学生にとって一大イベントの1つである卒業式。
友達や恋人との別れに涙したり、新たな出発にワクワクする、嬉しさと切なさが入り混じった不思議な感情がこみ上げますよね。
この記事では、そんな複雑な卒業シーズンになると聴きたくなるボカロの卒業ソングをまとめました。
この記事でわかること
ボカロの定番卒業ソング
卒業の定番ソングと聞くと合唱曲をイメージする人も多いと思いますが、ボカロ曲にも数多くの卒業ソングがあります。
まずは、卒業シーズンになると聴きたくなるボカロの卒業定番曲を紹介します。
ボカロ好きはもちろん、ボカロをあまり聴いたことがない人でも心に刺さる名曲ばかりです。
友達や恋人と一緒に聴いて学生の頃の思い出話に花を咲かせてはいかがでしょうか。
桜ノ雨
ボカロ文化を世界に広げた初音ミクが歌う「桜ノ雨」は、ボカロの卒業曲として高い人気を誇っています。
16歳の初音ミクが現代に生きていたとしたら、学校生活ラストの日は何を思い描くのかをテーマにした1曲です。
中高生の卒業ソングの定番となっており、卒業式の合唱曲にも起用されています。
2016年には桜の雨をモチーフにした実写映画も公開されるなど、大ヒットを博した人気卒業ソングです。
アトラクトライト
「アトラクトライト」は、メッセージ性の高い楽曲を公開してきたボカロP「*Luna」によるボカロ卒業曲です。
壁にぶつかりながらも夢に向かって前へ進もうとする少年の気持ちを描いた楽曲で、爽やかさの中に切なさを含んだメロディとなっています。
アルバム「ラズライトの夢」に収録されており、*Lunaの代表曲としても有名な曲です。
恋色に咲け
「恋色に咲け」は、女性シンガーCHiCOと、10代〜20代の若者たちに絶大な人気を誇るクリエイター集団HoneyWoksのコラボユニット「CHiCO with HoneyWorks」による楽曲です。
人それぞれの青春の形を描いた曲で、様々なキャラクターの青春物語が1曲にギュッと詰まっています。
疾走感のあるメロディが心地よく、卒業の寂しさや切なさを吹き飛ばしたい人におすすめの曲です。
歌に形はないけれど
「歌に形はないけれど」は、数多くのヒット曲を公開しているボカロP・dorikoの曲です。
音楽や歌うことの素晴らしさを初音ミクが歌っており、切なくも美しいピアノのイントロとシンプルに綴られた言葉たちが胸に刺さります。
歌詞中には春の季節の別れを示唆するような描写が散りばめられており、卒業バラード曲として人気です。
今好きになる。
「今好きになる。」は、ニコニコ動画にて2014年11月25日にアップされたHoneyWorksのオリジナル曲です。
先輩に恋をした女の子の恋の行方を描いた楽曲で、恋のキラキラと失恋の切なさに心ときめきます。
卒業をテーマにした楽曲ではないものの、先輩の卒業によって動く恋心などが赤裸々に描かれており卒業シーズンにおすすめな1曲となっています。
タイムマシン
「タイムマシン」は164と40mのコラボユニット「1640m」による、2010年9月13日に公開されたコラボレーション曲です。
電車に乗って故郷から離れる主人公と、それを泣きじゃくりながら見送る誰かを描いた切なさいっぱいの楽曲。
夏の出来事を描いた曲ですが、別れや旅立ちなど卒業シーズンともリンクしていることから卒業曲としても人気があります。
パズル
「パズル」は2009年9月5日に公開されたクワガタの楽曲で、クワガタがニコニコ動画で初めて殿堂入りを果たした記念すべき1曲です。
失って気づく君への気持ちや後悔を綴っている曲で、ピアノとギターの演奏が僕のつらい気持ちを見事に表現しています。
後半に向かってどんどん感情が高ぶっているかのように激しくなるメロディが、ビシビシと胸に突き刺さる別れの曲です。
Calc.
「Calc.」は2010年9月9日に公開されたジミーサムによる初音ミクのオリジナル曲。
ロック調の軽快なメロディにのせて失恋の辛い気持ちを歌っており、泣けるのに元気がでる不思議な魅力がある楽曲です。
すれ違いや別れも結局運命だとサラッと言ってのける歌詞は、好きな人へ想いを伝える勇気をくれます。
卒業したら好きな人と離れてしまう…そんな切ない気持ちでいっぱいの人におすすめの1曲です。
Just Be Friends
「Just Be Friends」は、Dixie Flatlineによる巡音ルカのオリジナル楽曲です。
恋人との辛い別れをテーマにした楽曲で、R&B調のおしゃれな雰囲気漂う1曲。
男性目線で描かれているこの曲は、恋人との思い出を懐かしみながらも別れという辛い選択を決めた辛い気持ちを表現しています。
恋人との別れを描いたこの曲は、たくさんの出会いと別れが訪れる卒業シーズンにぴったりな曲ですよ。
ボカロの人気卒業ソング!あまり知られていない名曲
ボカロの卒業曲として定番の楽曲は卒業式の合唱曲や退場曲に使用されることもあり、知っている人は多いでしょう。
しかし、あまり知られていないボカロ曲の中にも名曲はたくさん存在します。
そこでこちらでは、知名度はまだまだないものの、ボカロの卒業ソングとして人気のある楽曲をまとめました。
切ないものから新たな旅立ちを盛り上げる楽曲などジャンルも様々なので、自分に合った卒業ソングを見つけてみてくださいね。
ほころび
「ほころび」は、40mによる初音ミクとGUMIが歌うオリジナル合唱曲です。
卒業をテーマにした曲で、合唱曲のような厳かな雰囲気漂う切なさいっぱいの1曲。
初音ミクとGUMIの重なる歌声が心地よく、卒業シーズンになると聴きたくなる中毒性があります。
3枚目のメジャーアルバム「シンタイソクテイ」に収録されている卒業ソングです。
桜色タイムカプセル
ボーカロイドGUMIが歌う「桜色タイムカプセル」は、ボカロP・スズムの7作目となる楽曲です。
卒業式までに思いを伝えようと決心した少女の恋する気持ちや告白へのドキドキを描いた甘酸っぱいラブソングとなっています。
疾走感のあるメロディにのせて恋する気持ちや学生の頃の青春の日々を歌った、爽やかな1曲となっています。
My Colorful Confuse
「My Colorful Confuse」は、ボカロP・家の裏でマンボウが死んでるの曲です。
卒業ソングとは思えないようなイントロから始まるこの曲は、歌詞もかなりユニークなものとなっています。
しかし、ラストは卒業ソングらしく、しっとりとしたメロディと歌詞になっており笑って泣ける1曲です。
MVも笑って泣けるのでぜひ動画と一緒に聴いてみてください。
さよならのかわりに、花束を
「さよならのかわりに、花束を」は、過去の恋愛を思い出しながらも前を向いて進もうとする主人公を描いた楽曲。
ボカロP・花束のデビュー作で、この楽曲がプロデューサー名の由来となっています。
別れた相手への感謝の気持ちを綴っており、優しいメロディに心が洗われるようです。
卒業シーズンはもちろんですが、別れを経験した人全てにおすすめの楽曲です。
琥珀色の風
「琥珀色の風」はボカロP・れるりりが作詞作曲を手掛けた楽曲。
初音ミク・巡音ルカ・鏡音リン・鏡音レン・GUMIの名だたるボーカロイドが歌っている豪華な作品となっています。
卒業する全ての人へ贈る言葉として作られた楽曲で、ゆったりとしたメロディが心に染み渡るようです。
友達との絆を綴った歌詞は少し切なくも、前へ進もうとする勇気を与えてくれます。
はるのはるか
「はるのはるか」は、2008年4月9日に公開されたボカロP・ささくれの初音ミクのオリジナル楽曲です。
人生の転機となる別れを経て、新たな目標に向けて進もうとする心情を描いた歌詞が卒業してそれぞれの道へ進もうとする学生たちとリンクします。
サビパートでは初音ミクの高音が美しく、しっとりと心地よい卒業ソングです。
三月色
ボカロP・れるりりが2018年に公開した楽曲「三月色」。
卒業式は人それぞれ色んな思い出や心情を抱えて迎える一大イベントです。
新しい旅立ちにワクワクする人もいれば、大切な人との別れに涙する人、それ以外の感情を持って卒業式を迎えている人もいるでしょう。
この曲は、人それぞれの卒業式の形を描いた楽曲で、優しさのあるゆったりとした楽曲に心が癒されます。
WAA!!!!
「WAA!!!!」は、SakuraiとKimuraの男女ユニット「Omoi」によるボカロ曲です。
ボーカルである初音ミクと鏡音リンが会話しているようにスタートする楽曲は、まさに青春そのもの。
この曲を聴いていると学生生活で友達と過ごした、何気ない日常や思い出話で盛り上がること間違いなしでしょう。
疾走感のある軽快なメロディが心地よく、卒業する友達とカラオケで盛り上がりたいときにもぴったりです。
ボカロの卒業ソングには泣ける名曲がいっぱい!定番ソングも人気の名曲もカラオケで歌ってみよう
ボカロの卒業ソングはメッセージ性やストーリー性の強いものが多く、泣ける名曲がたくさんあります。
合唱曲や退場曲などに使用されているボカロの定番ソングは、普段ボカロ曲を聴かない人でも耳にしたことがあるかもしれません。
また、定番ソング以外にも卒業ソングとして人気なボカロ曲はたくさんあり、それぞれの心情に寄り添う楽曲がきっと見つかるでしょう。
卒業する友達や青春を描いた卒業ソングならカラオケで盛り上がること間違いなし。
自分たちの気持ちに寄り添ったボカロの卒業ソングで、卒業シーズンを盛り上げましょう。
この記事のまとめ!
- ボカロの卒業ソングはメッセージ性の強い名曲揃い
- 卒業式の合唱曲などに使用されているボカロ曲もある
- 定番曲以外にも卒業をテーマにした楽曲はたくさんある