バンドやエレキギターをやったことのある人なら「オーバードライブ」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？
オーバードライブとはギターに付けるエフェクターの種類の一つのことです。
エフェクターの一つであり、ギターの音はかっこよくすることができます。
しかし、初心者は何を買ったら良いか迷うことも多いでしょう。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
オーバードライブエフェクターとは
オーバードライブエフェクターとは音を歪ませることができるエフェクターで、ギターだけでなくシンセやボーカルなど色々な楽器に使うことができます。
音を歪ませるエフェクターは他にもありますが、オーバードライブは最もポピュラーな歪み系エフェクターです。
そのため、エレキギターを始めたらとりあえずオーバードライブを使ってみたいという人も多いでしょう。
まずは、エフェクター初心者のために今さら聞けない「オーバードライブエフェクター」の特徴や役割ついて詳しく解説します。
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歪み系エフェクターの一つ
オーバードライブとはギターに歪みを出すエフェクターの一つです。
音楽ジャンルにもよりますが、普段からエレキギターの歪んだ音を聴いている人は初めてギターを弾いた時に、音があまりにもクリーンで驚いたことがある人も多いのではないでしょうか。
エレキを使ってロックでかっこいい音を出すのには、歪み系のエフェクターをつなぐ必要があります。
歪みを出すエフェクターには「ファズ」や「ディストーション」など色々な種類がありますが、その代表格であるエフェクターがオーバードライブエフェクターなのです。
オーバードライブの意味
オーバードライブ（over drive）とは、日本語では「暴走する」「酷使する」という意味で、アンプの回路に大きな入力を加えて、出力音を歪ませた状態のことです。
まだエフェクターがない頃に、ギタリストが音量を最大にしてアンプを酷使する（overdrive)ことで、歪んだ音を作っていたことが由来と言われています。
ディストーション・ファズとの違いは？
歪み系エフェクターでオーバードライブに次いでポピュラーなエフェクターといえば、ディストーションとファズです。
3つとも仕組みは同じで違いは明確ではありませんが、オーバードライブの歪みはディストーションやファズに比べてマイルドです。
歪みの量はオーバードライブ、ディストーション、ファズの順で大きくなり、多くのミュージシャンは感覚的に使い分けているようです。
とはいえ、それぞれの音の特徴を知っておきたいですよね。
ここでは、ディストーションとファズの大まかな特徴を紹介します。
ファズの音の特徴
ファズは歪み系エフェクターの中でも、特に歪みの強いエフェクターです。
時に音が潰れてしまうほど歪んでいるので、ピッキングの繊細なニュアンスやコード感は感じられません。
ファズの歴史は古く、歪み系サウンドの先駆者とも言える存在です。
80年代になりディストーションが登場してからは、あまり使われなくなりましたが、とてもインパクトある音を作れるため、今でも愛用している人は多いです。
ディストーションの音の特徴
最近のロックシーンでは欠かせないアイテムの一つでもあるディストーションは、オーバードライブとファズの中間くらいの歪みがあるエフェクターです。
歪み量は比較的多いので、ピッキングやアルペジオには向きません。
ディストーションは、パワーコードでのストロークで使われることが多く、バンド全体のサウンドにも厚みが増します
オーバードライブエフェクターの選び方
エレキギターを弾くなら一つは持っておきたいエフェクター「オーバードライブ」ですが、いざ買おうと思っても、種類がたくさんあって初心者のうちは何を買うべきか迷うますよね。
同じ「オーバードライブ」でもメーカーや機種によって歪みに特徴があったり、付いている機能が異なったりします。
次ではオーバードライブをはじめて買う人のために、オーバードライブエフェクターの選び方を紹介します。
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ブースターとしても使えるものがある
ブースターとは簡単に言うと音を大きくする機能で、バンドでソロが多いエレキギターにはブースターが欠かせません。
オーバードライブエフェクターの中にはブースターとして使えるものもあるので、エフェクター購入時にはチェックするようにしましょう。
エフェクターの歪み量を抑えてボリュームを大きくすると、ブースターとしても使えるものが数多く販売されていますよ。
初めて買うなら定番がおすすめ
オーバードライブだけでも、数えきれない種類が販売されていますよね。
どれを買うか迷っている時は、定番商品がおすすめです。
エフェクターは買ってからが勝負。
セッティングして自分なりに使いこなすまで、とても時間がかかるものですが、定番商品ならネットにあがっているおすすめのセッティング方法を参考にできるのでとても助かりますよ。
実際に弾いてみて購入するのが確実
最近はインターネットにも詳しい情報が載っているので、ネットで調べてエフェクターを買う人も珍しくありません。
しかし、音や歪みの感じ方は人によって違うため、初めのうちは実際にショップで弾いてみてから購入するのがおすすめです。
「ネットの評判だけを見てエフェクターを買ったら、イメージと違った」と言うことはよくあるので、初心者のうちは、歪み方やサウンド感を、実際に自分で確かめるようにしましょう。
1万円以下で買えるオーバードライブエフェクター
とりあえずオーバードライブを試してみたいという人は、なるべく安いエフェクターがあったら嬉しいですよね。
特に初心者のうちは、安いエフェクターを自分なりに使いこなせるようになってから、高額なものにもトライするのがおすすめです。
オーバードライブエフェクターは、ラインナップが豊富なだけあって値段もピンからキリまであります。
1万円以下で買えるオーバードライブエフェクターを早速チェックしていきましょう！
BOSS SD-1
オーバードライブの定番商品でもあるBOSSのSD-1は、ギタリストなら一つは持っていると言って良いほど王道モデルです。
1981年の販売開始以降、長く愛されているロングセラー商品で、多くの有名なギタリストが愛用していることでも知られています。
マイルドな歪みが特徴で、トーンコントロールがついているので、高音域を抑えてまろやかな音を作ることもできます。
ブースターとしても使えるエフェクターですよ。
BOSS Blues DriverBD-2
BOSS SD-1と並んで定番商品であるボスのBlues DriverBD-2は、ブルージーなサウンドを楽しめるエフェクターです。
初心者でも扱いやすく、ファズに近いような歪みを出すことができます。
クラッチセッティングでコード感あるギターを弾いたり、ゲインを上げてハードロックな音を作ったりと、幅広く活躍できるエフェクターです。
こちらもブースターとしても使えます。
BOSS OD-3
オーバードライブの名機としても名高いOD-1の改良型として発売されたのが、OD-3です。
OD-1は生産終了しており、現在はOD-1Xが販売されているものの、残念ながら1万円以下では手に入れることができないので、OD-3はとてもお得なエフェクターとも言えます。
OD-3は太くて粘り気があるサウンドが特徴です。
倍音やサスティンも美しいエフェクターで、ブースターとしても使えます。
ソロはもちろん、リフやカッティングなどあらゆる場面で使えるエフェクターです。
Effects Bakery Bagel OverDrive
低価格で優秀なオーバードライブと言えば、Effects Bakery Bagel OverDriveです。
クリーンに近いサウンドから深い歪みのかかったサウンドまで、さまざまな歪みを出すことができます。
サスティンが長めなので、音がクリアに前に出るエフェクターで、808トーンをベースに深みのあるまろやかな音でソロを弾いたり、軽やかなカッティングができたりと美しい音色も魅力です。
コンパクトなデザインも持ち運びに便利で嬉しいポイントですよ。
Effects Bakery (エフェクツベーカリー) Bagel OverDrive/ギター エフェクター オーバードライブ
Ibanez TUBE SCREAMER MINI
Ibanez TUBE SCREAMER MINI は、Tube Screamer TS808のサウンドをそのままに、ボディを小さくしたモデルです。
TS808は伝説の名機として知られており、まろやかで粘り気のある中音域が美しく、歪みもその音域に集中させたサウンドが魅力。
多くのミュージシャンが愛してやまないTS系のこのサウンドはTS808でしか出せないと言われています。
Tube Screamer MINIを手に入れて、伝説の名機サウンドをミニサイズで楽しみましょう。
Maxon Overdrive Pro OD820
Made in JapanのMaxonエフェクターと言えば、ギタリストのCharが愛用していることでも有名ですが、Charが愛用していたOD-880の後続製品がOD-820です。
トゥルー・バイパス という回路を使っているため、電源をOFFにすると音の劣化を防ぐことができます。
チューブアンプ（真空管アンプ）を通したような温かくて柔らかいサウンドが特徴です。
クリーンからディストーションやファズのような歪みまで幅広く使うことができるエフェクターですよ。
上級者向けおすすめオーバードライブエフェクター
エフェクターを使いこなせるようになってくると、自分好みのサウンドを作りたくなりますよね。
歪みの量やトーンの微調整など、手持ちのエフェクターでは物足りなさを感じることも多いでしょう。
オーバードライブエフェクターの中には、さまざまなプレイヤーのニーズに応えて、特殊な機能が付いたり、歪みやトーンなどエフェクトを細かく調整できたりするものが販売されています。
ここでは、自分好みの音を作りたい人におすすめの上級者向けオーバードライブエフェクターを紹介します。
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MAD PROFESSOR Sweet Honey Overdrive Factory
フィンランドで生産されているハンドメイドエフェクター、アンプのブランド「MAD PROFESSOR」は、日本でも大変人気がありSweet Honey Overdrive Factoryは代表商品としても知られています。
フィンガータッチに繊細に反応できるオーバードライブペダルエフェクターで、FOCUSのつまみを調整することで、歪みの少ないメロウなサウンドから、ディストーションのような歪みで明るめのサウンドを作ることができます。
Mad Professor マッドプロフェッサー エフェクター FACTORY Series オーバードライブ Sweet Honey Overdriv...
FRIEDMAN BE-OD エフェクター オーバードライブ
高品質なエフェクターをリリースしているブランドとして人気の高いFRIEDMANから発売されているBE-ODエフェクターオーバードライブは、温かみのある真空管アンプのサウンドを再現できるエフェクターです。
歪みの少ないクランチトーンから、中音域の倍音がきれいに聴こえるゲイントーンまで幅広いサウンドを楽しめます。
音はマーシャル割ということもあり、とても使いやすいです。
J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHER
伝説のエフェクターとも言われる「ケンタウルス 」のサウンドを再現した、オーバードライブがJ.ROCJETT AUDIO DESIGNESから販売されているARCHERです。
なんと、ケンタウルスを製造していた工場Rockets PedalsがJ.ROCJETT AUDIO DESIGNESからリリースしました。
サウンドは元祖ケンタウルスよりスタイリッシュで、解像度が高くクリアな印象です。
滑らかなトーンのかかり具合も魅力で、中音域の透明感は圧巻。
太くてしっかりしたクリーンブースターも素晴らしいですよ。
Walrus Audio Voyager Preamp/Overdrive
豊かなサウンドはもちろんのこと、芸術的なデザインで個性派アーティストからも人気の高いWalrus Audio から発売になっているプリアンプ／オーバードライブがVoyagerです。
オーバードライブと言っても、ブースター向きのペダルなのでソロをたくさん弾く人には特におすすめです。
多彩なトーンを作り出すことができ、ギターアンプに左右されず音が美しいと名高いエフェクターでもあります。
WALRUS AUDIO ウォルラスオーディオ VOYAGER ボイジャー PREAMP/OVERDRIVE WAL-VOY
XOTIC EP Booster
ジミー・ペイジやエリック・ジョンソンなど、伝説のトップアーティストが使っていた「エコープレックス」というディレイできるエフェクターがあります。
これをシュミレートしたのが、XOTICからリリースされてるEP Boosterです。
太くてしっかりしたプリアンプサウンドを楽しめるエフェクターで、主にブースターとして用いられます。
サウンド作りの隠し味的に使うミュージシャンも多いので、ワンランク上の音作りを目指している人にはおすすめですよ。
JHS Pedals SuperBolt V2
唯一無二のサウンドを手に入れたい人におすすめなのが、JHSから発売されているPedals Super Bolt V2です。
かつてはジミー・ペイジも使ったと言われる伝説のSuproアンプを再現しています。
歪みの強い強烈なインパクトを与え、ビンテージ感あふれるサウンドを楽しむことができるエフェクターです。
ちなみに、JHSはハンドメイドエフェクターメーカーで生産量が少ないため、国内正規品を入手するのは少し難しい可能性があります。
オーバードライブは最も種類が多くてポピュラーなエフェクター！目的や好みに合わせて購入しよう
オーバードライブはエレキギターの演奏に使うエフェクターの中でも、特にポピュラーな歪みを作るエフェクターです。
そのため、各メーカーからたくさんのオーバードライブが発売になっていて、歪み量やサウンドが異なります。
購入する時は、自分の演奏スタイルにあったエフェクターを購入しましょう。
唯一無二のサウンドを手に入れたい人には、マニアックなエフェクトも良いですが、特に初心者のうちは超定番商品がおすすめですよ。
この記事のまとめ！
- 歪み系エフェクターの代表格がオーバードライブエフェクターで、ディストーション、ファズも同じく歪み系エフェクター
- 歪みの量はオーバードライブ、ディストーション、ファズの順にだんだん大きくなる
- オーバードライブエフェクターをはじめて買う場合は、定番商品がおすすめ
- 1万円以下で買えるオーバードライブは初心者におすすめ
- 使い方に慣れてきたら、上級者向けのものから自分好みのエフェクターを見つけよう
