ベースを弾いてみたいけど、自分がベーシストに向いているのかわからないという人もいるでしょう。
どの楽器を選ぶかは人それぞれですが、ベースを楽しめている人やバンドメンバーに信頼されるベーシストには共通点があります。
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ベーシストとは?
ベーシストとはドラマーと共に楽曲のリズムやノリを作り出すリズム隊で、エレキベースやダブルベース(ウッドベース)を使い、バンドサウンドに作り出している人を指します。
地味な印象を抱く人も多いですが、コードの印象や楽曲の厚み、リズムをコントロールするためには必要不可欠な存在なのです。
スラップやタッピングなどの派手なテクニック、他の楽器よりも低い音域で作るコードなどユニークなテクニックもあり、ソロでギターよりも目立ってしまうベーシストもいます。
バンドを中心に活躍するベーシスト、サポートやレコーディングを仕事とする職人タイプ、1人で色々な音を出しソロで活躍する人など、色々なタイプのベーシストがいるのです。
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ベーシスト向きの性格
ベーシストにはどのような性格が向いているのでしょうか?
性格と楽器には厳密な決まりはありませんが、楽器の特性やバンド内の役割はハッキリとしています。
特性や役割が自分の長所や特技とマッチしている人は、ベーシストに向いていると言えるでしょう。
ベーシスト向きの性格を紹介するので、楽器選びに迷っている人は、自分自身の性格を振り返りながらベーシストに向いているか確認してみましょう。
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何かに打ち込むのが好き
ベースは派手さはないものの、こだわるポイントがたくさんあるので、何か1つのことに打ち込み楽しめる人に向いています。
ベースは音楽で重要とされるリズムとコードを操る楽器です。
ベーシストは音の長さや弾くタイミングでノリを出すことと、バンド内で一番低い音を出し、コードの印象やサウンドの厚みをコントロールする役割を同時にこなしています。
ギターよりも弦が少ないから簡単と言われることが多いですが、テクニック面よりもリズム感と音のセンス、音楽の知識が問われるため奥が深い楽器なのです。
空気を読むのが得意
空気を読むのが得意な人は周りへの気配りが上手で、アンサンブルでも得意な面を活かしやすいのでベーシスト向きです。
ベースはバンドメンバー全員との連携が求められるパートであり、ボーカルとギターを支え、ドラムと協力しながらリズムを出す必要があります。
演奏中に自分以外のパートの音を聴き、メンバーの様子を確認しながらノリや音量、ベースフレーズを調整しないと、ベースの役割は果たされません。
「普通」が嫌い
ベースは目立つかどうかよりも楽器や音楽の奥深さを感じたい人、マニアックなものに魅力を感じる人など、定番や普通が嫌いな性格の人に向いています。
ベーシストはギタリストやボーカリストと比べると人口が少なく、マニアックな楽器というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
基本テクニックはノリやニュアンスを出すものが中心で、地味な印象を持つ人も少なくありません。
また、目立つテクニックはタッピングやスラップなど、楽器をやっていない人からは理解されにくいものが多いため、周りの評価よりも自分のこだわりを貫ける人におすすめです。
責任感が強い
ベーシストには真面目な練習や曲の暗記、楽曲作りに参加する自主性が必要なので、責任感が強い性格の人がおすすめです。
ベーシストが大きなミスをしたり、演奏を止めたりするとノリや響きが失われ、バンドサウンドが崩れてしまいます。
また、バンドサウンドで重要な役割を持ったパートで、曲作りやアレンジにも積極的に参加する必要があるため、責任を持ってバンド活動に参加できる人が向いているでしょう。
人を生かすのが得意
ベース演奏はコードやリズムを支え、ボーカルやギターの良さを引き立てるプレイが中心なので、人を生かすのが得意な人が向いています。
フロントの良さを引き立てるには、音量を抑えて堅実な演奏をするだけでなく、時にはベース音を全面に出すプレイも必要です。
バンドサウンド全体を良くしたいという気持ちとバランス感が大切なパートなので、自分が目立つことより、誰かの良さを生かしたい人はぜひベースに挑戦してみてください。
日本の男性ベーシスト
日本の音楽業界には、素晴らしい男性ベーシストがたくさんいます。
世界的に評価されるベーシストも多く、海外の有名アーティストと共演したり、ソロ名義で世界ツアーを行う人も多いです。
国内で活躍するベーシストもハイレベルで、アーティストのバックでの演奏や教則DVDで素敵な演奏を聴くことができますよ。
バンドで活躍するベーシスト、レコーディングやセッションで活躍するミュージシャン、プロデューサーや指導など、幅広い活動を行うベーシストを紹介します。
国内外の素敵な女性ベーシストを紹介した記事もあるので、気になる人はチェックしてみてください。
ハマ・オカモト
本名 | 濱田郁未 |
生年月日 | 1991年3月12日 |
出身地 | 東京都 |
ハマ・オカモトはOKAMOTO’Sでのバンド活動やベーシストとしてのソロ活動、有名アーティストのサポートで活躍している東京生まれのベーシストです。
ダウンタウンの浜田雅功とタレントの小川菜摘の長男として有名ですが、有名になるまで両親の名前を伏せて活動をしていた努力家な一面もあります。
ロックやブラックミュージックの要素をミックスしたスタイルで、テクニカルなだけでなく聴く人を心地よくさせる演奏が特徴です。
2013年には日本のベーシストでは初となるFender USAとのエンドースメント契約を果たし、2015年にはプレシジョンベースをベースにしたシグネチャーモデルが販売されました。
今沢カゲロウ
本名 | 不明 |
生年月日 | 1970年2月15日 |
出身地 | 北海道江別市 |
今沢カゲロウはBASSNINJA(ベースニンジャ)の愛称で親しまれている、世界的に人気のベーシストです。
ベースは国産のメーカーのMOONの6弦フレットレスベースを使用。
ルーパーを使った多重演奏、エフェクターで加工した機械的な音に、ボイスパーカッションを交えた個性的なスタイルのベーシストです。
多数のソロ作品をリリースしており、ベースをテーマにしたトリビュートアルバムにも参加しています。
亀田誠治
本名 | 亀田誠治 |
生年月日 | 1964年6月3日 |
出身地 | アメリカ合衆国ニューヨーク州 |
亀田誠治は椎名林檎や大原櫻子、チャットモンチーのプロデュースやアレンジ、有名アーティストのサポート、東京事変でのバンド活動など幅広い活動を行うベーシストです。
ロックを基調としたメリハリのあるスタイルで、ピック弾きを基本にライブやレコーディンではスラップも披露しています。
音楽の素晴らしさを伝える企画、若手ミュージシャン向けのプロジェクトを立ち上げるなど、多くの人に音楽を楽しんでもらうための活動にも積極的なベーシストです。
TAIJI
本名 | 沢田泰司 |
生年月日 | 1966年7月12日 |
出身地 | 千葉県市川市 |
TAIJIはX JAPANのベーシストとしてデビューし、脱退後にもLOUDNESSやTAIJI with HEAVEN’Sなどのバンドで活躍したベーシストです。
ハードロックやヘヴィメタルをベースに、スラップやタッピング、速弾きなど派手なテクニックを交えた演奏スタイルは、多くのロックベーシストに影響を与えました。
ベースはKillerのインパルスやクリミナルを中心に色々なモデルを使用。
2011年に亡くなってしまいましたが、現在でも根強い人気があるベーシストです。
寺沢功一
本名 | 寺沢功一 |
生年月日 | 1963年7月5日 |
出身地 | 東京都 |
寺沢功一は1984年にメタルバンドBLIZARDのベーシストとしてデビューし、現在でも精力的に活動しているベーシストです。
確かなテクニックを持ちながらもバンドサウンドを大切にするベーシストで、B'zやGACKTなど多くの有名アーティストのレコーディングにも参加しています。
音楽学校の講師としても活躍中しているほか、教則DVDの制作も行う、ミュージシャンの育成にも熱心なベーシストです。
MASAKI
本名 | 倉田雅貴 |
生年月日 | 1968年12月19日 |
出身地 | 大阪府 |
MASAKIはタッピングや速弾きを駆使した、超絶プレイが人気のベーシストです。
速弾きギタリストを超える、超絶ベースをモットーにしています。
教則本の「地獄のメカニカル・トレーニングフレーズ」の著者であり、地獄カルテットとしてのバンド活動、アーティストのサポートなどを行っています。
ロックやプログレ、ジャズ・フュージョンのテクニカルなベーシストのエッセンスを取り込み、独自のスタイルを確立しているベーシストです。
海外の男性ベーシスト
日本のベーシストは知っているけど、海外の男性ベーシストはあまり詳しくないという人も多いのではないでしょうか?
日本でも知名度のある男性ベーシストは世界的に人気のあるベーシストばかりで、ベース演奏の可能性を広げるほどの功績を残した人も多いです。
多くのミュージシャンに影響を与えた海外の男性ベーシストを紹介するので、好きなベーシストに影響を与えた人物を知りたい、世界レベルの演奏を聴きたい人は動画や音源を視聴してみてくださいね。
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ジョン・エントウィッスル
本名 | ジョン・アレック・エントウィッスル |
生年月日 | 1944年10月9日 |
出身地 | イングランド・ロンドン |
The WHOのベーシストとしてデビューし、多くのプレイヤーに影響を与えたのがジョン・エントウィッスルです。
アメリカのローリングストーン誌が2020年に発表した「史上最高のベーシスト」では3位にランクインしています。
リードベースと呼ばれるメロディアスなベースラインが特徴で、歌のメロディや他の楽器のサウンドと音を絡ませながらノリを出すスタイルを確立しました。
新しい奏法の習得にも熱心なベーシストであり、有名になってからも3フィンガーや4フィンガー、タッピングなどのテクニックをマスターしています。
ゲディー・リー
本名 | ゲイリー・リー・ウェインリップ |
生年月日 | 1953年7月29日 |
出身地 | カナダ |
ゲディー・リーはプログレッシブロックバンドRushのベーシストで、ベース以外にもボーカルやキーボードを担当するマルチプレイヤーです。
アメリカの音楽誌Guitar Player Magazineでは、「Best Rock Bass」に複数回選出されています。
人差し指のみを使ったワンフィンガーが中心のスタイルで、人差し指をピックのように上下させてハリのある独特な音を出している世界的なベーシストです。
ジャコ・パストリアス
本名 | ジョン・フランシス・パストリアス3世 |
生年月日 | 1951年12月1日 |
出身地 | アメリカ合衆国ペンシルベニア州 |
ジャコ・パストリアスはWEATHER REPORTのベーシストとしてデビューし、ベース界のみならず多くのミュージシャンに影響を与えたベーシストです。
メロディアスなベースライン、フレットレスを生かしたスライド、親指と人差し指を使ったハーモニクス、正確で高速な速弾きなどを組み合わせた独特のスタイルが特徴。
音楽に打ち込む真面目な性格でしたが、多忙な音楽活動やプレッシャーの影響で心身の体調を崩し、35歳の若さで亡くなりました。
ポール・マッカートニー
本名 | ジェームズ・ポール・マッカートニー |
生年月日 | 1942年6月18日 |
出身地 | イングランド・リヴァプール |
ポール・マッカトニーはThe Beatlesでベースボーカルを努め、解散後はソロ活動やプロデュースなど幅広い音楽活動を行うミュージシャンです。
ロックバンドのベースの役割を確立した人物で、ベース音を使いリズムとハーモニーの土台を作るスタイルは、以降のロックミュージックの定番となりました。
社交的で自分らしさを大切にする性格で、動物愛護家としての一面もあり、動物の権利を守る活動も行っています。
ビリー・シーン
本名 | 不明 |
生年月日 | 1953年3月19日 |
出身地 | アメリカ合衆国ニューヨーク州 |
ビリー・シーンはテクニカル系のロックベーシストとして有名で、超絶系のギタリストとの共演も多いためギタリストからの知名度も高いです。
3フィンガーを中心に、タッピングやネックベンドなどの派手なテクニックも使用。
ライブやレコーディングではギタリストとの速弾きのユニゾン、ベースソロを披露しています。
ストレートなリズムを得意とするベーシストで、Mr.BigやNiacin、The Winery Dogsでのバンド活動、B'zとの共演などロック系の音楽で活躍しています。
ベーシストはバンドを支える縁の下の力持ち!憧れのベーシスト目指して練習しよう
バンドを音やリズムで支え、サウンドをより豊かにしてくれる縁の下の力持ち的な存在がベーシストです。
他のパートに比べると目立つ場面は少ないですが、奥が深く、ギターやドラムとは違った難しさがあります。
ベースをやってみたい人、自分の性格がベーシストに向いている人は、ぜひベースを始めて、憧れのアーティストをお手本に演奏してみましょう。
この記事のまとめ!
- ベースはリズム隊に分類され、ドラムと一緒にリズムを作り出す役割がある
- ベーシストは1つのことに打ち込めるタイプや普通が嫌いなタイプなど、物事にこだわりのある性格の人が向いている
- ベースは協調性や責任感、バランス感覚が重要なので、視野が広く思いやりのある人がおすすめ
- 国内の男性ベーシストは練習熱心なだけでなく、バンドメンバーや若手ミュージシャン、リスナーに対する思いやりが深い人が多い
- 海外の有名男性ベーシストは音楽に対する想いが強く、ベースの役割やスタイルに革新を起こした人がたくさんいる