バンド活動を始めて楽器がある程度弾けるようになってきたら、バンドでライブに出演したいですよね。
ライブをするためにはお客さんを集めないといけませんが、ライブ経験がない人にはなかなか難しいことでもあります。
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この記事のもくじ
ライブの主な集客方法
自分たちのバンドやソロライブにお客さんを呼ぶためには、まずライブの集客方法について知っておく必要があります。
どんな呼び込み方があるのか理解するだけでも、ライブ当日までに何をするべきかがわかります。
ライブ出演
ライブハウスへの出演は、バンドの宣伝活動に非常に効果的です。
通常、ライブハウスでのライブは複数のバンドが出演している「対バン形式」であることが多く、持ち時間30分前後で交代して演奏します。
対バン形式のライブに出演すれば、他のバンドが連れてきたお客さんにも自分たちの演奏を聞いてもらうことができます。
直接自分たちの音楽を披露することができるので、うまくいけば他のバンドを見に来た人が新たなファンになってくれるかもしれません。
ただし、アマチュアバンドの場合は友人が見に来ているケースが多いため、「ライブ出演だけで集客をする」という考えは危険です。
フライヤー作成
ライブへの出演をする際に、ライブ会場でお客さんに配布するのが「フライヤー」と呼ばれる「バンド紹介のチラシ広告」です。
有名なバンドでもない限り、どんな人たちがどんな音楽を演奏するのか、お客さんは全く知りません。
そんな初見のお客さんに向けて宣伝チラシ「フライヤー」を配ることで、自分たちのバンドのコンセプトを知ってもらうことができます。
次回のライブ情報などを載せたフライヤーを配布すれば、ライブを見て興味を持った人が次のライブにも来てくれるかもしれません。
チラシを通じて「どんなことを伝えたいのか」を考えて、フライヤーをデザインしてみてください。
路上ライブ
路上ライブとは駅や歩道橋の上、公園などの野外で行うライブのことで、重要なのは何よりも「場所選び」です。
人通りが少なすぎる場所だと誰にも聞いてもらえませんし、人通りが多い場所では交通の妨げになり警察に注意されることもあります。
路上ライブの「場所選びのコツ」は、よく路上ライブが行われている人通りの多い場所を選ぶことです。
また路上ライブは無料で見られるため、お客さんも立ち止まりやすく演奏の合間にライブの告知ができますし、チケットの販売もできます。
友人や身内を誘う
アマチュアバンドの最初の集客方法といえば、友人や身内を誘う方法でしょう。見ず知らずの人よりは、興味を持ってくれる可能性が高いはずです。
「知り合いの前で普段見せない姿を見せるのは恥ずかしい」と考える人もいるかもしれませんが、勇気を出して誘ってみましょう。
もしその友人や身内が新たな友人を連れて来てくれたら、さらに認知度は上がっていきますよね。
友人や知人にお願いすれば、ライブの写真を撮ってくれるかもしれないので、次回以降のライブ告知にも使えたりします。
インターネットでのライブ宣伝と集客方法
パソコンやスマートフォンが当たり前のように生活の一部となっている現代では、集客方法の主軸「インターネット」は欠かせません。
インターネットを活用すれば誰でも自分たちの作品を、世に送り出すことができますので、バンド集客コンテンツ作りに挑戦しましょう。
YouTube
バンドの宣伝活動に効果的なインターネット集客として、よく知られているのが「YouTube」で、プロの音楽ビジネスでも活用されています。
動画の最後にライブの告知なども盛り込めるので、バンド集客コンテンツとしては非常に相性の良いサービスです。
しかし、アマチュアバンドのオリジナル曲は「再生されることがほとんどない」ため、最初は好きなバンドや有名なアーティストのコピーバンドとして「弾いてみた動画」を投稿し、再生数を伸ばすなどの工夫が必要となります。
チャンネル登録者が増えれば、人気が話題になり新しいファンが増え、ライブを直接見に来てくれる人が増えるかもしれません。
SNS
インターネットを使った集客で多くの人が連想するのが、SNSを使った方法ですね。
- LINE
など、SNSは幅広い年齢層の人たちが多数利用していますので、集めたいお客さんの年齢層によってSNSを使い分けるのが効果的。
「Twitter」や「Instagram」は比較的「若い年代のユーザー」が多く、コミュニケーションを取りやすい特徴があります。
ネット上での関係性構築がメインとなるサービスなので、拡散性も高く、いいコンテンツを提供できれば露出の機会も大幅に増えていきます。
一方「Facebook」のユーザー年齢層は比較的高く、実名登録のためフォロワーも現実世界での繋がりがある人がほとんどです。
まずはバンドのSNSアカウントを開設するところから始めて、ある程度知名度が上がってきたら、メンバーの個人用アカウントでも告知していく形がおすすめですね。
HP・ブログ
バンドマンは自分たちのHPやブログを持っている人が多いです。
フライヤーは「紙一枚に情報を載せること」だけなので内容が薄くなりがちですが、HPやブログではより多くの情報を掲載することができます。
例えば、自分たちで作ったトラック(オリジナル曲を収録したもの)の動画を掲載してみたり、画像付きでイベントの告知をしてみたりと、自由にコンテンツを作成することができます。
中でも人気なのが「バンド活動の裏話」を記事にするという方法です。
ただ、HPやブログはお客さん側が検索する仕組みなので、知名度がなければアクセスされません。
そのため、YouTubeやSNSでの活動とリンクさせて、HPやブログの更新情報を発信するなどの工夫が必要となります。
ライブ配信
ライブ配信は近年、急激に利用者が伸びてきている分野です。
YouTubeなどの「あらかじめ作成して投稿する動画配信サービス」とは違い、リアルタイムの生放送で動画を配信します。
そのため、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションをとれるのが最大の特徴です。
ライブ配信サービスには
- ニコニコ生放送
- ツイキャス
- Showroom
- IGTV
などがあり、先ほど紹介したSNSでもライブ配信ができるようになっています。
ただ「ライブ配信」にも「時間が合わないとみてもらえない」という欠点があります。
今はテレビですら、後で配信される動画サービスで視聴する時代。リアルタイムでライブ配信をその日のその時間に合わせて見てもらうためには、熱狂的なファンづくりや事前の告知が不可欠です。
また、YouTubeやSNSなどの拡散性のあるサービスとは異なり、バンドとファンの間だけで繰り広げられるサービスなので、日頃からファンを大切にしたり、ファンとの関係性を作っておく必要があります。
集客のためにやってはいけないこと
バンドの集客活動において、絶対にやってはいけないことがあります。
最初のうちは知名度もなく、なかなかお客さんが集まってくれないので、間違った集客方法を行ってしまい、後で後悔するバンドが多いのです。
チケットを安くする
よくやってしまいがちな失敗が「チケットを安くする方法」です。
お店などでも売れなくなった商品を値引きして、販売することがよくありますよね。あれは廃棄処分してしまうくらいなら、価格を下げて売り切ってしまおうという戦略です。
しかしライブのチケットを安くしても、何の意味もありません。
お客さんがライブのチケットを買わないのは、チケットが高いからではなく、あなたのライブに価値を感じていないからです。
たとえチケットが安くなったとしても、そのライブに興味や価値がなければ、時間の無駄なので来てくれません。
それに安売りばかりしていると、「いつも安売りしている必死で可哀想なバンド」というレッテルを貼られることにもなります。
バンド活動において、自分たちのブランディングというのは非常に大切です。
一度マイナスなレッテルを貼られてしまうと今後ファンがつきにくくなり、いつまで経ってもライブにお客さんを呼ぶことはできません。
CD制作・CD無料配布
認知度の低いうちから、CDの制作や無料配布をするという行為もしてはいけません。
これもチケットの安売りと同じで、あなたの音楽に価値がなければ誰も聞いてくれないのです。
誰も聞いてくれなければ、CDの制作費が無駄になってしまうので、自分たちの音楽を聞いて欲しいのであれば、先ほど紹介したYouTubeでの配信に徹底する方が良いでしょう。
CDの制作はある程度人気が出てファンが増えてからにして、お金をかけて頑張って作ったCDはきちんと販売するのです。
ライブ本数を増やす
集客できないバンドによくあるのが、むやみにライブの出演本数を増やすという方法です。
先ほど「ライブへの出演は宣伝に効果的」とお話ししましたが、無計画にやりすぎるのは逆効果。
なぜなら、集客できないバンドのライブにはお客さんが一人も来ないことがよくあるからです。
ライブ出演にはチケットノルマというものが存在し、用意されたチケットを全て売らなければ、チケット代は全て自己負担になってしまいます。
まずはインターネットを使った集客を頑張った方が賢明でしょう。
地方遠征
「場所を変えれば聞いてくれるお客さんがいるかも」と思いながら遠征するバンドマンが多くいますが、これも間違った集客方法です。
友人や身内がいる地域ですら集客できないバンドが、地方へ行って集客できるはずがありません。
チケットノルマに加えて、遠征の旅費も無駄となってしまいます。まずは地元のライブハウスでしっかり集客できるようになりましょう。
ファンになってもらう方法
ライブの集客は「お客さんを集めるだけ」で終わりではありません。来てくれたお客さんをファンへと成長させる必要があります。
ファンとは「熱量の高いリピーター」です。
しかし、知名度のない自分たちがファンを作るために「どうすれば良いのかがわからない」と思う人がほとんどでしょう。
ライブを見ただけではファンにはならない
多くのバンドマンは「自分たちの演奏を聞いてくれた人がその場でファンになってくれる」と勘違いしてしまいます。
しかし、たった30分前後のライブで、あたなのバンドの虜になってくれる人が果たして存在するでしょうか。
もちろん可能性はゼロではありませんが、プロですら難しいことだと理解しておきましょう。
ファンになってもらうターゲットを決める
ファンになってもらうためには、自分たちがどんな人にファンになって欲しいのかターゲットを決めて、その人たちの理想となる活動をすることが重要です。
ファンとは自分たちの活動を応援してくれる人のことを指します。つまり、応援したくなるようなバンド像を作り上げることが、ファンづくりの近道なのです。
ターゲットが決まればライブを開催する場所や活用するSNSの種類など、集客方法も決まってきます。
まずはどんな人たちにファンになってもらいたいのか、決めることが大切です。
観客のアフターフォローをする
ライブが終わったら、必ず観客のアフターフォローをしましょう。
わざわざ時間を割いて来てくれた人たちへ、感謝の気持ちを表すことが大切です。
具体的にはアンケートを書いてくれたお客さんへ「お礼」や「雑談」「お見送り」などです。
複数のバンドで行うライブの場合、ライブが終了したら出演者全員でお客さんのお見送りをすることがあります。
ここでライブを見てくれたお客さんに、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。声をかけてくれた人には、必ず笑顔で対応するようにしましょう。
ファンとの関係性を大切にすることが、ライブの集客成功にとって重要です。
特別感のあるライブにする
お客さんの熱量を高めるには心を動かすような「特別な体験」をさせてあげるのが効果的です。
ライブをやったことがないバンドマンにとっては、ライブをするということ自体が特別なことと思いがちですが、お客さんはそれだけでは満足しません。
毎回特別な演出を工夫して、観客を喜ばせると努力があるから興味を持ち、熱狂的なファンが生まれるのです。
例えば毎回コンセプトを決めて衣装を選んだり、面白いMCで観客を沸かせたりなど。
徹底して観客を喜ばせることを考えたライブを続ければ、それが口コミで広がりファンが増えることに繋がります。
毎回同じようなライブばかりやっていたら、何度も見にいく必要はありませんよね。
しかし、毎回違う演出やこだわりポイントがあれば、ライブに参加したお客さんも「その日だけしか経験できないライブ」という特別感が生まれるので、「また見に来たい!」と思ってくれるのです。
ライブは積極的に宣伝して集客しよう!来てくれた人たちにはアフターフォローも忘れずに
バンドの宣伝活動はライブに来てもらうために必要なものです。しかし、やみくもに宣伝したとしても効果はなかなか出ません。
今回紹介した集客方法のように、ファン作りを意識しながら宣伝活動をしていき、まずはライブを見に来てくれるお客さんを増やしていきましょう。
SNSや動画配信サービスなども使って宣伝しつつ、来てくれたお客さんに対して特別な時間をプレゼントする。
それを意識していれば必ずファンは付いてくるので、お客さんとの関係作りを重要視して楽しみながら活動してみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ライブで効果的な集客方法には「ライブ出演」と「インターネット集客」がある
- SNSやYouTubeなどのインターネット集客は積極的に活用しよう
- チケットの安売りや、むやみにライブの出演を回数を増やすのは避けよう
- ファンになってもらうために具体的なターゲットを決めよう
- 特別感のあるライブを心がけ、ライブ後は必ず観客へのアフターフォローをしよう