まであり長い曲なので、保育士さんの歌に合わせて、子どもたちは歌いやすい部分だけを歌ってもいいでしょう。
こぎつね
「子狐コンコン山の中」の歌い出しで有名な「こぎつね」は、懐かしい雰囲気の秋の童話。
秋から冬にかけての子狐を主役にしたかわいらしい歌で、草の実やもみじでおめかししていた子狐が、冬になって冬眠するまでの様子が描かれています。
テンポが安定して覚えやすいので、保育園の子どもも一緒に歌えます。
振り付け動画がアップされているので、子狐のかわいらしい仕草を踊りで表現してみても楽しいでしょう。
まっかな秋
赤く色づいたもみじや赤とんぼ、彼岸花など、日本の美しい秋の色、赤を連想させるキーワードがふんだんに使われている、クラシックな童謡「まっかな秋」。
「真っ赤だな」のフレーズが繰り返されて覚えやすいので、みんなで楽しく歌えます。
1番だけを繰り返し歌ってもいいでしょう。
保育園の周りにある赤いものを探すゲームをしたり、秋の自然を楽しむ遠足やお散歩で歌ったりするのにもぴったりな歌です。
保育園で楽しめる10月の歌5選|乳児向けの手遊び歌
保育園の乳児と楽しむ手遊び歌は、相手の動きに集中したり子どものリズム感を養ったりする効果があります。
10月の童話を通じて、相手の動きや声を感じとって、まねできるようになるでしょう。
続いては、保育園で楽しめる乳児向けの10月の手遊び歌を紹介します。


こぶたぬきつねこ
「こぶたぬきつねこ」は子どもたちが大好きな動物たちが、しりとり形式で次々と登場する楽しい手遊び歌です。
動物のモノマネをしたり、鳴き声で歌ったりするので、保育士さんの動きや歌に興味を示すでしょう。
徐々にテンポを上げて、ゲーム感覚で歌っても盛り上がります。
10月に限定された歌詞ではありませんが、昔話に登場する狸や狐が出てくる歌なので、お話を始める前に歌ってもいいでしょう。
まつぼっくり
「まつぼっくり」は、近ごろあまり見られなくなりましたが、日本の秋を象徴するまつぼっくりの童謡です。
手でまつぼっくりの形を作ったり、山の形を表現したりしながら歌うので、イメージを広げる練習になります。
保育園の乳児に歌うときは、ゆっくりと語りかけるように歌って、大きな動作で手遊びを教えましょう。
おさるが「もぐっ」とするところがポイントなので、メリハリをつけた表情で子どもたちを喜ばせましょう。
バスごっこ
子どもたちが大好きな乗り物をテーマにした「バスごっこ」は、秋の行楽シーズンに歌いたい童謡です。
日頃からバスに乗っている子も、乗ったことがない子も一緒になって盛り上がれます。
いろいろな人が出てくるので、複数の保育士さんでチームを作って、手遊びしたり表情をつけたりすると、さらに楽しくなります。
「横向いた」「上向いた」などのジェスチャーで、反射神経を高める効果もあるでしょう。
大きな栗の木の下で
子どもたちも好きな「栗」の木が登場する、スタンダードな童謡「大きな栗の木の下で」。
短くて覚えやすい曲で、大きなアクションをつけて歌えるので、保育園の乳児から幼児まで成長に応じた楽しみ方ができます。
最初は一人ずつに向き合い、ゆっくり歌ったり簡単な手遊びを教えたりすることから始めましょう。
歌や手遊びを覚えた後は、スピードをアップしてゲームのようにしても盛り上がるかもしれません。
くいしんぼゴリラのうた
「くいしんぼゴリラのうた」はユーモラスなゴリラの描写をした手遊びが人気の歌で、おやつの前や遠足、運動会のイベントで盛り上がります。
バナナやレモンの他にも、子どもたちが好きな食べ物を歌詞に入れて、ゴリラのリアクションを増やすこともできます。
大きく口を開けたゴリラのイラストと、食べ物の形を切り抜いたものを使うと、ますます興味を示すでしょう。
ゴリラの表情や動作をまねして、表現の楽しみを学べます。
保育園で楽しめる10月の歌5選|幼児向けの手遊び歌
保育園の幼児は、ボキャブラリーが増えて理解力が高まるので、より深く秋の歌が楽しめるようになります。
秋の味覚や自然をテーマにした手遊びを通じて、季節の変化を理解したりリズム感を高めたりしましょう。
次は、10月の保育園で手遊びを楽しめる幼児向けの歌を紹介します。


でぶいもちゃんちびいもちゃん
秋の代表である芋がテーマの「でぶいもちゃんちびいもちゃん」。
10月になると芋掘り体験や遠足など、自然に親しむイベントを企画する保育園も多いのではないでしょうか。
サツマイモが、土の中で育つものだと知らない子も多いかもしれません。
大柄なでぶいもちゃんと、小柄なちびいもちゃんが、土の中でどんなことをしているのかイメージしながら、楽しく手遊びを楽しみましょう。
もぐらやミミズが出てくるので、生き物に興味を持つきっかけになるかもしれません。
山の音楽家
「山の音楽家」は芸術の秋である10月に、山のいろいろな動物が集まって、それぞれが得意な楽器を演奏するという夢のある童謡です。
動物や楽器がいろいろ出てくるので、それぞれの特徴を上手くまねする楽しさを学べます。
動物ごとにグループを分けて、紙で作ったお面をつけて歌っても楽しいでしょう。
慣れてくると、大きな声で歌う部分や、そっと歌う部分で強弱をつけて、先生の指揮に従って表現できるようになります。
やきいもグーチーパー
「やきいもグーチーパー」はじゃんけんができるようになった保育園の幼児が、じゃんけんの前に歌って手遊びを楽しめる秋の童謡です。
おなかがグー、あっちちーのチー、なんにもパー!の歌詞で、じゃんけんの手を楽しく覚えられます。
最後に子ども同士、または先生とじゃんけんをして遊びましょう。
10月に焼き芋会をするときや、保育園のイベントでじゃんけん大会をするときなどに、歌っても楽しいでしょう。
ミックスジュース
子どもたちが好きないろいろな種類のフルーツを表現しながら、テンポよく手遊びが楽しめる「ミックスジュース」。
それぞれの特徴をイメージしたり、歌と振り付けを覚えて表現したりする楽しさを学べます。
秋の果物や食べ物に興味をもたせる食育にもなるでしょう。
スピードアップして、どこまでついてこれるかチャレンジしたり、テンポを落として表情を変化させたりと、いろいろな楽しみ方ができます。
どんぐりころころ
地域によってどんぐり拾いをする子どもは少なくなりましたが、木の実を拾ったり集めたりするのは秋ならではの楽しみです。
「どんぐりころころ」はどんぐりが転がって冒険する様子を描いたクラシックな童謡で、保育園で習う歌の定番といえるでしょう。
短い曲で覚えやすいので、歌詞を覚えるのが苦手な子どもでも楽しく歌えます。
どんぐりやどじょうの表情を変えて歌うなど、変化をつけても楽しいでしょう。
10月の歌には保育園で楽しめる秋の童謡がいっぱい!乳児や幼児と手遊びを楽しもう
食欲の秋、芸術の秋など、楽しみがいっぱいの10月は、保育園の子どもたちにとっても嬉しいイベントが多いシーズンです。
乳児や幼児に秋の歌を歌って聞かせたり、手遊び歌で一緒に歌と踊りを練習したりして、秋の楽しさや表現する喜びを教えましょう。
ハロウィンイベントや遠足、じゃんけん大会など、保育園の行事にもおすすめです。
素敵な秋の思い出を作りましょう。
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