入道雲 歌詞 猫田ねたこ ふりがな付

少すこし棘おどろの出でたこの道みちを
新あたらしいペダルで漕こいでいく
何度なんども転ころんでは 閉とじていく
扉とびらを抱かかえて あなたに会あいにゆく

少すこしは慣なれてくれたろうか
暮ぐらしの形かたちは変かわっている
近ちかくに見みえた真夏まなつの雲くもも
形かたちを変かえて雨あめになる

蝉ぜみの鳴なき声ごえが止やむ
雨あめが止やむのを待まっている
広場ひろばを行ゆき交かう人ひとたちが
<七しち日にちの終おわり>を
好すき勝手かってに噂うわさをする

少すこしは慣なれてくれたろうか
暮ぐらしの形かたちは変かわっていく
近ちかくに見みえた人影ひとかげを追おいかけて
今いまも<信しんじ続つづける人ひとたち>がここにいる

小ちいさなことが大おおきく変かわる
小ちいさなことが大おおきく変かわる
小ちいさなことが大おおきく変かわる
小ちいさなことが大おおきくなる

誰だれかが呼よんでいる
暮ぐらしだ