カラオケで歌う時、流す伴奏にも色々な設定がありますよね。
その中でも、カラオケDAMに搭載されている「プロオケ」の詳しい使い方を知っていますか?
なんとなく使っていたけど、実はどんな機能なのか分からないと言う人も多いでしょう。
プロオケとは
DAMに搭載されているプロオケとは、実際にスタジオで録音した音が収録された伴奏のことです。
そのため、コンピュータによる打ち込みを使ったカラオケ用の伴奏に比べて、原曲に近い雰囲気が再現されています。
また、実際の演奏を録音しているため、伴奏だけでもダイナミックに聴こえ、臨場感溢れる演奏でカラオケを楽しむことができるのです。
生音演奏との違い
生演奏には、ガイドメロディや、歌詞の色が曲に合わせて変化するなど「楽しく簡単に歌う」ためのサポートがついているのに対し、プロオケにはこれらの機能がありません。
つまり、プロオケは生演奏に比べて、より本格的なカラオケを楽しみたい上級者向けの仕様になっているのです。
その分歌唱の難易度は高くなりますが、アレンジをきかせて自分だけの表現ができるようになりますよ。
プロオケを使うなら、しっかり曲を覚えてから歌うようにしてくださいね。
DAMのプロオケで上手く歌うコツ
DAMのプロオケを使って上手く曲を歌えたらとてもかっこいいですよね。
とは言え、この演奏方法で上手く歌うためには、しっかり曲を覚えて練習する必要があります。
まずは、普通のカラオケ伴奏で練習するのがおすすめです。
通常のカラオケ伴奏でも歌詞の色が変わらなくなるよう設定したり、ガイドメロディの大きさを小さくすることができるので、1つ1つクリアしていきながら、しっかり歌えるようにしていきましょう。
ここからは、DAMのプロオケで上手く歌うコツを紹介します。
音楽をしっかりと聴く
まずは音楽をしっかり聴くように心がけましょう。
プロオケにはガイドメロディがありません。
そのため、自分でメロディや歌の入りをしっかりと覚えていないと、歌うことが難しくなるのです。
伴奏をしっかり覚えていれば、タイミングを逃すことなく歌うことができるようになりますよ。
はじめのうちは、通常のカラオケ伴奏で何度も練習し、タイミングを掴めたなと実感できるようになったらプロオケにも挑戦しましょう。
採点機能はOFFにする
上級者向けのプロオケでは、採点機能をOFFにして自分流に歌うのもおすすめです。
採点機能を使って歌うと、どうしても得点が気になったり、正しいメロディで歌えてるのかチェックしたくなったりしますよね。
しかし、プロオケにはガイドメロディがなく、歌詞の色も変わらないことから、自由に歌うことができます。
正しいタイミングなどで歌わない分、採点してしまうと得点は伸びないかもしれませんが、プロ歌手になったつもりで、自分流に歌うのもプロオケならではの楽しみ方なのです。
プロオケのおすすめ人気曲
プロオケを使って歌う場合、歌いやすい曲とそうではない曲があります。
比較的ゆっくりしたテンポで声を伸ばしやすい曲や、楽器が少ないシンプルな構成の曲は歌いやすいため、はじめのうちは、参考にして選曲するのがおすすめです。
慣れてきたら自分のお気に入りの曲もプロオケで歌ってみてくださいね。
ここでは、プロオケのおすすめ人気曲をみていきましょう。
君と羊と青 / RADWIMPS
2011年NHKサッカーのテーマソングに起用されたRADWIMPSの「君と羊と青」は、疾走感あるナンバー。
冒頭から勢いがあり文字数の多い曲ですが、音域が広くないためタイミングさえ覚えてしまえば歌いやすい曲です。
リズムに乗って歌詞をしっかり追えるように練習してくださいね。
前向きな歌詞なので、歌うと元気がもらえますよ。
粉雪 / レミオロメン
ウィンターソングの定番、レミオロメンの「粉雪」もプロオケで歌いやすい曲です。
ゆったりしたテンポなので、落ち着いてタイミングなどを確認できるところも嬉しいポイント。
ただし、音域が広い曲なので、歌いこなすのには練習が必要になることを覚えておきましょう。
歌い慣れてきたら歌い回しなどを自分流にアレンジして、感情豊かに表現するようにチャレンジしてみてくださいね。
オリオンをなぞる / UNISON SQUARE GARDEN
3ピースのロックバンドUNISON SQUARE GARDENのヒット曲「オリオンをなぞる」は2011年にリリースしたシングル曲です。
この曲はアニメ「TIGER & BUNNY」のオープニング主題歌として起用されました。
出だしから勢いがありポップさを感じられるナンバーで、とても楽しい気分になれる曲。
急に音が上がるメロディがあったり、独特なリズムが取り入れられていたりと、曲の構成が少し複雑なので、歌いこなすまではかなり練習が必要です。
プロオケで歌えば、臨場感たっぷりにバンドサウンドを再現できますよ。
川の流れのように / 美空ひばり
1989年にリリースされた「川の流れのように」は美空ひばりの名曲です。
美空ひばりが生前最後にリリースした曲としても有名ですよね。
歌謡性が高く歌いやすいメロディで、テンポも取りやすいことから、カラオケでも人気があり、プロオケでも歌いやすい曲の1つです。
原曲を参考に、演歌特有のこぶしなどをしっかりマスターして歌いこなすと、とてもかっこいいですよ。
HANABI / Mr.Children
ドラマ「コード・ブルー」の主題歌として起用された、Mr.Childrenの名曲「HANABI」もプロオケで歌うのにおすすめの曲です。
Mr.Childrenの曲は、独特のメロディや歌い回しが多くカラオケで歌うのが難しいものも多いですが、HANABIはシンプルなメロディで、比較的簡単に歌えます。
ミドルテンポでゆったりと進行するので、落ち着いて歌うように心がけましょう。
サビで一気に盛り上がる曲なので、抑揚を付けて歌うとより上手く歌えますよ。
青いベンチ / サスケ
サスケのデビューシングルでヒットソングでもある「青いベンチ」。
アコースティックギターだけで始まる曲で、たくさん音が入っていない分、タイミングなどが取りやすく、歌いやすい曲です。
素直なメロディも素直なので、カラオケ初心者でもプロオケで歌いやすい曲の1つと言えるでしょう。
Dメロは少し音域が高いので、しっかり声が出せるように練習するのがおすすめですよ。
TSUNAMI / サザンオールスターズ
オリコン歴代シングルランキング4位という記録を持つのがサザンオールスターズの「TSUNAMI」は、カラオケでも人気がある曲ですよね。
ゆったりしたテンポで進んでいくバラードソングで、美しいメロディが印象的な曲。
イントロがなく、いきなり歌で始まるので、歌い出すときは注意が必要ですよ。
サザンの曲の中ではキーがあまり高くないため、比較的歌いやすい曲の1つです。
サビは気持ちを込めて歌うようにすると良いでしょう。
桜 / コブクロ
春うたの定番ソングでもあるコブクロ の「桜」もプロオケで歌いやすい曲の1つです。
感動のバラードソングで、スローテンポなため声を出して歌いやすいこともあり、カラオケでも人気がありますよね。
Aメロはメロディのリズムが少し独特なので、しっかり練習するようにしてくださいね。
慣れてきたら、2人でパートわけをして本物さながらのコブクロを再現できるようにチャレンジするのも面白そうですね。
I LOVE YOU / 尾崎豊
尾崎豊のヒットソング「I LOVE YOU」。
リリースされたのは、1983年とかなり昔の曲ですが、今もなお多くの人に愛されている名曲です。
美しくて歌いやすいメロディ、共感できる歌詞の「I LOVE YOU」をカラオケで歌ったことがあると言う人も多いのではないでしょうか。
プロオケで歌うときは、気持ちを込めて自分らしく歌ってみましょう。
ラヴ・イズ・オーヴァー / 欧陽菲菲
「ラヴ・イズ・オーヴァー 」は台湾出身の歌手欧陽菲菲が歌った名曲です。
最近でも、EXILE TAKAHIROやJUJUなど多くのアーティストによってカバーされているので「カバーでこの曲を知った」と言う人も多いのではないでしょうか。
この曲にはAメロとサビしかないので、進行がシンプルなのも嬉しいポイント。
歌いやすい素直なメロディなので、気持ちを込めて歌うことができる曲ですよ。
366日 / HY
失恋ソングの定番とも言えるHYの「366日」。
カラオケでもよく歌われている人気曲で心がギュッと締め付けられるような歌詞が魅力ですよね。
この曲はピアノを中心としたシンプルなアレンジで構成されており歌いやすい反面、歌唱力が必要な曲でもあります。
プロオケで上手く歌うためには、かなりの練習が必要になるでしょう。
慣れてきたら、自分なりの歌い回しなどを使って、気持ちを表現するのもおすすめです。
ありがとう / いきものがかり
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌として書き下ろされた、いきものがかりの「ありがとう」は、卒業シーズンに流れる定番ソングとしても知られています。
歌いやすいメロディや、分かりやすい歌詞で感情移入しやすいことから、カラオケでも人気がある曲ですよね。
原曲に収録されている美しいストリングスアレンジが、プロオケでは見事に再現されているのでプロオケで歌うと臨場感が出る曲の1つですよ。
迷宮ラブソング / 嵐
2011年にリリースされた嵐の36枚目のシングル「迷宮ラブソング」は爽やかでポップなナンバー。
この曲はドラマ「謎解きはディナーのあとで」の主題歌にも起用されました。
ビートを感じながら歌えるため、タイミングが取りやすく、メロディもシンプルなので歌いやすい曲です。
しっかり曲を覚えたら、プロオケの原曲さながらの伴奏で嵐になり切って歌ってみましょう。
裸の心 / あいみょん
ドラマ「私の家政夫ナギサさん」の主題歌に起用された「裸の心」はあいみょん10枚目のシングル曲です。
しっとりしたバラードソングで、ピアノと歌だけで始まる構成なので色々な音が入っていない分、音が取りやすく歌いやすいところも嬉しいポイント。
サビはロングトーンをしっかり伸ばし、感情豊かに歌い上げるようにすると良いでしょう。
プロオケとは上級者向けのカラオケ機能!歌が上手くなりたい人は使ってみよう
プロオケとは、演奏家がスタジオで実際に演奏した音を収録した伴奏で歌える本格的なカラオケのことです。
生演奏と言う機能とも似ていますが、生演奏よりもさらに上級者向けに作られており、ガイドメロディがなく、歌詞の色が変わらないところが違います。
プロオケで上手く歌うためには、しっかりと音を聴くようにしたり、採点機能をOFFにして自分なりの表現で歌うのがおすすめです。
ガイドメロディがない分、伴奏に合わせて歌うのは難しいので、事前に通常のカラオケでしっかり練習してからチャレンジしてくださいね。
この記事のまとめ!
- プロオケとは、ミュージシャンがスタジオで生音演奏したものを収録している
- 生演奏機能と似ているが、ガイドメロディがなく、歌詞の色が変わらない
- プロオケで上手く歌うためには、音をよく聴くように意識する
- 事前に通常のカラオケでしっかり練習するのがおすすめ
- ミドルテンポの曲や、楽器の少ないシンプルな構成の曲はプロオケでも歌いやすい