atagi、PORIN、モリシーの3人で構成されたAwesome City Clubの「勿忘」が日本の音楽トレンドを賑わせています。
映画「花束みたいな恋をした」をきっかけに、Awesome City Clubを知った方は多いのではないでしょうか?
この記事のもくじ
Awesome City Clubとは
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Awesome City Club(オーサムシティクラブ)とは、2013年に結成された男女3人組のシティポップバンドです。
バンドメンバーはポップスやソウル、ダンスミュージック、ロックなど幅広いルーツを持ち、それぞれが高い音楽センスを持っています。
メンバーの魅力を融合して作られたAwesome City Clubの曲が、若い世代を中心に「心に刺さる」「エモい」にと話題になっているのです。
Awesome City Clubのキャッチコピー
眠れない街オーサムシティ。
夢を求め集うこの街に、
今日もオーサムミュージックが溢れ出す。
Awesome City Club 、
僕らが聴かせたい人達はこの街のどこかにいる。
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バンド名の意味
Awesome City Clubというバンド名を名付けたのは、バンドを結成したマツザカタクミです。
彼はもともと、このバンド活動についてプロジェクト的な構想を練っていたといいます。
その際に、まず「City Club」というフレーズを思いつき、その後、読みやすさを意識して「Awesome」が付け足されたのだとか。
メモ
「Awesome」という英単語には「素晴らしい」「壮大な」「すごい」といった意味があります。
通称「ACC」「オーサム」などとも呼ばれていますよ。
結成のきっかけ
Awesome City Clubは、創始者であるマツザカタクミが同じ音楽スタジオで働いていたatagiをバンド活動に誘ったことがきっかけで結成されました。
その後、ユキエとモリシーが加入。
しかし、ボーカルメンバーだけがなかなか決まらず、レコーディングに仮で歌っていたatagiがそのままボーカルポジションになりました。
その後、音楽スタジオのアルバイトだったPORINがサポートメンバーを経て正式メンバーとなったことで、Awesome City Clubの礎となる5人組が完成したのです。
メンバーの脱退
Awesome City Clubは結成から2019年まで5人組バンドとして活動していました。
しかし、2019年にマツザカタクミがバンドから脱退し、さらに2020年にユキエも脱退したことで現在は3人編成での活動を行っています。
特に、創始者であるマツザカタクミの脱退は注目を集めました。
「他の4人とはこれから、メンバー未満友達以上の新しい関係が始まる」と語っていたので、バンド内の関係が悪化したわけではなさそうです。
バンドを離れたからこそ、同じ音楽シーンに生きる同志として良い関係を保てるのかもしれませんね。
映画「花束みたいな恋をした」で大ブレイク
2013年の結成から、数多くの魅力的な楽曲を生み出してきたAwesome City Clubですが、本格的なブレイクのきっかけとなった作品があります。
それが、2021年1月に公開された映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソング「勿忘(わすれな)」です。
有村架純と菅田将暉のダブル主演で話題を集めたこの作品は、公開月の週末映画動員ランキングで初登場1位を記録した人気作。
Awesome City Clubはこの映画に、インスパイアソング「勿忘」を提供し、予告編映像などにも使用されました。
この「勿忘」が「泣ける!」と話題になり、バンド自体の知名度も一気に上昇したのです。
Awesome City Clubのメンバープロフィール
2019年から2020年頃に2名のメンバーが脱退し、現在は3人で活動しているAwesome City Club。
5人から3人になったオーサムですが、変わらず素敵な音楽を届けてくれています。
ここでは、才能溢れるAwesome City Clubの現メンバー・脱退メンバーのプロフィールを見ていきましょう。
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atagi(あたぎ)(ギター・ボーカル)
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本名 | 安宅広志(アタギヒロシ) |
生年月日 | 5月2日 |
出身地 | 和歌山県 |
血液型 | 不明 |
身長 | 推定170cm後半 |
atagi(アタギ)は「Awesome City Club」のボーカル・ギターを担当しています。
小学校6年生の頃、父親のアコースティックギターに触れたことがきっかけで音楽に興味を持ち、高校時代には同級生とバンドを組んでいたこともあったそうです。
その後、プロミュージシャンを目指して東京の音楽専門学校に進学し2013年に「Awesome City Club」のメンバーとなりました。
PORIN(ぽりん)(シンセサイザー・ボーカル)
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本名 | 土志田美帆(トシダミホ) |
生年月日 | 1990年10月2日 |
出身地 | 神奈川県 |
血液型 | AB型 |
身長 | 157㎝ |
PORIN(ポリン)は「Awesome City Club」のボーカル・シンセサイザーを担当しています。
中学校で友人とバンド活動を始め、大学生の時はシンガーソングライターとして弾き語りをするなど積極的な音楽活動を続けてきたPORIN。
大学卒業後に「Awesome City Club」に加入しました。
その他にも、アパレルブランド「yarden」のモデル&ディレクターやDJユニット活動など幅広いシーンで才能を発揮しています。
バンドブレイクのきっかけとなった映画「花束みたいな恋をした」にはPORIN本人役で出演しました。
モリシー(ギター・シンセサイザー)
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本名 | 森嶋浩司(モリシマヒロシ) |
生年月日 | 1987年5月12日 |
出身地 | 東京都杉並区 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
モリシーは「Awesome City Club」でギター・シンセサイザーを担当。
Macro_creaM名義でのソロ活動やサポートミュージシャン、レコーディングエンジニアなど音楽関係で幅広く活躍するアーティストです。
コーヒーが趣味で「将来自分の店を持つことが夢」と語っていましたが、ついに2020年から杉並区永福町でコーヒースタンド「MORISHIMA COFFEE STAND」をオープンさせました。
BAR「STAND」というお店を間借りして昼間だけ営業しているお店ですが、いつか本格的な店舗出店も夢ではなさそうですよね。
マツザカタクミ(ベース・シンセサイザー・ラップ)・元メンバー
本名 | 松坂匠(まつざかたくみ) |
生年月日 | 10月23日 |
出身地 | 東京都 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
マツザカタクミは「Awesome City Club」を結成した創始者的な存在です。
自身をリーダーではなく「主宰」と称しバンドを支えてきましたが、2019年に脱退しました。
バンド在籍時には、演奏だけではなくグッズやバンドTシャツのデザインなども手掛けていたのでとても多彩な人物だということが分かりますね。
「皆さんの記憶に残る仕事をしていけたら」というコメントの通り、現在は音楽活動を始め、ラジオ放映やサポートアーティストなど幅広い分野で活躍しています。
ユキエ(ドラム)・元メンバー
本名 | オオシロユキエ |
生年月日 | 不明 |
出身地 | 不明 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
ユキエは2013年から2020年まで「Awesome City Club」のドラマーとして活動していました。
幼少期から空手を習っているためか、可愛いらしさのなかにも健康的で凛とした佇まいが感じられます。
運動による基礎体力は楽器演奏でもとても重要です。
ユキエは空手で培った体力によって、「Awesome City Club」でも安定したリズムキープが特徴的なプレイをみせていました。
今後も彼女がどんな活動でその魅力を高めていくのか、注目していきたいですね。
Awesome City Clubの魅力
「Awesome City Club」最大の魅力は、煌びやかで華やかなシティポップサウンドでしょう。
ソウル、ファンクなどのブラックミュージックをベースに置きながらも、スタイリッシュな都会的グルーヴを感じる音楽性が大都会で生きる大人の遊び心を感じさせます。
それらの楽曲の魅力をさらに高めているのが、男性ボーカルatagiと女性ボーカルPORINの男女ツインボーカルです。
ポイント
都会の喧騒や寂しさ、恋や人間関係がテーマになった楽曲に、2人の異なった歌声がとても良くマッチしています。
また、Awesome City Clubが生み出す音楽は、ジャンルの枠に捕らわれないバラエティに富んだ曲調が特徴的。
各メンバーの音楽センスとテクニックによって作られる楽曲は、幅広い層の心を掴み注目を集めているのです。
Awesome City Clubの人気曲
洗練された音楽センスで奏でるAwesome City Clubは、数多くの心に響く名曲を生み出しています。
男女ツインボーカルという編成が、どちら側からの視点でも共感を呼ぶ切り口を作り出しているのも特徴的。
今回は、そんな「Awesome City Club」の名曲の中から特におすすめな5曲を紹介します。
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勿忘
Awesome City Club「勿忘」は映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソングとして発表された楽曲です。
鍵盤の音色と共に、物憂げなatagiのボーカルで歌われるのは過ぎていった過去の思い出。
それを受けたBメロでは、PORINの可憐な歌声で「もう一度あの花が咲いてくれたら」と失った日々を花に喩えた歌詞が奏でられます。
約4分間の歌の中で語られるドラマは男女の想いを深く感じられ、まさに「花束のような」美しい仕上がりとなっていますよ。
アウトサイダー
「アウトサイダー」は2015年7月にシングルリリースされた楽曲です。
メンバーが「バンドの転機となった」と語るとおり、Awesome City Clubが初めて曲にメッセージ性を持たせた1曲となっています。
キャッチ―で明るいメロディには、「自分に正直に生きろ」という力強いメッセージが込められているようですね。
ブラックミュージックのベースとポップテイストが絶妙に混ざり合い、ただ明るいだけではない強さを感じさせる名曲です。
最後の口づけの続きの口づけを
「最後の口づけの続きの口づけを」は、2020年7月にリリースした2ndアルバム「Grow apart」に収録されています。
お互いにパートナーがいる男女が夜の街で出会い、禁断の恋をする様子を描いた歌詞は都会的でセクシーな雰囲気が抜群。
掛け合うように同じフレーズを繰り返すAメロには、抑えられない2人の想いが込められているようです。
Awesome City Clubならではの、耳さわりがいいシティポップアレンジも大人の恋愛のやるせなさを感じさせてくれます。
今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」は、2016年11月に3rdシングルとして配信限定リリースされた楽曲です。
夜の街に生きる男女の面倒な恋愛事情が、ミラーボールが回るクラブを舞台に語られていくキャッチ―な雰囲気が「大都会」らしい印象を与えます。
「めんどくさいね恋愛なんて」「楽しいことだけしてたいな」と語りながらも、どこか寂しさを感じる雰囲気も魅力。
自分の恋愛に重ねて、切ない気分になってしまう方も多いのではないでしょうか。
Don’t Think, Feel
「Don't think, Feel」は2016年にリリースされた「Awesome City Tracks 3」に収録されている楽曲です。
この楽曲では、付き合っている男女の恋愛模様を華やかに描かれています。
激務でなかなか恋人に会えない男性と、男性に負担をかけないように「平気なふりは得意だから」と会いたい気持ちを隠す女性。
しかし、彼女を抱きしめて眠るために仕事を辞めて帰る彼氏の描写が、2人の幸せで前向きな恋愛を物語っています。
「Google Play Music 音楽のある生活・ランニング編」のCMソングに起用されているので、聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
Awesome City Clubはおしゃれなシティポップが魅力!「勿忘」以外の楽曲も聴いてみよう
映画「花束みたいな恋をした」でブレイクしたAwesome City Clubは、唯一無二の雰囲気をまとい、活動するスタイリッシュなシティポップバンドです。
奏でられる楽曲は都会で繰り広げられるキラキラとした恋愛模様や、そこに込められた切なさ、もどかしさなどを表現した名曲ばかり。
大人の恋愛を感じさせる歌詞は、「こんな思いをしたことがある」と共感を覚えるものもあるのではないでしょうか。
「勿忘」以外の曲も聴いて、自分の心に刺さるお気に入りソングを探してみましょう。
この記事のまとめ!
- 「Awesome City Club」は3人組の混成男女シティポップバンド
- 架空の街のサウンドトラックをバンドコンセプトにしている
- 映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソング「勿忘」で大ブレイクした
- 都会的な恋愛模様を描いた楽曲を数多く公開している