それから 歌詞 松本伊代 ふりがな付

厚手あつでのセーター 並ならぶ店みせで
あなたと偶然ぐうぜん 逢あった土曜どよう
とてもおしゃれな女性ひとに
袖そでをつかまれながら
「元気げんき?」とお互たがい尋きいた

すてきね 短みじかく切きった髪かみも 笑顔えがおも
彼女かのじょの白しろいドレスと 似合にあうって思おもった
それから あなたと同おなじシャツを 見みつけて
大おおきな声こえで「プレゼントに…」と言いった

真まっ赤かなリボンを かける間あいだ
開ひらいたドアから 街まちの音おとが
そっと 手てを振ふったあと
ガラスの向むこう側がわで
彼女かのじょの頭あたまを 撫なでた

あの頃ころ わがまま言いうと いつも叱しかった
あなたも 大人おとなになったみたいって思おもった
それから 飾かざりのついた箱はこをかかえて
だけど 誰だれにも あげる人ひとなどいない

バカだな 忘わすれた頃ころに……

真夏まなつの雨あめが上あがった 黄昏たそがれのように
息苦いきぐるしくて 空そらを見上みあげていたの
すてきね 短みじかく切きった髪かみも 笑顔えがおも
彼女かのじょの白しろいドレスと 似合にあうって思おもった
それから あなたと同おなじシャツをひろげて
ひとりの部屋へやで 鏡かがみに向むかい 泣ないた
もう一度いちど