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ジャンクションボックスのおすすめ5選!エフェクターボードでの使い方やメリット・デメリットを紹介 2024年6月

2023年3月14日 #PR

ジャンクションボックスが気になっているけれど、どんな機材なのか分からないので導入を迷っているという人も多いのではないでしょうか?

名前だけを見ると使うのが難しそうな機材ではありますが、用途や機能好みを意識して自分に合った1台を選べば、より快適に演奏を楽しめるようになりますよ。

Live編集部
この記事では、ジャンクションボックスの特徴やメリット・デメリット、おすすめモデルを紹介します。

 

ジャンクションボックスとは?


ジャンクションボックスとは、エフェクトボードの配線の入口・出口を1箇所にまとめる機能を持った機材のことです。

ラインセレクターやABスイッチの仲間で、こちらは入出力端子とエフェクト用のセンドアンドリターンのみを搭載したシンプルな設計になっています。

現在販売されているのは電源が不要な「パッシブ」タイプと、音の信号をノイズや劣化に強い状態に加工する「バッファー」を搭載したタイプの2種。

どちらも基本的な機能には差がありませんが、音の変わり具合や使い心地など違うため、手持ちの機材や好みに合わせて使い分けられていますよ。

絶対に必要な機材とはいえませんが、セッティングの手間を減らしたい人、ボードの機能性を向上させたい人は要チェックの機材です。

 

使い方

ジャンクションボックス 使い方

ジャンクションボックスの使い方はとてもシンプルで、下記手順で設置していきます。

  1. アンプと楽器、電源に接続すれば音が出せる状態のボードを用意
    もしくは、自身好みの接続順でエフェクターを並べ、それらをパッチケーブルでつないでおく
  2. ボード内の空いたスペース(可能であればボード上部)にジャンクションボックスを設置
  3. 一番ギターに近いエフェクターとインプットに対応した端子、アンプに近いエフェクターとアウトプットに対応した端子をシールドで接続

あとは、ジャンクションボックスのインプットに楽器アウトプットにアンプを接続し、各機器の電源を入れれば演奏をはじめられますよ。

なかには、信号を通過させる独立回路を搭載したものや電源供給機能をもつモデルもありますが、大まかな手順や考え方は変わりません。

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ジャンクションボックスを使うメリット・デメリット

ジャンクションボックスの機能や使い方の次は、メリット・デメリットをチェックしていきましょう

基本的にメリットの多い機材ですが、一部機材トラブルや音質に関するデメリットもあるので、事前に確認しておくと購入後に後悔するといった事態も防げますよ。

次は、ジャンクションボックスを使うメリット・デメリットを紹介します。

 

メリット

ボードの出入口がわかりやすくなる

ジャンクションボックスを使う最大のメリットは「ボードの出入口がわかりやすくなる」ことです。

本体が出入口を担当してくれるので、楽器から出たシールドをどこにつなげばいいかアンプ用のシールドはどこにつなぐかもすぐに判断できます

また、インプット・アウトプット端子が上向き、もしくは高い位置に付けられたモデルも多いので、接続作業も素早く進められるでしょう。

出入口をまとめるというシンプルな機能ながらも、セッティング時の利便性を大きく高めてくれるのがジャンクションボックスの特徴です。

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スイッチャーの配線をまとめられる

スイッチャーとの相性がバツグンなのも、ジャンクションボックスの魅力です。

基本的にスイッチャーは「ボード内をスッキリさせる」「エフェクトの切り替えを簡単にする」機能に特化しています。

そのため、出入口が分かりにくい場所に付いている、つなぎにくい場所に付いていることも多く、対策をしておかないとセッティングに時間がかかりがちです。

ジャンクションボックスと組み合わせれば、スイッチャーのデメリットもなくなり、よりスピーディーにセッティングを進められるようになりますよ。

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エフェクターの劣化を防ぐ

エフェクターのジャックの劣化を防げるのもメリットです。

ジャンクションボックスを使うことによりエフェクターとケーブルの抜き差しの頻度を大幅に減らせるので、そのぶん端子部分の消耗も抑えられます

もちろん、エフェクターの買い替えや修理でも対応できますが、1台でボードの最初と最後、合計2台のペダルを保護できるので総合的なコスパは高いといえるでしょう。

パーツの交換で価値が下がるヴィンテージ品、修理を断られることも多いモデファイ機・並行輸入品などの保護に使えるのもポイント。

エフェクターを大切に使いたい人、運用コストを抑えたい人にピッタリのアイテムなので、気になる人は導入を検討してみてくださいね。

 

デメリット

INとOUTを間違えやすい

出入口が近くなることで、INとOUTを間違えやすくなるのがジャンクションボックスを使うデメリットです。

特に急いでセッティングする必要があるときや、ライブハウスのような暗い環境だと間違えやすいので要注意。

事前に接続の練習をしておく、目印を付けるなどで十分に対応できますが、ミスの確率が少しでも上がってしまうのはデメリットといえるでしょう。

 

ボードが圧迫される

ジャンクションボックスを使うデメリットは、エフェクトボードが圧迫されやすくなることです。

本体はコンパクトエフェクターと同程度のコンパクトな設計になっていますが、設置スペースが必要になるためボードの拡張性にも影響が出ます

また、ギチギチのボードを組んでいる場合には、ジャンクションボックスを設置するためにエフェクターを外したり、配置を大幅に変更したりする必要が出てくる可能性も。

普段から余裕を持ってボードを組んでいる、大きめのボードを使っているなら問題ありませんが、設置には多少のスペースが必要なことは覚えておきましょう。

 

繋ぐものが増える

繋ぐものが増えることにより、接続トラブルのリスクが上がることデメリットです。

ジャンクションボックスを使うためには、通常時に加え2本以上のパッチケーブルが必要になります。

単純に接続する端子とケーブルの量が増えるため、そのぶん接続に関するトラブルが起こる確率も上がってしまいますよ。

また、パッシブタイプのギター・ベースと、バッファー無しのモデルの組み合わせの場合には、高音域が若干痩せてしまう可能性もあるでしょう。

バッファー付きモデルの場合は若干音が変わるなど、繋ぐものが増えることによる音の変化や悪影響が発生してしまうのがジャンクションボックスのデメリットです。

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ジャンクションボックスのおすすめ5選

ジャンクションボックスの魅力を知ると、どんなモデルがあるのか気になってしまうものですよね。

エフェクターというと海外メーカーのイメージが強いですが、このタイプに限っては日本メーカー・ブランドが手掛けるコスパや機能性音質に優れたモデルが揃っていますよ。

最後に日本のメーカーならではの設計が光る、ジャンクションボックスのおすすめ商品を紹介します。

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Free The Tone / SIGNAL JUNCTION BOX JB-41S

「SIGNAL JUNCTION BOX JB-41S」は、高品質なシールドやエフェクターが人気のブランド・Free The Toneが手掛けるジャンクションボックスです。

電源が不要なパッシブタイプながらも、音質の劣化を抑えた設計になっているのが特徴。

入出力端子も4ペアと豊富なのでシンプルに使いたい人はもちろん、アンプのセンドアンドリターンを想定したボードを組みたい人でも快適に使えるでしょう。

4ペアのうちの1系統がステレオ(TRS)プラグに対応しているほか、MIDI関連の端子も搭載するなど、コンパクトながらも機能性と音質に優れたモデルです

Limetone Audio / irodori nest

とにかく音質にこだわりたいという人におすすめの、音質重視のジャンクションボックスが「irodori nest」です。

製造は遊び心を感じさせるデザイン・設計と、優れた音質が人気の国産ブランド・Limetone Audioが手掛けています。

ギターやベースを接続するインプット部分に、プロからも高く評価されるバッファー「irodori」を搭載することで安定したサウンドを実現

さらに、本体内部にはブライトな音質の「vivid」とマイルドな「mellow」を切り替えるスイッチも搭載するなど、これ1台でも音作りが楽しめる設計になっています

本家・irodoriのようなブースト機能はありませんが、ほぼ同じ価格で高音質なバッファーとジャンクションボックス機能が使える高コスパな1台です。

One Control / MS PB Junction Box w BJF Buffer

日本発のエフェクターブランド・One Control(ワンコントロール)が製造する、ミニペダルサイズのジャンクションボックスが「MS PB Junction Box w BJF Buffer」です。

税込価格が5000円前後とお得な価格ながらも、高品質なバッファーを搭載したモデルで、原音の雰囲気を保ちつつもナチュラルでハリのあるサウンドを出力してくれます

もちろん、楽器の音声信号をノイズや劣化に強いものに変えてくれるので、パッシブの楽器を使っている人、多くのエフェクトを使う人でも快適に使えますよ。

バンド演奏の中での抜け具合を調節するスイッチも搭載した、高コスパなジャンクションボックスです。

PROVIDENCE / STV-1JB

音質だけでなく、機能性も重視したい人におすすめのモデルが「STV-1JB」です。

バッファー部分には楽器本来のサウンドやナチュラルな音質を追求した、PROVIDENCEの高品質なバッファー・VITALIZERを採用。

加えて、ペダル表面のディスプレイには高精度なKORGのペダルチューナーも搭載しています。

本体の側面にはインプット・アウトプット端子とセンドアンドリターン端子を搭載しているので、2系統のジャンクションボックスとしても使えますよ。

電源供給に使えるDCアウトも搭載しているほか、バッテリー駆動にも対応するなどコンパクトながらも多機能な1台です。

サウンドハウスで見る

Otodel / Audio Junction Box -Type n+Buffer-【AJB+】

「AJB+」は、神奈川にて個性的な機能を搭載したハンドメイドエフェクターを製造するOtodel(オトデル)が手掛けるジャンクションボックスです。

コンパクトなシルバーのボディにブルーのLEDが付いた、スタイリッシュなデザインが印象的。

インプット・アウトプット端子が上部についているほか、INとOUTのバッファーが個別にON/OFFできるなど、使いやすさにもこだわられた設計になっています。

ノイズ軽減回路を組み込まれた、電源供給に使える端子を搭載しているのもポイント

シンプルな見た目ながらも、優れた音質と使いやすさを実現した個性派のジャンクションボックスです。

 

ジャンクションボックスを使えばエフェクターをまとめられる!自分に合ったものを選んで使ってみよう

ジャンクションボックスはエフェクターの出入口を1つにまとめることで、セッティングの手間を大幅に減らしてくれる頼もしい存在です。

メーカーによって機能性や音質なども違っているので、手持ちの機材や好みを考えながら自分に合ったものを選んでみましょう。

自分好みのジャンクションボックスを手に入れたら、ぜひペダルボードに組み込んで演奏環境をより快適なものにしてみてくださいね。

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この記事のまとめ!

  • ジャンクションボックスを使えば、エフェクターボードの入口と出口を1箇所にまとめられる
  • 導入するだけでセッティングのスピードや精度の向上が期待できるのが、ジャンクションボックスエフェクターの魅力
  • ジャンクションボックスにはトラブルの発生リスクが上がる、ボードを圧迫するなどのデメリットがある
  • 高コスパで使いやすいジャンクションボックスが欲しいなら、日本のメーカー・ブランドをチェックしてみよう

 

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ジャズ、R&B、FUNK、BLUESを演奏するギタリストです。歌や音楽理論にも興味があり日々勉強しています。音楽をもっと楽しむためのヒントを届けていけたらと思います。

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