石田スイ原作のマンガ「東京喰種トーキョーグール」は、TVアニメ版や劇場版も公開された大人気作品。
全シリーズを通して、ストーリーの魅力をさらに引き立てるような主題歌も話題になりました。
この記事でわかること
アニメ「東京喰種トーキョーグール」主題歌
2011年9月から週刊ヤングジャンプで連載がスタートした東京喰種トーキョーグールは、2014年7月からテレビアニメシリーズが放送開始されました。
東京を舞台に、人の姿をした「喰種(グール)」と呼ばれる正体不明の怪人をテーマに描かれる、ダークファンタジーです。
まずは、第1期アニメ版を盛り上げたオープニング・エンディングテーマをチェックしてみましょう。
OP:unravel / TK from 凛として時雨
東京喰種トーキョーグール第1期アニメのオープニングテーマ「unravel」を歌っているのは、TK from 凛として時雨。
人気スリーピースロックバンド・凛として時雨のボーカル、ギターを担当するTKが、ソロで手掛けた楽曲です。
アニメ・東京喰種トーキョーグールのために書き下ろされた曲で、リリックには主人公の葛藤や苦悩などが描かれています。
歌いだしのハイトーンボイスから、一瞬でストーリーに引き込まれてしまうでしょう。
アニメと音楽の相乗効果で、思わず鳥肌が立つような作品です。
ED:聖者たち / People In The Box
第1期のエンディングテーマは、スリーピースロックバンド・People In The Boxの「聖者たち」です。
怪しさを感じさせるメロディから、キャッチーなサビに向かっていくところが印象的。
歌詞には東京喰種トーキョーグールの主人公を思わせる、「グレイ」という言葉が使われています。
ちなみに、原作者の石田スイはPeople In The Boxの大ファンで、直々に主題歌を依頼したそうですよ。
「東京喰種トーキョーグール√A」主題歌
東京喰種トーキョーグール√Aは、2015年1月からスタートしました。
マンガとは違った展開のストーリーで、原作ファンもマンガを読んでいないアニメファンも楽しめる作品になっていますよ。
前期のアニメに続き、作品のダークな世界観を表現した素晴らしい主題歌もファンの間で話題になりました。
それでは、東京喰種トーキョーグール√AのOPテーマ、EDテーマを紹介します。
OP:無能 / österreich
東京喰種トーキョーグール√Aのオープニング主題歌は、österreichの「無能」です。
österreichは、ロックバンド・the cabsの元ボーカル、ギタリストの高橋國光によるソロプロジェクト。
突然音楽界から失踪した高橋國光でしたが、石田スイの強い希望によって実現したタイアップだそうですよ。
ゲストボーカルには、ハイスイノナサの鎌野愛をむかえています。
透き通ったボーカルと不安定なピアノの音色が、美しくもアンバランスで、危うさを感じさせるような楽曲です。
ED:季節は次々死んでいく / amazarashi
東京喰種トーキョーグール√Aのエンディングテーマは、ロックバンッド・amazarashiの「季節は次々死んでいく」。
聴いていて心地いい旋律なのに、歌詞は暗く残酷で、ストーリーの世界観にマッチした楽曲です。
女性が生肉を食べ続けるミュージックビデオも、インパクトがあります。
この楽曲は書き下ろしではなく、すでにリリースされていた楽曲の中から、東京喰種トーキョーグール√Aに合うという理由で選ばれたそうですよ。
「東京喰種トーキョーグール:re」主題歌
東京喰種トーキョーグール:reは、2018年4月からスタートしたアニメシリーズです。
毎回新展開を見せるので、毎週放送を楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか?
アニメ版の最新シリーズでは、OP、EDがそれぞれ2曲ずつ起用されました。
ここでは、東京喰種トーキョーグール:reのオープニングテーマ曲、エンディングテーマ曲を紹介します。
OP1:asphyxia / Cö shu Nie
東京喰種トーキョーグール:reの最初のオープニング主題歌は、ロックバンド・Cö shu Nieの「asphyxia」です。
原作者の石田スイが主題歌を依頼し、当時インディーズだったCöshu Nieはこの楽曲でメジャーデビューを果たしました。
女性ボーカルの繊細な歌声と、あえてメロディを取りづらくされた独創的なサウンドが、美しく狂気的な雰囲気を生み出しています。
主人公の不安定さを表すような、中毒性のある楽曲です。
OP2:katharsis / TK from 凛として時雨
アニメ版最終章・東京喰種トーキョーグール:reのオープニングは、TK from 凛として時雨の「katharsis」。
第1期でオープニング主題歌を手掛けたTK from 凛として時雨が、最終章で再び東京喰種トーキョーグールとタッグを組むということで、ファンの間でも大きな話題になりました。
「katharsis」は、ギリシャ語で「浄化」という意味の言葉です。
楽曲は主人公の願望や希望を感じさせるもので、まさに最終章にぴったりな神曲になっています。
ED1:HALF / 女王蜂
東京喰種トーキョーグール:reの最初のEDテーマは、ロックバンド・女王蜂の「HALF」です。
作品のために書き下ろされた楽曲ではありませんが、ボーカル・アヴちゃんの中性的な声もリリックも、アニメの世界観にばっちりハマっています。
ずっしりと重みのある歌詞を、軽やかなメロディで歌い上げた名曲ですよ。
ミュージックビデオで魅せる、女王蜂のビジュアルもぜひチェックしてみてくださいね。
ED2:楽園の君 / österreich
東京喰種トーキョーグール:reで、2曲目のエンディング主題歌に起用されたのはösterreichの「楽園の君」。
東京喰種トーキョーグール√Aのオープニングを手掛けた、österreichとの再タッグとなりました。
「楽園の君」では、ゲストボーカルにロックバンド・cinema staffの飯田瑞規をむかえています。
儚く美しく、力強さを感じる楽曲で、物語のラストにふさわしいトラックですよ。
【実写映画】東京喰種 トーキョーグール
マンガ・アニメで大人気となった東京喰種トーキョーグールは、2017年に実写映画化されました。
日本だけでなく、北米、ヨーロッパ、アジアと世界中で公開され、大ヒットを記録。
人気アニメの実写化、そして主演の窪田正孝をはじめとした豪華キャスト陣が演じることでも話題になった作品です。
また、映画の主題歌に起用された楽曲も注目を集めました。
BANKA / illion
実写映画版・東京喰種トーキョーグールの主題歌は、illionの「BANKA」です。
illionは、RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎によるソロプロジェクト。
ヨーロッパやアジアでの楽曲リリースや、ロンドン、ハンブルグでライブ公演を開催するなど、海外人気も高いアーティストです。
「BANKA」は、東京喰種トーキョーグールのために書き下ろされた楽曲で、美しいメロディにのせて、静かに切なく歌われています。
映画映像と楽曲がコラボした、特別映像も必見ですよ。
【実写映画】東京喰種 トーキョーグール【S】
2019年に実写映画第2弾となる、東京喰種トーキョーグール【S】が公開されました。
松田翔太など新たな主要キャストが加わり、前作からさらにパワーアップしています。
東京喰種トーキョーグールの世界観を見事に表現する俳優陣の演技や、迫力のアクションシーンは映画ファンからも支持されていますよ。
劇場版作品の雰囲気をさらに盛り上げた、主題歌も話題になりました。
Introduction / 女王蜂
東京喰種トーキョーグール【S】の主題歌は、女王蜂の「Introduction」です。
女王蜂は、アニメ・東京喰種トーキョーグール:reのエンディングでも楽曲を提供しています。
「Introduction」は書き下ろしではなく、アルバム「十」に収録された曲で、映像や写真などを全て撮り終えてから主題歌になることが決まったとのこと。
しかし、映画のために作られたのかと思うほど、歌詞も楽曲の雰囲気もストーリーにシンクロしています。
まだ観ていない人は、映画も音楽もあわせてチェックしてみてくださいね。
「東京喰種トーキョーグールの主題歌は世界観と超絶マッチ!ダークファンタジーを存分に味わおう」
東京喰種トーキョーグールは、原作マンガ、アニメ、実写映画も大ヒットを果たした人気作。
アニメや実写映画で起用された歴代の主題歌は、どれも作品の雰囲気にマッチしていて、ストーリーの魅力を倍増させています。
音楽ファンからも、「全部神曲!」と支持されている作品ばかりですよ。
YouTubeやサブスクなどでも配信されているので、気になる楽曲はぜひチェックしてみてくださいね。
多くのファンを魅了する、独特な世界観のダークファンタジーを、音楽と一緒に味わいましょう!
この記事のまとめ!
- マンガが原作の東京喰種トーキョーグールは、アニメ、実写映画も大ヒットした人気作
- 東京喰種トーキョーグールの主題歌は全て、ダークな世界観にハマる神曲だと話題
- 主題歌を手掛けるのは、実力も話題性も抜群のアーティストばかり
- ストーリーを盛り上げる音楽と一緒に作品を楽しもう