技術の進歩により、高音質なモデルが次々と登場している「完全ワイヤレスイヤホン」。
音質重視のモデルを購入して快適に音楽を楽しんでみたいけれど、どのモデルの音が良いのか、どれを選べば良いか分からないという人も多いのではないでしょうか?
この記事のもくじ
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめの選び方
音質重視の完全ワイヤレスイヤホンは「装着感」や「ハイレゾ対応の有無」「音の傾向」の3点に注目して選ぶのがおすすめです。
ゲームや通話がメインなら別の機能もチェックする必要がありますが、音質に限定するならこの3点を意識するだけでも、好みに近いモデルが見つけやすくなりますよ。
はじめに、完全ワイヤレスイヤホンの選び方を、3つのポイントに絞って紹介します。
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装着感で選ぶ
高音質なサウンドを快適に楽しみたいなら、装着感に注目して選びましょう。
完全ワイヤレスイヤホンといってもモデルごとに形状や重量、イヤーピースのサイズや素材など装着感に関わる仕様が大きく異なっています。
耳の形は一人ひとり違うためベストな仕様・形も人それぞれですが、音質を重視するなら本体部分がフィット感に優れた形状になっているものがおすすめ。
あわせて、イヤーピースのサイズが数種類付属しているか、安定感を高めるパーツが付いているかなどを確認すると装着感に優れたモデルが見つかるでしょう。
ハイレゾ対応の製品を選ぶ
Amazon MusicやApple Musicの高音質音源を快適に聴きたい、ハイレゾ音源の購入を検討しているなら、ハイレゾに対応した完全ワイヤレスイヤホンがおすすめです。
ハイレゾとはCD以上に滑らかで、解像度の高い音質、もしくはその音質を再生・録音するための取り組みのこと。
イヤホンと再生機器、音源の全てがハイレゾに対応している必要がありますが、条件さえ揃えれば手軽に高音質なサウンドを楽しめます。
対応状況はパッケージや公式ページに「Hi-Res AUDIO WIRELESS」というロゴ表記の有無で確認ができます。
中には、ロゴ表記のないものもありますが、その場合は商品説明やスペック表を見て「aptX adaptive・aptX HD・LDAC」に対応しており、24bit/48kHz以上の再生が可能であるかを確認しましょう。
また、iPhoneに関してはワイヤレスを使ったハイレゾ再生に非対応のため、対応モデルを購入してもハイレゾ音質で再生できない点には注意しましょう。
音質の好みは重要
音質の好みを考えて選ぶことも、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶときのポイントです。
実はイヤホンは、メーカーやモデルごとに音域の特徴が異なります。
重低音を意識したモデルから、高音と低音がしっかり出た「ドンシャリ」、中音域がハッキリとした「かまぼこ」、味付けの少ない「フラット」まで特徴もさまざま。
また音を出力する「ドライバー」のタイプでも音の特性が大きく変わります。
定番の「ダイナミック型」では臨場感や迫力、上位モデルに使用される「バランスド・アーマチュア型」では解像度の高さが際立った音質に。
両方の特徴を併せ持つ「ハイブリッド型」の場合は、迫力がありつつも解像度の高いサウンドになります。
「EDMやロックならドンシャリが合う」のように定番の組み合わせはありますが、好みが影響する部分も多いので、色々と比較して好みの1台を見つけてみましょう。
【5千円~】安いけど高音質な完全ワイヤレスイヤホン
音質重視の完全ワイヤレスイヤホンが欲しいけれど、1万円以上のモデルは少し難しいという人におすすめなのが安くて高音質な高コスパモデルです。
上位モデルと比較すると再生性能や機能性は劣りますが、どのモデルも丁寧なチューニングが施されているので気軽なリスニングには十分な音質を備えていますよ。
次は気軽に試せる、安いけど高音質な完全ワイヤレスイヤホンを紹介します。
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JLAB / GO AIR POP TRUE WIRELESS EARBUDS
アメリカ発のオーディオブランド・JLABが販売している、高コスパな完全ワイヤレスイヤホンが「GO AIR POP TRUE WIRELESS EARBUDS」です。
ノイズキャンセリングやハイレゾには非対応ですが、オーディオメーカーならではのチューニングによりバランスの良いサウンドを実現しています。
高音域や低音域もしっかり出ているほか、解像度も高いのでポップスやロック、R&Bといった定番ジャンルも快適に楽しめるでしょう。
カラーバリエーションが全5色と豊富なのも魅力の、高コスパで高音質な完全ワイヤレスイヤホンです。
JLAB GO AIR POP TRUE WIRELESS EARBUDS
Anker / Soundcore Liberty Neo 2
「Soundcore Liberty Neo 2」は人気ガジェットメーカー・Ankerならではの、優れた機能性が魅力の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン単体の連続再生時間も最大10時間長く、さらにケースと組み合わせれば最大40時間の再生が可能となっています。
さらに、ワイヤレス充電にも対応するなど、電源周りの機能が充実した設計になっていますよ。
3層構造の8mmドライバーを採用することで、パワフルな低音域を実現しているのも魅力の1つ。
IPX7相当の防水性能も備えた、通勤通学からエクササイズまで幅広く使える高音質モデルです。
GLIDiC / TW-3000F
SoftBankグループが手掛けるブランド・GLIDiCが販売する、高コスパな完全ワイヤレスイヤホンが「TW-3000F」です。
リーズナブルな価格帯のモデルとしては珍しい「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能を搭載しています。
外部の騒音をしっかりとカットしてくれるので、電車の中やカフェ、街中のような騒音が多い環境でも快適に音楽を楽しめますよ。
片側5gと軽量な設計ながらも、パワフルな重低音が楽しめるのもポイントです。
JBL / WAVE BEAM
片側約4.4gの軽量設計とカナル型構造による、軽やかな付け心地が魅力の完全ワイヤレスイヤホンが「WAVE BEAM」です。
約8mm径のダイナミックドライバーを搭載することで、有名スピーカーメーカー・JBLならではの低音域が豊かなサウンドを実現。
さらに、専用アプリを使えば、自分好みの音質にカスタマイズすることもできますよ。
本体と充電ケースの両方が防水性能を備えているのも魅力の、普段使いにピッタリの1台です。
JBL WAVE BEAM 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth/IP54防水防塵/アプリ対応USBタイプC (ミント)
SONY / 完全ワイヤレスイヤホンWF-C500
出費は抑えたいけれど、音質は妥協したくないという人にピッタリの完全ワイヤレスイヤホンがSONYの「WF-C500」です。
Bluetoothを使った転送や、音楽データの圧縮で発生する高音域の損失を補う独自技術「DSEE」を搭載しているのが特徴。
イヤホン内でCD音質相当にまで補完してくれるので、音質が低くなりがちなストリーミングサービスもより高い音質で楽しめます。
フィット感と安定感に優れた特殊形状を採用することで、優れたフィット感を実現しているのもポイントです。
【1万~】おすすめBluetoothイヤホン
ワンランク上のサウンドを楽しんでみたい人には、1万円以上のBluetoothイヤホンがおすすめです。
この価格帯になると本格的なサウンドが楽しめるモデル、ノイズキャンセリングやハイレゾに対応した高音質モデルなどが続々と登場します。
機能性や音質のバリエーションも豊富なので、ぜひ色々と比較して自分好みのワイヤレスイヤホンをみつけてみてくださいね。
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JLAB / JBUDS AIR ANC TRUE WIRELESS EARBUDS
「JBUDS AIR ANC」はアメリカで大ヒットを記録した高コスパモデル「JBUDS」に、高精度なアクティブノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
本体に内蔵された4つのマイクが外音をしっかり判別してくれるので、騒音が多い環境でも快適に音楽を楽しめます。
音質は低音にピークを置きつつも、聴きやすさを重視した仕上がり。
本体とケースを組み合わせれば最大40時間、ANC使用時でも最大24時間とバッテリーの持ちにも優れた人気モデルです。
JBUDS AIR ANC TRUE WIRELESS EARBUDS
SONY / WF-XB700
パワフルな重低音が好きという人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンが、SONYの「WF-XB700」です。
こちらは「EXTRA BASS」シリーズのモデルで、12mm径の大型ダイナミック型ユニットを採用することで、迫力のある低音域とクリアな中高域を実現。
ややドンシャリ系の音質を持ちつつも、バランスの良い仕上がりなのでロックやEDMはもちろん、ポップスやR&B、HIPHOPなども快適に楽しめるでしょう。
最大9時間のロングバッテリー設計、人間工学に基づいた形状など使いやすさにもこだわっているワイヤレスイヤホンです。
final /ZE3000
ヘッドホンやイヤホン、交換用のイヤーピースなどが人気のメーカー・finalが販売する、音質重視の高コスパワイヤレスイヤホンです。
新設計のドライバーと独自の構造を採用することで、歪みの少ないピュアなサウンドを実現しています。
音質はフラットな傾向ながらも解像度が高く、全音域がしっかりと出ているので、シチュエーションやジャンルを選ばずに使えますよ。
aptX adaptiveを使ったハイレゾ再生(24bit/48kHz)にも対応するなど、とにかく音質を追求した設計になっている完全ワイヤレスイヤホンです。
audio-technica / ATH-CKS50TW
日本の音響機器メーカー・audio-technicaが手掛ける完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW」。
aptX Adaptiveを使ったハイレゾサウンドを、直径9mmの大口径ドライバーと密閉性の高いボディによるパワフルな重低音で楽しめる1台です。
フィット感と音質を両立したシリコンピース、高精度なANCも採用するなど機能性にも優れているのもポイント。
本体は片側8gとやや重めですが、重低音が際立ったハイレゾサウンドを楽しみたいならチェックしてみてくださいね。
Apple / AirPods
Appleの「AirPods」は。iPhoneと相性の良い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人におすすめのモデルです。
本体形状は軽い付け心地が魅力のインナーイヤー型を採用。
内部には自社開発のヘッドフォンチップを搭載することで、バランスの良いサウンドと安定した接続を実現しています。
Siriを手軽に起動できるほか、自動的にオンになる機能の搭載やワイヤレス充電への対応など多機能な設計になっているのも魅力の1台です。
SONY / LinkBuds S【WF-LS900N】
片側が4.8gとコンパクトな設計ながらも、優れた音質を備えた完全ワイヤレスイヤホンが「LinkBuds S」です。
高音質コーデックLDACを使ったハイレゾ再生に対応しているほか、音源をハイレゾ相当にまでスケーリングする「DSEE Extreme」を搭載しているのが特徴。
音質はやや低音寄り~フラットな仕上がりなので、低音が強いモデルが苦手な人、色々なジャンルを聴く人でも気軽に使えるでしょう。
外部の音をしっかりシャットアウトする、高性能なANCを搭載しているのもポイントです。
【3万~】超音質重視な人向け高級ワイヤレスイヤホン
上質なサウンドを楽しみたい、解像度の高い音が好きなら音質重視の高級ワイヤレスイヤホンがおすすめです。
価格は3万円以上と高めですが、どのモデルも高音質かつ、メーカーのこだわりや伝統を感じさせてくれる仕上がりになっていますよ。
最後に、超音質重視な人におすすめの高級ワイヤレスイヤホンを紹介するので、高音質モデルの購入を考えている人は参考にしてみてくださいね。
audio-technica / ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン ATH-TWX9
「ATH-TWX9」はaudio-technicaの完全ワイヤレスイヤホンのフラグシップモデルです。
上位モデルらしい解像度の高い音、ややかまぼこ寄りのフラットな音質は聴きやすさバツグン。
さらに、個人の耳の形や環境に合わせて最適化されるANCを搭載しているので、どんな環境でも高音質な音を楽しめるでしょう。
もちろん、ハイレゾにも対応。
除菌機能を備えた充電ケース、高性能な通話用マイクなど便利な機能も充実したおすすめモデルです。
Bose / QuietComfort Earbuds II
Boseならではの重厚な低音域と、優れたノイズキャンセリング機能を兼ね備えた完全ワイヤレスイヤホンが「QuietComfort Earbuds II」です。
メーカー史上最高のノイズキャンセリングを実現したモデルで、軽減が難しい人の声などもしっかりと軽減してくれます。
また、耳の形に合わせてノイズキャンセリングやサウンドを最適化する機能も備えているので、騒音が多い場所でもクリアなサウンドが楽しめますよ。
イヤーピースが3種付属しているのはもちろん、フィット感を高めるイヤーチップが3サイズ付いているのもポイントです。
final / ZE8000
finalの「ZE8000」は新しい設計思想を取り入れることで、圧倒的な解像度を実現した完全ワイヤレスイヤホンです。
音作りの方向性が他のモデルと違うため慣れが必要ですが、全ての音域のバランスが良く、優れた空間の表現力も兼ね備えているので、一度ハマると病みつきになりますよ。
2種のノイズキャンセリングに加え、2タイプの外音取り込み機能を搭載することで、幅広いシチュエーションに対応できるのもポイント。
本体はやや大型ですが解像度と音質の高さはバツグンなので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
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MASTER & DYNAMIC / MW08
ニューヨーク発のプレミアムオーディオブランド・MASTER & DYNAMICが手掛ける、完全ワイヤレスイヤホンが「MW08」です。
低音域に力強さのあるウォームな音質と、ライブのような広がりを感じさせてくれる空間表現力を併せ持っているのが特徴。
定番ジャンルでパワフルなサウンドを聴かせてくれるのはもちろん、空気感が重要なアコースティックな楽器を使うジャンルとも相性抜群です。
もちろん、高性能なノイズキャンセリングも標準搭載。
セラミックボディの本体とスレンレス製ケースによる上質な質感、おしゃれなデザインが高級感を感じさせる、デザインと音質の両方にこだわりたい人におすすめのモデルです。
高音質なワイヤレスイヤホンで音楽を楽しもう!音質を重視すると世界観が変わる
高音質なワイヤレスイヤホンは毎日のリスニングをより楽しく、快適にしてくれる便利なアイテムです。
特に1000円前後のワイヤレス・有線イヤホンから買い替える人、以前よりワンランク上の価格帯のモデルを買う人はよりこの魅力を感じられるでしょう。
オーディオや音楽に対する興味が深まることで、自身の世界観や音楽に対する価値観が良い方向に変化する可能性があるのもポイント。
まずは、予算や好みを考えながら、お気に入りの1台を見つけてみましょう。
お気に入りが見つかったらぜひ手に入れて、快適な音楽ライフを楽しんでみてくださいね。
この記事のまとめ!
- 高音質な完全ワイヤレスイヤホンは、音の傾向や装着感に注目して選ぶのがおすすめ
- 1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンにも、高音質なモデルがたくさんある
- ワンランク上のサウンドを楽しみたいなら、1万円以上のワイヤレスイヤホンがおすすめ
- 3万円以上の高級ワイヤレスイヤホンは、メーカーのこだわりが感じられる高音質モデルが揃っている