冬が来ると、なぜか聴きたくなる雪の歌。
雪の歌を聴くと、しんしんと降る雪景色を思い浮かべたり、人恋しい季節に切ない気持ちを重ねたりするのではないでしょうか。
この記事では、そんな雪の季節にぴったりのエモい名曲を、邦楽・洋楽問わず厳選して紹介します。

この記事のもくじ
雪の歌|雪にまつわるエモい曲といえばコレ!
雪といえばでえ思い浮かぶ歌を知りたい方にまず聴いてほしいのが、この王道ウィンターソングたちです。
ドラマやCMでおなじみの名曲ばかりで、雪景色と恋心がリンクするエモい世界観が魅力です。
バラード中心なので、静かな冬の夜やひとり時間のBGMにも最適なラインナップになっています。
雪の華/中島美嘉
「雪の華」は2003年リリースの冬バラード。
雪の降りしきる凍える街で、恋人を想う切なさと「この先も一緒にいたい」という願いが静かに積もっていく一曲です。
アコースティックなサウンドと中島美嘉の艶やかな声が、雪景色をいっそうロマンチックに彩ります。
映画化もされた、冬の恋を象徴する雪の名曲です。
粉雪/レミオロメン
「粉雪」はドラマ『1リットルの涙』の挿入歌として知られる名曲で、多くの涙を誘い、今も冬になると自然と聴きたくなる一曲です。
舞い散る粉雪に、うまくいかない恋やすれ違う気持ちが重なり、どうしようもない切なさを呼び起こします。
真っ白な景色の中で、それでも相手を選び続けるまっすぐな想いに、思わず胸が熱くなる一曲です。
DEPARTURES/globe
「DEPARTURES」は90年代の音楽シーンを席巻したglobeが贈る、ミリオンセラーを記録したウィンターソングの金字塔です。
「JR SKISKI」のキャンペーンCMソングとしてもおなじみで、疾走感あふれるシンセサイザーのサウンドは、ゲレンデや冬の街を駆け抜けるような高揚感を与えてくれます。
90年代の空気と共に、冬になるとどうしても聴きたくなる王道ウィンターソング。
冬のファンタジー/カズン
「冬のファンタジー」は1995年発売、サッポロビール「冬物語」CM曲として大ヒットしたデュエットソング。
男女の美しく澄んだハーモニーが、雪の降る街で寄り添う恋人たちのピュアな愛情とささやかな幸せをそっと包み込みます。
派手さはないのに、聴くたびに胸の奥がじんわり温かくなる、王道の冬のラブバラードです。
雪が降る町/ユニコーン
「雪が降る町」は1992年リリースのシングル。年末のにぎわう街を、どこか斜めから見つめるような視点がユニークな年の瀬ソングです。
里帰りやプレゼントなど特別なはずの景色を淡々と描きながらも、浮かれたムードの裏側にある、ちょっとした寂しさや諦めが滲み、聴けば聴くほどクセになります。
にぎやかな年の瀬の中に訪れる、ふと心が静かになる瞬間に寄り添ってくる曲です。
SNOW DANCE/DREAMS COME TRUE
「SNOW DANCE」は1999年発売のシングルで、スキー場のイメージソングとしても使われた雪の曲。
軽やかなビートに乗せて、都会の冬の空気や大人の恋の温度感をスタイリッシュに描きます。
切ない気持ちの降り積もる雪の日に、歩きながら聴きたくなる一曲。
失恋の痛みも、前を向きたい気持ちも、ポジティブに抱きしめてくれるでしょう。
Lovers Again/EXILE
「Lovers Again」は初雪の街を舞台に、忘れられない恋を切なく歌い上げるEXILEの代表的ラブバラード。
au「LISMO」CMソングとしても話題になり、胸に残るメロディと歌詞が冬の情景と見事に重なります。
甘く美しい歌声が、冬の夜空に響き渡るような壮大な世界観を作り出し、戻れない関係を想い続ける大人の恋心がエモく響く名曲です。
雪の歌|邦楽男性アーティスト編
邦楽の男性ボーカルによる雪の歌は、リアルな恋愛模様や等身大の感情表現が魅力です。
切ない失恋バラードから、前向きなウィンターラブソングまで幅広くセレクトしました。
日本語の歌詞だからこそ、雪にまつわる情景や心の揺れ動きが、ダイレクトに胸に響いてきます。
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Subtitle/Official髭男dism
「Subtitle」はドラマ『silent』主題歌として書き下ろされた、静かで深い余韻を残す楽曲。
手の届かない距離や伝えきれなかった言葉を、淡く冷たい冬の空気と重ねて描きます。
言葉の儚さと美しさを表現した歌詞と、やさしいピアノと伸びやかなボーカルが、静かな雪の夜にじんわり染みる、令和の冬ラブソングです。
WHITE BREATH/T.M.Revolution
「WHITE BREATH」は1997年発売され、今もなお冬の定番として愛されるハイテンションナンバー。
鋭いビートと伸びやかなハイトーンボイスが、冷たい空気さえ熱く変えてしまう一曲です。
ゲレンデに向かう車内や、冬のドライブでテンションを上げたいときにぴったり。
冷たい風を切り裂くような疾走感で、聴いているだけで体温が上がっていくような感覚になれます。
スノーマジックファンタジー/SEKAI NO OWARI
「スノーマジックファンタジー」はタイトル通り雪の魔法をテーマにしたポップチューン。
イルミネーションがきらめく冬の街で、恋が始まる予感や胸の高鳴りをファンタジックに描きます。
雪が降るだけで世界が少し不思議に、そしてロマンチックに見えてくる雪の魔法を、セカオワらしい世界観で表現。
雪の日のデート前、ワクワクした気持ちで聴きたくなる一曲です。
snow drop/L’Arc〜en〜Ciel
「snow drop」はラルクの代表的ウィンターソングのひとつ。
軽快なギターサウンドに、揺れる恋心を重ねたキャッチーなメロディが印象的なポップロックです。
とけてしまいそうな雪のように儚い恋心を、ポップなロックナンバーとして軽やかに歌い上げます。
切なさも高揚感も同時に味わいたい、そんな時におすすめの一曲です。
白日/King Gnu
「白日」は白くまぶしい冬の光を思わせるサウンドと、罪悪感や後悔を抱えたまま進んでいく感情が印象的な一曲。
井口理の美しいハイトーンとエモーショナルな歌声は、冷たさと熱さの両方を表現しており、冬の澄んだ空気の中で聴くと一層エモさが増します。
クールで緊張感のある雰囲気の中、冬の透明感と美しさを感じることができるでしょう。
SNOW SOUND/[Alexandros]
「SNOW SOUND」はJR東日本のCMソングとして冬を彩った、爽快感あふれるロックチューン。
雪景色をサウンドで表現したかのようなアップテンポながら切ないメロディが印象的で、ドライブ感のあるバンドサウンドが気持ちよく響きます。
冬の恋のときめきと切なさを同時に味わえ、その気持ちを温かくやわらかく包み込んでくれるようなエモい一曲です。
ヒロイン/back number
「ヒロイン」は冬の街を舞台に、報われない片思いを描いた切ないラブソング。
back numberの真骨頂ともいえる、男性目線の切ない歌詞が多くの共感を呼んでいます。
特に「雪が綺麗と笑うのは君がいい」というフレーズは、雪景色の中で、彼女の笑顔だけがまぶしく浮かび上がるような描写で印象的です。
恋のうれしさも寂しさも合わさり、感情を揺さぶられます。
雪の歌|邦楽女性アーティスト編
女性ボーカルならではの繊細で透明感のある歌声は、まるで舞い落ちる雪のように私たちの心にそっと寄り添います。
冬の恋をポップに歌い上げるアップテンポな曲から、静寂な雪の夜に聴きたい切ないバラードまで、その表現は実に多彩です。
ここでは、冬の情景を美しく、そして鮮やかに彩る女性アーティストの名曲の数々を紹介します。
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冬のうた/Kiroro
「冬のうた」は1998年リリースのシングルで、まっさらな雪の景色のような、透明感あふれるメロディと歌声が魅力のウィンターバラード。
遠く離れていても、同じ雪空の下でつながっていたいと願う、あたたかなメッセージソングです。
Kiroroのやさしい歌声とピアノが、粉雪のようにそっと心に降り積もっていきます。
家族や大切な人を想いながら、静かな時間に聴いてみてください。
everlasting snow/Aimer
「everlasting snow」は情報番組『ひるおび!』のテーマソングにも起用された、静かに降る雪をイメージさせる美しい冬のバラード。
街を白く染める雪を、傷ついた心を包みこむ冬の奇跡として描いています。
Aimerならではの幻想的な世界観や低めの歌声と柔らかなストリングスが、灯りのように優しく寄り添ってくれる、冬の夜におすすめの一曲です。
ゲレンデがとけるほど恋したい/広瀬香美
「ゲレンデがとけるほど恋したい」はスポーツ用品のCMソングとしておなじみの、冬の女王広瀬香美による1995年のヒット曲。
同タイトルの映画も作られ、日本中のスキー場でこの曲が流れるほど流行しました。
真っ白なゲレンデでの恋の高揚感を、パワフルなボーカルとキャッチーなメロディーで一気に駆け抜けます。
ゲレンデに向かう車内で流せば、テンションが一気に爆上がりすること間違いなしです。
なごり雪/JUJU
「なごり雪」はかぐや姫、イルカで知られる昭和の名曲を、JUJUがしっとりとカバー。
春先に降るなごり雪と、駅での別れの情景を、大人の視点で丁寧に歌い上げています。
オリジナルの世界観を大切にしつつ、ジャジーなニュアンスが加わり、JUJU独特の色気と切なさに心を奪われます。
夜更けにじっくり聴くと、いろんな思い出が巡ってくるのではないでしょうか。
再会 (produced by Ayase)/LiSA×Uru
「再会 (produced by Ayase)」は『THE FIRST TAKE』から生まれた、LiSAとUruのコラボ曲。
YOASOBIのコンポーザーであるAyaseによる繊細なメロディの上で、離れてしまった相手を想い続ける気持ちが、降りしきる雪のように積もっていきます。
離れた場所で互いを想い続けるふたり、スマホ越しの画面や白い街並みなど、現代的な距離感がリアルで、冬の夜にぐっとくる今の時代に刺さるバラードです。
ホワイトマーチ/sumika
「ホワイトマーチ」は「JR SKISKI 2018-2019」キャンペーンテーマソングとして書き下ろされたナンバー。
灰色の街を飛び出し、真っ白な雪山で自分の温度を確かめる、というコンセプトが印象的です。
青春のワンシーンのような爽やかさと、胸が熱くなるエモさを兼ね備えた冬ロック。
新しい一歩を踏み出したくなる冬の日に、ぜひ聴いてみてください。
SNOW SONG/MISIA
「SNOW SONG」はアルバム『MARS & ROSES』の中の、ロマンティックなウィンターバラード。
凍てつく夜空と、誰かを想うあたたかな気持ちが交差する情景を、MISIAの深い歌声がドラマチックに描き出します。
おとぎ話のように物語が展開していくMVも、泣けると話題になっており必見です。
大切な人を想いながら、聴いてみてはいかがでしょうか。
雪の歌|洋楽男性アーティスト編
洋楽の雪の歌は、邦楽とは一味違うロマンティックでおしゃれな雰囲気が魅力です。
心温まるクリスマスソングの定番から、冬の澄んだ空気に響き渡るようなアコースティックバラードまで、幅広いジャンルの楽曲が揃っています。
冬の夜をスタイリッシュに彩りたい時にぴったりの、世界の男性アーティストが歌う名曲の数々をお届けします。
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Mistletoe/Justin Bieber
「Mistletoe」は2011年のクリスマスアルバム『Under the Mistletoe』からのリード曲。
ミドルテンポのポップR&Bにのせて、恋人と過ごす聖夜の甘い時間を歌った一曲です。
雪の降るストリートで、ヤドリギの下のキスを待つロマンチックなシチュエーションが綴られています。
しっとりというより、冬のデートを明るく盛り上げたいときにぴったりです。
Afterglow/Ed Sheeran
「Afterglow」は2020年の冬にサプライズ配信された、アコースティックギター一本のラブソング。
雪景色にも似合う淡く静かなサウンドで「この瞬間をずっと覚えていたい」という二人だけの時間を描きます。
雪景色にも、朝焼けにも似合うあたたかなサウンドで、激しく愛を叫ぶというより、そっと寄り添う優しさがエモい一曲です。
Let It Snow/Frank Sinatra
「Let It Snow」は数多くのアーティストに歌われてきたクリスマス・スタンダードを、フランク・シナトラがスウィング感たっぷりにカバーした名バージョン。
外は雪でも、室内で寄り添う恋人たちのロマンチックな空気を、渋い歌声でおしゃれに演出します。
洋画のワンシーンのような冬時間を過ごしたいときに、ぜひ聴いてみてください。
Night Before Christmas/Sam Smith
「Night Before Christmas」は2022年リリースのクリスマスソング。
しっとりとしたサム・スミスの歌声が、暖炉のそばで大切な人と過ごすクリスマス前夜の静かな時を、優しいファルセットで描き出します。
プレゼントや派手な演出よりも「大切な人と同じ部屋で過ごせること」の尊さをそっと歌い上げたこの曲。
夜更けに部屋の明かりを落として、じっくりと聴いてみてください。
Snow (Hey Oh)/Red Hot Chili Peppers
「Snow (Hey Oh)」は2006年のアルバム『Stadium Arcadium』収録曲。
日本では、映画『デスノート the Last name』の主題歌として知っている方も多いのではないでしょうか。
雪は真っ白なキャンバス=やり直しの象徴として描かれており、何度失敗しても前を向こうとする強さがにじみ出ています。
印象的なギターリフと浮遊感あるメロディーが、雪景色とよく似合うロックナンバーです。
雪の歌|洋楽女性アーティスト編
世界的な歌姫たちが歌う雪の歌は、その圧倒的な歌唱力で冬の情景を描き出します。
壮大なバラードから、ロマンチックなクリスマスソングまで、雪にまつわる歌を探している方に響く名曲を集めました。
映画のワンシーンのようなドラマ性とスケール感で歌うディーバたちの、心を揺さぶるパワフルで美しい歌声とメロディに浸ってください。
Let It Go/Idina Menzel
「Let It Go」はディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌として世界的ヒットとなり、アカデミー賞歌曲賞も受賞した一曲。
雪と氷の世界で、エルサが自分らしく生きるために過去を手放す決意を高らかに歌い上げるシーンは、あまりにも有名です。
解き放たれるようなサビの高揚感は、何かを諦めてしまいそうなときにも背中を押してくれます。
雪景色の中で聴けば、寒ささえ味方に感じられるのではないでしょうか。
Snow On The Beach/Taylor Swift
「Snow On The Beach」は現代のポップシーンを牽引するTaylor Swiftが、Lana Del Reyをフィーチャーした幻想的なラブソング。
アルバム『Midnights』に収録されています。
滅多に起きない、ビーチに雪が降る光景になぞらえ、互いに同時に恋に落ちる奇跡的な瞬間を描きます。
シンセとストリングスが揺らめく、夜の海と雪が混ざり合うような不思議な感覚を味わってみてください。
Snow In California/Ariana Grande
「Snow In California」は2013年のEP『Christmas Kisses』収録曲。
雪が滅多に降らない暖かいカリフォルニアに「彼と一緒にいられるよう雪を降らせて」とサンタにお願いする、キュートなホリデーソングです。
R&Bテイストの柔らかなサウンドで、甘い冬デートのBGMにぴったり。
遠距離恋愛中の人にも刺さる内容で、ほんのり切ないクリスマスを彩ってくれる一曲です。
Snowflake/Sia
「Snowflake」はクリスマスアルバム『Everyday Is Christmas』に収録された一曲で、雪の結晶をかけがえのない誰かに重ねて歌うポップバラード。
ふわりと降る雪のようなサウンドの中に、孤独や不安を抱える心への優しいまなざしが隠れています。
ミステリアスでどこか切ない曲調は、静かな冬の夜にぴったり。
ひとりで過ごす冬の夜にも寄り添ってくれる曲です。
Early Christmas Morning/Cyndi Lauper
「Early Christmas Morning」はCyndi Lauper初のクリスマスアルバム『Merry Christmas...Have a Nice Life』収録の楽曲。
プレゼントを待ちきれない子どもたちや、にぎやかな朝の景色を、ポップであたたかなサウンドで描きます。
Cyndi Lauperらしいキュートで温かい歌声が、家族で囲む食卓やプレゼント交換の時間をさらに楽しくしてくれるでしょう。
心に響く雪の歌を聴いて、特別な冬の時間をエモく過ごそう
今回は、冬の情景や心情をドラマティックに彩る、雪にまつわる名曲を邦楽・洋楽から厳選して紹介しました。
あなたの心に響く一曲は見つかりましたか?
しんしんと降る雪を眺めながら、あるいは凍えるような帰り道に。
雪の歌は、何気ない冬の日常を、まるで映画のワンシーンのようにエモい時間へと変えてくれます。
ぜひ、この記事を参考にあなただけのお気に入りのプレイリストを作り、心揺さぶる音楽とともに、特別な冬の時間を過ごしてください。
この記事のまとめ!
- 時代を超えて愛される、定番の雪の名曲がたくさんある
- 邦楽男性アーティスト曲は、力強さや切なさが魅力
- 邦楽女性ボーカルの冬の名曲は、透明感があふれている
- ロマンティックな洋楽たちは、冬をおしゃれに彩る
- お気に入りの雪の歌で、特別な冬の時間を過ごそう