活動休止、解散、再結成を経て、再び注目を集めているロックバンド「THE YELLOW MONKEY」。
楽曲を知っていても、メンバーのことを詳しく知らない人は少なくないのでは?
そこでこの記事では、イエモンのメンバーのプロフィールを解説します。
この記事のもくじ
THE YELLOW MONKEY (イエモン)ってどんなバンド?
2024年で結成から36年、メジャーデビューから32年を迎えるTHE YELLOW MONKEY。
これまでどんな道を歩んできたのか、まずは彼らの経歴やバンド名の由来を解説します。
ロックバンドをけん引する往年のロックスター!
「THE YELLOW MONKEY(ザ イエローモンキー)」は、1988年に結成された4人組ロックバンド。
実は結成時は現在のメンバーではなく、1989年ごろに現行メンバーになりました。
結成から4年、1992年5月にはシングル「Romantist Taste」でメジャーデビュー。
セールスに伸び悩んだ時期があったものの、5枚目のシングル「Love Communication」ではオリコンシングルチャートTOP30入りを果たします。
その後は続々とヒット曲をリリース、ツアーではおよそ100億円の経済効果を生み出すなど、日本を代表するロックスターとなりました。
バンド名の意味や由来
バンド名である「イエローモンキー」は、直訳すると「黄色いサル」。
実は、これは肌が黄色く小柄な黄色人種を蔑む名称です。
蔑称をバンド名にするのは異質なことですが、ボーカル・吉井は「洋楽ロックに対するコンプレックスを込めた」と語っています。
また、吉井が自分のイニシャルである「Y」から始まる単語を探していたこと、そして「ダサくてシニカルな名前にしたい」という思いがマッチし、「THE YELLOW MONKEY」と名付けられました。
一度解散を経験して戻ってきた
THE YELLOW MONKEYには、活動休止・解散をしていた期間があります。
活動を休止したのは、2001年8月に行われたライブ「メカラ ウロコ・8」の後。
ファンからは活動再開が望まれていましたが、2004年7月7日に解散が正式に発表されました。
その後10年近く、メンバーはそれぞれソロでの活動を続けます。
そんな中、ボーカル・吉井がイギリスのロックバンド「THE ROLLING STONES」の結成50周年ライブに感銘を受け、自らメンバーへ再結成を打診。
2014年には、古巣である「日本コロムビア」への移籍が発表され、2016年1月8日に正式に再結成が発表されました。
その後も、新型コロナウイルスの流行や吉井が喉頭癌を患うなど、幾多の困難がありましたが、2023年の年末ごろからは再び精力的に活動しています。
ファンクラブ名は「BELIEVER.」
イエモンには「Petticoat Lane(ペティコート・レイン)」というファンクラブがありました。
再結集後には、新たなファンクラブ「BELIEVER.」が発足しています。
ファンクラブ名の「BELIEVER.」は、イエモンの人気曲「バラ色の日々」の歌詞「Are you believer?」に由来するもの。
これは、ファンクラブ会員からの公募によって決められ、メジャーデビュー25周年を記念するセルフカバーアルバム「THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST」の発売と同時に発表されました。
THE YELLOW MONKEY (イエモン)メンバーを年齢順に紹介
続いては、THE YELLOW MONKEYのメンバーのプロフィールを、年齢順に紹介します。
それぞれ写真と一緒に解説するので、MVやライブ映像を見る時の参考にしてくださいね。
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廣瀬洋一(ひろせよういち)
担当 | ベース |
誕生日 | 1963年4月19日 |
年齢 | 61歳 |
身長 | 176cm |
出身 | 東京都足立区 |
出身大学 | 日本大学経済学部中退 |
廣瀬洋一は、結成時からベースを務めるメンバーで、愛称は「HEESEY(ヒーセ)」。
中学生の頃からバンド活動をはじめ、イエモン結成前はヘヴィメタルバンドのベースとして活動していました。
イエモンの活動休止・解散時は、バンド「HEESEY WITH DUDES」「TYO」など複数のバンドを結成し、ボーカルやベースとして活動。
また、ロックバンド・ZIGGYのボーカル・森重樹一のソロ活動のベーシストとしても活躍しました。
菊地英昭(きくちひであき)
担当 | ギター |
誕生日 | 1964年12月7日 |
年齢 | 59歳 |
身長 | 174cm |
出身 | 東京都日野市 |
出身大学 | 日本大学文理学部卒業 |
菊地英昭は1989年に加入したメンバーで、ドラム・菊地英二の兄。
「EMMA(エマ)」の愛称で親しまれています。
イエモンへの加入前は「KILLER MAY」のギタリストとして活動していました。
ソロ活動時は、吉井和哉や吉川晃司のサポートミュージシャンとして活動。
2008年には「Brainchild’s Music(ブレインチャイルズミュージック)」というインディーズレーベルも設立しました。
吉井和哉(よしいかずや)
担当 | ボーカル・ギター |
誕生日 | 1966年10月8日 |
年齢 | 58歳 |
身長 | 183cm |
出身 | 東京都北区 |
出身大学 | 不明 |
吉井和哉は、主にボーカルを担当するメンバーで、愛称は「LOVIN(ロビン)」。
イエモン結成当時はギターでしたが、メンバーチェンジに伴いボーカルに転向しました。
また、楽曲の作詞作曲、方向性に関するプロデュースも務めています。
イエモンの活動休止・解散時は「YOSHII LOVINSON」として、現在のユニバーサルミュージックからソロデビュー。
楽曲リリース、ライブツアーの開催など、イエモンとしての活動を再開するまでの期間も精力的に活動していました。
菊地英二(きくちえいじ)
担当 | ドラム |
誕生日 | 1967年6月6日 |
年齢 | 57歳 |
身長 | 176cm |
出身 | 東京都八王子市 |
出身大学 | 出身大学 |
菊地英二はドラムを担当するメンバーで、愛称は「ANNIE(アニー)」。
イエモン加入前は兄・菊地英昭とともに「KILLER MAY」というバンドでメジャーデビューしていました。
活動休止・解散後は、吉川晃司・河村隆一などのサポートミュージシャンを務めたり、ロックバンド「BIG BITES」を結成したりするなど、兄と同じように積極的に活動。
また、現在はイエモンとしての活動の他、和太鼓奏者・レナード衛藤とライブセッションを行っています。
THE YELLOW MONKEY (イエモン)のおすすめヒット曲4選!
最後に、THE YELLOW MONKEYのヒット曲を厳選して紹介します。
ライブ等でも演奏される機会が多い楽曲なので、イエモンビギナーの方は、ぜひ次の4曲からチェックしてくださいね。
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砂の塔
「砂の塔」は、2016年10月にリリースされた25枚目のシングル。
再結成後初のリリースとなる楽曲で、ドラマ「砂の塔〜知りすぎた隣人」の主題歌として書き下ろされました。
そんな「砂の塔」は、イエモンらしいメロウでロックなサウンドが印象的な楽曲。
マイナーキーが用いられており、サスペンスドラマならではの世界観と絶妙にマッチしています。
同曲はオリコンチャートで2位を獲得するなど、解散前にリリースされた「プライマル。」のチャート記録を上回るヒットソングとなりました。
JAM
「JAM」は、1996年2月にリリースされた9枚目のシングルです。
イエモンを代表する楽曲として親しまれており、再結成後に出演した「第67回NHK紅白歌合戦」で披露したことでも話題になりました。
同曲は三連符で構成された、メロディアスで重厚感漂うサウンドが印象的。
楽曲の後半では非常にセンセーショナルな歌詞が歌われていて、当時は、イエモンはもとより、普段はロックを聴かない層にまで引き込まれる人が続出しました。
同作品はMVもとてもミステリアスで魅了されるので、ぜひチェックしてみてください。
SPARK
「SPARK」は、1996年7月にリリースされた10枚目のシングル。
前述した「JAM」の5ヶ月後に発売された楽曲ですが、JAMとは打って変わってアップテンポでキャッチーなサウンドが印象的です。
歌詞では男女の関係が歌われているものの、実は「SPARK」を最後に所属していた日本コロムビアから、現・アリオラジャパンに移籍することが決定していたことから、吉井本人が「歌詞には過去との決別の意味も込めた」と語っています。
同曲もイエモンの代表曲として愛されており、再結成後もテレビやライブ等で度々演奏されている一曲です。
ALRIGHT
「ALRIGHT」は再始動後初となるシングル「砂の塔」の収録曲です。
再結集にあたって制作された新曲で、再結成を告知する映像にて初めてイントロ部分が公開されました。
耳馴染みの良いストレートなロックサウンドに乗せて歌われているのは、バンドや日本の再生について。
サナギの中で液状になってから羽化する蝶に例えられており、再結成を告知するサイトや映像では、同曲に由来する金色のサナギが度々登場します。
同曲は、2019年4月にリリースされた9枚目のオリジナルアルバム「9999」にも収録されました。
THE YELLOW MONKEY (イエモン)メンバーは今なお最前線を走り続けている!エネルギッシュな彼らの曲に勇気を貰おう
メンバーのソロ活動期間も含め、30年以上活動を続けるアーティスト「THE YELLOW MONKEY」。
紆余曲折あった彼らですが、パワーは弱まるどころか年々勢いを増し続け、メンバーが60歳前後になった今もなお、邦楽ロックシーンの最前線を走り続けています。
今回は特に人気の4曲のみ紹介しましたが、イエモンにはまだまだ名曲がたくさん!
メロディアスな楽曲あり、ダークな楽曲あり、驚くほどキャッチーな楽曲もありと音楽性が非常に多彩な点も魅力的です。
ぜひイエモンに詳しい人もそうでない人も、この機会にイエモンの楽曲を聴き込んでみてくださいね。
この記事のまとめ!
- THE YELLOW MONKEYは1988年に結成した4人組ロックバンド
- バンド名には洋楽ロックに対するコンプレックスが込められている
- 活動休止・解散していた期間があり、2016年に再始動し再びブレイク
- 「BELIEVER.」という公式ファンクラブがある
- 代表曲は「JAM」「SPARK」など
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