ライブ活動やバンド活動をするためのノウハウや悩みを解消する音楽情報サイトです

ライブUtaTen

バンド

【車庫】ガレージロックのおすすめバンド16選!日本と海外の人気バンドを合わせて紹介 2024年11月

2021年6月22日 #PR

グランジやロック系ファッションブームの再燃をきっかけに、再び注目を集めているガレージロック

激しいサウンドと独特な歌声が特徴の音楽ですが、他のロックとの違いが分からない、人気バンドを知らないという人も多いのではないでしょうか。

Live編集部
この記事では、ガレージロックの名前の由来や特徴、国内外の人気バンドについてを紹介します。

ガレージロックとは?

ガレージロックとは、50年代・60年代のメロディアスなロックや、踊れるリズムのロックンロールなどに影響を受けた、衝動的で荒々しいサウンドのロックのことです。

60年代や70年代当時は、お金がないためスタジオで練習ができず、自宅のガレージで練習していたアマチュアバンドも多かったことが名前の由来となっています

ガレージ練習をルーツに持つバンドも多いですが、アマチュアらしいチープで勢いのあるサウンドのバンドもガレージロックに分類されていますよ。

 

ガレージロックリバイバル

ガレージロックリバイバルは、2000年代前後にデビューしたガレージロックをイメージさせるシンプルなサウンドのバンドたちや、一連のブームのことを指す言葉です。

当時はハードコアやメタルをベースにしたヘヴィなロック、複雑なサウンドのロックバンドが主流でした。

突如登場したシンプルなサウンドのバンドは、リスナーにとっても新鮮で、ロック系メディアでも数多く取り上げられたため、多くのロックファンから支持されることになります。

ガレージロック的なサウンドやボーカルスタイルを持つものの、60年代や70年代のバンドのような危うさ、アート的な思想や歌詞は少ないのが特徴です。

 

ガレージロックの特徴

ガレージロックの特徴

ガレージロックはテクニックが際立ったメタルやハードロック、反骨精神が特徴のパンク、洗練されたサウンドのオルタナティブロックとは異なる魅力を持つジャンルです。

アマチュアバンドをそのままカッコよくしたような、スリリングなリズム感、気持ちを吐き出すような歌詞が他のロックとは違った世界観を作り出していますよ。

次は、ガレージロックの特徴を紹介するので、ジャンルについてあまり詳しくないという人はぜひ参考にしてみてくださいね。

ライブUtaTenの関連記事!

ロキノン
ロキノン系バンド代表アーティストとは?どんな意味かをおすすめ曲と合わせて解説

続きを見る

 

シンプルな曲構成

ガレージロックはシンプルなコード進行や、AメロとBメロを経てサビに移行するようなシンプルな曲構成が特徴です。

複雑な演奏も少なく、ギターは簡単なメロディやコード中心で、ドラムやベースもシンプルな8ビートのリズムでスピード感や勢いを重視した演奏が多くなっています。

楽器もバンドの定番楽器のみであることが多く、転調などもないので音楽の知識に詳しくなくても気にせずに楽しめるジャンルです。

 

荒く乾いたサウンド

荒く乾いたギターサウンドも、ガレージロックの特徴の1つです。

クリーンな音ではペケペケとした乾いた音、歪ませたときにはオーバードライブやファズをかけたような荒いサウンドになっています。

また、ギターやアンプの設定なども深く行われていないため、甘さや太さも感じられません。

手持ちのギターをそのままアンプに挿し、歪ませただけのようなチープで味のある音がガレージロックのサウンドの特徴です。

 

衝動的なボーカル

ガレージロックのボーカルは気持ちや衝動を前面に出した、独特なスタイルが特徴です。

ポップスやR&Bのような発声を意識した歌とは違い、がなり声やシャウト、脱力した歌声が中心なので、荒々しさや怪しさが際立ちます。

また、勢いや雰囲気を重視した歌い方が基本で、リズムにはまっていないことも多いため、デスメタルやヘヴィロックのような洗練された雰囲気も無いのが特徴

リバイバルバンドにはメロディアスに歌うボーカルもいますが、ガレージロックらしい初期衝動や勢いはハッキリと感じられますよ。

 

スキャンダラスなステージング

ステージ場を暴れまわったり、突拍子のない行動に出たりするようなスキャンダラスなステージングもガレージロックの特徴です。

自分を傷つける、世界に入り込みすぎてダンスを踊り続ける、ひたすら妖艶なパフォーマンスを続けるなど他のロック系ジャンルと比べても独特な行動が目立っています。

パフォーマンスもサウンドと同様に勢いや衝動を重視したものなので、MVやライブも激しく、視覚的にも楽しめるのがガレージロックの魅力です。

 

日本のガレージロック人気バンド

洋楽バンドのイメージが強いガレージロックですが、日本にも素敵なバンドがたくさんいます。

どのバンドも衝動的な歌詞や歌、荒々しいサウンドなどの特徴はありますが、それぞれに色々なジャンルを取り入れ個性的なスタイルを築いていますよ。

特徴の次は、日本のガレージロック人気バンドをレジェンドから若手まで幅広く紹介します。

ライブUtaTenの関連記事!

かっこいいバンド 邦楽バンド おすすめ曲
かっこいいバンド22選!各楽器が活躍する邦楽バンドとおすすめ曲を紹介

続きを見る

 

THE BAWDIES

THE BAWDIESはボーカルのワイルドでしゃがれた歌声と、勢いと技術を両立させた演奏が魅力のバンドです。

60年代のガレージロックをベースに、ロックンロールやブルースなどの要素を取り入れたスタイルで、日本のロックシーンでも独特な存在感を放っています。

ガレージロック好きだけでなく、オールドロックやブルースロックが好きな人にもおすすめのバンドです。

 

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

荒々しさと激しさを追求した、アツいロックサウンドが特徴のバンドがTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTです。

2003年に解散してしまいましたが、多くのミュージシャンに影響を与え、代表曲の「ゲット・アップ・ルーシー」「世界の終わり」は今なお多くのファンに親しまれています。

60年代~70年代のアメリカンロックの影響を強く感じさせる、ワイルドなサウンドのガレージロックバンドです。

 

THE PINBALLS

THE PINBALLSは2006年に結成された、荒々しいサウンドが魅力のロックバンドです。

ガレージロック以外にも、90年代の邦ロックバンドの影響も感じさせる日本語のロックチューンを多数発表。

アニメ「池袋ウエストゲートパーク」のOP曲「ニードルノット」、アニメ「伊藤潤二『コレクション』」のOP曲「七転八倒のブルース」などタイアップ曲も手掛ける、今後の活躍も期待される注目バンドです。

 

ゆらゆら帝国

ゆらゆら帝国は1989年に結成され、2010年の解散までに多くの個性的な楽曲を残した伝説のスリーピースバンドです。

ガレージロックらしさを残しつつも、サイケデリックで色々な国のリズムを取り入れた楽曲は、解散から10年以上たった今聴いても新鮮に響きます。

アングラっぽさ全開のロックサウンドが好きな人におすすめの、インパクト抜群のバンドです。

 

a flood of circle

ガレージロックらしい荒々しさを持ちながらも、近年の洋楽ロックや邦ロックの要素をミックスしたスタイルが特徴のバンドがa flood of circleです。

ワイルドなギターやボーカルと、ハイレベルなリズム隊の演奏のバランス感が絶妙で、古さを感じさせないモダンなサウンドになっています。

疾走感溢れる代表曲「Beast Mode」は、バンドの魅力が詰まった素敵な曲なので、気になった人は聴いてみてくださいね。

 

DYGL

DYGLはニューヨークやロンドンなどで活動する、本格派のガレージロックバンドです。

結成は2012年と新しく、今後のさらなる活躍も期待されていますよ。

60年代のガレージロックやサイケデリックロック、70年代のロンドンパンクなどの影響を強く感じさせるサウンドが特徴。

洋楽好きにもおすすめの、スタイリッシュなロックを奏でるバンドです。

 

No Buses

日本だけでなく、海外のロックファンからも注目されているロックバンドがNo Busesです。

バンド名はガレージロックリバイバルでも活躍したイギリスのバンド・Arctic Monkeysの曲名から取ったもので、サウンドもUKロックの影響を強く感じられます。

脱力系の歌とウエットなバンドサウンドが印象的な、アングラサウンド好きは要チェックのガレージロックバンドです。

 

海外のガレージロック人気バンド

海外のガレージロック人気バンド

好きなバンドのルーツを知りたい、日本のバンドとは一味違ったサウンドを楽しみたい人には、海外のガレージロックバンドがおすすめです。

多くのアーティストに影響を与えてた60年代や70年代のバンド、2000年代前後に登場して現在も精力的に活動するバンドもたくさんいますよ。

最後に、海外のガレージロックの人気バンドを紹介するので、自分好みのバンドを見つけてみてくださいね。

ライブUtaTenの関連記事!

ピアノバンド
【奏音】ピアノバンド23選!コピーバンドにおすすめのかっこいい邦ロックとは?

続きを見る

 

The Velvet Underground

The Velvet Undergroundは1964年に結成された、ガレージロックやパンク、ロックミュージシャンに多大な影響を与えたバンドです。

激しさや荒々しさというイメージは少ないですが、デビューアルバム「The Velvet Underground and Nico」ではガレージロックらしい楽曲を披露していますよ。

アート的な歌詞と幻想的なサウンドが魅力の、ロックファン必聴のバンドです。

 

The Stooges

60年代後半から70年代にかけて活躍し、ガレージロックのレジェンドとしても有名なバンドがThe Stoogesです。

ボーカルはロック界のカリスマでもあるイギー・ポップで、彼の過激なステージパフォーマンスや独特な歌声、思想は多くのパンクやロックミュージシャンに影響を与えました

代表曲は「Search and Destroy」や「T.V. Eye」があり、どちらもガレージロックの特徴でもある、荒々しく衝動的なサウンドが楽しめますよ。

 

The Sonics

The Sonicsはソウルやロックンロール、ブルースなどのルーツミュージックの影響を強く感じるサウンドが特徴のロックバンドです。

日本のガレージロックバンドにも影響を与えており、THE BAWDIESのメンバーはバンド結成のきっかけとなったバンドとして名前を挙げています。

ポップで親しみやすいメロディと、ひらすらにラウドなサウンドが魅力のガレージロックバンドです。

 

Starcrawler

ボーカルの自由なライブパフォーマンスと、ガレージロックらしいザラついたサウンドが人気のバンドがStarcrawlerです。

LAで発ということもあり、アメリカ西海岸のロックの開放感のある雰囲気、ポップなメロディなどの要素も併せ持っているのが特徴

激しさはあるものの聴きやすく、ガレージロック初心者にもおすすめできる素敵なバンドです。

 

The White Stripes

The White Stripesは1997年にデトロイト出身の2人で結成された、ロックユニットです。

ギターボーカルの荒々しい歌と演奏、ドラムの力強くもタイトな演奏のコントラストが美しく、そこに加わるサイケデリックな電子音が独特の世界観を作り出しています。

洗練されたガレージロックリバイバルのサウンドが楽しめるので、モダンなロックが好きな人はぜひ聴いてみてくださいね。

 

The Strokes

シンプルな編成ながらも、怪しさや荒々しさを持った独特な音楽スタイルが人気のバンドがThe Strokesです

2000年代のガレージロックリバイバル、ロックンロールリバイバルの代表的なバンドとして有名で、アルバムも全世界でヒットを記録しています。

メロディアスな歌と、アングラ感のあるウエットなバンドサウンドがやみつきになるバンドです。

 

The Vines

The Vinesは、60年代のガレージロックやロック、90年代のグランジサウンドをイメージさせるサウンドが特徴のバンドです。

ザラついたギターサウンドや荒々しいドラムに、ポップな歌メロを組み合わせた音楽スタイルで、メディアではビートルズ・ミーツ・ニルヴァーナと称されいます。

シンプルで聴きやすい楽曲が多いので、洋楽ロック初心者にもおすすめですよ。

 

ガレージロックはシンプルな曲構成が特徴!人気バンドの激しい音楽を聴いて盛り上がろう

ガレージロックは等身大の気持ちや強い衝動を前面に出した、シンプルな曲構成が特徴のバンドです。

スリリングな演奏や歌は他のジャンルにない魅力があるので、難しいことは考えずに感じるようにして聴いてみると楽しめますよ

ぜひこの記事を参考にお気に入りのガレージロックバンドを見つけて、激しいサウンドで盛り上がってみてくださいね。

 

この記事のまとめ!

  • ガレージロックは、60年代前後は自宅のガレージで練習するアマチュアバンドが多かったことに由来している
  • 2000年代前後に登場したシンプルで荒々しいサウンドのバンドの活躍や、ブームのことをガレージロックリバイバルと呼ぶ
  • シンプルな曲構成や衝動的なボーカルの歌い方、過激なパーフォーマンスがガレージロックの特徴
  • 日本の人気ガレージロックバンドは、洋楽ロックの大御所や邦ロックバンドのエッセンスを取り込み、個性的なサウンドを作り出している
  • 洋楽にはレジェントから、前衛的なサウンドとポップなメロディを組み合わせる若手など色々なガレージロックバンドがいるす

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
ton.

ton.

ジャズ、R&B、FUNK、BLUESを演奏するギタリストです。歌や音楽理論にも興味があり日々勉強しています。音楽をもっと楽しむためのヒントを届けていけたらと思います。

-バンド
-, ,

Copyright© ライブUtaTen , 2024 All Rights Reserved.