沖縄発のバンドORANGE RANGE(オレンジレンジ)。
2021年に結成20周年を迎えましたが、その勢いは衰えるどころか増すばかり。
聴くだけでテンションが上がるジャンルレスな音楽性で、今も多くの人に支持されています。
この記事のもくじ
ORANGE RANGEを知ってるかい?
2001年に結成し、2003年にメジャーデビューを果たしたミクスチャーロックバンド「ORANGE RANGE(オレンジレンジ)」。
メンバーは全員沖縄出身で、地元の同級生を中心に結成されました。
代表曲は「上海ハニー」、「ロコローション」、「花」など。
日本のバンドにしては珍しく、ボーカルが3人とギター、ベースで構成されています。
ここではバンド名の由来や結成秘話など、これまでの功績をまとめました。
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バンド名の由来
ORANGE RANGE結成当時、THE YELLOW MONKEYやTHE BLUE HEARTSなど成功しているバンドには色名が入っているというジンクスがありました。
このジンクスに目をつけたのは、ギター担当NAOTOの母親。
バンド名を考えた日のラッキーカラーがオレンジだったことと、語呂がいいからと「レンジ」を組み合わせたのが由来です。
思い付きとは言え、実際にジンクス通りにさせてしまうなんて先見の明がありますよね。
メジャーデビューから勢いがあるバンド
ハードロック路線のデビュー曲でじわじわと人気を集め、続く2ndシングル「上海ハニー」で20万枚以上の売上を記録しブレイクを果たします。
その後5thシングル「ミチシルベ~a road home〜」で、初めてオリコンチャート1位を獲得。
そこからは9作連続で、チャート1位を達成するなど時代のアイコンとして活躍します。
中でも「花」は52週連続チャート入りを果たし、CDの出荷枚数は100万枚を達成。
映画の主題歌としてタイアップがつくなどORANGE RANGEの名をさらに広めるきっかけとなりました。
結成までの道のり
ORANGE RANGEの始まりは2001年で、元メンバーのKATCHANが同じ高校のNAOTOとYOHを誘ったことがきっかけです。
そこにNAOTOと親交のあったHIROKIがボーカルとして参加。
その後YOHが実の弟RYOを2人目のボーカルとして、さらに友人だったYAMATOを3人目のボーカルとして誘い、ORANGE RANGEが結成されます。
他アーティストのプロデュースを手がける
ORANGE RANGEのほとんどの楽曲を手がけるNAOTOですが、バンド内の楽曲制作だけに留まらず他アーティストへも楽曲提供をしています。
ももいろクローバーZやでんぱ組.inc、DISH//などアイドルを中心に、これまでプロデュースをした楽曲は10曲以上。
いずれもORANGE RANGEっぽさを残しながら、プロデュースする歌い手の良さを引き出せるような楽曲が提供されています。
ORANGE RANGEメンバーのプロフィール紹介
バンドの存在や楽曲は知っていても、メンバーについて詳しいことを知っている人は少ないのではないでしょうか。
現在ORANGE RANGEで活動しているメンバーは、高音域ボーカルのYAMATO、中音域ボーカルのHIROKI、低音域ボーカルのRYO、ギターのNAOTO、ベースのYOHの5人です。
高い人気を得たバンドにふさわしく、なかなかの個性派揃いで見逃せません。
ここからはORANGE RANGEメンバーについて1人ずつ紹介します。
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YAMATO
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本名 | 我如古 大和 |
誕生日 | 1984年1月14日 |
年齢 | 38歳(2022年9月現在) |
身長 | 170cm前後 |
担当 | 高音域ボーカル、MC、三線 |
不思議キャラであり、そのつかみどころのなさにミュージックステーション出演時、タモリから「宇宙人」と呼ばれたほど。
影響を受けたアーティストとしてRAGE AGAINST THE MACHINEのZack de la Rocha、RIZEのJESSE、Mr.Childrenの桜井和寿をあげています。
ORANGE RANGEと並行して、ロッキン・エレクトロニック・ダンス・バンドを自称する「NEENEE」のメンバーとしても活動しています。
HIROKI
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本名 | 外間 弘樹 |
誕生日 | 1983年6月29日 |
年齢 | 39歳(2022年9月現在) |
身長 | 170cm前後 |
担当 | 中音域ボーカル、MC、三線 |
ORANGE RANGEの盛り上げ隊長で、いつも明るく元気なイメージがありますが読書好きという意外な一面の持ち主です。
文章好きが高じて、かつて音楽雑誌でエッセイを掲載していた経験があります。
また絵も得意で、音楽雑誌で4コマ漫画のコーナーを担当していたり、2013年と2015年には絵本を出版したりとマルチな活躍をしています。
RYO
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本名 | 宮森 涼 |
誕生日 | 1985年10月1日 |
年齢 | 36歳(2022年9月現在) |
身長 | 170cm前後 |
担当 | 低音域ボーカル、MC |
ベース担当YOHの弟で、メンバー最年少です。
ORANGE RANGE加入前はコピーバンドでドラムスを担当していたのだとか。
「RYO from ORANGE RANGE」としてソロデビューしていたり、俳優として舞台や映画に出演していたりとバンド外でも積極的な活動をしています。
またアパレルブランド「kimera」を立ち上げに関わっていて、芸能以外のフィールドでも活躍しています。
NAOTO
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本名 | 廣山 直人 |
誕生日 | 1983年5月8日 |
年齢 | 39歳(2022年9月現在) |
身長 | 175㎝前後 |
担当 | ギター |
ORANGE RANGEの楽曲のうち、ほとんどの作曲、編曲を手がけているNAOTO。
プログラミング、シンセ、ベース、ドラムス、コーラスなどができるマルチプレイヤーで、自身のソロプロジェクトや他アーティストへの楽曲提供も手がけています。
影響を受けたアーティストは電気グルーヴ、尊敬するギタリストは車谷浩司とのこと。
NAOTOには双子の兄がいて、音楽ユニット「RYUKYUDISCO」として活動中です。
また高校卒業後は美容専門学校に進学し、美容師免許を取得しています。
YOH
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本名 | 宮森 洋 |
誕生日 | 1983年12月11日 |
年齢 | 38歳(2022年9月現在) |
身長 | 175㎝前後 |
担当 | ベース |
メンバーの中で一番物静かと言われていて、ライブ中も落ち着いたパフォーマンスが特徴的です。
しかし沖縄を思う気持ちは人一倍強く、沖縄県知事とともに普天間基地についてのトークセッションを開催するなど、熱い一面があります。
GLAYのJIRO、Dragon AshのIKÜZÖNE、山嵐の武史からベースプレイの影響を受けていると公表。
音楽活動以外では、かつてファッション雑誌でコラムを連載していたこともあり、文才もあるようです。
ORANGE RANGE脱退メンバー
現在ORANGE RANGEのドラムスはサポートメンバーが務めていますが、かつてドラムスを担当していた正式メンバーがいました。
その名はKATCHAN。
バンド結成のきっかけとなった人物の急すぎる脱退の知らせに、当時のファンたちは衝撃を受け、公式サイトのサーバーダウンを起こしてしまうほどでした。
バンド脱退後のKATCHANについて紹介します。
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KATCHAN
2005年6月に、左手小指の腱鞘炎を発症したため活動休止をします。
活動休止中に自身のバンドでのあり方を考えた結果、音楽性の違いを理由に翌月脱退を発表。
病気の完治後、2008年に「KCB (KICK CHOP BUSTERS)」を結成し再度メジャーデビューを果たします。
しかしメンバーの度重なる脱退や、KATCHAN自身の家庭の事情で思うように活動ができなくなり、KCB (KICK CHOP BUSTERS)も2015年に活動休止。
現在目立った音楽活動自体をしていないようですが、本革バッグをプロデュースしていて、形は違えど制作活動を続けているようです。
ORANGE RANGEで結婚しているメンバー
メンバーのうち、現在結婚を公表しているのはYOH、RYO、HIROKIの3人。
3人ともすでに子どもがいて、育児と音楽活動を両立させています。
YAMATO、NAOTOにおいては結婚しているかの情報がなく、まだ独身である可能性が高いです。
ここでは既婚メンバーの選んだパートナーや結婚時期について紹介します。
YOH
ORANGE RANGEのメンバーのうち、一番早く結婚したのはYOH。
2007年に公式サイトで授かり婚を発表しました。
パートナーは地元沖縄の人で、一般人のため個人情報については明かされていません。
RYO
兄のYOHに続くように結婚を発表したのはRYO。
2008年2月に結婚し、同年6月に第一子が誕生したことを公表しています。
パートナーは一般人で、顔写真などの公開はありません。
HIROKI
HIROKIは2010年に結婚を発表しました。
パートナーは一般人で、情報は同い年の女性ということ以外明かされていません。
2012年頃に子どもが生まれたとの噂があります。
ORANGE RANGEの現在の活動状況
最近ではメディアの露出が減ったり、タイアップが少なくなったことで解散説が流れましたが、それは全くの嘘。
メディア露出が難しくなったのは、自主インディーズレーベルを立ち上げ、活動の拠点を沖縄に戻したからです。
またファンとの距離を近くで感じるべく、活動スタイルをライブメインへと変えたこともメディア露出が減った理由の1つ。
音楽フェスへ積極的に参加したり、全国ツアーや海外公演を行えばチケットが完売したりと、その勢いは衰えていません。
またインディーズで活動することによって、制限なく等身大の表現ができるためバンドとしての幅が広がったのだとか。
ライブパフォーマンスは非常にレベルが高く、一見の価値ありです。
ORANGE RANGEメンバーが演奏する人気曲5選
最後はORANGE RANGEの人気曲を5曲紹介します。
曲名でどんな曲かわからなくても、いずれもタイアップがついていたり、リリース当時にパワープレイされていたヒット曲なのでサビを聴けばピンと来るはず。
ライブでも毎回必ず盛り上がるパーティーチューンばかりです。
テンションをあげたい時に聴けば、元気がもらえること間違いありません。
イケナイ太陽
2007年に発売された、パワーポップのような王道バンドサウンド「イケナイ太陽」。
2004年頃に制作されていたのですが、その歌詞は過激な大人の恋愛を歌っていることもあって「大人なってから歌おう」とメンバー内での約束があり、リリースまで時間がかかったそうです。
曲の途中で男性視点と女性視点が切り替わり、お互いの心情の揺れ動く模様がドラマチックに描かれています。
花
「花」はORANGE RANGEの曲の中で最も売れたシングルです。
「泣けるレンジ」をテーマに作られたこの楽曲は、バラードに前向きなメッセージを乗せて多くの人の心を動かしました。
切ないテイストに合わせて掠れた声を出そうとしたHIROKIは、辛いものをたくさん食べてからレコーディングに挑んだのだとか。
優しくわかりやすいメロディーは、今も世代を超えてたくさんの人に届いています。
*~アスタリスク~
「*~アスタリスク~」のテーマは星で、タイトルの*には「小さい星」という意味が込められています。
人と人の繋がりを星座に見立てたり、星の輝きを人の個性に例えたりとロマンチックな歌詞が特徴的な1曲です。
アニメ「BLEACH」のオープニング主題歌として採用され、より多くの人にORANGE RANGEの名を知らせるきっかけとなりました。
満天の星空の下で聴くと、より楽曲の良さを感じられるかもしれません。
ロコローション
「ロコローション」は「上海ハニー」「イケナイ太陽」と並んで、ORANGE RANGEの夏うたとして定番の1曲。
当初はオリジナル曲としてリリースされましたが、現在は1962年発売、リトル・エヴァの「ロコ・モーション」のカバー曲として知られています。
最近ではTikTokでもよく使われていて、リリース当時を知らないZ世代の間でも大流行。
開放的な歌詞とバンドサウンドに、たまには何も考えず流されてみてはいかがでしょうか。
以心電信
「以心電信」は2004年にリリースされた2ndアルバム「musiQ」の収録曲です。
ピコピコとした電子サウンドを使っていて、近未来的なサウンドが特徴的。
シングルカットされていないものの、CMソングとして使われていたので知名度が高く、現在もカラオケでよく歌われています。
ライブではサビ前に「だって」とコール後、「いつも僕等は繋がっているんだ」を観客全員がレスポンスするのが当たり前になっているので、バンドメンバーとの一体感を味わえるでしょう。
ORANGE RANGEはメンバー全員が沖縄出身!多くの夏歌を手がける彼らの曲は伝説級
沖縄出身のバンド、ORANGE RANGEについて紹介しました。
メディアへの露出を減らす代わりに、活動のスタイルをライブや音楽イベントへの出演メインへ移し、着実にバンドとしてのレベルを上げ続けている彼ら。
その色あせない名曲の数々はもちろん、これから作られる曲も多くの人の心を動かし、新たなステージへと上がっていくことでしょう。
この記事のまとめ!
- ORANGE RANGEは結成20周年超のバンド
- バンド名に色名が入っていると成功するというジンクスから「ORANGE」を入れた
- メンバーのNAOTOはアイドルの楽曲プロデュースも手がける
- メディアへの露出を減らし、ライブをメインに活動中
- 圧巻のライブパフォーマンスは必見