怖い歌を聴いてスリルや恐怖を味わってみたいけれど、そもそも怖い曲をあまり知らないという人も多いのではないでしょうか?
素晴らしい曲を見つけるのは簡単ですが、怖いものとなるとなかなか難しいものです。
この記事でわかること
めちゃくちゃ怖い歌5選
恐怖を感じられる曲を聴いてみたいなら、めちゃくちゃ怖いと評判の歌を聴いてみるのがおすすめです。
怖いと評判の歌は聴いていて恐怖を覚えるのはもちろん、音楽としてのクオリティも高いのできっと満足できますよ。
まずは、めちゃくちゃ怖い歌を紹介します。
貴方解剖純愛歌~死ね~ / あいみょん
あいみょんの「貴方解剖純愛歌~死ね~」は、相手への恋心を過激な言葉で表現した歌詞がとにかく怖いといわれている楽曲です。
相手を独占したい気持ちを歌った恋愛ソングであるものの「両腕を切り落とす」「両目をくり抜く」といった恐怖を感じさせるフレーズが多数登場します。
サビの「死ね。私を好きじゃないのならば」というフレーズが、想いの強さと重さをリアルに表現しているのもポイント。
キャッチーかつ軽快なサウンドと、おどろおどろしい歌詞のコントラストがクセになる、おすすめの怖い曲です。
浴室 / 椎名林檎
妖艶かつ文学的な歌詞とダークなサウンドが独特な世界観を築き上げている、めちゃくちゃ怖い歌が椎名林檎の「浴槽」です。
本人により「『生死とかを超越した融合を実現したい』って欲望と提案の曲」と語られている曲で、楽曲の各所に快楽や欲望、死をイメージさせる言葉が登場します。
直接的な表現はありませんが、歌詞を読んでみるとなんともいえない怖さを感じることができますよ。
椎名林檎の曲が好き、中毒性のある怖い歌が好きな人におすすめです。
花 / ASA-CHANG&巡礼
音楽ユニット・ASA-CHANG&巡礼が手掛ける「花」は、美しさと怖さが共存する楽曲です。
ぶつ切りのボーカルと打楽器・タブラのユニゾンを中心に構成された楽曲で、普通のポップスやロックの曲とは違ったダークかつ、前衛的な響きが楽しめます。
映画音楽や現代音楽をイメージさせる弦楽器によるバックサウンドが、幻想的な雰囲気と怖さを演出しているのも魅力の1つ。
語り手と花を中心とした文学的な歌詞もどこか恐ろしい、一度聴いたら忘れられなくなる怖い歌です。
ストーカー / キズ
「ストーカー」はヴィジュアル系ロックバンド・キズが手掛ける、ヘヴィなロックナンバーです。
とくに歌詞が怖い歌で、得体のしれない何者かが自分をつけてくることの恐ろしさ、気持ち悪さがリアルに表現されています。
自分の幻覚や妄想に恐怖を抱いているかのような、狂気的な表現になっているのも怖いポイントの1つです。
もちろん、つややかな歌声やハードなサウンドといった、V系らしさもしっかりと備えた1曲となっているのでV系好きには特におすすめです。
ボケ死ね / Yokai Jaki
ひたすらに「ボケ」と「死ね」を連呼する歌詞が多くの人に衝撃を与えた、めちゃくちゃ怖い歌がYokai Jakiの「ボケ死ね」です。
衝撃的な歌詞をアグレッシブなシャウトで歌った曲で、とにかく恐怖や狂気を感じさせる仕上がりになっています。
ダークでヘヴィな雰囲気のバックサウンドや途中で入ってくる過激な会話が、聴く人の恐怖をあおるのも特徴の1つ。
歌にメロディと呼べるものがないため好みは分かれますが、ダークなヒップホップが好き、激しい音楽が好きな人なら存分に楽しめる怖い歌です。
不気味な怖い歌5選
派手な怖さよりもじわじわとくる恐怖が好き、ゾクっとするものが好きな人には、不気味な怖い歌がピッタリです。
めちゃくちゃ怖い歌のような分かりやすい怖さはありませんが、歌詞や曲調に意識を集中して聴けば、背筋が寒くなるような怖さを感じられますよ。
次は、不気味な怖い歌を5曲紹介します。
呪い / 山崎ハコ
「呪い」は、大御所シンガーソングライター・山崎ハコの楽曲です。
丑の刻まいりをテーマにした曲で、アニメ「ちびまる子ちゃん」のとあるエピソードのEDとして使用された際には、多くの反響があったといわれています。
「コンコンコンコン釘をさす」というフレーズが多数登場する歌詞はとにかく不気味。
実際は前向きな意味が込められているそうですが、不気味な歌詞と切ない歌声が聴く人に恐怖を感じさせる怖い歌です。
万華鏡 / 岩崎宏美
楽曲のエンディング部分に登場する奇妙な男性の声が不気味と話題になった怖い歌が、岩崎宏美の「万華鏡」です。
実際は制作側のミスで入ってしまったそうですが、レコーディングしたスタジオの近くに心霊スポットがあったことから、幽霊の声ではと噂になりました。
登場するのは楽曲の4:00ごろ。
現在配信されている音源でも確認できるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
うらみ・ます / 中島みゆき
中島みゆきの「うらみ・ます」は、7thアルバム「生きていてもいいですか」に収録されている歌詞が怖い歌です。
自分をもてあそんだ相手への気持ちを歌った楽曲で、曲の各所でうらみの気持ちを表現したフレーズが登場します。
とくに不気味なのが「ドアに爪で書いてゆくわ やさしくされて唯うれしかったと」の部分。
歌詞の中では実行したかどうかは歌われていませんが、その姿を想像するだけでも恐怖を感じてしまいますよね。
夜へ急ぐ人 / ちあきなおみ
圧倒的な歌唱力と表現力を備えたシンガー・ちあきなおみの有名曲「夜へ急ぐ人」。
こちらは、恐怖を感じさせるほどの圧倒的な歌声と、心の中の闇や孤独、狂気を表現した歌詞が聴く人に恐怖を感じさせる怖い歌です。
紅白歌合戦での圧倒的なパフォーマンスが有名な曲で、その鬼気迫るステージングと歌は多くの人に衝撃を与えました。
45年以上前にリリースされた楽曲ではありますが、とても素晴らしい楽曲なので気になる人は聴いてみてはいかがでしょうか?
チコタン
「チコタン」は関西地方の小学校、中学校の合唱コンクールなどで歌われていた合唱曲です。
学生向けの合唱曲であるため曲調はポップですが、終盤の歌詞がとても怖いものになっています。
その内容とは結婚を約束していた女の子が、突然交通事故にあい、亡くなってしまうというもの。
衝撃的なラストを迎えているためネット上では「究極のバッドエンディング曲」「トラウマソング」と評されています。
不気味な都市伝説がある歌3選
怖い歌というと曲調や歌詞が怖いものというイメージがありますが、不気味な都市伝説がある怖い曲もあります。
曲単体で聴いてもあまり怖くありませんが、都市伝説とセットで聴くとゾクッとするような、なんともいえない恐怖を感じられるでしょう。
次は、噂をチェックした上で聴いて欲しい、不気味な都市伝説がある歌を紹介します。
暗い日曜日
1933年にハンガリーで発表された楽曲「暗い日曜日(Gloomy Sunday)」。
ダークなメロディと陰鬱な歌詞が印象的な曲で、伝説的なジャズシンガーのビリー・ホリデイがカバーしたことでも有名な楽曲です。
実は、この曲を聴いた人が次々と自殺をしたという、不気味な都市伝説があります。
さらに、海外の一部の放送局では放送禁止曲に指定される、作者が自殺するといった複数の不穏なエピソードも。
都市伝説に関しては因果関係が証明されていないためフィクション説が濃厚ですが、不気味な噂がある曲を聴いてみたいなら、ぜひチェックしておきたい名曲の1つです。
いろは唄
「いろは唄」は「いろはにほへと ちりぬるをわか…」と続く文章、または七五調の歌のことです。
諸行無常を表現したといわれているこの歌ですが、無実の罪により死ぬことへの無念を表現しているという都市伝説があります。
そう考えられているのは、この歌を7文字ごとに区切り、最後の文字だけを並べると「とかなくてしす(咎無くて死す)」という文章が現れるから。
作者不明の歌であるため真相も分かりませんが、無念を歌っていると考えるとどこか不気味ですね。
あめふり
「あめあめふれふれかあさんが」のフレーズが有名な童謡が「あめふり」です。
ポップな雰囲気の童謡ではあるものの、雨の日に3番以降を口にだして歌うと怪異が起こるといわれています。
これは、3番以降には不慮の事故で亡くなった少女の恨みの念が宿っているといわれているそう。
実際の歌詞でも3番に入ると、突如ずぶ濡れになっている少女が登場します。
少女の正体については諸説ありますが、傘をさしてくれる母を亡くし、さらにその後事故で亡くなる子供、または池に落ちて亡くなった子供ではないかと噂されています。
あくまで都市伝説の域を出ませんが、登場人物が増える3番以降にはこの少女の怨念が宿っているため、雨の日には絶対に歌ってはいけないといわれています。
NHKみんなのうたでトラウマになる曲3選
素敵な楽曲を、映像と共に楽しめる「NHKみんなのうた」。
子どもが怖いと感じてしまうような、後味の悪い終わり方をする歌やホラーな曲、不思議な歌を放送していることでも有名な番組です。
ここからは、このNHKみんなのうたで放映された、トラウマになる楽曲を紹介します。
さとるくん / 池谷古都
ノスタルジックな雰囲気と、ダークな空気が共存する怖い歌が「さとるくん」です。
こちらは確かに子供のころ一緒に遊んでいたけれど、顔が思い出せない、ほかの友達も覚えていない不思議な男の子のことを歌った曲。
突然いなくなったり、鏡に映らなかったりする描写もあるなど、ホラーな要素を感じさせる仕上がりになっています。
怖い歌詞の部分をおどろおどろしく歌うことで、より恐怖感を演出しているのもポイント。
みんなのうたではなく、デジタルスタジアムという番組で放送された楽曲ですが、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
勇気一つを友にして / 山田美也子
「勇気一つを友にして」は、ギリシャ神話の「イカロス」のエピソードをテーマにした楽曲です。
歌詞が怖い歌として有名な楽曲で、ロウで固めた鳥の羽を使って飛んだものの、太陽に近づきすぎたために羽が壊れ、落下してしまうイカロスの姿がリアルに表現されています。
ラストでは「イカロスの鉄の勇気を受け継ごう」と前向きな内容が歌われていますが、やはりイカロスが落ちて死んでしまう場面では多くの人が衝撃を受けたそうです。
月のワルツ / 諫山実生
「みんなのうた三大トラウマソング」の1つに数えられる楽曲が、諫山実生の「月のワルツ」です。
こちらは、ジャジーかつ幻想的なサウンドと優しい歌声が光るおしゃれなナンバー。
歌詞にも怖い表現はありませんが、放送時のアニメーションが独特かつ、暗い雰囲気だったので、それに恐怖を感じてしまう人が続出したそうです。
楽曲自体はとても素敵な仕上がりなので、おしゃれな曲が好きな人は聴いてみてはいかがでしょうか?
意味が分かると怖いボカロソング3選
ボカロ関連の怖い歌を聴いてみたいという人には、意味が分かると怖いボカロソングがおすすめです。
MVや曲調が怖いのはもちろん、歌詞の意味を深く理解した上で聴けばさらなる恐怖を感じられるので、怖いボカロソングを探している人は楽しめるでしょう。
最後に、意味が分かると怖いボカロソングを紹介します。
細菌汚染 – Bacterial Contamination – / かにみそP
「ダンシング☆サムライ」で有名なかにみそPが手掛ける怖い曲が「細菌汚染 – Bacterial Contamination –」です。
「○○菌いじめ」をテーマにした曲で、歌詞ではそのいじめの内容がリアルに表現されています。
初音ミクの派生キャラ・骸音シーエが登場するホラーなMVが、ゾクゾクするような恐怖を演出しているのも特徴の1つ。
ダークな雰囲気のバックサウンドとメロディが曲の世界観を上手く表現しているのもポイントです。
人柱アリス / 雪那(歪P)
「人柱アリス」は、主人公が次々と入れ変わる歌詞が印象的な楽曲です。
「不思議の国のアリス」をモチーフにしながらも、それぞれの物語が不穏な終わり方をしているため怖い歌として認知されています。
ゴシックかつダークなMVが、歌詞の世界観をより引き立てているのもポイント。
各アリスにMEIKO、KAITO、初音ミク、鏡音リン、鏡音レンを当てはめて聴くと、より歌詞の世界観を深く楽しめるのも魅力の1つです。
ひとりかくれんぼ / こすも×デP
cosMo@暴走PとデッドボールPによる合作「ひとりかくれんぼ」。
疾走感溢れるスタイリッシュなサウンドと、ホラーな歌詞が人気のボカロ曲です。
歌詞はそのままでも十分に怖いですが、降霊術としての「ひとりかくれんぼ」を意識した上で聴くとより怖さを感じられますよ。
不穏な結末を想像させる、ホラーな終わり方になっているのもポイントです。
曲にまつわる都市伝説や怖い歌はたくさんある!知っている曲はもう一度聴いてみよう
聴く人に恐怖を与える「怖い歌」。
歌詞が怖いものだけでなく、サウンドが怖いものや都市伝説があるものなど色々なタイプがあります。
それぞれが違った怖さを感じさせてくれるので、今感じたい怖さや好みに合わせてチョイスしてみましょう。
また、この記事で紹介した中で知っている曲があれば、ぜひもう1度聴いて怖いポイントを再確認してみてくださいね。
この記事のまとめ!
- 恐怖を感じられる歌を聴いてみたいなら、めちゃくちゃ怖い歌をチェックしてみよう
- ゾクゾクする怖さが好きなら、不気味な怖い歌がピッタリ
- 不気味な都市伝説がある歌は、噂をチェックした上で聴くと恐怖を感じられる
- NHKみんなのうたで放送された楽曲の中には、多くの子供たちに恐怖を与えたものもある
- ボカロ関連の怖い歌を聴きたい人には、意味が分かると怖いボカロソングがおすすめ