みなさんは小さい頃、どんなことをして遊んでいましたか?
ゴム飛びやドッジボールなど、よく外で遊んでいたという人も多いのではないでしょうか。
なかでも女の子には『かごめかごめ』や『とおりゃんせ』など、童謡を歌いながらの遊びが人気でした。
しかし実は、童謡には怖い噂や言い伝え、表向きの歌詞とは別の意味を持っている場合があるのをご存じでしたか?
今回は、知ってしまうとゾッとする、暑い季節にはピッタリのお話をお届けします。
都市伝説が好きな人はとくに必見です。
ぜひお付き合いください!
この記事でわかること
怖い童謡7選!意味が分かるとゾッとする?
みなさん耳なじみのある「童謡」。
そのなかでもとくに怖い歌といわれている5曲を紹介します。
わらべ唄を含む童謡に込められた歌の意味を、歌詞から紐解いていきましょう。
日本の都市伝説代表「さっちゃん」
さっちゃんはね
さちこっていうんだ ほんとはね
だけどちっちゃいから
じぶんのことさっちゃんってよぶんだよ
おかしいな さっちゃん
都市伝説が付きまとっている代表的な歌といえば『さっちゃん(サッちゃん)』ではないでしょうか。
死んでしまった女の子のことを歌っているとの都市伝説があります。
いったいどんな噂なのか、具体的な3つの説を見ていきましょう。
病死説
さっちゃんが病死してしまったという説です。
2番の「バナナを半分しかたべれない」
3番の「とおくへいっちゃうってほんとかな」
この2つの部分ですが、この歌の主人公であるさっちゃんは病弱で体が弱く、バナナを半分しか食べることができず、もうすぐ天国からお迎えが来る……と解釈できます。
幻の4番説
『さっちゃん』の歌詞は3番までとなっていますが、実は4番目の歌詞が存在するという説です。
その歌詞の内容がコチラになります。
さっちゃんがね おべべをおいていった ほんとだよ
だけどちっちゃいから きっともらいにこないだろ
かなしいな さっちゃん
おべべとは着物の事を指しています。
なぜ、さっちゃんは着物を置いていったのでしょうか?
さらに謎として残るのが、『さっちゃん』は4番目の歌詞にとどまらず、なんとその先の歌詞がまだあるという説です!
最終的には10番まで歌詞があり、さっちゃんは電車に足を轢かれて亡くなったとか……。
しかも、誰かに押されて電車に轢かれてしまったので、さっちゃんのことを押した人物を恨みながら死んでいった、というものです。
足を轢かれて歩けないためおべべをとりにこれない、ということなのでしょうか。
呪いの歌説
『さっちゃん』には後付けの言い伝えもあります。
4番以降の歌詞の背景には実際に北海道で起きた電車の事故があるというものです。
寒い真冬の日に、サチコちゃんという女の子が電車に轢かれてしまいました。
あまりに寒かったため即死せず、半分になった体の切断面が凍結し、自分の下半身を探しながら息絶えてしまう……想像しただけでも恐ろしい話ですね。
後日、サチコちゃんのクラスメイトの男子が、この事故について『さっちゃん』の替え歌で、おもしろおかしく4番の歌詞を作ったといわれています。
そして、この男子は3日後に足のない死体で発見されたとか……。
さて、呪いの歌説はここからです。
”もし『さっちゃん』を4番まで歌ってしまったら、3時間以内に5人にこの歌を知らせないとさっちゃんに足を奪われて殺される”
嘘か本当かわからない事故のお話がきっかけで、少し昔でいう「チェーンメール」のようなものが子供たちの間で一気に広まりました。
なにも起きないとわかっていても、やはり気味が悪いですよね。
歌詞からあらゆる解釈ができる「かごめかごめ」
かごめ かごめ
かごのなかのとりは いついつでやる
よあけのばんに つるとかめがすべった
うしろのしょうめんだーれ
『かごめかごめ』も子供たちによく歌われた有名な童謡です。
一人の子がしゃがんで顔を伏せ、その周りを手をつないだ子供たちが輪になってくるくる回りながら歌う。
そして、「うしろのしょうめんだーれ」で止まる。
しゃがんだ子は自分の後ろにいる子が誰か当てる、という遊びを幼い頃したことがある人もいるのではないでしょうか。
マイナーコードのメロディで、なんだかもの悲しい雰囲気を持つわらべ唄。
子供の頃は何も考えずに歌っていましたが、大人になった今この歌詞を読むと、なにか悲しい物語が背景にあるような気がします。
流産説
1番有力とされているのが流産説です。
この歌の「かごめ」は妊婦を、「かごのなかのとり」は胎児を指しているといわれています。
「つるとかめがすべった」の意味は、妊婦が誰かに突き落とされ、流産してしまった。
最後の「うしろのしょうめんだあれ?」は、「背中を押したのは誰?」と犯人を探している様子を歌っているというのです。
嫁を嫌うあまりに姑が後ろから押したのではないか、ともいわれています。
罪人説
罪人を表す歌という説もあります。
処刑場で斬首されている様子を子供が真似たという話で、下記のような歌詞の解釈がされています。
- 「籠の中の鳥」 → 牢屋に入れられた罪人
- 「いついつ出やる」 → 牢屋から出て処刑されるのはいつなのか
まるで刑執行におびえる罪人の姿を歌っているようです。
最後の「うしろの正面だーれ」は、斬られた首だけが後ろを向いている様子を表しているというのです。
想像しただけでもゾッとしますね。
遊女説
「籠の中の鳥」が遊女を表しているという説もあります。
昔は、貧しい家に生まれた女性が、遊郭に売りに出されることも珍しくありませんでした。
遊郭という名の籠から助け出してくれる人といつ出会えるのか、という切ない遊女の気持ちを歌っているという説です。
帰りは怖い?「とおりゃんせ」
とおりゃんせとおりゃんせ
ここはどこのほそみちじゃ
てんじんさまのほそみちじゃ
ちっととおしてくだしゃんせ
『とおりゃんせ』も長いあいだ親しまれている歌のひとつですが、歌詞が怖いなと感じたことはありませんか?
意味はわからないのですが、歌詞に「こわい」というフレーズも出てきますよね。
この部分だけでも子供ながらに「どんな意味で怖いんだろう」と疑問に思った人もいるでしょう。
では、この歌にはどんな意味が隠されているのか見ていきましょう。
神様への生贄説
まずは、神様への生贄説です。神社の門番と、子供を連れた母親との掛け合いが歌われているといわれています。
簡単に説明すると、母親が門番に「天神様にお参りするのはいいが、帰りは暗くて危険だよ」と止められているのですが、母親は「それでもいいのです」と答えます。
なぜそう答えたかというと……
帰り道に子供はいない → 子供は神様に生贄としてささげた
帰りは母親ひとり、という訳です。
昔は天災などが続くとそれを鎮める為に生贄をささげたとか。
今の時代では考えられませんが、実際に行われていたのでしょう。
切ない話ですね。
これだけでは「なぜ帰りは怖いのか」がわからないので、さらに考察をすすめます。
「帰りは怖い」その理由は……
昔は、子供が幼くして亡くなってしまうことも少なくありませんでした。
そのため、子供が7歳を迎えると、その成長が祝われたのです。
今でもこのお祝いは、日本でおなじみの行事「七五三」として残っています。
かつては、「7歳までは神の子」で、それを過ぎたら神の子ではなくなってしまうと信じられていたのです。
天神様に挨拶した帰りは「神の子」ではなくなる、つまり神様のご加護を離れてしまうので、”こわい”というわけです。
また、「こわい」は方言という説もあります。
「疲れた」を「こわい」と言う地方があることをご存知の方もいるのではないでしょうか。
そのままの意味でとると「行くときは元気だけど、たくさん歩くから帰りは疲れる」と解釈できるというものです。
恐ろしくも悲しい「はないちもんめ」
勝ってうれしい花いちもんめ
負けてくやしい花いちもんめ
※たんす長持ちどの子が欲しい※
あの子が欲しい
あの子じゃわからん
相談しよう そうしよう
(※~※の間は地方によって歌詞が違います。)
『はないちもんめ』も子供に人気の遊び歌です。
友達が取られるんじゃないか、自分が取られるんじゃないかとハラハラしますよね。
じゃんけんして負けたら相手の組に取られ、また取り返して……最終的に1人になってしまったときなんか、絶対に勝たなければいけない!と逆に燃えますよね。
とてもほのぼのとした子供の遊びだと思いきや、この歌にも悲しい事情が隠されているというのです。
人身売買説
花いちもんめの「もんめ」は漢字で「匁」と書きます。
「匁」には、重さを測る単位と銀の通貨単位という2つの意味があります。
歌の中では後者の意味、つまり子供の値段を表しているというのが人身売買説です。
「勝った負けた」は値段交渉を表し、あの子がほしい、というのは子供の品定めをしている様子を歌っていると……。
調べれば調べるほど日本の童謡やわらべ唄って怖くないですか!?
3番で急変する「てるてる坊主」
てるてる坊主てる坊主
あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに
晴れたら金の鈴あげよ
遠足の前の日に雨が降っていたら、てるてる坊主を作って窓に吊り下げて晴れを願ったことがある、という人は多いのではないでしょうか。
意外と効果があったように思うのですが、みなさんはどうでしたか?
『てるてる坊主』こそ、子供らしい童謡ですが、この歌にも何か隠されているようですね。
身代わり説
身代わり説のルーツは中国にあります。
その昔、「晴娘(チンニャン)」という名の少女が住んでいた地域で、何日も豪雨が続いたそうです。
人々が天に祈るも効果はありません。
そんなとき「晴娘」が家の屋根に上がり、雨が一刻も早く上がるように祈りを捧げました。
すると長雨が嘘のように止んだのです。
しかし、晴娘はこつぜんと姿を消してしまいました……
このように自分を身代りにして地域の平和を守った少女のお話が、てるてる坊主につながったとされています。
殺人説
日本には『てるてる坊主』殺人説があります。
それは、子供の歌にしてはショッキングなフレーズ、歌詞の3番「そなたの首をチョンと切るぞ」にヒントが隠されています。
3番を簡単に説明すると、「天気にしてくれなくちゃ首を切り落とすぞ」という内容です。
昔、ある村で何日も雨が続き、村人のためにお坊さんは一生懸命祈祷を続けたのですが、全く雨が止む気配はありません。
とうとう城主がしびれをきらしてしまい、お坊さんの首をはねてしまった。
そして、お坊さんの首をみせしめの為につるしたところ、雨が嘘のようにピタッと止んだ……という言い伝えがあります。
それがてるてる坊主のはじまりだという説があるのです。
明るい曲調だけど…「グリーン・グリーン」
この世に生きる喜び そして悲しみのことを
グリーングリーン 青空には小鳥が歌い
グリーングリーン 丘の上にはララ緑がもえる
『グリーン・グリーン』は爽やかで明るい曲調なので、子供の頃、音楽の授業で歌詞の意味など深く考えずに合唱していたという人は多いのではないでしょうか。
大人になってから歌詞を改めて読んでみると、なにを言わんとしているかがわかりますよね。
なんらかの理由があってもう帰って来れないことを察している父親が、愛する息子に自分の気持ちや愛情をめいっぱい伝えようとしている……といわれています。
理由に関しては、戦争や病気、離婚などさまざまな解釈があります。
一人足りない…「一年生になったら」
いちねんせいになったら
いちねんせいになったら
ともだちひゃくにんできるかな
ひゃくにんでたべたいな
ふじさんのうえでおにぎりを
ぱっくんぱっくんぱっくんと
小学校入学の定番『一年生になったら』です。
友達が100人と自分で101人のはず……。
あれ?1人はどこへいっちゃったの?ということです。
この歌は戦時中に作られたそうなのですが、あまりの食糧難から、消えた1人はみんなに食べられてしまったのでは?という噂が……。
あくまで、噂なのですが……。
怖い歌19曲!意味がわかると不気味なトラウマソングを紹介
童謡には怖~い都市伝説がたくさんある!
昔から現在まで歌い継がれている童謡やわらべ唄には、こんなに怖い都市伝説があったのです。
これを子供の頃に知ってしまっていたら、かなりのトラウマに陥っていたことでしょう。
恐怖を感じたりゾッとしたりするだけでなく、その歌の悲しい時代背景も知ると、切なくなりますよね。
「怖い歌」には、いくつもの伝説や言い伝えが背景にあるものもあります。
興味が湧いた人はぜひ歌詞をみたり調べたりして考察してみてくださいね。
この記事のまとめ!
- 子どものために作られた童謡やわらべ唄の裏側には作詞・作曲者の時代背景が影響している
- 後世まで歌い継がれるように子どもにも親しみやすいように作られている
- さまざまな解釈ができる童謡が数多く存在する
- 日本のみならず世界にも「怖い童謡」といわれている歌はある!
【赤い靴】
も、実は怖い歌として
有名ですね。
では何故、そんなに怖い歌や悲しい歌が歌い継がれているのか?
不思議でなりません。
小さい頃よく聞いていた童謡にこんな怖いことが…
本当に不思議です
「いろはにほへと」
も怖い歌の一つですよ!
最後の文字を切り抜くとそれには怖い意味が….
「とおりゃんせ」
も怖い歌の一つです。とおりゃんせで夕方に神社を訪れ「帰りはこわい」と歌われている理由は、子供は口減らし、つまりは生贄として神社に連れられてきたと言われていますいう説があるからです。
「雨ふり」
も怖い歌の一つです。実は病気の母を待つ子供の姿を描いているという都市伝説が存在し、5番まである歌詞の3番意向を口にすると呪われると言われています。学校でもすべての歌詞を歌うことが禁止されているという逸話まである、明るいイメージからは想像もできないうわさを持つ童謡です。
かごめの歌で遊ぶなってちっちゃい頃から言われてました。
こんな怖い意味があるとは、
赤い靴も怖いよね