音楽関係者が今最も注目する福岡。
その福岡が生んだバンド「MOSHIMO」をご存知でしょうか。
度重なるメンバーチェンジや改名、レーベル除名など険しい道のりを越えながらもたくさんのリスナーの心を動かし、味方にしてきたバンドです。
この記事のもくじ
MOSHIMOってどんなバンド?
MOSHIMOはギターロックに乗せて複雑な乙女心をポップに表現し、その前向きな言葉に元気がもらえると若者を中心に人気のバンドです。
経歴としては前身バンド「CHEESE CAKE」として2006年から活動を始め2013年にメジャーデビューをしますが、2015年にメンバーが脱退すると同時にインディーズへ転向します。
同年「MOSHIMO」へ改名し、2016年にはMOSHIMOとしてのデビューシングル「猫かぶる」をリリース。
全国各地でのライブや、大都市ワンマンツアーなどライブ活動を積極的に行い、2017年にはROCK IN JAPAN FESTIVALやCOUNT DOWN JAPANなど国内の大きな音楽フェスへの出演も果たします。
自主レーベルで活動を続けていましたが、2021年に自主レーベルとの協力体制を維持する形で再度メジャーデビュー。
今後メジャーシーンで注目されるであろうバンドのうちの1つです。
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バンド名の由来
バンド名はボーカル岩淵が楽曲を作る時に「もしも」と考えることが多かったことから「MOSHIMO」と名付けられました。
その内容はユニークで、「魚はどんな気持ちで泳いでいるのだろう」とか「恐竜に食べられたらどのくらい痛いのだろう」など妄想しながら曲を作ることが多いのだそう。
また「妄想だけなら可能性は無限大」という考えから、無限大の可能性を信じたいという思いも込めてあると語っています。
MOSHIMOのメンバープロフィール
MOSHIMOはギターボーカルの岩淵紗貴、ギターの一瀬貴之、ドラムの高島一航の3名からなるバンドです。
現在は東京を中心に活動していますが、前身バンドが福岡で結成されたこともあり、現メンバーは全員福岡出身。
岩淵と一瀬は小・中学校の同級生で仲が良く、共同で何かをすることが多いようです。
幼なじみが中心となって活動しているMOSHIMOのメンバーのプロフィールを、1人ずつ紹介していきます。
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岩淵紗貴(いわぶちさき)
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担当 | ギター、ボーカル |
生年月日 | 1990年6月10日 |
出身地 | 福岡県 |
公式Twitter | https://twitter.com/POCHI_MOSHIMO |
公式Instagram | https://www.instagram.com/pochi_moshimo/ |
MOSHIMOのフロントマンである岩淵。
バンドの作詞・作曲を一瀬と共に手がけています。
高校生になるまでは競泳をしていて、それまで音楽経験がなかったのだそう。
2017年にはメンバーとともに本人役で映画に出演したり、アパレルブランドでモデルを務めるなど、音楽以外のフィールドでも活躍しています。
漫画やアニメも好んでいて、「鋼の錬金術師」「うしおととら」「風の谷のナウシカ」を人生の軸としているそうです。
一瀬 貴之(いちのせ たかゆき)
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担当 | ギター、コーラス |
生年月日 | 1990年7月7日 |
出身地 | 福岡県 |
公式Twitter | https://twitter.com/ICHI_MOSHIMO |
公式Instagram | https://www.instagram.com/moshimo_ichinose/ |
MOSHIMO結成のきっかけとなった人物です。
岩淵と共にバンドの作詞・作曲をしていることに加え、アレンジも手がけています。
さらにMOSHIMOのMVの監督も務めていて、一連の作品作りを全て行う多才ぶり。
その音楽センスはバンド内だけに留まらず、岩淵と共に他アーティストへの楽曲提供もしています。
また自身も所属するマネジメント事務所「Noisy」を岩淵と立ち上げ、代表者としてマネジメントも手がけるなど、実業家としての顔を持ち幅広く活躍中です。
高島 一航(たかしま いっこう)
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担当 | ドラム |
生年月日 | 1991年1月8日 |
出身地 | 福岡県 |
公式Twitter | https://twitter.com/IkkoTakashima |
公式Instagram | https://www.instagram.com/ikkotakashima/ |
ドラムを担当する高島は身体中に入ったタトゥーがインパクト強め。
東京音楽大学を卒業していて、パンクからジャズまでジャンルを問わないプレイができるドラマーです。
シンバルメーカーのZildjianとエンドース契約を結んでいる実力の持ち主で、フリーランスのミュージシャン及び作編曲家としても活動中。
一見クールで強面な印象ですが “「意外と良いヤツ」と密かに話題。”と自身のプロフィールに書く一面もあり、ギャップを感じさせます。
MOSHIMOの元メンバーのプロフィール
前身バンド「CHEESE CAKE」時代も含め、メンバーの入れ替わりが激しいMOSHIMO。
これまで5人のメンバーが脱退しています。
バンド活動終了後はそれぞれの道に進みましたが、中には音楽活動を続けている元メンバーもいます。
ここでは脱退した元メンバーの現在を紹介します。
汐碇 真也(しおいかりしんや)
担当 | ベース、コーラス |
生年月日 | 1988年10月1日 |
出身地 | 長崎県 |
かつてBAND AやKidori Kidoriなどでも活動し、そのベーススキルを買われていた汐碇。
2020年に加入しました。
バンド活動と並行して家業をこなしていましたが、両立が厳しくなり2022年に脱退。
脱退と同時に音楽活動からの引退も表明しました。
メンバーの中で付き合いが長かった一瀬は、汐碇を兄のように慕っていたそうです。
田村三果(たむらみか)
担当 | ベース、コーラス |
生年月日 | 1990年5月19日 |
出身地 | 福岡県 |
公式Twitter | https://twitter.com/romantictam_55 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/lafuzin/ |
岩淵、一瀬と同じ小・中学校に通っていた田村はCHEESE CAKE時代に脱退しています。
現在はBRAIAN SHINSEKAIとのユニット「Lafuzin」で音楽活動を継続中。
ニューレトロでどこか懐かしい楽曲を多数リリースし、MOSHIMOとは違ったジャンルのサウンドを聴かせてくれます。
アートワークディレクションもしていて、Lafuzinは田村の表現したいことを全力でできる場所のようです。
金山尚右(かなやまなおすけ)
担当 | ドラム |
生年月日 | 1991年3月26日 |
出身地 | 福岡県 |
岩淵、一瀬と同級生だった金山。
一瀬と共にCHEESE CAKEを立ち上げ、ドラムスを担当していました。
2015年に開催されたワンマンライブを最後に、元メンバーの田村と同時に脱退しています。
脱退理由及び脱退後に何をしているのか一切情報がなく、音楽活動自体を辞めて一般人に戻っている可能性が高いです。
宮原颯 (みやはらそう)
担当 | ベース、コーラス |
生年月日 | 1989年10月13日 |
出身地 | 福岡県 |
公式Twitter | https://twitter.com/so_irienchy |
宮原は田村に代わる形でMOSHIMOへ加入し、2020年に脱退しました。
また海外留学を経験しており、滞在先で発砲事件に巻き込まれたことから「こんなことで死ぬくらいなら、好きな音楽を本気でやろう」と決心したそう。
そして脱退後「irienchy(イリエンチー)」を結成し、現在も音楽活動を続けています。
MOSHIMO時代はベース担当でしたが、現在はボーカルとギターを担当。
ポップで爽やかなサウンドでリスナーを増やしています。
本多響平 (ほんだきょうへい)
担当 | ドラム、コーラス |
生年月日 | 1989年6月3日 |
出身地 | 熊本県 |
公式Twitter | https://twitter.com/kyohei_irienchy |
公式Instagram | https://www.instagram.com/kyohei_irienchy/ |
2015年に金山が脱退後、次のドラマーとして加入したのが本多です。
自分が本当にやりたいことや目標とすべきことを考えた時に、MOSHIMOと真摯に向き合えなくなったのだとか。
2020年のMOSHIMOワンマンツアーの千秋楽終了後に脱退しました。
現在は宮原と共に「irienchy」で活動しながら、自分の本当にやりたい音楽を追求しているようです。
MOSHIMOのおすすめ人気曲5選
ポップなギターサウンドに乗せて歌うラブソングが話題のMOSHIMO。
そのサウンドや共感しやすい歌詞はもちろんですが、なんといっても岩淵の可愛らしいボーカルが最大の魅力と言っても過言ではないでしょう。
ここではMOSHIMOの人気曲5曲を紹介します。
ライブでも定番の曲なので、抑えておけばよりライブを楽しめること間違いありません。
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命短し恋せよ乙女
2016年にMOSHIMOとして初めてリリースしたミニアルバム「命短し恋せよ乙女」のリード曲です。
好きな相手に翻弄されながらも、結局嫌いになれない恋心を歌ったキュートな1曲。
2018年にはゲーム「太鼓の達人」にも採用されるほど、アップテンポでノリがよい曲のためカラオケでも盛り上がること間違いありません。
圧倒的少女漫画ストーリー
MOSHIMOの1stアルバム「圧倒的少女漫画ストーリー」の表題曲であり、2018年に発売された楽曲です。
広島女学院大学のCMソングとしてタイアップが付きました。
歌詞は実体験をもとに作られたかどうか公表されていませんが、岩淵の得意な妄想で作られているのではないかと予想することができます。
実体験でも妄想でも、年齢を問わず「青春」を経験した人には共感しやすい内容となっているのではないでしょうか。
吾輩は虎である
心地よいドラムのビートから始まる「吾輩は虎である」は、肉食系女子を自称するピュアな女心を歌った1曲です。
ポップなサウンドと岩淵のキュートな歌声が、歌詞の内容と絶妙にマッチしていて気づけばヘビーローテーションしているでしょう。
リスナーからは「爽快感が半端ない」「久しぶりに純粋なラブソングを聴いた」「共感が凄い」「この曲が一番好き」などポジティブなコメントがたくさん来ています。
Jun Bride
MOSHIMO初のウェディングソングである「Jun Bride」。
この曲はMOSHIMOとかねてから親交のある、ゲーム配信者の加藤純一の結婚を祝うために書き下ろされました。
歌詞には友達であるからこそ分かるエピソードも盛り込まれていて、仲の良さを垣間見ることができます。
覚えやすいサビと多幸感溢れるポップなサウンドで、リスナーもハッピーになれる1曲。
結婚を控えている人は式のBGMに使ってみてはいかがでしょうか。
電光石火ジェラシー
2018年にリリースされた、配信限定シングルである「電光石化ジェラシー」。
パートナーがいる人を好きになってしまった主人公の心情をアグレッシブなサウンドに乗せて歌っている、攻めた1曲です。
それでもポップ感を忘れず、可愛らしさを感じてしまうのはMOSHIMOならでは。
かつて岩淵がライブのMCで「私はいつも二番手」のような発言をしていたこともあり、一番になれないもどかしさを経験しているからこそ書けた1曲なのではないかと推測できます。
MOSHIMOメンバー岩淵の歌声は可愛い!共感率が高い歌詞に注目しながら人気曲を聴いてみよう
キュートな歌声とポップなギターサウンドで楽しませてくれるMOSHIMOについて紹介しました。
紆余曲折ありながらも、メジャーシーンに戻ってきたのは実力があるからこそでしょう。
MOSHIMOの良さは生音でないと伝わりきれない部分があるので、この記事を読んで気になった人はぜひライブに足を運んでみてください。
積極的にライブ活動をしているため、チケット情報サイトをお見逃しなく。
この記事のまとめ!
- MOSHIMOは福岡で結成されたバンド
- MOSHIMOのサウンドはポップなギターロックで聴くだけで楽しくなる
- バンド名の由来は「もしも~」と妄想で曲を作りがちだから
- MOSHIMOのライブは心の底からはっちゃけられること必至