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【修行】ドラムの耳コピ・採譜をするには?耳コピ・採譜方法と楽譜の読み方・書き方を解説! 2024年11月

2020年4月1日 #PR

ドラム 耳コピ 採譜

バンドでドラムを担当していたら、「耳コピ」できたらいいなという場面は多いですよね。

「耳コピ」とは、耳で聞いた音を再現することを意味しますが、採譜とはどのようなものなのでしょうか。

Live編集部
この記事では耳コピと採譜の方法やドラムの楽譜の読み方・書き方を解説します。

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この記事の目次はこちら!

ドラムの耳コピ・採譜とは?

ドラムの耳コピや採譜ができると、かっこよく演奏できるだけでなくドラムのスキルアップにもなります。

耳コピをマスターしてドラムの上達につなげましょう!

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耳コピとは

ドラムの「耳コピ」とは楽譜には頼らず、曲を聴いてドラムのパターンを完全にコピーすることです。

耳コピをすると、必然的に繰り返し注意深く楽曲を聴くことになるので、自分の引き出しが増えたり、今まで気づかなかった曲の構成やポイントを知ることもできます。

採譜とは

「採譜」とは耳コピしたドラムのパターンを楽譜に残しておくことです。

きっちりした楽譜にしなくても、自分が後から見直して理解できるメモ程度でも良いでしょう。

採譜するメリット

採譜しておくと、一度練習が終わった曲でも、またやろう!となったときに譜面を見直すだけでプレイすることができます。

いちいち曲を覚えていなくて良いので便利です。

初心者のうちは、音符の長さやリズム感を楽譜から読み取るのは難しいですが、採譜するうちに楽譜に慣れて譜面を読むのが早くなります。

耳コピ・採譜に必要なもの

初心者の場合、いざ耳コピしようと思っても、何から手をつけたら良いかわからないという人が多いのではないでしょうか。

次に、初めて耳コピ・採譜をするときに必要になるアイテムを紹介します。

曲の音源

まずは耳コピする音源を準備しましょう。

今バンドでやっている曲や自分の好きな曲からコピーできるのが理想ですが、初めての場合は難易度を考えて、基本的な8ビートのような単純な曲を選びましょう。

最近の曲は複雑なパターンのドラムが多いので、70年代ごろの洋楽ロックバラードなどがおすすめです。

ヘッドホン

耳コピに欠かせないアイテムが「ヘッドホン」です。

オーディオよりヘッドホンの方が細かな部分までしっかり聴き取ることができます。

ヘッドホンによっては低音を強めに出せるものもあるので、耳に負担をかけずドラムの耳コピをすることができます。

5線紙

耳コピができたら、採譜作業に入ります。

採譜するときは、ドラムパターンをメモしておける5線紙が必要です。

最近はインターネット上で無料でダウンロードできるので、積極的に利用しましょう。

小さすぎると書きにくいので、A4サイズなどがおすすめです。

ドラムの耳コピ・採譜の手順

ドラム 耳コピ 採譜 手順

完璧な耳コピーはとても難しいので、初めのうちは「フィルイン以外のパターンを全てコピーする」「曲の1番だけは完璧にする」など目標を立てると挫折しにくいですよ。

実際にドラムを耳コピして採譜する際の手順を順を追って解説していきます。

ビートをコピー

多くの曲は、8ビートだったり16ビートだったりと、1曲を通してほぼ繰り返し同じパターンでリズムを刻み「ビート」を作ります。

ドラムの耳コピをするときは、途中で入るフィルインなどはとりあえず無視して、まずは曲全体を通したビートをコピーしてみましょう。

ビートをコピーすると曲の雰囲気をグッと掴むことができますよ。

バスドラム

ビートを決める基本となる「バスドラム」。

耳コピするときはバスドラから手をつけるのがおすすめです。

ドラムセットの中で一番低くて安定感のある音を探しましょう。

バスドラはリズムパターンの土台になる部分なので、最初にコピーすることでその曲の雰囲気を感じられて、他の楽器のコピーが楽になるメリットもあります。

スネア

ビートのキャラクターを決める「スネア」。

バスドラの後はスネアに注目しましょう。

スネアはドラムセットの中でも比較的目立つので見つけやすい音です。

スネアは曲によっては2種類使われていることもあるので、音色に注意しながら耳コピしましょう。

ハイハット

ビートの中で高音域側を担っているのが「ハイハット」です。

ビートによって叩く刻むリズムが違うため、ビート感を感じながら耳コピします。

また、ハイハットがオープンかクローズかにも注目しながら聴くようにしましょう。

ゴーストノート

「ゴーストノート」とは手癖のようなもので、入るとグルーブが出るため、多くの曲に取り入れられています。

ドラムではスネアがダブって聴こえるような形で入っていることが多いです。

曲を何度も聴いていると「ゴーストノートかな?」と思うところが何箇所か見つかりますが、ゴーストノートは感覚で実践していくものなので、最初のうちは、無視して進めても良いでしょう。

フィルをコピー

ドラムをやっていれば、かっこいいフィルに憧れますよね。

「フィル」はビートとは異なり、複雑に構成されているため、一見難しく感じるかもしれませんが、しっかり手順を追っていけば耳コピすることができます。

以下に手順を解説します。

リズムを聴きとる

フィルを耳コピするときは、最初から楽器ごとの役割を見ていくよりも、フィルインをひとつの大きなフレーズとして捉え、リズムを聴き取ることが大切です。

ひとまず楽器の音色はおいておき、「タカタカタッターン」とか「タタッタタンタン」といった感じに、口ずさめるような形でリズムを聴き取りましょう。

楽器を割り当てていく

大まかなリズムが聴き取れたら、リズムのひとつひとつに楽器を割り当てます。

ビートを耳コピしたときと同じように、楽器ごとの音を確認しましょう。

フィルにはタムが使われることが多く、ロータムとバスドラの音が似ていて見分けるのが難しい場合があります。

フィル以外のビートで使われていたバスドラの音を何度も確認しながら、先にバスドラの音を割り当てると、作業が楽になります。

曲の構成を書き込む

ビート、フィルの耳コピができたら、曲の構成を書き出してみましょう。

曲の構成とはイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ」というような要素の成り立ちのことです。

ドラムの場合、イントロからAメロに入るときやBメロからサビに入るときなど、曲が変化するポイントでフィルが入ったり、ビートが変化することが多いので、構成をあらかじめ把握しておきましょう。

耳コピからドラム譜を書く

耳コピができたら採譜をしましょう!

ドラム譜の読み書きができると、バンドの中でもメンバーとのやりとりがスムーズになるなどたくさんのメリットがたくさんあります。

Live編集部
ここでは、ドラムの譜面の読み書きができるメリットや実際の読み方・書き方を紹介します。

譜面が読めるメリット

ドラムは「耳コピと感覚」でプレイするものと言う人も多いですが、譜面が読めないよりは読めた方が良いですよね。

以下に譜面が読める具体的なメリットを紹介します。

聴き取りにくいパートも理解しやすい

曲の中にはとても複雑で何度聴いてもわかりにくいドラムパターンやフィルインが存在します。

そんなとき、楽譜を見ながらもう一度曲を聴いてみると、不思議と今まで聴こえなかったはずの音が聴こえてきます。

曲を覚えやすくなる

耳コピの場合、実際に演奏するとき耳で確認した記憶と感覚を頼りにプレイします。

一方で、楽譜が読めると、楽譜を目で見て、頭で確認してプレイすることができます。

耳コピとは異なったアプローチで曲を理解することで、曲が覚えやすくなるというメリットがあります。

また、演奏中にハっと我に返ってしまい、どこを演奏しているかわからなくなった!という経験は誰にでもあると思いますが、そんなとき、楽譜があるとすぐに曲に戻っていくことができて便利です。

譜面が書けるメリット

せっかくなら譜面が読めるだけではなく、自分で書くことができたら便利ですよね。

譜面が書けると、バンドの中で自分がやってみたいパターンなどを音だけでなく楽譜でメンバー伝えることができ、やりとりの時間短縮にもつながります。

また、自分で譜面を書いてみると、これまでなんとなく叩いていたリズムが、しっかりした形として理解できるようになり、結果プレイに迷いがなくなるので、ドラム上達にもつながります。

ドラム譜の読み方・書き方

ドラム 楽譜 読み方

ドラム譜は、太鼓類を黒玉で、ハイハットやクラッシュシンバルをバツ印で、シンバル類やオープンハイハットを白玉やひし形で記載します。

また、それぞれの楽器は、下図のように五線譜上に音程を分けて記していきます。

また、ドラム譜は楽譜の製作者によって使う記号が違うこともあるので、叩いてみておかしいと思ったらその可能性を疑ってみましょう。

楽器の場所と印がわかったら、それぞれのリズムを確認していきます。

自分で楽譜を書く場合には、パートごとにリズムを記していきます。

ドラム譜は参考程度に

楽譜は出版されているメーカーなどによって、パターンが若干異なる場合があります。

難易度を調整している初心者向けのバージョンやアーティストが監修しているもの、第三者が耳コピで採譜したものなどがあり、全てが必ずしも音源に忠実とは限りません。

楽譜はあくまでも参考程度としながら、自分の耳を頼りに音を拾っていくと、より音源に忠実なプレイができます。

ドラム耳コピのコツ

ドラム 耳コピ コツ

いざやってみると難しくて挫折する人も多いドラムの「耳コピ」。

特に初心者の場合、楽器の音を見分けるだけでも大変難しく、初めての場合はビートのコピーだけでも、何時間もかかってしまうものです。

最後に、挫折しない耳コピのコツを紹介します。

あらかじめ曲を聴きこんでおく

あらかじめ耳コピする曲を聴きこんでおきましょう。

馴染みない曲の耳コピをするのは難しいものです。

何度も曲を聴いて、曲の構成や大まかなビート感をしっかり頭に入れておくのが大切です。

叩いてみた動画を見る

最近はYouTubeなどで「叩いてみた」動画を掲載している人が多いので、曲を聴くだけでなく、動画で確認するのがおすすめです。

実際にドラムを叩いているところがアップされているので、とてもわかりやすくパターンを理解できますよ。

また、耳コピに便利なアプリやソフトも発売されています。

音源の再生速度をゆっくりにしたり、コード進行とリズムパターンを組み合わせたり、フレーズ単位で楽器演奏ができたりと色々な機能がついたものもあります。

「どうしても耳コピができない!」「色々やってみたい!」という人にはおすすめです。

リズムを先に把握する

耳コピをするときは、楽器の聴き分けよりもリズムを先に把握し、その後拾ったリズムに楽器を割り当てていきましょう。

また、8ビートなのか16ビートなのかなど、大まかなビートを頭に入れておくことで、実際の作業に入ったときでもすんなり耳コピすることができます。

ドラムの耳コピや採譜ができるとどんな曲でも演奏できる!耳を鍛えて叩いてみよう

ドラムの耳コピができると実際の曲と同じようなカッコイイ演奏ができるようになります。

慣れてきたら色々なジャンルの音楽をコピーすると叩き方の引き出しが広がりますよ。

ドラム上達への練習方法のひとつとしても耳コピを積極的に取り入れましょう!

さらに採譜しておけば、いつでもその曲を演奏することができます。

採譜した譜面は自分の財産となりますので、大切に保管しましょう。

この記事のまとめ!

  • ドラムの耳コピをすると、自分の引き出しを増やすことができ、ドラム上達に繋がる
  • 採譜しておくと、いつでも曲を演奏することができて便利
  • 耳コピするときはまずはビートから始め、楽器ごとにパターンを確認していこう
  • フィルの耳コピは、フィルをひとつのフレーズと捉え、聴き取ったリズムに楽器を割り当てよう!
  • 耳コピが難しいときは「叩いてみた動画」を使って確認するとスムーズに作業できる

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