学校の軽音楽部でギターパートをやってみたいけど、初心者は何を選んだら良いか分かりませんよね。
種類も多く、それぞれに特徴があるため迷ってしまうと思いますが、選び方や種類、弾きやすいモデルを知っておくだけで簡単に自分好みの楽器を見つけられますよ。
軽音で使うギターの選び方
ギター選びは軽音楽部でのモチベーションの維持だけでなく、上達のスピードにも関係します。
弾きやすさやチューニングの安定性、コンディションなども重要ですが、ほかにもぜひチェックして欲しいポイントがいくつかあるのです。
まずはじめに、軽音で使うギターの選び方を紹介するので、ぜひ参考にして自分にピッタリの楽器を見つけてみてくださいね。
ライブUtaTenの関連記事!
-
ギターケースおすすめ17選!大切なギターの持ち運びにはケースが重要
続きを見る
演奏するジャンルに合わせる
軽音で使用する楽器を選ぶときは、演奏するジャンルに合った音質のものを選びましょう。
ラウドな音楽であれば、ノイズが少なく、力強いサウンドのもの、軽快なサウンドのロックやポップスなら音の粒が際立ったエレキギターが適しています。
アコースティックギターに関してはピックを使ったコード弾きが中心ならボディが大きめのモデル、指弾きの繊細な音が好きであれば少し小ぶりなものがおすすめです。
自分の体格に合わせる
軽音での演奏や自宅での練習を快適に行うために必要なのが、自分の体格や手の大きさに合ったギターを選ぶことです。
エレキやアコギは、種類ごとに弦を支えるナットとブリッジの距離(スケールの長さ)が違っています。
スケールが短いものは、マイルドな音色で手が小さい人や力が弱い人でも弾きやすく、長いものはハリのある音が出せますよ。
また、アコギを選ぶ場合は、ボディが大きすぎないか、弦を弾く手に負担がかからないかも確認しておきましょう。
好きなデザインで決める
自宅や軽音楽部で使うギターは、自分好みのデザインのものを選びましょう。
ボディやヘッドの形、塗装の種類などによっても音質は異なりますが、はじめは難しく考えずに第一印象を重視するのがおすすめ。
好きなデザインであれば、楽器への愛情も深くなり、練習や演奏も楽しくなりますよ。
モチベーションの原動力にもなるので、詳しい人や店員さんのアドバイスを参考程度にとどめて、自分好みのデザインのギターを選んでみてくださいね。
予算で決める
あらかじめ予算を決め、その予算内で自分に合ったギターを選ぶ方法もおすすめです。
3万円未満は入門モデルや入門セットが多く、低価格なぶん細かな仕上げなどはイマイチな場合が多いですが、とりあえず楽器を始めたい人向けの価格帯となっています。
3万円~5万円の価格帯は、有名メーカーのエントリーモデルが中心。
5万円~10万円ほどはエントリーモデルの上位帯、10万円以上になるとミドルクラスやハイエンドモデルが登場します。
特に3万円~5万円帯はコスパに優れた高品質なギターが多いので、しっかりとした作りのギターが欲しい初心者におすすめです。
軽音で使うギターの種類
ギターを選ぶときには、どの種類が自分の求めるサウンドを出せるのかを知っておくことも重要です。
おおまかな種類と音の傾向が分かると楽器店の店員さんへの相談や、ネットでの楽器選びもスムーズになりますよ。
選び方の次は、ギターの種類と特徴、音の傾向を紹介するので、軽音楽部用の楽器選びの参考にしてみてくださいね。
ライブUtaTenの関連記事!
-
【鬼畜】TOO YOUNG TO DIE!はキャストが大暴れ!あの有名ミュージシャンも脇役で登場!?
続きを見る
エレキギター
エレキギターは単体では小さな音しか出せませんが、アンプという機器を使うと幅広い音量を出せるタイプのギターです。
響きや音質を変えるエフェクトを使うと色々な音色を作ることができるのが特徴で、エレキらしい音からシンセサイザーのような電子音まで出せますよ。
代表的なエレキギターの種類は、以下の5つです。
- ストラトキャスター
- レスポール
- SG
- テレキャスター
- Vシェイプ
幅広い音色を出したいならストラトキャスター、パワフルな音が好きならレスポールやSGがピッタリです。
力強く1音1音がきれいに響くテレキャスター、ステージ映えするVシェイプも他のタイプにはない魅力があります。
どれもロックやポップスにピッタリのサウンドなので、軽音楽部でベースやドラムの入ったバンド曲を演奏したい人にはエレキギターがおすすめです。
エレキギターの種類については、さらに深く解説した記事もあるので、もっと知りたいという人はぜひ読んでみてくださいね。
アコースティックギター
部活動で弾き語りをしたい、アコギの豊かな鳴りが好きな人はアコースティックギターを選びましょう。
主にシンガーソングライターの弾き語りライブ、歌の伴奏などに使われるタイプで、木と弦の響きによる優しいサウンドが楽しめます。
ボディの大きさや形状、スケールの長さで分類されており、定番モデルには以下の6種類がありますよ。
- OOO(トリプルオー)
- OO(ダブルオー)
- OM(オーエム)
- ドレッドノート
- ジャンボ
- ラウンドショルダー
指弾きで繊細な音を奏でたいなら、小ぶりなOOOやOOがおすすめです。
バランスを重視するならOOOと同じ形状でスケールが長いOM、音量と音のまとまりを両立したジャンボが適しています。
コードストロークが中心で、大きな音を出したいなら大型ボディで角張った形状のドレッドノート、緩やかなカーブを描いたラウンドショルダーが向いていますよ。
アコギの種類や選び方、サウンドの特徴を細かく紹介した記事もあるので、こだわってアコギを選びたいという人は要チェックです。
軽音楽部で使えるおすすめギター
ギターの選び方や種類を覚えたら、実際にどんなモデルがあるのか気になってしまいますよね。
高価な楽器は演奏性や品質に優れたものも多いですが、リーズナブルな価格帯の商品にも弾きやすく、音質が優れた楽器もたくさんあります。
特に、予算が限られている人、軽音楽部への入部をきっかけに楽器を購入したい人は、リーズナブルな価格帯のモデルがおすすめです。
最後に、初心者でも購入しやすく、軽音楽部での使用にピッタリのギターを紹介します。
ライブUtaTenの関連記事!
-
【加工】ギターの改造ポイント7選!初心者におすすめ改造箇所とは?
続きを見る
YAMAHA / LS6 ARE
YAMAHAの「LS6 ARE」はOMに近いボディ形状やスケールを持つ、コンパクトで使いやすいギターです。
エントリーモデルながらも、ピックガードやブリッジが付いている表面の木材(トップ材)は、ハイエンドモデルと同じ単板仕様になっています。
また、ヤマハの独自技術A.R.Eにより、長年弾いた楽器のような豊かな響きを実現。
ボディはドレッドノートと同じ深めの作りになっているので、大きな音も出せますよ。
弾きやすく、アンプにつなぐためのピックアップも搭載しているので、軽音学部の練習や学園祭でのライブにピッタリです。
MORRIS / M-280
M-280は日本の人気ギターメーカーMORRISが販売する、コスパに優れた高品質なギターです。
ボディサイズは大型のドレッドノートサイズを採用し、大きな音量が出せるようになっています。
木材はリーズナブルな価格帯の定番でもある合板を使用していますが、低音もハッキリとしていて、まとまりのあるサウンドなので気持ちよく演奏できますよ。
軽音楽部で使うためにリーズナブルな価格で、高品質なギターを探している人におすすめのモデルです。
James / J-500A/Ova
島村楽器のオリジナルブランドJamesが販売する、OMに近い小ぶりなボディ、スケールの長さを持った使いやすいアコースティックギターです。
ボディのサイドや裏側には、豊かな中音域が特徴のローズウッドを使用し、トップ材は定番のスプルースを単板で組み込んでいます。
また、ブリッジトラスシステムという、耐久性や音の伸びを向上させる独自技術を取り入れているのもポイント。
ピックアップも搭載しているので、軽音楽部の練習やライブでも活躍しますよ。
作りが丁寧で、演奏性やサウンドのクオリティにも優れたギターです。
YAMAHA / PACIFICA112V
弾きやすく高品質なギターが欲しい人におすすめなのが、YMAHAの「PACIFICA112V」です。
シングルコイル2つとハムバッカー1つを組み合わせたSSH仕様により、パワフルなサウンドから粒の細かな音まで出せるようになっています。
ネックは握りやすく、指板は平らな形状になっているのでコードや単音弾きも快適にできますよ。
サウンドの幅も広く、演奏性にも優れたバンド初心者におすすめのエレキギターです。
Epiphone / Les Paul Standard Plus Top Pro HCS
Gibson直系ブランドのEpiphoneが製造している、本格仕様のレスポールです。
ボディとネックはマホガニーという、ミドルクラスモデルや、ハイエンドモデルで使われる木材と同じ種類のもので作られています。
また、表面にはフレイムメイプルという木目が美しい材が貼り付けられており、エレガントな見た目になっていますよ。
ピックアップは、Gibsonのヴィンテージレスポールに使われたPAFを再現したモデルを搭載。
本格的なレスポールサウンドが楽しめるギターなので、軽音楽部でロックな演奏をしたい人はぜひ試してみてくださいね。
Squier / CONTEMPORARY TELECASTER® HH
テレキャスターの見た目が好きだけど、レスポールやSGのようなサウンドが欲しい人には、Squierの「CONTEMPORARY TELECASTER® HH」がおすすめです。
ボディの形状はテレキャスターですが、レスポールのようにハムバッカーを2つ搭載しています。
ネックは高音域が豊かなメイプル、ボディはバランスの良いポプラとFender系の定番材が使われているので、レスポールとテレキャスターの中間のようなサウンド。
ボディとヘッドの色が同じマッチングヘッドを採用するなど、ルックスもサウンドも個性的なので、軽音楽部でも個性を発揮したい人におすすめです。
Squier by Fender エレキギター Contemporary Telecaster® HH, Maple Fingerboard, Dark Metallic Red
軽音でギターをするなら自分の好きな種類を選ぼう!弾きたいジャンルや予算で選ぶのもおすすめ
軽音楽部でギターをするなら、自分好みのルックスやサウンドを持ったモデルを選びましょう。
エレキもアコギも色々なジャンルで使える楽器で、弾き方や使い方などを工夫すれば思い通りの音が出せます。
まずは難しいことは気にせずに、第一印象やインスピレーションを大切して選んでみてくださいね。
迷ったときには、弾きたいジャンルや予算を考えて選ぶのもおすすめですよ。
この記事のまとめ!
- 軽音楽部で使うギターは、好きなデザインの弾きやすいものを選ぼう
- エレキギターには色々な種類があり、それぞれに音や見た目に特徴がある
- アコースティックギターは、ボディの形状やスケールの長さで音質や弾きやすさが変化する
- 国産メーカーのアコギは小ぶりで持ちやすく、演奏性やサウンドも優れたモデルが多い
- 初心者でも購入しやすい価格帯のモデルにも、本格サウンドのギターや個性的なルックスのギターがある