バンドでも個人でもライブをする上で、お客さんに印象付けるために衣装は非常に重要です。また、どんな衣装を選ぶかも重要ですが、素材やサイズ感も大切です。
以前、有名なアーティストも「ステージに立つ以上、見た目を整えて出演するのはマナーだ」と発言していました。
しかし、音楽性やバンドの方向性によっても衣装選びは変わってくるので、みんながみんな同じ衣装で出演する必要はありません。自分やバンドにあった衣装選びをしてみましょう。
この記事では、おすすめのライブ衣装や演奏しやすい衣装などを紹介していきます。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
ライブ衣装の選び方
まずは、ライブ衣装の決め方や選び方についてです。ライブ衣装を選ぶ基準は意外とたくさんあります。
動きやすさを重視した衣装を選ぶのもいいですが、せっかくステージに立つなら見た目でもインパクトを残したいですよね。
曲に合った衣装を選ぶ
ライブ衣装の選び方として、演奏する楽曲に合わせた衣装を選ぶのも1つです。
例えばロックとダンスミュージックでは音楽ジャンルが違うので、おすすめの衣装も変わってきます。曲の雰囲気にあった衣装を選ぶのがおすすめです。
音楽とファッションは関連性も高いので、その音楽ジャンルの有名なアーティストの衣装を参考にするのもいいでしょう。
自分たちが演奏する音楽ジャンルを基準に衣装を決めるは、最もシンプルな衣装の選び方と言えます。
テーマを決めておそろいにする
バンドメンバーでテーマを決めておそろいにするのもおすすめです。
オオカミの被り物が特徴的な『MAN WITH A MISSION』のように、わかりやすいテーマがあるとライブ衣装も選びやすくなります。
また、『四星球』のようにコミックバンドとして法被でそろえるなど、バンドの色にあった衣装を選ぶのもいいですね。
全身そろえるのが大変な場合は、ワンアイテムを決めておそろいにするのもいいでしょう。
メンバーの個性を出す
バンドメンバーでテーマを決めておそろいにすることをおすすめしましたが、それだけでは誰が誰だか区別がつきにくくなってしまいます。
テーマを決めてグループとしての統一感を出しつつ、メンバーそれぞれの個性を出せる衣装を選ぶといいでしょう。
バンドではありませんが『Perfume』のように、衣装のテーマは統一しつつメンバーごとに被らないポイントを作るのがおすすめです。
女性は下着が見えないように
女性がライブ衣装を選ぶ上で特に気をつけたいポイントとして、下着が見えないような衣装を選ぶことも大切です。
パンツスタイルなら特に問題ありませんが、スカートを衣装で着たい場合、ロングドレスのようなドレス丈が長いものを選んだり、下着が見えないようにインナーを履くようにしましょう。
露出の多い衣装は見栄えはよくなりますが、下着が見えてしまっては本人も観客もそちらばかり気になってライブに集中できません。
心置きなくライブを楽しみたいなら、女性は下着が見えないように気を付ける必要があります。
ドラマー衣装のNG集
ここからはドラマーには好ましくない衣装についてです。ドラマーはボーカルやギター、ベースに比べて衣装選びが演奏に影響を与えます。
他のパートよりも体全体を使って演奏するため運動量が多く、動きずらい格好をしてしまうと演奏のパフォーマンスにも悪影響を及ぼすことがあります。
必ずしもNGというわけではありませんが、どうしても着て出たい衣装があるのなら、リハーサルスタジオなどで一度試してみるのがおすすめです。
どんな衣装がドラマーに向いていないか分からないという方のために、ここではドラマーのNG衣装について説明しましょう。
バスドラを踏みにくい靴
ドラマーの衣装で一番のNGは、バスドラを踏みにくい靴です。靴は演奏のパフォーマンスに直結します。
リハーサルスタジオでは素足や靴下でバスドラを踏む人も多いので、靴を履いているだけでも演奏しにくいと感じる人もいるでしょう。
底が熱くて生地の硬いブーツや革靴は慣れないうちは踏みにくさを感じ、女性の場合はハイヒールなどヒールが高い靴もかなり踏みにくさを感じる靴です。
どうしてもバスドラを踏みにくい靴を履きたいなら、普段の練習から慣らしておくか、ドラムに座ったら脱いで演奏するようにしましょう。
長すぎる袖や裾
ドラマーのNG衣装の2つ目は、長すぎる袖や裾の衣装です。靴と同じで、演奏のパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。
袖や裾が長いだけで、スティックの握りにくさや叩きにくさを感じたり、バスドラを踏む際にビーターに裾がひっかかってしまう可能性もあります。
もしバンドがテーマとして長すぎる袖や裾を衣装に取り込むアイデアが出た場合は、ドラマーはしっかりと意見をするようにしましょう。
タイトスカート・ミニスカート
女性ドラマー限定ですが、スカートは丈の長さに関わらずおすすめできません。
特にタイトスカートやミニスカートなどを衣装で選んでしまうと、下着が見えてしまう可能性があります。
どうしてもスカートを履きたいのならロング丈を選びましょう。
ただし、ロング丈のスカートは裾がひっかかる可能性もあるので、演奏に集中したいならパンツスタイルをおすすめします。
通気性が悪く動きにくい服
ドラマーのNG衣装の4つ目は、通気性が悪く動きにくい服です。ステージ上は照明が焚かれているので、リハーサルスタジオでの演奏よりも汗をかきます。
また、緊張をしていると普段以上に汗をかく可能性があるので、通気性の悪い服はおすすめできません。
通気性が悪く動きにくい服は演奏のパフォーマンスを下げるので、なるべく薄手で汗を吸っても蒸れにくい素材の衣装を選ぶようにしましょう。
よくあるライブ衣装
ここからはよくライブ衣装として選ばるものを紹介していきます。
ここで紹介する衣装は、安易に選ぶと共演するバンドと被ってしまうこともあります。
ベースの衣装として選んで、その上でバンドのカラーやメンバーそれぞれの個性を発揮する工夫をするといいでしょう。
ジャケット × ネクタイ
おすすめ衣装の1つ目は「ジャケット×ネクタイ」です。かなりの定番衣装ですが、崩さずに着るのもかっこいいですし、着崩して個性を出すのもおしゃれです。
ジャケットのインナーを襟付きのシャツにしてネクタイをすれば、カチッとした大人っぽい印象にできるし、ネクタイを緩めボタンを外せば少し着崩して抜け感を出すこともできます。
インナーをTシャツにすることもできるので、ジャケットはステージ衣装としてはかなり使いやすい衣装です。
プロのミュージシャンも着ている人が多く、参考にもしやすい衣装なのでおすすめです。
つなぎ
おすすめ衣装の2つ目は「つなぎ」です。つなぎを衣装にするには演奏する楽曲が少し限られますが、インパクトもあり目立つことができます。
衣装代もそこまで高くなく、動きやすさや通気性もいいので、衣装としてはかなりおすすめです。
さらに個性を出したいなら、バンド名を手書きで書いたり、イラストを書いたり等のカスタマイズをしてみるのもいいでしょう。
メンバーみんなで同じ色を着れば統一感を出すことができ、メンバーごとにカラーを変えれば個性を出すこともできます。
ただし、他のバンドとこの衣装が被ると悪目立ちしてしまう可能性もあるので気をつけたいですね。
サルエルパンツ
おすすめ衣装の3つ目は「サルエルパンツ」です。『RADWIMPS』のボーカルである野田洋次郎さんが履いているイメージが強いですよね。
サルエルパンツにも様々なデザインがあるので、演奏する音楽に合わせたパンツを選ぶといいでしょう。
RADWIMPSのようなロック系でもヴィジュアル系でも合わせることができ、汎用性が高くおしゃれなアイテムなので1着持っていると便利ですね。
タンクトップ
おすすめ衣装の4つ目は「タンクトップ」です。タンクトップは通気性もよく動きやすさは抜群。男らしいロックやラウド系には特に合わせやすいですね。
少しカチッとした衣装にしたいなら、インナーをタンクトップにしてアウターでジャケットを用意するのもおすすめです。
音楽性によってはタンクトップが雰囲気に合わないこともあるので、演奏する曲に合わせて選ぶようにしましょう。
Tシャツ
おすすめ衣装の5つ目は「Tシャツ」です。定番中の定番ですが、ライブ衣装として一番活躍してくれます。
面白いデザインのTシャツを着るのもいいですし、自分が好きなバンドやアーティストのグッズTシャツを着て演奏するのもいいでしょう。
アーティストのライブに行ってTシャツを買ったはいいものの、着る機会がなくクローゼットに眠っている場合は有効活用できますね。
アーティストの衣装を真似しよう
ライブ衣装で迷った時は、好きなバンドや自分たちが演奏するものと曲調が似たアーティストの衣装を真似をしてみましょう。
好きなバンドを真似するだけでもモチベーションは上がりますし、ジャンルが似ているアーティストの衣装を真似するのも、演奏曲のアピールに繋がるのでおすすめです。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
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『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT』と言えば、黒をベースにしたライブ衣装が印象的。バンドのコンセプトとバッチリ合った衣装を着ています。
モッズスーツと言われる細身のスーツを着用していて、60年代にイギリスで流行したファッションです。
彼らは特定のブランドではなくオーダーメイドで作っているので、そこまで真似するのは難しいかもしれません。
リクルートスーツで対応するなら、サイズ感と中に着るシャツ、ネクタイを工夫するだけでもかっこよく着こなせますよ。
WANIMA
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『WANIMA』はMVやライブ、メディアに出る時はほとんど「LEFLAH」というストリート系のブランドの服を着ています。
Tシャツやパーカーにショートパンツやズボンを腰穿きしている印象が強いですよね。同じブランドのアイテムを選べばWANIMAっぽい印象にすることができます。
東京・大阪・沖縄に直営店があり、ネットショッピングも可能なので、WANIMAが好きで彼らのような明るく元気な音楽をやるバンドにはおすすめです。
特にVo/Baのケンタさんはカラフルな衣装を身に纏っていて、ステージ映えしていますよね。蛍光色のピンクや黄色などに抵抗がなければ、真似してみるのもおすすめです。
04 Limited Sazabys
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『04 Limited Sazabys』もストリート系のラフな衣装でライブをしています。Vo/BaのGENさんは特にユニセックスのアイテムを身につけていることが多いようです。
ストリート系でラフな衣装は、GENさんのようにうまくアイテムを掛け合わせることでカッコよく見せることができます。
おしゃれに決めたいバンドは、GENさんのアイテム選びを真似してみるのも面白そうです。
a flood of circle
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『a flood of circle』も黒を基調とした衣装を多く着用しており、ライダースをかっこよく着こなしています。
バンドに女性メンバーがいる場合は、ベースのHISAYOさんのように黒いワンピースを着こなすのもかっこいいですね。
ロックンロールを演奏するバンドは是非『a flood of circle』の衣装を参考にして、かっこよくバンドで衣装をそろえてみてください。
バンドメンバーとコンセプトを話し合って衣装を決めよう!ドラマーは演奏しやすさにも注意が必要!
バンドメンバー全員で何を着てライブに出演するのか、きちんと打ち合わせをして決めるようにしましょう。
それぞれバンドの方向性もあるので、衣装を合わせて統一感を出すバンドもいれば、ラフで動きやすい衣装にしてステージングで魅せるバンドもいます。
何が正解で何が不正解というのはありません。演奏する曲やバンドメンバーの個性などを考えて衣装を選んでみましょう。
また、定期的にライブを続けていくなら、バンドのイメージを決めてライブ衣装を購入するのも1つの手です。
この記事を参考に、自分のバンドに合ったライブ衣装を選んでみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ライブ衣装は曲に合ったものを選んだり、テーマを決めておそろいにするのがおすすめ
- 女性は下着が見えないようにロング丈のスカートやインナーを着用しよう
- ドラマーは衣装がパフォーマンスに影響する!素材やサイズ感を意識して衣装を決めよう
- 迷った場合は好きなバンドやジャンルが似ているアーティストの真似をする