青あおい月つきの下したで眠ねむりましょ?
悲かなしいお伽話とぎばなしの続つづき?
もう聞ききたくはなかったのに?
長ながい髪かみを梳とかし微笑ほほえんだ
緑りょく魔まの女おんなが歌うたい出だした
精霊せいれいのレクイエム それが始はじまり
森もりの中なかにお城しろを見みつける
すぐに駆かけ出だしたの
でもそれは大おおきな樹きが見みせた幻まぼろし
霞かすみの中なか歌うたう薔薇ばらの園その?
何なにもかもまやかしの姿すがたを見みせる
今いまこそ逢魔おうまケ刻とき?
臆病おくびょうなの 全すべては闇やみの中なか
裸足はだしのまま土つちを歩あるいた後あとから
名なもない虫むしたちが付ついてくるの
言葉ことばを持もたない蛹さなぎの誘惑ゆうわく
いつの間まにか魅入みいられて動うごけない
ここからは二に度どと抜ぬけ出だせはしない
めくるめく世界せかい 銀ぎんの翅はねが飛とび交かう
祭壇さいだんの上うえの 迷まよえる仔羊こひつじ
暗闇くらやみの中なかに 全すべてが現あらわれるの
爪つめさえ青あおく染そめてしまえば
つま先さきのままで立たって踊おどる
彼かれの唇くちびるの甘あまさだけ
蝙蝠こうもりたちの扇おうぎの陰かげで
見みつめ合あう直立ちょくりつの不動ふどうで
アンバランスなコントラスト
捕つかまえたら全すべてを受うけ入いれる
逆立さかだちする小人こびとやさしい目めの魔物まもの?
花はなの実みは呟つぶやき水みずは叫さけぶ?
慄ふるえる体からだをどうか抱だきしめて
いつの間まにか何なにもかもが真実しんじつ
ここから二に度どとはもう抜ぬけ出だせない
何なにもかも忘わすれ 羽はねを持もって生いきるの
祭壇さいだんの上うえの 哀あわれなる少女しょうじょよ
怯おびえる体からだに 笑わらい声ごえが響ひびくの
森もりの底そこで夜よるが更ふけるわ
青aoいi月tsukiのno下shitaでde眠nemuりましょrimasyo?
悲kanaしいおshiio伽話togibanashiのno続tsuduきki?
もうmou聞kiきたくはなかったのにkitakuhanakattanoni?
長nagaいi髪kamiをwo梳toかしkashi微笑hohoeんだnda
緑ryoku魔maのno女onnaがga歌utaいi出daしたshita
精霊seireiのnoレクイエムrekuiemu それがsorega始hajiまりmari
森moriのno中nakaにおnio城shiroをwo見miつけるtsukeru
すぐにsuguni駆kaけke出daしたのshitano
でもそれはdemosoreha大ooきなkina樹kiがga見miせたseta幻maboroshi
霞kasumiのno中naka歌utaうu薔薇baraのno園sono?
何naniもかもまやかしのmokamomayakashino姿sugataをwo見miせるseru
今imaこそkoso逢魔oumaケke刻toki?
臆病okubyouなのnano 全subeてはteha闇yamiのno中naka
裸足hadashiのままnomama土tsuchiをwo歩aruいたita後atoからkara
名naもないmonai虫mushiたちがtachiga付tsuいてくるのitekuruno
言葉kotobaをwo持moたないtanai蛹sanagiのno誘惑yuuwaku
いつのitsuno間maにかnika魅入miiられてrarete動ugoけないkenai
ここからはkokokaraha二ni度doとto抜nuけke出daせはしないsehashinai
めくるめくmekurumeku世界sekai 銀ginのno翅haneがga飛toびbi交kaうu
祭壇saidanのno上ueのno 迷mayoえるeru仔羊kohitsuji
暗闇kurayamiのno中nakaにni 全subeてがtega現arawaれるのreruno
爪tsumeさえsae青aoくku染soめてしまえばmeteshimaeba
つまtsuma先sakiのままでnomamade立taってtte踊odoるru
彼kareのno唇kuchibiruのno甘amaさだけsadake
蝙蝠koumoriたちのtachino扇ougiのno陰kageでde
見miつめtsume合aうu直立chokuritsuのno不動fudouでde
アンバランスanbaransuなnaコントラストkontorasuto
捕tsukaまえたらmaetara全subeてをtewo受uけke入iれるreru
逆立sakadaちするchisuru小人kobitoやさしいyasashii目meのno魔物mamono?
花hanaのno実miはha呟tsubuyaきki水mizuはha叫sakeぶbu?
慄furuえるeru体karadaをどうかwodouka抱daきしめてkishimete
いつのitsuno間maにかnika何naniもかもがmokamoga真実shinjitsu
ここからkokokara二ni度doとはもうtohamou抜nuけke出daせないsenai
何naniもかもmokamo忘wasuれre 羽haneをwo持moってtte生iきるのkiruno
祭壇saidanのno上ueのno 哀awaれなるrenaru少女syoujoよyo
怯obiえるeru体karadaにni 笑waraいi声goeがga響hibiくのkuno
森moriのno底sokoでde夜yoruがga更fuけるわkeruwa