暖かい風や日差しとともに植物が芽吹き出すと感じるのが、明るく穏やかな季節の訪れ。
寒さを乗り越え、過ごしやすくなった時期に懐かしいあの歌を聴いてみてはいかがでしょうか。
この記事では、早春に聴きたい名曲や春の風物詩がテーマの懐かしい童謡を9曲紹介します。
この記事でわかること
早春に聴きたい童謡の春歌
長い冬を超えて、日中は過ごしやすい気候になってくる2月〜3月初め頃。
そんな早春に聴きたい童謡を紹介します。
お気に入りの歌で、心待ちにしている春本番までの期間も楽しみましょう。
春よ来い
「春よ来い」は、大正時代後期に作曲された有名な童謡です。
1人でよちよち歩き始めた幼い女の子と、桃の木のつぼみ目線で歌われており「春よ来い、早く来い」と暖かい季節を心待ちにしている様子が描かれています。
じょじょ(草履)やおんも(表)など、赤ちゃん言葉が歌詞に取り入れられているのが可愛いですよね。
音程も取りやすいため、子供と一緒に歌いながら春の訪れを待ちたい1曲です。
どこかで春が
「どこかで春が」は、1923年に発表された童謡です。
まだまだ寒い日が続く一方で、自然のなかでは少しずつ暖かい季節が近づいていることを表現しています。
春の訪れを告げる雲雀(ひばり)や、早春に吹くといわれる東風(こち)など、さまざまな季語が使われているのが印象的ですね。
近年では「東風」を「そよ風」と変えて歌われることもあるそうです。
うれしいひなまつり
「うれしいひなまつり」は桃の節句をテーマに、1936年に作られた童謡です。
現代でも幼稚園などで季節のうたとして親しまれているため、懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか。
お内裏様にお雛様、五人囃子や官女など、雛飾りに関する言葉がたくさん使われています。
ぼんぼりに灯りをつけたり桃の花を飾ったりしている様子に、ひなまつりがとても楽しみであることが伝わってきますね。
4番まで歌詞があるので、ぜひこの機会に覚えてこどもと一緒に歌ってみましょう。
梅やウグイスがテーマの童謡の春歌
ここでは、春の季語である梅やウグイスがテーマの童謡を厳選しました。
変わりゆく季節のなかで、春歌を楽しみましょう。
早春賦
早春賦(そうしゅんふ)は、1913年に作曲された日本の唱歌です。
東京音楽学校の教授だった吉丸一昌が、長野県の穂高町で見た雪解けの様子に心を打たれ、作詞したといわれています。
早春を迎えたものの気候はまだ寒く、ウグイスも鳴くのを待っている様子が伝わってきますね。
「春だと聞いてしまったからには気がはやる」という意味の歌詞では、主人公がぽかぽかとした陽気を今か今かと待ちわびている姿が表現されています。
暖かい季節の訪れが待ち遠しいときに、ぜひとも聴きたい童謡です。
梅は咲いたか
「梅は咲いたか」は、江戸時代初期から明治時代にかけて発表された、歴史の長い童謡音楽です。
元々は「しょんがえ節」という俗謡で親しまれていた曲で、時代とともに変化したといわれています。
「梅は咲いたか、桜はまだかいな」という歌詞には、まだまだ寒い早春がテーマであることが感じ取れますね。
多くの替え歌も発表されており、日本が誇る有名歌手・美空ひばりによっても歌われています。
時代を超えて親しまれる童謡で、春の到来を待ちたいですね。
春雨
「春雨」は、1848〜1854年ごろに流行した俗謡で、別名「鶯宿梅(おうしゅくばい)」とも呼ばれる歌です。
しっとりとした雨に濡れたウグイスが、梅の花に戯れる様子を描いています。
この歌ではウグイスを女性、梅を男性に例えているのだとか。
いつか男性と結ばれることを願っている女性の心情がなんとも可憐で、柔らかい光が差す早春にぴったりです。
YouTubeでは、芸妓が曲に合わせて踊っている動画も配信されているので、ぜひチェックしてみてください。
春の到来を歌った童謡の春歌
最後に、春の到来を歌った人気の童謡を紹介します。
子供たちと元気いっぱいに歌える曲もチョイスしているので、ぜひ保育や子育てにも取り入れてみましょう。
花
「花」は、瀧廉太郎が1900年に作曲した歌曲集の第1曲です。
中学校の教科書に掲載されているため、ご存知の方も多いかもしれません。
本来は、歌曲集「四季」は全4曲あるのですが、第1曲である「花」が最も有名になりました。
1番の歌詞では、東京湾に注ぐ隅田川がテーマとなっており、花がひらひらと散る様子や船が行き来している情景が目に浮かびますね。
源氏物語で、紫式部が詠んだ和歌が元になっているともいわれており、歴史を感じられる春の名曲です。
春が来た
「春が来た」は、1910年に発表された日本の童謡・唱歌です。
花が咲いたり、鳥が鳴いたりといった春の訪れをストレートに歌った楽曲で、待ちわびていた季節の到来をうれしく思う様子が伝わってきます。
シンプルでリズムが良いので幼い子どもたちでも歌いやすく、季節の歌に取り入れたい童謡です。
春の小川
「春の小川」は、1912年に作詞作曲された日本の童謡唱歌です。
現在の渋谷区代々木周辺を流れる、河骨川の情景を歌った曲だといわれています。
パッと咲くすみれやれんげの花、めだかや小ぶななどの生き物を歌詞に使い、穏やかな陽気が感じ取れますね。
ぽかぽかと暖かい日差しが降り注ぐ日に、ぜひとも聴きたい1曲です。
童謡には春の歌がいっぱい!桜や梅・ウグイスなど春がテーマの曲を聴いてカラオケで歌ってみよう
日本で古くから親しまれている童謡には、春をテーマに歌った楽曲がたくさんあります。
桜や梅、ウグイスなど季節を感じられる言葉を歌詞に取り入れている歌も多く、聴いてみると穏やかで優しい気持ちになれるでしょう。
ぜひカラオケでも歌って、今しかない早春のこの時期を楽しみましょう。
この記事のまとめ!
- 童謡や唱歌には春を連想する曲がたくさんある
- 早春をテーマに歌う童謡は「春よ来い」「うれしいひなまつり」など
- 「早春賦」「梅は咲いたか」などは古くから親しまれている梅やウグイスがテーマの童謡
- 「春が来た」「春の小川」は暖かい季節の到来を歌った曲で、子どもでも歌いやすい