不思議な世界観の「踊れるポップロック」で、1度聴くと癖になるChilli Beans.のサウンド。
あいみょんやマカロニえんぴつのはっとりがSNSで反応したこともあり、認知度をじわじわと高めています。
その魅力に迫ります。
この記事のもくじ
Vaundyも注目するバンドChilli Beans.
令和を代表するアーティストの1人であるVaundy。
そんなVaundyとメンバーの3人は、ミュージックスクール「音楽塾ヴォイス」の同級生でした。
Chilli Beans結成前から授業の一環として楽曲を共作したり、デビュー後もVaundyがアレンジャーとして楽曲に参加したりと、今も制作を通して交流が続いているようです。
Chilli BeansはVaundyについて「良いところをさらに良くしたり、バンドにはなかったアイデアを意見してくれる」とコメント。
切磋琢磨しながらいい関係性を築いている様子が伺えます。
公式Twitter | https://twitter.com/chillibeans_mc |
公式Instagram | https://www.instagram.com/chillibeansmusic/ |
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バンド名の由来
活動を始めるにあたって、バンド音楽を中心に聴くようになったChilli Beans.のメンバーたち。
その中でも特にRed Hot Chili Peppers(レッチリ)の世界観や音楽性に感銘をうけ、「Chilli」には「レッチリのようなバンドになりたい」という思いを込めたと語っています。
ちなみにレッチリの「Chili」と綴りが違いますが、こちらの理由についてはまだ公表されていません。
また「Beans」には2つの意味が込められていて、「自分たちはまだまだひよっこ」という意味と、楽器のサウンドを活かしたいことから「素朴さ」「オーガニック」の意味を込めたそう。
そして最後のドットは、文の締めとしてつけたとのことです。
Chilli Beans.のメンバープロフィール
Chilli Beans.のメンバーはMoto、Lily、Maikaの3人です。
ボーカル、ギター、ベースで構成されるドラムレスのバンドで、楽曲のドラムパートはほぼ打ち込みで制作しています。
メインボーカルはMotoですが、それぞれが高い歌唱力を持っているため、曲によってはLilyやMaikaが歌ったりラップをしたりなど、自由なパフォーマンスが特徴的です。
ここではChilli Beans.の世界観を作り上げている、メンバーについて紹介します。
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Moto(ボーカル)
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MotoはシンガーソングライターのYUIに憧れ、YUIも通った音楽塾ヴォイスに入学し、そのスキルを磨きました。
他のメンバーと出会うまではパンクやメタルしか聴きませんでしたが、2人と出会ってからは音楽の世界が広がったと語っています。
外国語に興味があり、趣味のアジアドラマ鑑賞を通して中国語や韓国語を勉強しているそうです。
また得意な語学を活かして、将来はアメリカの「The Tonight Show」に出演することを目標としています。
Lily(ギター、ボーカル)
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オレンジのロングヘアが特徴的なLily。
韓国のアーティスト「IU」を見てギターを始め、ジョン・メイヤー、ジミ・ヘンドリックスなどのギターに影響を受けました。
制作では、The 1975の音作りを参考にすることが多いそう。
Lilyも音楽塾ヴォイスに通っていたのですが、入塾当初はギターが弾けなかったとのことで、かなりの努力家であることが垣間見られます。
Maika(ベース、ボーカル)
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小学生の時に見た「ハイスクールミュージカル」をきっかけに、音楽の世界を目指すことにしたMaika。
中学生の時に音楽塾ヴォイスに入り、メンバーたちと出会います。
ファンクなベースラインを好み、Chilli Beans.のグルーヴ感はMaikaのアドバイスが存分に活かされているのだそう。
過去には「Chilli Beans.を結成していなかったら音楽を辞めていたと思う」と語っているほど、バンドを結成したことが人生のターニングポイントになっているようです。
Chilli Beans.メンバーの魅力
Chilli Beans.の魅力は、なんと言っても懐かしさと近未来感を絶妙にミックスした「ネオガレージスタイル」を貫いているところでしょう。
また、本人たちにどんなバンドかを尋ねれば「新しいバンド」と答え、「自分たちの好きをや好奇心を昇華できている」と回答しています。
その言葉通り、それぞれが歌いたい時には歌い、曲を作りたくなったら作り、メンバーそれぞれが中心となって活動しています。
思うままに音楽を楽しんでいるからこそ、リスナーも聴いていて楽しい気持ちになるのでしょう。
そこが多くの人を惹き付ける理由のひとつなのかもしれません。
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Chilli Beans.の経歴
2019年に結成し、2021年にデビューを果たしたChilli Beans.。
デビューしてからは、大体3ヶ月に1度新作をリリースするハイペースで活動を続けています。
2022年3月と6月に自主企画ライブ「Dancing Room」を開催し、いずれの公演もチケットが完売し大成功を収めました。
さらに2022年6月にはオフィシャルファンクラブ「Club Beans.」を開設し、ここでしか見られない限定コンテンツで多くのファンを楽しませています。
音楽塾ヴォイスで結成
元々はそれぞれ、シンガーソングライター志望で音楽塾ヴォイスに入っていた3人。
しかしシンガーソングライターとして、どう幅を広げようかと悩んでいたところに、先生からの勧めでChilli Beans.を結成することになりました。
ヴォイスでバンドを組むことは異例で、ベースを教えるコースがなかったことから、Maikaはヴォイス初のベースプレイヤーとなりました。
洋楽ロックのカバーから始め、今なお試行錯誤しながらChilli Beans.の世界観を作り続けているそうです。
Spotifyバイラルチャートにランクイン
Spotifyのバイラルチャートとは、Spotifyから各SNSへシェアされた楽曲の再生数を基にランク付けされた、オリジナルのチャートです。
このチャートは、今SNSで注目されている楽曲がわかる指標となっています。
Chilli Beans.の「lemonade」もランクイン経験があり、これがきっかけで検索され、バンドの名前が知れ渡ることになりました。
ランクイン当時のバイラルチャートはアイドルの楽曲がメインだったため、バンドサウンドの可能性を再確認したと言う人も多かったようです。
Chilli Beans.のメンバーが演奏する人気曲5選
「踊れるポップロック」「ネオガレージスタイル」などの言葉から、どんなサウンドを奏でているのか気になっている人も多いでしょう。
ここではこれぞChilli Beans.だという、5曲をピックアップしました。
洗練されているのにどこか懐かしくなるようなサウンドには強い中毒性があるため、気づけば口ずさんでしまっているに違いありません。
lemonade
「lemonade」は1stEP「dancingalone」のリード曲です。
この曲が完成したのは、まだChilli Beans.結成前でした。
音楽塾ヴォイスで授業の一環として作られた曲で、まだデビュー前のVaundyもアレンジャーとして参加しています。
明るいメロディーですが、手に入らなかったものに対しての嘆きを歌った1曲。
サビのキャッチーな言葉の繰り返しが頭から離れなくなるでしょう。
気だるい歌い方が、嘆いている世界観をさらに演出しています。
アンドロン
「アンドロン」は「lemonade」と同様に、Vaundyがアレンジを手がけました。
タイトルのアンドロンは造語で、アンは否定の“un”、ドロンは「ドロンします」のドロンから取って、「なくてはならない恋に焦がれていた」というような意味で何となくつけたのだそう。
歌詞やメロディーをあまり深く考えず、思うままに作られたというアンドロン。
ポップなのにダークさを感じ、孤独感も味わえる不思議な世界観を堪能できます。
Tremolo
「Tremolo」は2ndEP「Daydream」に収録されています。
Maikaが「過去の自分に届けたい歌」として作詞しました。
元々「君」は過去の自分を指していましたが、成功した今となってはファンやリスナーを指してもおかしくない内容になっているとのこと。
Chilli Beans.を結成したからここまで来れたという感謝ソングは、チルで軽快なポップな1曲です。
マイボーイ
2022年4月に配信リリースされた「マイボーイ」は、ドラマ「モトカレ←リトライ」の主題歌として書き下ろされました。
原作の主人公は自分の好きなものに一直線な女の子。
その主人公をモチーフにして、ポップでコミカルなサウンドを心がけて作られた楽曲です。
「好きな子がいるパーティーに行くまでの準備」をコンセプトにしたMVでは、Y2Kファッションに身を包んだメンバーのキュートな姿が見られます。
Vacance
2ndEP「Daydream」に収録されている「Vacance」は、メンバーのLilyが制作しました。
一聴すると普通の恋愛ソングなのですが、普通の恋愛ソングにしたくなかったとのこと。
制作当時アイドル推しだったLilyは、自分の気持ちから着想を得て何かにハマったり、没頭したりする様子を狂気的に描きました。
ちょっと怖いと思ってもらえたら本望だと語っています。
ちなみに、サビ前に「チーン」という音が入っているのですが、これには強いこだわりが。
なんでもその音が鳴ったら「推しと同じ世界線に飛べる」合図なのだそうです。
Chilli Beans.のメンバーが奏でる音楽はポップロック!Vaundyも注目するバンドの人気曲を聴いてみよう
同じミュージックスクールで出会い、バンド結成に至った3人。
「すぐ隣にいた音楽仲間」Vaundyと切磋琢磨しながら、それぞれの道で輝いています。
ポップでロックなネオガレージスタイルは充分完成されているように感じますが、本人たち曰くまだまだ発展途上なのだそう。
Chilli Beans.の音楽はきっとリスナーの期待を上回る進化を遂げて、“Chilli Beans.”という新しいジャンルを作るに違いありません。
この記事のまとめ!
- Chilli Beans.は音楽塾ヴォイスで出会ったメンバーで結成された
- 音楽塾ヴォイスの同級生にはVaundyがいた
- Chilli Beans.は全員が主役のバンド
- lemonadeがSpotifyのバイラルチャートにインしたことで一躍有名に