最近、音楽番組やCMなどでもよく目にするようになった「WANIMA」は、人気急上昇中のロックバンドです。
メロコア(メロディック・ハードコア)と呼ばれる、エモーショナルなバンドサウンドで全国のファンを魅了しています。
聴くだけで元気が出て前向きな気持ちになれるWANIMAの曲は、音楽好きだけでなく、幅広い人たちから支持されています。
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この記事のもくじ
WANIMAとは?
「WANIMA」は3人組のロックバンドです。
2000年代に流行った青春パンクと呼ばれる懐かしいサウンドを持ちながら、古臭さを感じさせない彼らの音楽は多くの人々に支持されています。
溢れるような笑顔が魅力のWANIMAの音楽は、どのように生まれたのでしょうか?
バンド結成の由来や曲の魅力について紹介していきます。
バンド名「WANIMA」の由来
「WANIMA」というバンド名にどんな意味があるのか疑問を持った人も多いでしょう。
実はWANIMAという名前は、メンバーそれぞれの名前からつけられました。
前ドラムWAKITAさんの「WA」、ギターコーラスKO-SHINさんの苗字西田の「NI」、ベースボーカルKENTAさんの苗字、松本の「MA」を合わせて「WANIMA」としたのだとか。
また、ギリシャ語に訳すと「みんなで頑張ろう」という意味になる、WANIMAらしいネーミングです。
ドラムがFUJIWARAさんになった時にもFUJIWARAさんの「WA」を取ることで、WANIMAのまま活動できることになったエピソードもあります。
WANIMA結成のきっかけ
ベースボーカルのKENTAさんとギターコーラスのKO-SHINさんは、もともと熊本県の天草市出身の幼馴染でした。
高校時代に、WANIMAの前身となるバンド「HANIMA」を地元の友達と結成しましたが、2007年に解散してしまいます。
その後2人は、2010年に前メンバーでドラムのWAKITAさんに出会い、WANIMAを結成しましたが、2012年にWAKITAさんが脱退してしまいます。
しかし、すぐに現メンバーFUJIさんと出会い、新たなメンバーとして加入しました。
FUJIさんの加入理由については「同じ熊本出身でツアー中に車を運転してくれそうだったから」というユニークなエピソードもありますよ。
笑顔が魅力のバンド
WANIMAといえば、笑顔が印象的なバンドですよね。
メロコアバンドというと、アー写で腕組みやガンつけている人というイメージが多いなか、WANIMAはいつも笑顔です。
そのため、音楽好きな人たち以外からも親しみやすく、受け入れられやすいのでしょう。
また、WANIMAの曲にはメロコアバンドに多い英語の歌詞がほとんど見られず、ポジティブな分かりやすい日本語の内容が多いです。
見た目と中身の前向きさと親しみやすさが、WANIMAが幅広い世代から愛される理由の一つになっています。
ふるさとや家族を思う歌が多い
ポジティブソングが多いWANIMAの曲には、ふるさとや家族を思う歌がたくさんあります。
代表曲の一つ「1106」は、KENTAさんの亡くなったお祖父さんへ贈られた曲として有名です。
「CHARM」では「変わらない生まれた町は 飾らないぬくもりをくれた」と故郷の大切さをストレートに表現しています。
心にまっすぐ寄り添う歌詞に共感し、元気をもらった人も多いのではないでしょうか。
エロかっこいい歌も人気
「ワンチャン」がライブの合言葉にもなっているWANIMAにとって、エロかっこよさは欠かせません。
「1CHANCE」の中では「1 CHANCE 狙う day day day !!」など、一夜にかける男性の気持ちをストレートに表現しています。
性をテーマにしたエロの部分さえもポジティブに仕上げた、WANIMAらしい表現が高く評価されています。
特に「BIG UP」は、エロかっこよくてライブで盛り上がる曲としても人気です。
WANIMAのメンバー紹介
笑顔が似合うWANIMAは、メンバーの飾らないオープンな性格でも人気を集めています。
それぞれにとても個性的なキャラクターで、一人ひとりがとても魅力的ですよ。
ベースボーカルのKENTAさんとギターコーラスのKO-SHINさんが幼馴染ということもあり、メンバーの結束の固さもWANIMAの魅力です。
ここでは、そんなWANIMAのメンバーそれぞれについて詳しく紹介していきます!
ベースボーカル:KENTA(ケンタ)
誕生日 | 1988年4月13日 |
出身地 | 熊本県天草市 |
血液型 | O型 |
本名 | 松本健太(まつもとけんた) |
バンドサウンドにマッチしたよく通る歌声を使った、力強い歌唱が魅力のKENTAさん。
幼少期から姉の影響でヒップホップやレゲイを聴いて育ち、中学時代にHi-STANDARDの楽曲を聴いたのがきっかけでパンクに目覚めたそうです。
口癖は「ワンチャン」。
匂いフェチで、シャンプーや柔軟剤の匂いにこだわりがあったり、好きな女の子のタイプは内臓がキレイな子と発言したりと、ユニークな性格も魅力です。
KO−SHINと幼馴染
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KENTAさんはギターコーラスのKO-SHINさんと幼馴染で、4歳からずっと一緒に過ごしているそうです。
家がとても近く、走れば30秒ほどのところに住んでいたとのこと。
KO-SHINさんの家庭環境が厳しかったため、KENTAさんの家で一緒に夕食を食べることも多かったようです。
幼少期からの強い絆が今のWANIMAにつながっているのですね。
使用ベースは?
いつもパワフルなプレーでWANIMAファンを魅了しているKENTAさん。
MVでも様々なベースを披露しているので、使っているベースはどんなモデルなのか気になりますよね。
KENTAさん愛用のギターはもちろん、KENTAさんのギターがモデルとなったものまで、しっかり紹介するので、早速チェックしていきましょう!
ESPのシグネチャーモデル
KENTAさんはもともと、ギターメーカーとしては老舗のESPから発売されているAP-SLを使用していました。
しかし最近では、KENTAさんオリジナルのシグネシャーモデルを使っていることが多いようです。
シグネチャーモデルとは、有名人が使用する特別仕様のモデルや、それと似たモデルを一般向けに発売するために作られた、特別モデルのこと指します。
KENTAさんのベースも、黒色や虹色など、MVを観るだけでもたくさんの色のベースが楽しめますよ。
KENTAモデル「助平」も発売
KENTAオリジナルモデル「助平」は、EDWARDSやGrassRootsブランドとしても商品化され、ファンの間でとても人気があります。
色はピンクとグリーンがあり、見た目もとてもおしゃれなベースです。
KENTAさんのイメージそのままにパワーのあるベースで、出力も大きいので弾いているだけで元気になれますよ。
ギター:KO−SHIN(コーシン)
誕生日 | 1989年3月30日 |
出身地 | 熊本県天草市 |
血液型 | A型 |
本名 | 西田光真(にしだ こうしん) |
ギターコーラス担当のKO-SHINさんは、普段は無口な印象です。
ラジオ番組「WANIMAのオールナイトニッポン0」でも、パーソナリティは2人だけかなと思わず勘違いしそうになるほど静かです。
しかし、KENTAさんが発熱してFUJIさんとKO-SHINさんの2人で務めた放送では、饒舌トークを披露していました。
ライブでは笑顔を欠かさず、勢いのあるパフォーマンスが魅力的です。
自衛隊に入っていた
KO-SHINさんは複雑な家庭環境を抱えていたためか、家計を支えるために弟が高校を卒業するまで自衛隊に入っていました。
高校時代はKENTAさんとバンドを組んでいましたが、自衛隊に入った2年間は音楽を離れていたようです。
KENTAさんの呼びかけに応えるように自衛隊を退役し、再びバンドを結成するなど、KENTAさんとKO-SHINさんの絆の強さが感じられますね。
使用ギターは?
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KO-SHINさんの使っているギターは「Navigator N-LP-’97 HONEY KEN」です。
2002年に発売された横山健さん初のシグネイチャーモデルで、横山さんからレンタル中らしいです。
もう一本はESPの「 Navigator N-LP-CTM」です。
このギターは「ともに」のプロモーションビデオでも使われていました。
豊かな倍音が魅力のギターで、KO-SHINさん自身も弾いてみたら音が良くて弾きやすかったと話しています。
ドラム:FUJI(フジ)
誕生日 | 1986年8月8日 |
生年月日 | 熊本県熊本市 |
血液型 | O型 |
本名 | 藤原弘樹(ふじわらこうき) |
紹介したようにFUJIさんは、WANIMAの初期メンバーではありませんが、初代ドラムのWAKITAさん脱退後、新メンバーとして加入しました。
FUJIさんが加入するまで、WANIMAは活動続行が危ぶまれるほどの状況だったため、FUJIさんはWANIMAの救世主でもあります。
また、FUJIさんはWANIMA加入以前、何度も所属バンドの解散にあい、もう音楽をやめて地元に帰ろうかと考えていたそうです。
その矢先に、ライブハウスのオーナーの紹介でWANIMAへの合流が決まったそうで、FUJIさんにとってもWANIMAの存在が救世主でした。
体力づくりをサボっていた!
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FUJIさんといえば、2018年に開催されたドームライブ中に倒れたことで、WANIMAファンにとても心配されました。
ラジオ番組「オールナイトニッポン」では、FUJIさんが体力作りをサボっていたことが判明し、KENTAさんが本気で怒っていました。
メンバーの中では、体型的にも一番体力作りを頑張らなくてはいけないFUJIさん。
ライブは体力勝負なので、体力作りに励んでもらい、かっこいいパフォーマンスを期待したいですね。
WANIMAのおすすめ楽曲
勢いのあるサウンドにのせて、ストレートなメッセージを伝えるWANIMAの楽曲は、聞いているだけでも元気をもらえます。
最近ではCMやドラマとのタイアップも増え、WANIMAを知らなくても曲だけは知っているという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、「WANIMAをまだよく知らない」という人にもぜひ聴いてもらいたい、人気曲4選を紹介します。
やってみよう
2017年にリリースしたWANIMAの配信限定シングル「やってみよう」はau三太郎シリーズのCMソングとして制作されました。
誰もが知るイギリスの童謡「ピクニック」をアレンジしているので、懐かしく親しみのあるメロディが印象的です。
「はじめよう やってみよう 誰でも最初は初心者なんだから」という歌詞は思わず口ずさみたくなるでしょう。
聴いて歌って元気になれる、WANIMAの代表的なポジティブソングです。
ともに
2016年リリースのWANIMA2枚目のシングルに収録された「ともに」は、MVの再生回数が9000万回を超えるWANIMAの代表曲です。
この曲は、ニベア花王のCMソングにも起用されました。
「出逢えてよかった ありがとう」というストレートな歌詞がすっと心に入ってきます。
「生きていれば 命さえあれば」という歌詞から、WANIMAの故郷熊本の地震に対する想いが詰まった一曲です。
りんどう
2019年にリリースした「りんどう」は、2ndアルバム「COMINATCHA‼(カミナッチャ)」に収録されたナンバーです。
WANIMAにしては珍しい壮大なバラードソングで、グッと心に響きます。
実は、りんどうの花は熊本の県花です。
りんどうの花言葉「あなたの悲しみに寄り添う」にマッチする「弱いままで強くなれ」という歌詞に心打たれることでしょう。
シグナル
2018年リリースの1st.アルバムに収録された「シグナル」は、ロッテのCMソングとして有名になりました。
第11回CDショップ大賞にも選ばれるなど、誰もが聴いたことのある一曲ではないでしょうか。
爽快なサウンドは聴くだけでスッキリした気分になります。
「好きにやって 駄目なら戻ってこい」という歌詞に、背中を押された人も多いでしょう。
WANIMAはメンバーの笑顔が魅力的なメロコアバンド!前向きで明るい楽曲を聴いて元気になろう
紅白出場も果たし、今や超人気バンドへと成長したWANIMAは、笑顔が魅力なバンドです。
聴いているだけで元気になれる曲ばかりで、その歌声は多くの人の背中を押しています。
バンドスコアも販売されているので、メロコアバンドをコピーしたい人はぜひ購入してみてください。
WANIMAの曲が良いと思ったら、ぜひライブにも足を運び、かっこいいパフォーマンスと熱気を楽しんでください!
この記事のまとめ!
- WANIMAは3人組のメロコアサウンドのロックバンド
- メンバーの名前からWANIMAと名付けた
- WANIMAのメンバーは笑顔が似合う
- KENTAさんとKO-SHINさんは幼馴染で、3人とも熊本出身
- 聴いているだけで前向きになれるポジティブソングが多い
- 故郷や家族を思う曲だけでなく、エロかっこいい曲も多い